きゃわいいっ!日産エスカルゴでゴーゴーゴー!

カタツムリに乗ってどこへ行こう? 雨の日だって楽しめる! だって僕はカタツムリだから!

日産エスカルゴ(1989年~1990年)

エスカルゴ=カタツムリ。

日産が本気を出して作った最初で最後!? のカタツムリです。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

初めて見た人はこの車を見てどう思いますか? かわいくないですか? 一度見たら忘れられないインパクトがあります。見てください、この窓。まーるくカーブしてる感じ。これとってもキュートじゃないですか? 一見大きく見えるウインドウも、開閉部分は内側だけ…。なので実はちょっとしか開きません。
フロントガラスも屋根に従ってまーるくカーブしてますね。これは当時の技術としてはなかなかハイテクなガラスを使用しています。
さらにこのエスカルゴ。かなりこだわって作られているのですが、ボンネットはなんと職人さんの手作りです。一つ一つ手作業で形成されたそうです。量産型としてはなかなか珍しい仕様となっています。なぜ手作業かと言うと、プレス機では作れない特殊な形をしているからだそうです。通常コストを優先し、より低コストに、つまり手作業で車の部品を作るということはしないのが一般的ですが、このエスカルゴに限っては形が優先されたと言うことです。
なぜそこまでこだわったのか? このキュートなエスカルゴを見れば一目瞭然ではないでしょうか?

とにかく見た目にこだわったエスカルゴ

日産至上ここまで全力で可愛さを追求した車があるでしょうか? もちろんマーチやBe-1、キューブなどが日産の可愛い車として知られますが、このエスカルゴに至っては、ちょっと上司に怒られるんじゃないかレベルで車が設計されていると思います。
先ほども言いましたが、今わかってる範囲でもボンネットにコストを掛け過ぎているのは事実です。本来であれば企画の段階でアウトでしょう。
しかしこのエスカルゴへのこだわりようだけは徹底しています。まず顔に多少の違和感を感じるかと思いますが、ヘッドライトが法規内ギリギリまで内側に寄せられています。普通自動車よりも幅の狭い軽自動車よりも寄り目です。カタツムリに似せるためには妥協を許さない設計になっています。
さらに当時の日産車としては珍しくフロントグリルがありません。これもカタツムリへのこだわりでしょう。

たちまち宣伝カーとして街をウロつく

販売期間は短かったものの、1万台以上セールスしたヒット商品でもあります。車高が高く車体側面も広いため、側面に会社や店舗のロゴなどを大きく記すことができたエスカルゴですが、カタツムリのような形が目立ったためたちまち街の人気者になりました。

エスカルゴのスペック

乗車定員:4人
ボディタイプ:3ドア トールワゴン型ライトバン
エンジン:E15S 直4 SOHC 1,487cc
最高出力:73ps/5,600rpm
最大トルク:11.8kgm/3,200rpm
変速機:インパネ3速AT
駆動方式:FF
サスペンション前:ストラット式
       後:トレーリングアーム式
全長:3,480mm
全幅:1,595mm
全高:1,835mm 1,860mm(キャンバストップ仕様車)
ホイールベース:2,360mm
車両重量:950kg
970kg(キャンバストップ仕様車)
最大積載量:300(200)kg

エスカルゴの中古車を見てみよう

中古車相場は25.8万円~53.4万円となっています。中古車市場での流通量は非常に少数となっていますが、手に入らないことはないといった感じでしょう。絶滅危惧種ではあります。現在流通している物件の特徴は、程度の良い物しか販売されていない傾向にあります。
走行r距離は10万キロ以内に抑えられているような感じです。中にはカスタムされた物やリペイント済みの物まで販売されています。
マニアックな人気のある車だけに程度が良くないと売れないのでしょうか?
これから手に入れようとお考えの人にも優しい車だと思います。

燃費はどれくらい?

気になる実燃費ですが、ネット上の数字を調べたところリッター10キロ前後のようです。エンジンがシングルカムシャフトの8バルブエンジンと言って、お世辞にもパワーがあるとは言えません。実際に乗られていた人たちの傾向としては、加速が得意ではなく、アクセルを踏みっぱなしな印象の車のようです。なので排気量の割に燃費が悪くなる傾向があるようです。

古いけど部品には困らない?

古い車は維持する上でネックになるのがパーツですね。どんなに乗りたい車でも修理ができなければ維持できません。さらに中古部品で対応しようと思っても、特に電気系のパーツは古さゆえに信頼度がありません。日産に新品パーツが残っていれば良いのですが、こうも年式が古いと故障したときに欲しいパーツが都合良く見つかるかもわかりません。

インフラを整えておく必要がある

ここまで古い車の購入をする場合は少し慎重にならなければいけません。まず専門ショップの存在を確かめておきましょう。これは非常に強い味方になるハズです。そのお店がパーツの販売をしていたり、他車種の部品を流用して修理ができたりと、専門店だからこそできる豊富な知識と経験があります。
まずそういった専門ショップを見つけることから始めましょう。そしてブログがあればチェックしましょう。実際にエスカルゴに乗っている人たちの車を整備しているわけですから、ためになる情報も多いハズです。中にはエスカルゴは○○が頻繁に故障するので修理代は○○円用意しておきましょうと言った話題や、○○の車種の部品が流用できますといった情報など書いてある可能性もあります。
専門店で車両販売していれば、そういったお店で購入することをおすすめします。他店で購入したとしても、もし自分の車が故障しても面倒見てくれるのかを確認しておく必要もあります。イザと言うときに頼れるお店が必要です。日産ディーラーでも整備を担当してくれると思いますが、やはり専門店の方が腕が立ちます。
なにも知らずに購入するより備えておいた方が後々楽になると思います。古い車は故障とお友達にならなければいけないので…。
さらにエスカルゴのオーナーズミーティングなどのイベントにも参加しましょう。実際に行われているイベントへ足を運んで、エスカルゴに現役で乗られてる人の話を聞いたりしても良いでしょう。
そのほかSNSなどのネット上でのオーナーたちとの交流も欠かせません。過去の質問や話題などに目を向け、車を維持する上で気を付けることや、楽しみ方などオーナーにしかわからない、聞けないネタなども多いハズです。人との触れ合いも楽しんでみましょう!

キュートなエスカルゴちゃんを維持しよう

エンジンを維持しよう

タイミングベルト式エンジンのエスカルゴ。古くなっているので例え低走行車であっても交換はしておきたいです。それと同時にウォーターポンプなども一緒に交換しましょう。
備えあれば憂いなしです。そこで気になるのがタイミングベルトの交換費用です。これは一般的には10万円前後となっています。車両代と合わせて考えておきましょう。
次にエンジンオイルです。エンジンオイルは2.5リッター程度です。どうしても古さが否めないエンジンなので、よりエンジンの保護性の高い化学合成油をおすすめします。化学合成油は1リッターあたり2,500円~3,000円程度が相場です。もちろんそれ以上の高いオイルも大歓迎です。ここでは3,000円と考えて、2.5リッターなので7,500円が一度のオイル交換で必要となります。エンジンオイル管理はシビアにしておきたいところです。5,000キロに一度もしくは半年に一度は厳守しておきましょう。オイル交換2回に毎にオイルフィルター(オイルエレメント)も交換しておきたいところです。

Mobil1(モービル1) 0W40 SN 4L エンジンオイル[HTRC3]

¥4,700

商品紹介
モービル1 0W-40は、エンジン内をクリーンに保ち、エンジンを摩耗から守り、様々な条件下で優れたパフォーマンスを発揮する先進の高性能化学合成エンジンオイルです。
0W-40という幅広い粘度特性により、様々な条件下で優れたエンジン保護性能と快適なドライビングを提供いたします。
寒冷地でのエンジン始動性に優れると共に、高温運転時でもスラッジやデポジットの発生を抑制し、エンジン内をクリーンに保ちます。
モービル1 0W-40は、高性能スポーツ車をはじめとし、様々なタイプの車にご使用いただけます。

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気になるタイヤ代など

タイヤサイズは155R13-6PRLTとなっています。これはいわるゆラジアルタイヤではなくバイアスタイヤと言われる表記です。通常の走行のみを想定しているのであれば一般的なラジアルタイヤを使用しても問題はありませんが、高重量物を運ぶ際はより頑丈なバイアスタイヤを選択したいところです。
タイヤは一般的なグレードで1本8,000~10,000円程度で販売されています。交換する際の目安にしましょう。このほかに工賃が1本あたり2,000円程掛かることが想定されます。
さらにブレーキパッドはフロントのみの交換となると思います。リアはドラムブレーキで走行距離が10万キロや15万キロでもたいした消耗をしない傾向にあるのでヨシとしましょう。
フロントブレーキパッドは安い物で5,000円~高い物で20,000円と幅広くなっています。素材や特性もさまざまで、どれが良いのかはやはりエスカルゴに詳しい人に聞いた方が良さようです。ブレーキパッドの交換工賃は、フロントで15,000円前後が一般的となっています。

新品 MKカシヤマ フロントブレーキパッド ニッサン エスカルゴ G20 D1035

¥4,660

MKカシヤマ新品ブレーキパット、左右4枚、1セットになります。
(画像はサンプルとなります。)
■純正品番
41060-01A25など
■主な適合車種
エスカルゴ
型式G20
■適合確認について
主な適合車種を掲載しておりますが、年式やグレード等で規格が異なる場合がありますので、適合確認をお勧めしております。
ご購入前でしたら、車検証の下記の部分をお問い合わせ頂ければ、適合確認させて頂きます。

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旧車と言うカテゴリーで見たエスカルゴ

エスカルゴを筆頭に旧車は魅力的な車が多いことが特徴に挙げられると思います。最近の車は充実した安全装備や自動で車庫入れする機能など一昔前では考えられない程進化しています。確かにそういった面では魅力的ではありますが、どこか遊び心欠けるように感じる人も多いのではないでしょうか。
バブル期に販売された車やその前後の車は安全基準は今よりも緩く、景気も良かったせいかエスカルゴのようなこだわり抜いたデザインの車や無駄な機能を備えた車、とにかくパワーを追求した車などバリエーションに富んでいました。
現在エスカルゴに乗りたい人で取り敢えずこの車を選んだ、なんて人はいないはず。ほとんどの人が今にはないカタツムリのようなキュートなデザインに惚れたはずです。
しかし、カワイイ見た目とは裏腹にこの車はすでに旧車だと言うことを忘れてはいけません。設計の段階で、何十年の先まで走る想定などしていないはずです。せいぜい製造から10年先がその範囲でしょう。人間で例えれば100歳は軽く超えています。そんなご老体に鞭打って乗る訳ですから考えもしないようなトラブルは付き物です。ワイパーが動かない、ラジエターからクーラントが漏れる、突然ヘッドライトが消えた、雨漏りが発生したなど。よからぬトラブルはあると思います。
その都度お金も掛かるでしょう。ですがラッキーなことにエスカルゴは車体価格は安く手に入り、部品も通常の価格です。基本的な設計の車なので特に苦労はしないはずです。特に旧車と言うジャンルで見てみればお金も掛からず安心して乗れる車ではないでしょうか?
もしもエスカルゴに興味を持たれたなら勢いで乗ってみても良いかも知れません。中古車流通量も少ないのでこのチャンスを見逃したらもう2度と手に入らない車になるかもしれませんよ!

まとめ

いかがでしたか? キュートでポップなエスカルゴの魅力には気付いていただけましたか? パチッと見開いた寄り目がとっても愛らしいですね! 商売をされる方にももちろんおすすめしたい車でもあります。移動パン屋さんやアイスクリーム屋さんなんか良いかもしれません。
デザインが目立つので子供受けもバツグンです! 日常ではすっかり目にすることのなくなったエスカルゴですが、旧車のイベントなどに行けば実物をご覧になれるハズです。昔を懐かしみたい人や、初めての人にもぜひ実物を見てもらいたい一台です! 
最後までご覧くださいましてありがとうございました。