「フォークリフト免許」の取得を目指せ!【メリット、取得の条件・方法、費用相場、体験談まで★】

フォークリフト免許をもっていれば、何かと便利。もちろん就活にもかなり有利になり、職場によっては資格手当・運転手当も期待できます。ちょっとした重量物の移動や、日常の荷役作業まで、今やフォークリフトのない物流は考えられません。そんなフォークリフト免許の取得方法をわかりやすく紹介しましょう!

フォークリフト免許とは

工場や倉庫、配送センターなどで必ずみかけるフォークリフト。パレットに積んだ重量物をヒョイと持ち上げ、小回りよろしくスイスイと移動先まで運んでは降ろし、次から次へと荷物を移動してしまいます。一見簡単そうですが、これはかなり熟練した人の技。運ぶモノの種類や形状、用途や場所などによってさまざまですが、運転に慣れていないが故の事故も多いのです。だからこそ、そんなフォークリフトを扱うには、一定以上の知識・運転技能をクリアしたフォークリフト免許が必要なのです。

【予備知識・1】「フォークリフト免許」は、正式には「フォークリフト運転技能講習修了証」

じつは、俗にいう「フォークリフト免許」は、道路交通法によって定められる普通自動車や自動二輪車などの免許とは違い、「労働安全衛生法」によって規定されているものです。なので、正式には「フォークリフト技能講習修了証」となり、自動車免許証などには記載されず、修了証として別なカードが発行されます。それでも一般的には「フォークリフト免許」といえば意味が通じるので、問題はありません。この後の記事も「フォークリフト免許」で続けます。このフォークリフト免許は、とれば一生モノの国家資格なのです。

フォークリフト免許取得のメリット

資格は持っていても邪魔にはならないとよく言われますが、もちろんフォークリフト免許ももちろんそのひとつ。ではフォークリフトの免許を持っていると、どんなメリットがあるのでしょうか。

就活の選択肢が広がる

とくにフォークリフトを扱う現場系の仕事に就くには、選択肢が大きく広がります。ハローワークで就活中、資格の欄に「フォークリフト免許保持者優遇します」等の文字をみて、つい目をそらせた経験はありませんか? 倉庫・荷役作業で必要とされるのはもちろん、普段は事務や営業系の業務でも、いざという時にフォークリフト免許を持っていると重宝されます。その職場にフォークリフトがなくても、レンタルやリースでの作業も考えられます。会社側としても、単発のモノの移動にクレーンやトラックなどと、大掛かりな重機を運転手つきで手配しなくてもよく、効率化・コストダウンにもつながるのです。こうしたことで、職場を選ぶ側だけでなく、また雇う側も、受け入れる間口が広がるのです。

報酬アップ(資格手当)が期待できる

フォークリフト免許を持っているということは、当然仕事の範囲が広がります。とくにフォークリフトを扱う需要の多い職場では、フォークリフト免許を持っているのといないのでは、待遇も大きく変わってきます。今までトラックで荷物を運ぶだけだった運転手が、さらにフォークリフトを使って荷物の積み下ろしまでできるとなると、それを任せる会社のほうも大助かりです。資格を持っているだけだと手当がつくかどうかは職場によってまちまちですが、それを活かせるとなると当然資格手当や運転手当、職能給がついてきます。免許をとるのは一時の努力ですが、それを活かせるのは一生モノ。やはりフォークリフト免許を持つ持たないでは、その後の人生まで変わってくるかもしれません。

経験を積むことで万が一の再就職にも有利

フォークリフト免許を活かし、職場で運転作業を続けていると、徐々に操作もうまくなってきます。この経験が続くことで、いわゆるフォークリフト経験者・熟練者ということになります。経験を積むということは、現場が変わっても融通が利いてきます。荷物の形状、運搬経路の変化、フォークリフトの種類や段取りが変わっても、すぐに対応できるようになります。この経験という目に見えない資格が大きいのです。万が一勤め先の会社が危うくなり、再就職ということになっても、今度は「フォークリフト免許所持者」から「フォークリフト運転経験者」とグレードアップしているわけで、ますます就活しやすくなっています。このことからも、免許の取得はできるだけ早めに、経験を多く積むということが大切になってくるわけです。

フォークリフト免許取得条件

さて、持っていればなにかと重宝するフォークリフト免許ですが、免許を取得するための条件には何があるのでしょうか。

フォークリフト免許を取得するための年齢条件

フォークリフトの免許の取得条件は「18歳以上」というだけです。学歴・国籍・自動車運転免許などの有無は、まったく関係ありません。ただ、フォークリフト免許取得のための講習や修了試験は、原則日本語のため、日本語が理解できないと難しいといえるでしょう。ただ一部の教習所では、外国語に対応しているところもあるようです。

自動車運転免許などは持っていた方がいい?

フォークリフト免許の取得自体には、自動車免許などの他の免許は不要です。ただ免許を取得する際に「フォークリフト運転技能講習」を受けますが、自動車運転免許や小型特殊免許、大型特殊免許を持っていると、学科の一部が免除されます。教習所などでフォークリフト免許を受講する際、自動車運転免許や小型特殊免許、大型特殊免許を持っていないと、フル受講となり、時間や費用も多くかかってしまいます。もちろんその後実際に乗るフォークリフトの種類によっては、持っていなくていい運転免許もありますから、絶対必要というわけではありません。

公道を運転するには…

フォークリフト免許の取得自体には、自動車免許などの他の免許は不要です。ただフォークリフトの種類や、それを扱う職場環境においては、公道上を運転することがあります。あえて公道を走るということだけでなく、倉庫の前が公道だったり、公道を横切る場合も「公道運転」ということになります。もちろんフォークリフト自体にもナンバープレートが必要ですし、荷物を積んだまま公道を走ることは、許可車以外できませんが。これを運転するには、フォークリフト免許にくわえて自動車運転免許が必要になります。後述しますが、特殊な大型のフォークリフトになると、さらに大型特殊免許など別な免許も必要になります。ようするに、自動車運転免許をもっていると後々の公道走行にも有利ということになります。

【予備知識・2】フォークリフトの種類

ここでフォークリフトの種類について知っておきましょう。以下に紹介するフォークリフトは、すべてフォークリフト免許で運転できます。

■カウンタバランスフォークリフト
よくみかける一般的なフォークリフトです。日本における稼働数はもっとも多く、フォークリフト免許の実技講習でもこのフォークリフトを使います。2本のカウンタバランスフォークと、それを上下させるためのマストを前方に配置、後方にはそのカウンタとバランスをとるためのウエイトを設けています。小回りが利き、後方に着いた回転用のタイヤは70度以上の小回りが利きます。本体はイエロー色のものが多いですが、カラーはフォークリフトの種類には関係ありません。あくまでメーカーの趣向になります。もちろん走行時の速度は結構速いので危険抑止の為に、イエロー色や鮮やかなグリーン色など、目立つカラーが使われています。

■リーチフォークリフト
その名の通り、リーチ部分に重きを置いた機動性の高いフォークリフトです。背も高く車体が停止したままでもフォークが前後に動かせます。バッテリー駆動が多く、室内でよく使われるフォークリフトです。タイヤは90度近く回転し、フォークリフトの移動が困難な場所でも、比較的作業しやすくなります。ただ、安定性に欠けるので転倒事故には要注意、慎重な運転技術がもとめられます。

■サイドフォークリフト
木材やパイプなどの長尺モノを扱うためのフォークリフトで、車体の横にフォークがついています。運転席も高い位置にあり、若干フォークの位置がわかりにくいという難点があります。車両本体も大型になります。

■オーダーピッキングトラック
運転席とフォークが一体になったフォークリフトで、荷役とともに運転席が移動します。倉庫の棚などに置かれた荷役を直接目視しながら作業できるので、ピッキング作業などによく使われるフォークリフトです。背も高く、上部での作業は安定性が悪くなるので、やはりバランスを考慮した慎重な運転が必要です。

■ウオーキーフォークリフト
その名の通り、乗用タイプではなく運転手が歩きながら操作するフォークリフトです。移動距離が短い場所で重量物を扱う際に威力を発揮します。

※上記以外の、とくに大型の特殊フォークリフトは、構造も複雑でフォークリフト免許だけでは運転操作できません。

出典:http://www.nmf.co.jp/product/lifte/lifte_05.php

フォークリフト免許取得方法

ではフォークリフト免許を取得するにはどうすればよいのでしょう。ここでは、ごく一般的なフォークリフト免許の取得方法を紹介します。

フォークリフト技能講習を教習所で受ける

通常、フォークリフトの免許は、フォークリフトの運転技能講習を行なっている教習所で講習を受け、終了(合格)することで取得できます。教習所は全国各地にあり、自動車教習所や自動車学校をはじめ、労働基準協会、重機メーカー、職業訓練施設などさまざまです。下記のリンクを参考にしてみてください。

都道府県フォークリフト教習所マップ

フォークリフトの運転技能講習とは

フォークリフトの運転技能講習には、学科講習と実技講習があり、所定の学科講習を受け学科試験を合格した後、実技講習となります。学科講習は、すでに所持している免許により、講習時間が一部免除になります。

フォークリフトの運転技能講習のおもな流れ

それでは、フォークリフト運転技能講習の日程と、おもな流れを紹介しましょう。
流れを知っておくことで、心の準備を含めある程度の準備も事前にしておくことができます。
とくに、講習後すぐに試験のある学科講習などは、居眠りなどして後の祭りにならぬ様に注意してください。
以下は、自動車運転免許をもっていることが前提の場合での、フォークリフト運転技能講習の流れになります。

■1日目
フォークリフト運転技能講習1日目は、学科講習と学科試験です。
ルールや安全面をふまえたフォークリフトの運転の方法や注意点、交通ルールなどを学びます。講習後すぐに試験を行なうところが多くなっているようですが、講習内容自体が試験のポイントをおさえるものなので、しっかりと聞いてさえいれば合格することができるでしょう。ほとんどの受講者が合格になります。万が一不合格になっても「補講」によって合格へと導いてくれる教習所がほとんどです。

■2日目
フォークリフトの現物を使っての技能講習、いわゆる「実技講習」となります。学科で教わった基本をしっかりと復習して、運転の方法など頭に入れたものを実際の操作で覚えていきます。自動車免許のときと同じようにS字カーブなどを運転させられますが、ゆっくりと冷静に運転すれば問題ないでしょう。聞いたことをその場で操作・復習するといった感覚です。

■3日目
2日目の実技講習の続きです。ここで多くの場合、リフト部分の操作方法などを教わります。はじめてフォークリフトに乗る人は、ここでもっとも緊張するかもしれませんが、初心者の方でも分かりやすいように色々と親切な仕掛けがしてあります。教官の話をよく聞いて、あわてず冷静に行ないましょう。

■4日目
これまでの実技講習のまとめといった感じになります。あらかじめ用意してあるコースをフォークリフトにモノを乗せた状態で走行します。この4日目が比較的ラクという話もよく聞きます。

■5日目
いよいよ試験です。実技講習で行なった操作と走ったコースを既定の時間内でこなします。減点方式での採点となり、大きなミスのない限り及第点となります。ここで合格すればめでたく「フォークリフト運転技能講習修了証」をもらうことができます。

※教習所によっては、4日間の日程で行なう所もあります。その場合、学科講習は1日目、実技講習を残りの3日でということになります。その分、1日当たりの講習時間が長くなります。

学科講習、実技講習の講習時間

・所持している免許がなしの場合、学科講習は11時間、実技講習は24時間です。
・大型、中型、普通自動車免許、またはカタピラ限定の大型特殊免許のいずれかを所持している場合、学科講習は7時間、実技講習は24時間です。
・カタピラ限定を除く大型特殊免許、またはフォークリフト特別教育終了後、3ケ月以上1t未満のフォークリフトに従事した経験者は、学科講習7時間、実技講習4時間になります。

もちろん、それぞれの講習で合格できなかった場合は補講が必要ですから、追加時間とそれにともなう費用が必要です。

【予備知識・3】フォークリフトの動力源

フォークリフトの動力源は、大きく分けて2種類、「内燃機関式フォークリフト」と「蓄電池式フォークリフト」になります。

内燃機関式フォークリフトは、いわゆるエンジンで動くタイプです。燃料には、ガソリン、軽油、LPGガス、天然ガスを使用します。燃料タンク容量によりますが、長時間の作業にも向いています。作業もパワフルで、重量物を多く扱う現場ではその威力を存分に発揮します。排煙と臭いが出るので、密閉された場所では、換気が必要です。その昔は音も大きかったようですが、最近のモノは比較的音も静かです。

蓄電池、いわゆるバッテリー式のフォークリフトはモーター駆動なので、排気ガスはゼロ、静粛性にも優れ、路面とタイヤの摩擦音程度しか音が出ません。その分周囲で作業する人には気付きにくい為、移動時には警告音を鳴らすなどの注意が必要です。構造がシンプルで故障が少なくメンテナンスも楽ですが、バッテリー駆動の為、長時間の連続作業には不向きで、車種にもよりますが連続5、6時間の使用が限度になります。

フォークリフト免許取得に掛かる費用相場

フォークリフト免許取得に掛かる費用の内訳

フォークリフトの免許を取得するには、教習所などに通う必要があることは前述しました。では免許取得までの費用は、概ねいくら必要なのでしょうか。大ざっぱですが、安い所で3万円前後、高い所で5万円以上必要になります。この費用の差は、講習を受ける教習所のカリキュラムやシステム、また地域差によって起こるものなのです。具体的には下記の通りです。

・フォークリフト免許の既定の講習費用
・土日割り増しや補講費用
・テキスト代、保険代
・交通費や証明書の写真代

地域・エリア別フォークリフト免許取得費用の相場

フォークリフト免許の取得費用の相場は、前述の要素のなかでも、地域・エリアによる差が大きいようです。では、実際の教習所の講習費用の平均値を地域・エリア別にみてみましょう。
今回は、普通自動車免許をお持ちの方の31時間コース、大型特殊免許をお持ちの方の11時間コースで調べてみました。

■北海道エリア
31時間コース-30,000円~60,000円台
11時間コース-18,000円~60,000円台

■東北エリア
31時間コース-23,000円~30,000円台
11時間コース-10,000円台~20,000円台

■甲信越、北陸エリア
31時間コース-28,500円~40,000円台
11時間コース-10,000円台~20,000円台

■関東エリア
31時間コース-30,000円~40,000円台
11時間コース-10,000円台~20,000円台

■東海エリア
31時間コース-26,000円~30,000円台
11時間コース-19,000円台~30,000円台

■関西エリア
31時間コース-28,000円~40,000円台
11時間コース-10,000円台~20,000円台

■中国、四国エリア
31時間コース-20,000円~40,000円台
11時間コース-9,000円台~20,000円台

■九州、沖縄エリア
31時間コース-20,000円~40,000円台
11時間コース-15,000円台~20,000円台

このように、地域・エリアごとのフォークリフト免許の取得費用の相場は、大きな開きがあります。

教育訓練給付金制度について

フォークリフト免許取得において、給付金を受けられるのが「教育訓練給付金制度」です。これは、一定の条件を満たす雇用保険被保険者または離職者が、厚生労働大臣の指定する教育訓練を受講・終了した際に、本人が払った経費の一部をハローワークから支給する制度です。詳しくは教習所またはハローワークまで。

建設労働者確保育成助成金制度について

中小企業の事業主等が、建設業の技能向上のため能力開発を行なう場合の、経費及び賃金の一部を助成する制度が「建設労働者確保育成助成金制度」です。ようするに、条件にあてはまる会社に勤めフォークリフト免許が必要となった時に、個人負担でなく会社がこの制度を使うことによって個人負担を最小限に抑えることができる制度です。制度を受けられる可能性のある場合は、フォークリフト免許を取得する際、まず会社側に相談してみてはいかがでしょうか。

フォークリフト免許取得体験談

それでは実際にフォークリフト免許取得にチャレンジしたA氏の体験談を紹介しましょう。

フォークリフトを一度も運転したことのないA氏の体験談

A氏は、フォークリフト未経験者。ようするにフォークリフトを一度も運転すらしたことのないド素人です。そんなA氏は、まず教習所を探すところからはじめます。

まずはインターネットで教習所を検索、自宅から一番近くにある教習所は予約で一杯の為、クルマで30分程度の教習所に決定。ちなみにフォークリフトの教習所は、都道府県をまたがっても何ら問題はありません。電話での問い合わせに関わらず、教習所はあいまいな応対、即答はなくとりあえず自動車運転免許のコピーをFAX送信して、3日後に受講票が届き受講可能に。

必要な物は、写真、印鑑、筆記用具、ヘルメット(ない場合無料貸出有)、レインコート、軍手など。写真は免許証にそのまま使われるので一応それなりのものを用意、フォークリフト免許は更新がないので写真も一生モノ、その点を考慮して。ヘルメットはレンタルできますが、他人の使用したものを使うのがどうもイヤなA氏は、ディスカウントショップで1,000円程度の新品を購入です。

講習日程は、4日間の31時間コース。1日平均約8時間で朝から夕方までの長丁場になります。初日の集合時間は8時とのこと。

フォークリフト運転技能講習 1日目(学科と試験)

朝8時集合とのことで早めに家を出て、7時30分に到着すると、すでに駐車場は7割方埋まっていて、他の受講者もクルマで待機。建物に入ると、案内があり教室に。自由席なので後ろの方に陣取るります。自動車免許を持たない受講者も合流、全員集合した所で受講票・申込書を提出し受講料を支払います。そこで4日間の流れの説明があり、テキストをもらい席につきます。

学科はほぼスライドを見ながら講師が説明するといったスタイルで、とくに学科試験に出る部分を強調し説明してくれます。休憩は1時間に5分程度です。

昼食は弁当持参か食堂で。当日事前に弁当の注文も聞いてくれるのでそれを注文しておいて食堂でいただきます。クルマで休憩しながら弁当を食べている人も結構います。昼食に関しては後2日目以降も同じです。

午後にも同じスタイルで学科を受講、1日目の最後に60分間の学科試験があります。試験は35門の○×式で、60パーセント以上の正解で合格になります。試験内容は法律関連が多いですが、学科講習時のポイントをしっかり聞いていれば、誰でも合格できるくらいのレベルです。早い人は20分程度で終了、受講者全員が合格していました。ただこの教習所では、学科試験に落ちても補修を受けて再試験を受けられるとのことです。いわゆる「補講」ですね。

フォークリフト運転技能講習 2日目(実技)

2日目からは実技講習になります。朝8時15分に集合し、いったん教室へ。その日の受講説明を受けて実技講習開始です。

15名が2班に分けられ、7、8名で1台のフォークリフトを交代で乗るようになります。講習に使われるフォークリフトは、2トンの「カウンタバランス式」のトルコン車、トルコン車はエンストの心配がないので助かります。ハンドルも軽く、帰りのクルマのパワステが重く感じるほど。

フォークリフトは、テニスコート4面分程度のコンクリート舗装された路面で運転するようになります。待機する人は、脇のベンチに座って他の受講生の運転操作の様子を見学、飲み物やトイレも自由なので、ある程度緊張感がほぐれます。

こうしてフォークリフトの基本操作や走行、最後に後進走行を学び18時頃終了となります。運転が苦手な人は居残り講習もあるとのことです。

フォークリフト運転技能講習 3日目(実技)

3日目の午前中は、2日目とほぼ同様の流れで、基本操作・走行の復習や応用編となります。午後には「荷取り・荷付け」があります。実際にフォークの部分に荷物を載せたり、台の上に荷物を置いたりする操作を覚えます。クルマの運転しか経験したことのないA氏は、当初は多少戸惑いましたが、講習時間はみっちり4時間、動作方法をしっかり覚えれば何とかなります。3日目の午後はほぼこれに終始します。

フォークリフト運転技能講習 4日目(実技)

さていよいよ最終日です。この日は、現実味を帯びた走行と荷取り・荷付けなど、総合的な操作・運転の練習をのちの試験と同じコースで行ないます。残りの実技講習では、要所要所で要した時間をストップウォッチで測定します。これは、安全運転とともに、時間効率=作業スピードを要求される実際の職場を想定してとのこと。目標時間は、教官(=熟練者)の2倍の時間ということで、この時間制約が結構精神的プレッシャーになります。途中で合流した自動車運転免許を持っていない受講者や、異なるフォークリフトでの経験者などは、少々苦労していた感じでした。

午後からは、実技試験を想定して同様のコース・パターンでの最後の練習になります。その後、乗車前点検の方法を教わり、講習はここまで。さて、いよいよ実技試験となります。

フォークリフト運転技能講習 4日目(実技試験)

16時30分から実技試験が行われます。2分40秒の時間内で、乗車前点検→走行開始状態→前進して右折→荷取り→後進して左折しスタート地点に戻り、前進長距離→右折・左折・左折のクランク→荷付け→後進して左折→停止状態に。この一連が実技試験内容で、100点満点で85点以上が合格になる減点方式です。

時間オーバーはもちろん減点ですが、時間の面はさほど気にすることは無いように感じました。それよりも、ひとつひとつの動作をきっちりと基本通りに、声をはっきりと大きく出すことが問われます。ほぼ全員が、それぞれ2分程度で終わります。

全員が実技試験終了後、その場で「全員合格」となりました。ちなみに万が一この実技試験で不合格になっても、後に1時間程度の補習を行ない再試験となるようです。試験後、教室に戻って「フォークリフト運転技能講習修了証」を受け取って受領印を押し、17時30分には全行程を終了、解散となりました。

とりあえず、めでたしめでたし! この時から堂々、フォークリフト免許の所持者となったわけです。

フォークリフト運転技能講習を受講した感想

フォークリフト免許は、よく「受ければもらえる」と言われているようです。とはいえ、受講者の多くがフォークリフト運転の経験者、今回の私のように自動車運転免許しかもっていない、また同じ受講者の中に運転免許すら持っていない人などは「フォークリフト運転経験者だから、そんなことがいえる言える」ように思っていました。
実際に教習所でフォークリフト運転技能講習を受けてみると、やはりたんに「受ければもらえる」ではなく、「受かるまで帰れない」ような感覚です。もちろん結果的には、フォークリフト運転技能講習修了証を手にして帰る事ができるわけですが。私の場合、職場でフォークリフトを扱うわけでなく、いろんな資格にチャレンジすることをライフワークとしているだけですが、実際職場でフォークリフトを扱うためにフォークリフト免許をとる方には、やはり安全第一ですから、講習内容をしっかり会得し、職場で活かしていただけたらと思います。

まとめ

いかがでしたか? フォークリフト免許=「フォークリフト運転技能講習修了証」の取得方法をフォークリフトの種類や予備知識、日程や費用面、体験談をふまえて紹介してみました。あらためて、フォークリフト免許は意外と気軽に受けられ取得できるということが、理解いただけたでしょうか? やはり資格は一生モノ。もっていて邪魔にはならないどころか、大いに役に立ちそうなフォークリフト免許、これを機にチャレンジしてみませんか?