「国際免許」をGETして海外でもドライブ!【申請方法、必要書類、ジュネーブ条約などをご紹介♪】

海外旅行に行ったとき、車を自由に運転して観光地を回りたいと思ったことはありませんか? 実は「国際免許証」なるものを取得することで、いろいろな国で車を運転することができるのです。その名称から取得するのが難しそうなイメージがありますが、日本の運転免許証を所持していれば手続きは意外と簡単です。今回は、国際免許証を華麗に取得して海外でのドライブを楽しむ方法をご紹介します。

国際免許証とは?

恥ずかしながら、私は最近まで国際自動車連盟(FIA)が発行する「グレードAライセンス(国際Aライ)」と混同していました。完全にモータースポーツの見すぎですね。
「国際免許証(正式には国外運転免許証)」とは、日本を含む世界約90ヵ国が加盟している国際条約「ジュネーブ条約」の中で定められた内容に基づいて発行するもので、条約の加盟国がそれぞれの国で発行された国際免許証を認め合うというものです。日本の運転免許があれば、簡単な手続きだけで誰でも取得することが可能で、有効期間は発効日から1年間です。
なお、ジュネーブ条約では原則として国内の免許証がそのまま他の加盟国でも通用するとされていますが、なぜ国際免許証が必要なのでしょうか? その理由は「外国語で書かれた免許証を提示されても現地の警官は読むことができない」など、加盟国間での実務的な事情などが影響しているからです。このような背景で、国際免許証は国内免許証の「翻訳証明書」的な役割を果たしているため、取得の際に改めて技能検定などを受けなくても簡単な手続きだけで取得できることになっています。ただし、国際免許証はあくまで国内免許証を補完する証書なので、海外で車を運転する際は必ず日本の免許証を一緒に携帯する必要があります。

国際免許証は、パスポートより一回り大きい文庫本サイズの紙製の冊子です。表紙を開くと、日本語で書かれた「運転者に関する事項」のページがあって、どのような車両が運転できるか(AからEの5種類)といったことが記載されています。日本語のページのあとには、同じ内容について英語をはじめ、スペイン語、ロシア語、中国語に翻訳されたページがあります。最後に個人情報と写真。そして、自分はどの車両が運転できるかというスタンプが押されています。

国際免許証を取得するための条件

それでは国際免許証の取得方法について順番に見ていきましょう。国際免許証を取得する条件は、大きく分けて3つあります。

日本の運転免許証を取得していること

国際免許証は国内免許証を補完する証書なので、日本の運転免許証を取得していることが前提になります。ただし、「大型特殊免許」「小型特殊免許」「原付免許」「仮免許」で国際免許証を取得することはできません。

日本の運転免許証が「失効・取り消し・停止中」などになっていないこと

運転免許証が有効期間内であることが条件です。免許停止処分を受ける人や、免許停止中の人は手続きすることはできません。また、国際免許証の有効期間は1年間なので、運転免許証の有効期限が1年未満の場合は発行を受付けてもらえない場合があります。

外国に渡航すること

「国際」免許証なので、「パスポート」や飛行機の「eチケットの控え」など、外国に渡ることを証明する書類が必要です。

国際免許証の申請方法・必要書類・費用

国際免許証の申請方法

運転免許証に記載されている各都道府県の「運転免許センター(国外運転免許センター)」「運転免許試験場」「所轄の警察署」などに行って申請手続きを行うことになります。ただし、自治体によって手続き可能な場所が若干異なるため、詳細は各地域のホームページなどで確認して下さい。

国際免許証の申請時に必要な書類

国際免許証の申請時には、以下の書類が必要となります。
・運転免許証
・写真1枚(縦5cm×横4cmで申請前6ヵ月以内に撮影したもの)
・渡航を証明する書類(パスポート、航空券、旅行会社発行の旅行日程表など)
・国外運転免許証交付申請書(申請場所の窓口で受け取ってその場で書くことができます)
・認め印(署名でも可能)
・交付手数料
・以前に取得した国際免許証(手元にある場合は返却する必要があります)
警察署で申請して後日送付してもらう場合は、別途郵送料がかかることがあります。

国際免許証の申請に必要な費用

国際免許証を申請に必要な手数料は「※2,400円」です。現金のみで、クレジットカードは使えません。
※手数料は自治体によって金額が異なる場合がありますので、申請場所(所轄の運転免許センターなど)にご確認ください。

国際免許証が有効な国一覧

「国際」というと全世界で使えるものと勘違いしてしまいますが、「国際免許証」はどこの国でも有効というわけではありません。国際免許証はジュネーブ条約に基づいて発行されるので、基本的にはジュネーブ条約に加盟している国のみで有効となります。ただし、ジュネーブ条約加盟国(その国の州)によっては運転を規制または認めていない場合や、居住する場合にはその国の運転免許証を取得しなければならないこともあります。
またジュネーブ条約加盟国以外の国であっても、短期旅行者等に対して国際免許証を有効とする場合や、日本の運転免許証を提示するだけで運転が認められる国もありますので、事前に渡航する予定の国で有効かどうか確認しておくことが大切です。

国際免許証が有効な国等(ジュネーブ条約加盟国)

■アジア州
・フィリピン
・インド
・タイ
・バングラデシュ
・マレーシア
・シンガポール
・スリランカ
・カンボジア
・ラオス
・韓国

■中近東
・トルコ
・イスラエル
・シリア
・キプロス
・ヨルダン
・レバノン
・アラブ首長国連邦

■アフリカ州
・南アフリカ
・中央アフリカ
・エジプト
・ガーナ
・アルジェリア
・モロッコ
・ボツワナ
・コンゴ
・コンゴ
・ベナン
・コートジボワール
・レソト
・マダガスカル
・マラウイ
・マリ
・ニジェール
・ルワンダ
・セネガル
・シエラ・レオネ
・トーゴ
・チェニジア
・ウガンダ
・ジンバブエ
・ナミビア
・ブルキナファソ
・ナイジェリア

■ヨーロッパ州
・イギリス
・ギリシャ
・ノルウェー
・デンマーク
・スウェーデン
・オランダ
・フランス
・イタリア
・ロシア
・セルビア
・モンテネグロ
・スペイン
・フィンランド
・ポルトガル
・オーストリア
・ベルギー
・ポーランド
・アイルランド
・ハンガリー
・ルーマニア
・アイスランド
・ブルガリア
・マルタ
・アルバニア
・ルクセンブルク
・モナコ
・サンマリノ
・バチカン
・キルギス
・ジュージア
・チェコ
・スロバキア

■アメリカ州
・アメリカ
・カナダ
・ペルー
・キューバ
・エクアドル
・アルゼンチン
・チリ
・パラグアイ
・バルバドス
・ドミニカ共和国
・グアテマラ
・ハイチ
・トリニダード・トバゴ
・ベネズエラ
・ジャマイカ

■オセアニア州
・ニュージーランド
・フィジー
・オーストラリア
・パプアニューギニア

■行政区域
・香港
・マカオ

ジュネーブ条約に加盟しており、国外運転免許証が有効な国等の一覧です。

国際免許証がなくても運転できる!?

国際免許証がなくても運転できる地域

実は、国際免許証がなくても運転できる地域があります。例えばハワイやグアムは、期限付き(ハワイは入国後1年以内、グアムは到着後30日以内)ですが日本の運転免許証で運転することが可能です。レンタカーも日本の運転免許証と本人名義のクレジットカードを提示すれば借りることができます。ただし、日本と違って21歳以上でないと運転できないので注意してください。
スイスでは、入国後90日間は日本の運転免許証で18歳から運転できますが、レンタカー会社が独自に年齢制限をしていることが多いので、事前に調べておきましょう。また、ドイツはジュネーブ条約を締結していませんが、個別の取り決めで日本の運転免許証とそのドイツ語訳文、もしくは国際免許証があれば運転が可能となっています。
なお、台湾では日本の国際免許証の使用は認められていませんが、日本の運転免許証と中国翻訳文を所持していれば自動車の運転が可能です。翻訳文は交流協会(台北、高雄事務所のみ)または日本自動車連盟(JAF)が作成したものであることが必要です。
法令上は日本の運転免許証で運転が可能な地域でも、交通事故やスピード違反などで取り締まりを受けたときに、現地の警察が日本の運転免許証を読めなくてトラブルになったケースも起こっています。無免許として処理されてしまった場合は、裁判所に出頭などということにもなりかねません。そのため、たとえ日本の運転免許証で運転が可能な地域であっても、免許の内容をちゃんと翻訳してある国際免許証を作成して持って行くことをおすすめします。

運転免許証の英訳サービス

アメリカの大手レンタカー会社(ダラー、ハーツなど)は、国際免許証を持たない日本人旅行客に対して、日本の運転免許証の英語翻訳文発行サービスを独自に行っています。渡航前に発行してもらうもので、料金は国際免許証の発行手数料より安く(1,500円~2,000円程度)発行手続きも簡単です。日本の運転免許証と合わせて携帯していればアメリカ国内での運転は完全に合法であるとしています。ただし、有効期間は90日程度と短いことと、当然ながら他の国やレンタカー会社では通用しないことを注意してください。

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国際免許証で運転できる車両

日本の運転免許制度では、車両形態(例えば2輪か4輪かなど)や乗車定員などに基づいて運転可能な車両を制限していて、「普通免許」「中型免許」「二輪免許」などの区分に分かれています。日本以外の国でも個々の事情に応じて区分けされていますが、国際免許制度ではこれらの区分をA~Eの5種類に統一しています。尚、国際免許の種類と各国の内部区分との対応はそれぞれの国で定められており、日本における対応は以下の通りです。

バイクの運転が可能!「国際免許A種」

(1)運転できる車輌(ジュネーブ条約で定義された当該種類の免許で運転が許されている車両)
二輪の自動車(側車付きのものを含む)、身体障害者用車両及び空車状態における重量が400kg(900ポンド)を超えない三輪の自動車
(2)必要な日本の免許(この中のいずれかの種類の免許を有する者に当該種類の国際免許を発給することが可能)
大型自動二輪(AT限定を含む)・普通自動二輪免許(AT限定・小型限定を含む)

普通乗用車はこちら!「国際免許B種」

(1)運転できる車輌
乗用に供され、運転者席のほかに8人分をこえない座席を有する自動車又は貨物運送の用に供され、許容最大重量が3,500kg(7,700ポンド)を超えない自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。
(2)必要な日本の免許
第一種 大型自動車・中型自動車・普通自動車免許(AT限定を含む)、第二種 大型自動車・中型自動車・普通自動車免許(AT限定を含む)

トラックの運転ができる!「国際免許C種」

(1)運転できる車輌
貨物運用の用に供され、許容最大重量が3,500kg(7,700ポンド)を超える自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。
(2)必要な日本の免許
第一種 大型貨物自動車・限定無し中型貨物自動車免許、第二種 大型貨物自動車・限定無し中型貨物自動車免許

バスなどの運転が可能!「国際免許D種」

(1)運転できる車輌
乗用に供され、運転者のほかに8人分を超える座席を有する自動車。この種類の自動車には、軽量の被牽引車を連結することができる。
(2)必要な日本の免許
第一種 大型自動車・限定無し中型自動車免許、第二種 大型自動車・限定無し中型自動車免許

トレーラーなどが運転可能!「国際免許E種」

(1)運転できる車輌
運転者が免許を受けたB、C又はDの自動車に軽量の被牽引車以外の被牽引車を連結した車両
(2)必要な日本の免許
第一種 牽引免許、第二種 牽引免許

国際免許証の取得に関してよくある質問

Q1 申請から発行までの期間は?

運転免許センターや運転免許試験場の場合は即日発行が可能です。尚、警察署で申請した場合は、発行まで2週間程度かかる場合があります。

Q2 国際免許証の有効期間は?

国際運転免許証の有効期間は発給日から「1年間」で、期間内であれば何回渡航しても有効です。国際運転免許証には更新制度が無いため、1年間が過ぎると効力がなくなります。以降も継続して外国で運転したい場合は、再度申請手続きを行わなければなりません。
また、国際免許証の基となっている日本の運転免許証が何らかの原因で「失効・取り消し」となった場合は、国際免許証が有効期間内であっても効力を失います。海外への渡航期間中に日本の運転免許証の更新時期が来てしまう場合は、「更新期間前の更新手続き」などを行って日本の運転免許証を失効させないようにしなければなりません。

Q3 海外から国際免許証を申請することはできる?

日本国内において本人が申請することが原則です。ただし、申請者がすでに外国へ渡航している場合は、申請者との代理人関係が明らかにできる親族等の方であれば代理人申請が可能です。
※申請期間は日本の運転免許証が手元から離れることになるので、日本の運転免許証を常に携帯していなければならない場合は、現地の運転免許証を取得されたほうが良いでしょう。

【代理人申請による必要書類等】
・日本の運転免許証の現物(コピー不可)
・パスポートのコピー(未使用のページを含め、全ページ)
・写真1枚(縦5cm×横4cmで申請前6ヵ月以内に撮影したもの)
・依頼人(本人)から代理人にあてた依頼文書(委任状等)
・代理人が、上記の書類を受け取った際の封筒
・依頼された代理人であることを証明するもの(運転免許証等)
・手数料

【申請場所】
申請者の免許証記載住所地にある「警察署」「運転免許センター」「運転免許試験場」
※たとえば免許証の住所が東京都の場合、代理人の方が他の都道府県に居住していても東京都でのみ申請可能となります。

Q4 海外に在住している人が一時帰国の際に国際免許証を申請したい場合は?

申請される方の住民票の状態によって内容が異なります。
(1)住民票が日本にある場合
住民票がある都道府県の運転免許試験場などで手続きができます。
(2)住民票が日本にない場合
一時帰国の際に滞在する場所にある運転免許試験場などで手続きが可能です。尚、帰国の際に滞在する住所の証明書が必要となります。
【証明書について】
ホテルなどに滞在する場合は、そのホテルの予約票など。下記3点が明記されていることが必須です。
・申請者本人の名前
・ホテルに滞在する期間(○月○日~×月×日までの間)
・滞在するホテルの名称および所在地
実家などに滞在する場合は、実家の世帯主の住民票。住民票の裏に下記事項を記入する必要があります。
・申請者本人の名前
・「一時帰国のため、○月○日~×月×日までの間、表の住所地に滞在します」などの説明文
・世帯主の署名捺印
※申請方法や証明書は都道府県によって異なる場合があるので、滞在する場所にある運転免許試験場などに必ず事前確認してください。

Q5 国際免許証を紛失した場合、再申請はどのようにすればよい?

国際運転免許証には再交付制度がありませんので、紛失した場合は新たに申請手続きを行わなければなりません。

Q6 国際免許証でバイクも乗ることができる?

前に述べましたが、ジュネーブ条約では、取得している免許と国際免許証で運転できる車両の種類がAからEまで定められています。Aが自動二輪(バイク)で、Bが普通乗用車になります。Aの発行条件は、「大型自動二輪免許証」または「普通自動二輪免許証」を保有していることです。運転できる車両は、「二輪の自動車(側車付きのものを含む)、身体障害者用車両および空車状態における重量が400キログラム(900ポンド)をこえない三輪の自動車」となります。
日本の原付免許証しか取得していない場合、海外でバイクを運転することができないので注意してください。また、日本では普通免許証のみで原付バイクを運転できますが、海外では国際免許証のA欄に許可を意味するスタンプが押されないため運転は不可能です。

外国免許からの切替方法(外免切替)とは?

外国で取得した免許証を日本の運転免許証に切り替える手続きのことを、略称で「外免切替」といいます。国際免許証からは若干離れますが、詳しい手続き方法などをご紹介します。

外免切替の条件

外免切替を行うには、以下の2つの条件を満たすことが必要です。
・外国免許証が有効であること。
・外国免許証を取得した日から通算で3ヵ月以上その国に滞在したことが証明できること。

外免切替の申請場所

各都道府県警察の「運転免許センター」「運転免許試験場」で手続きを行うことができます。

外免切替の申請手続き(1)事前審査

外国免許の切替手続は、「事前審査」が必要となります。事前に予約した日時に書類を持ち込んで審査を受けます。以下は必要書類の一例です。
・申請書(申請場所の窓口にあります)
・外国の免許証(日本語の翻訳文を添付)
・パスポート(滞在期間を確認するため、古いパスポートもすべて持参)
・外国籍の人は住民票と在留カード等
・日本国籍の人は本籍地が記載された住民票(コピー不可)
・日本の運転免許証(所持している方のみ、失効したものを含みます)
・申請用写真2枚(縦3cm×横2.4cmで申請前6ヵ月以内に撮影したもの)
※パスポート等で滞在期間の確認ができない場合は、免許証発給国の出入国記録証明書が必要になる場合があります。
※取得日等が記載されていない免許証を所持している方は、運転経歴証明書等が必要となる場合があります。
※発給国によっては免許証の証明、その他各種証明書等が必要になる場合があります。

外免切替の申請手続き(2)本申請~書類審査

事前審査で問題が無ければ本申請に入ります。以下は本申請で必要な書類の一例です。
・事前審査が終了した際に作成した申請書(住民票および翻訳文等が添付されているもの)
・外国の運転免許証
・パスポート
・在留カード(外国籍のかた)
・日本の運転免許証(所持している方のみ、失効したものを含みます)
・眼鏡・補聴器等(使用している方)
・申請手数料(普通免許の場合)2,200円
・免許交付手数料 2,050円
※手数料は自治体によって金額が異なる場合がありますので、申請場所(所轄の運転免許センターなど)にご確認ください。

外免切替の申請手続き(3)免許取得時の手順の聞き取り調査

外国で免許を取得した時の状況について、聞き取り調査があります。各国の政府から事前に確認用資料として届いている「標準取得手順」に記載されている手順と聞き取り時の手順が異なっていた場合、「不正取得の疑いあり」として申請受付を拒否されることがあります。

外免切替の申請手続き(4)交通規則の知識確認

交通規則など、日本での運転に必要な知識を確認するテストです。全て○×で答える方式で、10問中7問以上正解すれば合格となります。日本語以外の言語でも受けることができます。(英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ペルシャ語)

外免切替の申請手続き(5)運転技能の確認

運転技能の確認は、書類審査、聞き取り調査、知識確認を通過した方に対して後日予約制で実施されます。運転免許センター内のコースを実際に15分程度走行、同乗した技能試験官が採点して、70%以上の成績で合格となります。基本的には日本の自動車教習所の修了検定程度の難しさと言われています。

外免切替の申請手続き(6)運転免許証の交付

運転技能確認試験に合格すれば、視力検査・聴力検査などの「適正試験」と「初心者講習」を受け、その日の内に運転免許証を取得できます。

外免切替の試験免除特例国について

以下の25ヵ国等は、日本と同程度の難易度の運転免許制度を持っていると判断されているため、「交通規則の知識確認」と「運転技能の確認」が免除されます。

・アイスランド
・アイルランド
・アメリカ合衆国のメリーランド州
・イギリス
・イタリア
・オーストラリア
・オーストリア
・オランダ
・カナダ
・韓国
・ギリシャ
・スイス
・スウェーデン
・スペイン
・スロベニア
・チェコ
・デンマーク
・ドイツ
・ニュージーランド
・ノルウェー
・フィンランド
・フランス
・ベルギー
・ポルトガル
・モナコ
・ルクセンブルク
・台湾

外免切替の難易度は?

国際免許証と違って、外免切替は結構時間と手間が掛かることが分かりますね。正式なデータは公表されていませんが、外免切替の合格率はおおよそ2割から3割程度のようです。
なぜ外免切替の技能試験は難しいのでしょうか? その原因は、車のコントロールはできていても、海外での運転のクセが出てしまうため、技能試験官に減点されてしまうからです。合格の基準となるのは、海外で運転していた時の運転技術ではなく、日本の道路を運転する上での安全確認と法規走行です。外国でのラフな運転しかしてこなかった方々には、かなり難しく感じるらしいです。自動車教習所の中には「外免切替教習コース」として不得手なポイントを短期間で重点的に教えてくれるところもありますので、試験前に受講してみるのも良いでしょう。

国際免許証の使用方法

国際免許証は車を借りるときや、運転している時に警察官に求められたときに提示する必要があるので、旅先で運転する場合は常に携帯するようにしましょう。
また、国際免許証は公的な身分証明書としても利用できる場合もあるので、運転しなくても国際免許を持って旅に行くことをオススメします。身分を証明するものとして旅先でパスポートや日本の免許証を預ける必要があるとき、盗難などの不安がある為、代わりに国際免許証を預けることが可能なケースもあるからです。

海外のドライブで注意すべきこと

交通ルールに注意!

日本と同じ車両で左側通行の国はイギリス、オーストラリア、インド、タイ、マレーシア、南アフリカなど少数です。右側通行の国は車も左ハンドルなので、交差点で曲がる際にいつもの感覚でハンドルを切ってしまい対向車線に入りそうになってヒヤリ、という危険性もあります。また、日本とは違い、海外では赤信号でも右折できる場合があります。ただし、「NO TURN ON RED」の標識がある信号では赤信号時の右折は禁止です。
海外ではスクールバスが頻繁に行き来しています。日本では、バスの停車時に追い越しをしても問題ありませんが、海外ではスクールバスの追い越しが禁止な国もあります。その場合、必ずバスの後方で停車してバスが発車するのを待たなければなりません。
国によって交通ルールも異なるため、事前にルールをしっかり調べておいて、日本で運転をする時以上に余裕を持った運転を心掛けましょう。

日本と同じ感覚で運転しない!

日本は世界で最も交通ルールが守られている国のひとつで、交通違反も軽微なものがほとんどです。しかし、外国ではかなり乱暴な運転をする自動車も珍しくありません。歩行者も交通ルールなど守らずに平気で飛び出してくることもあります。従って、日本と同じ感覚で運転していると非常に危険です。交通量が多い場所や繁華街などでは十分に気を付けてください。
また、アメリカなど国土が広い国は数百キロにわたってガソリンスタンドがないという場所もあるため、ガス欠にならないよう、給油は余裕を持って行いましょう。

車上荒らしに注意!

日本人観光客が多いハワイやグアムなどでは、車上荒らしが多発しています。ショッピングセンターや観光地の駐車場では、駐車した時ハンドルにタオルをかけたり、車内をわざと散らかしておいたりして、地元の住民らしく見せることがオススメです。地元の新聞や雑誌を見えるところに置いておく方法も効果的だと言われています。レンタカーは貴重品を積んでいることが多いため、ターゲットにされやすいようです。少しの停車でも、カバンやカメラなどの貴重品を放置しないよう注意して下さい。

保険には必ず加入!

当然のことですが、自動車を運転すると交通事故の危険性が高まります。そこで、海外旅行保険に車を運転する場合の補償内容を盛り込んだオプションをつけるなど、自動車保険には必ず加入しておきましょう。万が一海外で交通事故を起こして病院で治療を受けた場合、高額な医療費がかかる場合があります。また、レンタカーであっても事故を起こした場合に思わぬ損害賠償を請求される場合があるので、必要に応じて車両保険などをかけておくことも大切です。
「たぶん大丈夫だろう」と思い込むことは危険です。分からないことがあれば、旅行会社などに事前確認をしておいてください。

ヘリに注意!?

以前知り合いがアメリカに留学していたときの話です。一直線に伸びるハイウェイを○○マイルで気分良く巡航していたら、突如頭上からバラバラという爆音が響いたそうです。見上げると、頭上には側面に「POLICE」と描かれたヘリコプターが! なんと、スピード違反の車を空中から取り締まっていたのです。
テレビ番組でよく強盗犯が車で逃げているところをヘリで追いかけている映像を見たことはありますが、スピード違反もヘリで取り締まるとはスケールが違いますね!

まとめ

国際免許証を華麗に取得する方法、ご理解いただけましたでしょうか? 日本とは違う景色のなかでハンドルを握ることは、きっと素晴らしい体験になるはずです。海外に行ったときには、ぜひ国際免許証を片手にドライブを楽しんでみてください。