クライスラー300に乗ってアメリカの風を巻き起こせ!

ラグジャアリーとハイパワーの融合したセダン、それがクライスラー300シリーズ。車好きやアメリカンカルチャー好きなら一度は乗ってみたいと考えるハズ。今回はそんな300シリーズをピックアップしてみました!

アメリカ高級セダンの代名詞300シリーズ

アメ車の高級セダンと言えば300シリーズが頭に浮かぶと思います。今回はそんなクライスラー300シリーズをピックアップしたいと思います。

初代クライスラー300/300C(2004年~2011年)

迫力あるスタイル、充実した装備にもかかわらず日欧の競合車と比較して安価だったことなどから大変な人気モデルとなり、旧ダイムラークライスラー、クライスラー部門の業績回復に貢献したこの300シリーズ。デザインはジープ&トラックデザインの副社長、ラルフ・ジルによって行われました。リアにはこの300シリーズの先祖にあたる300Mのエンブレムの名残を見ることができます。
基本構造は「クライスラー・LXプラットフォーム」と呼ばれるもので、メルセデスベンツEクラス(W210/S210)の構成部品が、リアサスペンションやトランスミッションなどに流用されています。後輪駆動を基本とし、トップグレードの300CにはV型8気筒ヘミエンジンが搭載されています。

ヘミエンジンって?

V字形の給排気バルブ配置とセンタープラグの半球型燃焼室を持ったクロスフローOHV方式のハイパフォーマンスエンジンのことです。砕けていうと、すっごいパワフルってことです。ヘミエンジン搭載車は上級グレードとなっています。

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HEMIエンジンのパワフルさがわかる動画です。100キロなんて一瞬ですよ!

当初のグレードは、2,700cc V型6気筒OHCエンジン(190馬力)のベースグレード、3,500cc V型6気筒OHCエンジン(250馬力)のツーリンググレード、そして5,800cc V型8気筒OHVヘミエンジン(340馬力)を搭載する300C、の3種類でセダンのみでした。
2005年、専用バンパーと20インチホイールを装備し、6,100cc V型8気筒OHVヘミエンジン(425馬力)を搭載したSRT-8が追加されました。ヘミエンジンは、気筒休止機構(8気筒→4気筒)を採用しているため、大排気量車の割には燃費が良く、2006年以降のガソリン価格高騰時にもそこそこの売り上げを見せました。
2004年、基本構造を共用するワゴン車のダッジ・マグナムがアメリカで発売されました。アメリカ以外の市場においては、このモデルのバッジエンジニアリングにより「300のステーションワゴン」として販売されることになりました。
セダンでのラグジュアリースポーツのイメージを損なわないよう北米では発売されず、国外ではマグナムより高価格設定の300シリーズとする方が収益性が良いため、輸出専用モデルとなりました。

気になる中古車相場は?

中古車相場は89万円~585万円となっています。流通台数はそれ程少なくないので、探しやすいと思います。高価格帯はカスタムカーや超低走行車となっています。カスタムの内容としてはエアロパーツに大径ホイール、ローダウン、さらに内装張替やオーディオチューンなどさまざまでお金を掛けた仕様となっています。
逆に低価格帯は、10万キロを超えた過走行車や修復歴のある車体がメインとなっています。トップグレードのヘミも条件が揃えば手にしやすい価格となっています。安心して購入するのであれば、160万円以上からではないかと予測されます。
低価格帯は、なにかと妥協しなければいけない条件があると思います。すでに不具合などが起きていたり、シートなどに汚れや傷など付いている恐れがある可能性があります。購入を考えている場合は、じっくり下見をしましょう。

下見のコツは?:車体編

まず修復歴があるか確認しましょう。それはお店で教えてくれると思います。もし修復歴があるのに隠していたらそれは犯罪になります。もし修復歴があれば、修復個所を重点的に見ましょう。例えばトランクに交換歴などあった場合はトランク内をじっくり観察します。鼻を使ってクンクン犬のように臭いを嗅ぎましょう。このときカビの臭いがしたらその車の購入は控えましょう。おそらくどこからか雨水などが侵入しているはずです。これは購入後、実際に走らすとどんどん雨漏りが酷くなる可能性が高いです。走行距離が増えるとひどくなります。良くなることはありません。
そもそもしっかり板金修理できていない証拠です。ほかにもボロが出ているかもしれないのでとにかくその車はアウト!
次にもし臭いがしていない場合、この場合も慎重に下見を進めていきましょう。トランクの底の部分のカーペットを剥がして鉄板を直接見ましょう。もしも剥がし方がわからなければ店員さんにお願いしましょう。なぜ剥がすかと言うと、「水気」を見るためです。先ほどよりも酷くないにせよ、少しでも水気があれば、日に日に雨水の侵入が増える可能性があります。なので少しでも水気が確認されればその車はアウト!
水気の確認の仕方は、水が溜まるであろう底辺に、シミのような感じで残っています。雨のあとであれば水として確認できると思います。トランクのみならず、修復歴の確認の仕方はこのような段取りで行いましょう。
そのほかドアやボンネットなどの開閉部分は全て動作確認をしましょう。少しでも動きに違和感がある場合は車体が歪んでいる可能性があります。
そのほかシートなど傷や汚れに注意して見ましょう。汚れたまま売っている=プロでも取れない汚れなので、今後気になりそうな場合はその車両を選ぶのは避けましょう。

下見のコツは?:エンジン編

とにかく個体差の激しい300シリーズのエンジン。すぐに壊れてしまう物もあればいつまで経っても絶好調を維持している物もあります。なのでエンジンの調子を見ておきましょう。
まずはエンジンオイルの量から。エンジンオイルレベルゲージを確認して、量が規定量より減っていないか。特に注意したいのが、下限よりも少ない場合です。これはエンジンがオイルを燃焼させている場合と、オイル漏れを起こしている可能性が考えられます。もし減っていたらエンジンの下にオイルの漏れた跡はないか確認しましょう。目視で十分です。コンクリートであればその部分だけ黒くなっていると思います。
もしも漏れていたら、納車の際その処置をしてくれるか確認しておきましょう。次にエンジンを掛けます。音に注意しましょう。異音はしていないか、ボンネットを開けたままで結構です。エンジンを掛けた直後の冷えているときの音と、十分に温めたときの音をじっくり聞きましょう。このとき異音がしていたら、同じく処置をしてもらえるのか、完全に音を消せるのかハッキリさせておいた方が良いです。それが正常な音であれば問題ありませんが、異常な音に対して対処もらえない場合はアウト! その車は諦めましょう。さらにその販売店での購入も諦めましょう。

エンジンの異常はお鼻を使ってクンクンクン♪

エンジンを掛けて温まるまで排気にも注目しましょう。また鼻を使ってクンクン臭いを嗅ぎます。軽くで良いです。臭い過ぎて気分を悪くしてもいけないので。このとき辛い匂いがしていてさらにその車はエンジンオイルが減っているとなれば、怪しさ大です。エンジンオイルを燃焼させている可能性があります。正常ではないのでその物件は諦めましょう。
ラジエター液も見ておきましょう。減っていませんか? 減っているし、マフラーから硫黄のような臭いがしていたらそれも同じくエンジン内部にラジエター液が回っているのでその車は諦めましょう。

二代目クライスラー300/300C(2011年~)

モデルチェンジが行われた二代目300シリーズ。基本構造はあまり変わらないものの、ヘッドライトにはディスチャージヘッドランプ、デイライトにはトレンドとなっているLEDが採用されています。、エンブレムは1930年代のクライスラー車に採用されていたブルーリボンをモチーフにしたものが使用されているのが印象的です。このモデルからステーションワゴンはラインナップから姿を消しました。
グレードは2011年モデルでは300、300リミテッド、300Cの3つが設定され、2012年モデルではスポーツグレードの300Sと高性能バージョンの300 SRT8が追加されました。
先代モデルでラインナップされていたV型6気筒2,700ccエンジンとV型6気筒3,500ccエンジンは姿を消し、新たにベースグレードには292馬力を発生するV型6気筒3,600ccペンタスターDOHC24バルブエンジンが採用されています。
300Sでは10スピーカーサウンドシステムが設定されているのが特徴です。

気になる中古車相場は?

中古車相場は238万円~538万円となっています。このモデルも高価格帯は超低走行車やカスタムカーがメインとなっています。逆に低価格帯はノーマル車がメインとなっています。走行距離はそれ程走っておらず、5万キロ以内の車体もゴロゴロしています。
初代モデルはカスタムカーとしても人気が高く、若者に乗られる傾向があり程度の悪い物も多く流通していますが、このモデルではそれほど酷使された車体は販売されていない傾向にあるので、安心した車選びができそうです。低価格帯でも積極的に検討しましょう。
下見をする際は、上記で紹介した方法を参考にしてください。

アメ車に乗るんだ!覚悟は良いかい⁉

日本の環境は厳しいんです!過酷なんです!

日本車と違いなにかとトラブリーなアメリカ車です。それ程走行距離がなくてもエンジンが故障していて商品にならず、部品取りもしくはスクラップとなっています。特に300シリーズははパワフルなのでオートマチックに異常が出ている車体も多いです。それまでゆっくり乗られた車なら良いのですが、急発進や急加速を繰り返した車体はエンジンやオートマチックの傷みが激しい傾向にあります。さらに乱暴な運転をしていないにもかかわらず、致命的な故障が出るケースも多いのがアメリカ車全体の特徴です。これはなぜかと言うと、日本は寒暖差が激しいことや高温多湿なので、自動車にとって過酷な環境下となっています。その影響で電気系統などが上手く制御されず寿命を極端に縮める結果となります。
ですので外国車、特にアメリカ車は日本で乗るとすぐに壊れると言われています。

アメ車乗りってのは文句を言わないサムライさ!

輸入車の中でも致命的なトラブルを起こす傾向にあるアメリカ車。ある日信号待ちをしていたら、煙に囲まれて周りが見えない? なんで? イリュージョンショーでもしてるの? って良く見たらマフラーから白煙が!! なんて経験も想定しましょう。どんなに焦っても仕方ありません。話のネタができたわ~くらいに考える懐がないと日本でアメリカ車は難しいです。
実際にドアロックが解除されず車に監禁された人もいます(笑)特に最近のモデルはコンピューター制御が多いのでこのような事態は結構あります。昔の機械式のアメリカ車の方がよっぽど信頼できます。と、先ほどからディスにも似てる内容になっていますが、事実なのでアメリカ車を買う際は心しておきましょう。
アメリカ車を購入する際は、「文句を言わない」「焦らない」が基本です。どんなに煙が出てても笑い飛ばせる気持ちが必要です! 

アメリカ車の魅力って⁉

とにかく真っ直ぐ!

先ほどからあまり良い感じではありませんが、魅力はあります。大いにあります。日本車やドイツ車、イタリア車などには決してない、アメリカ車だけにある魅力! それは「真っ直ぐな造り」です。エンジンはとにかくパワフルで、セダンになぜこんなパワフルなエンジンが必要なの? と真面目な人なら首をかしげてしまう程です。アメリカ車にしかない荒々しい魔物のようなエンジン音も魅力の一つです。だからと言ってスポーツ走行が得意なのかと言うと、そうではなく、あくまでも高級セダンな乗り味です。どこでこんなパワー使うんだよ! と突っ込んでしまいそうになる車です。
さらに300シリーズで言えば内装も豪華に富んだ作りになっています。それは誰の目にも高級です。シートやパネルの形一つとってもとにかく高級です。少し派手なくらいです。
その誰にでもわかるコンセプトで車作りを妥協なくこなしているのがアメリカ車の魅力であり味ではないでしょうか?
車好きなら一度はアメリカ車に憧れるものです。機械が好きならエキゾーストにシビれるものです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? クライスラー300シリーズの魅力には気付いていただいたでしょうか? もし300シリーズを検討しているのであればV8エンジンが非常におすすめです。まるでドラッグカーのようなアメリカンマッスルのようなエキゾーストを体感してください。きっと良い経験になると思います。
アクセルを吹かすたびに車体が大きく揺れる感触も、日本車では経験できない魅力だと思います。一度乗ったらやめられないような中毒性もあるので注意しましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!