【廃車のイロハ教えます】愛車とのサヨナラのルール【必要な書類、陸運局、手続き、軽自動車、草ヒロ…】

事故をして『廃車』になった!とか『廃車』を引き取ってもらいたいなど、意外に普段から耳にする『廃車』という言葉、実際にはそれについて知っていることはどれだけあるでしょうか? 名前のイメージではボロボロの車で走れないといった感じがしますが、それだけではないのは明白です。では、いったいどんなことを意味しているのか、手続きなどは必要なのか、詳しく調べてみましょう! 

まずは『廃車』について簡単な説明!

『廃車』って聞くとどんなイメージがありますか? 事故でボロボロになった車、故障して直せそうにない車などが一般的ではないでしょうか? 人によっては放置されて可哀想な姿を連想している方もおられるかもしれません。しかし、そうではなくて、単純に「道路運送車両法」という法律によって、永久的もしくは一時的に登録から外された車を意味しています。「End of Life Viecle」の頭文字をとって「ELV」とも呼ばれており、さらに簡単に言ってしまえば「ナンバープレート」が無くなった状態というのが最も適した意味となります。
管轄しているのは「陸運局」となっていますので、もし『廃車』にしたい車がある場合はそちらで手続きを行う形になるのですが、必要な書類があったり現地に行くのが大変だったりしますので、だいたいの人は買い取り業者に頼むのではないでしょうか?

それでも、自分の愛車だったんだから、最後まで自分の手でなんとかしてやりたい! 看取ってあげるのが俺の仕事だ! と思う方もいらっしゃると思いますので、次のカテゴリでは必要な書類や手続きの仕方、いったいどういう法律なのかなどを書いていこうと思います。

【廃車についてPart1.】まずはどうすればいい?

まずは一体これからどうするのかが大事になります。そのまま車を潰してスクラップにしてしまうのか、とりあえず「車両税」が負担だから一時停止したいのかが問題になります。もし、後者の場合ならばこの項目は飛ばして下の項目をみてくださいね! もう完全に壊れちゃってるし、どうしようもないという方は以下を参考にして、第一歩を進んでみましょう!

『廃車』手続きに必要な書類の中に「解体証明書」という若干、怖い名前の書類が必要になるのですが、それを手に入れるには「解体業者」などで車両を解体してももらう必要があります。どれ位とは中々言い切れませんが、鉄くずとして販売するという形になるので、普通車なら「10,000~30,000円」、軽自動車なら「3,000~10,000円」位が目安かもしれませんね!
この値段は業者によっても違いますし、そのときの「鉄の相場」によっても変わってきます。また、車の状態によってはレッカーが必要であったりするので、その値段は自己負担の可能性がありますので、ご注意ください。もちろん、自走できて自分で持ち込めるなら無料です!
業者に車両を引き渡して取引がすめば「解体証明書」と「ナンバープレート」が手に入ると思いますので、次のステップに移りましょう!

【廃車についてPart2.】どんな手続きで、どんな書類がいるの?

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そうなんです! 手続きやそれに必要な書類はどうしたらいいのでしょうか? こういう手続きって面倒なんだよねー。でも、自分でしておけば後々役に立つかもしれないし、何事も経験だ! って方がいらっしゃると思うので、『廃車』にする際の手続きの流れや必要な書類を書いていきましょう! 業者に頼むとそれなりにお金がかかってしまうので、節約の意味でもいいかもしれません! なお、新車と交代といった場合には、だいたいサービスでしてくれるので、お金は掛からないと思います。


まず、先に書かせていただいた通り、「道路運送車両法」という法律に基づいて行われる行為なので、以下のものが必要になってきます。

・抹消登録申請書(現地調達)
・自動車税申告書(現地調達)
・解体証明書(1時抹消登録には必要なし)
・手数料納付書(現地調達)
・印鑑証明書
・印鑑
・ナンバープレート
・車検証
・リサイクル券
(委任状※代理人が行う場合)

上記9つのものが必要です。かなり多いので、ちゃんと確認をして記入漏れや間違いがないかをチェックしておきましょうね! 二度手間になったら大変です!
また、これが結構多い失敗になるのですが、車の名義はちゃんとはご自身になっているでしょうか? もし、そうでない場合は手続きが行われませんので、所有者の方に自分でいってもらうか、名義を変更してもらわないといけません。よくあるのが、中古で買った場合の売主、車の販売店、ローン会社になっている場合です。その場合は連絡をつけて所有権を解除してもらいましょう!

【廃車について続Part2.】「陸運局」にいってみよう!編

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さて、現地で手に入れる書類以外のもの全てが揃ったのなら、次は最後のステップとなる「陸運局」での手続きになります! ここでは必要な書類である、抹消登録申請書、自動車税申告書、手数料納付書を手にいれることになるのですが、「一時抹消登録」をしたい人の場合は抹消登録申請書とは違いになりますので、係員にその旨を説明して、該当する書類をもらってください! なお、上記の書類はディーラーや自動車販売店、整備工場、行政書士事務所などでも購入できますので、家でゆっくり書きたいんだい! という方は事前に手に入れておくのもいいですね! 
もちろん購入ということなので350円くらいの値段がかかります。ちゃんと財布を持っていきましょう! また「陸運局」には見本がありますので、そちらを参考にすれば間違えることは少ないと思いますが、インターネットで見本を見つけて書くことも可能なので、よく参照して間違えずに記入してましょうね!

【廃車についてPart2】手続きをしてみよう編

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全ての書類を手に入れて必要事項を書き込んだら、いざ突撃! ということで、手続きを開始しましょう。まずはナンバープレート2枚(前部と後部)を提出し、その証明となる印鑑を押してもらいます。この印鑑は必須なのでちゃんと押してもらいましょう。それが終わると次は提出するべき全ての書類を提出します。そのあと書類の審査が終わり次第呼ばれますので、そこで『廃車』手続き完了となり、晴れて目的達成です! なお「一時抹消登録」を行った場合には手続き終了後に交付される「一時抹消登録証明書」が登録再開時に必要となりますので、ちゃんと保管しておいてくださいね!

しかし、それで全てが終わった訳ではありません。ここまでして、そのまま帰ってしまうと、自動車税がそのままの状態になっており損をしてしまうので、必ず同じ敷地内にある自動車税事務所にいって抹消登録してもらいましょう。自動車税申告用紙はここで手に入れてもいいですし、事前に手に入れておいても構いません。必要事項を記入後、提出すれば作業は完了、これによって翌年度からの納付書が届かなくなります。余計な出費はなるべくしたくないので、必ずしておきましょうね!

また、月割りで還付される場合があるので、振り込み先を記入しておけば還付金を受け取れます! 普段から通帳などを持ち歩いている方は少ないと思いますので、「陸運局」へ向かう前に確認しておきましょう。

【廃車についてPart3.】軽自動車は手続きが違います!

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現在日本で売れている自動車の中でかなりの割合を占めているのが軽自動車ですよね。足回りもいいですし、車体が小さいので狭い場所も走れます! また燃費もいいですし、何せ税金だって安くなるので、乗っておられる方は多いかと思うのですが、実は『廃車』手続きが普通の自動車とは異なるんです! といっても書類の名前と提出先が違うというだけで、基本的にはあまり変わりません。もちろん軽自動車だって「一時抹消登録」を使うことができますし、いろいろな書類が必要になります。

どこが普通自動車と違うかというとポイントは2つ!
まず1つ目は自動車税の納付書が送られてこないようにしても、月割りの還付などはありません! なので、翌年から税金を納めなくて良くはなりますが、還付されないので、少し損だと思うかもしれませんね。ただし、「自賠責」保険の期間が残っている場合に料金は返ってきますので、いずれにせよ、振り込み先は確認しておきましょう!
2つ目は必要な書類などがかなり少ないことです。軽自動車の『廃車』に必要なのは下記の通り。

・軽自動車検査返納届又は自動車検査証明書交付申請書
・認印
・車検証
・ナンバープレート
・軽自動車税申告書

書類が少ないのは楽でいいかもしれませんね!
届出先は「軽自動車検査協会」となっていますので、「陸運局」と間違えないようにしましょう!

なんで軽自動車だけ特別待遇なの?

そうですよね! 同じ車で同じように使われているのに、なぜ軽自動車だけ別枠となっているのでしょうか? それを簡単に説明すると、法律上区分が違うからです。軽自動車はは125cc超250cc以下の二輪車と同じカテゴリに入れられており、税金の面でも優遇されているのは有名ですよね! そのかわり幅1.48m以下、高さ2m以下、長さ3.4m以下、排気量660cc以下、定員 4名以下という括りがあり、1つでも超えると、「小型自動車」になるとされています。
区分やサイズ、排気量以外では特に目立った違いは無く、最近の軽自動車の性能はかなりアップしているので、家族が少ない場合に選ぶ人が多くなっており、いずれは普通自動車と統合し、手続きも一本化されるかもしれませんね!

【廃車』についてPart4.】廃車になったらどうなるの?

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自分の車を『廃車』にした後、かつての愛車の行方が気になったりしませんか? 一部の人は解体業者に引き渡す前に一部だけパーツを貰い受けて残していたりする程、車に愛着をもってしまうことがあります。目を瞑れば在りし日の光景が…という方は、きっとその後が気になると思うので、どうなることが多いのかも書いておきたいと思います。

これらは車だけに限らず、バイクや電車といったものにも適用されます。特に日本製ということで海外の一部ではパーツだけでもいいから欲しいという方もおられるようなので、基本的にはどんな状態にしても輸出されると思っておいていいと思います。

それでは、『廃車』になったあとの車たちがどうなるのか見てみましょう。

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まず、業者に引き渡した時点で車がどのような状態になっているかで分かれるといわれています。もし、もう完全に壊れてしまっていた場合は四角い鉄の塊となって、海底の漁礁となって魚達に住処になるパターン、使える部分が残っている場合はパーツ取りに、バラバラにして鉄くずとして海外に売られる。とだいたい3つに分けられるそうで、少し寂しい気分になりますね!

では、まだまだ使えるパターンならどうなるのでしょうか? その場合は海外に輸出されるケースが多く、東南アジアやロシア、中東などで第2の人生を送ることになります。もしくは国内で綺麗に直されて中古車になるそうです。これが一番嬉しいですね! 里親にだした気分になりそうです。

最後に、エンジンなどの駆動部が駄目になった場合はどうでしょうか? そういった場合には外側だけ利用されてプレハブ代わりとして、待合室に利用されたりするそうです。これも中々いいかもしれませんね! 他には破壊前提で撮影に使われたり、衝突安全の実験に使われるなど、最後まで人の役に立つことになるそうです。感謝以外に言葉がありませんね。

『廃車』にされた後はいかがでしたか? いずれも最後まで人の役に、自然のためになるということで、愛車を大事にしてあげたくなりますね!

【廃車についてPart5.】廃車の趣きが素晴らしい 〜草ヒロ〜

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世の中には沢山の趣味があり、それが犯罪行為や人に迷惑をかけない限りは、許容されて当然のことです。そして、そんな趣味の世界では『廃車』好きという方も存在しています。長年放置され、錆び付きくたびれた車を見て心をときめかせるそうで、日常生活とのギャップにそそられるそうです。主なターゲットは古いビンテージな車だそうですが、現在でも軽快に走っている車が良いという方も見受けられます。
よく「草ヒロ」と呼ばれ(正式名称「草ムラのヒーロー」という、某自動車雑誌の人気連載の略称)、廃墟趣味と同じカテゴリとして扱われていて、それなりの人口も多いらしいので、お近くの方にもしかするとおられるかもしれませんね!

『廃車』についていかがでしたか?

俺の予想通りだった! という方と、実は結構ややこしいと思われた方がおられるかもしれませんね。普段は殆どが販売店などでやってくれますので、一部の方にしか馴染みのないことなので、車の豆知識として覚えておくのもいいですね!

それでは、安全運転を心がけて『廃車』にしないようにカーライフを楽しみましょう!