「赤切符」は即免停も当たり前のレッドカード!【スピード違反、罰金、出頭、流れ、青切符との違いなどを徹底検証!】

車の流れがスムーズなあまりついスピードを出しすぎて白バイに捕まった…身に覚えのある人もいるのでは? このような交通違反をしてしまったときに発行されるのが交通反則切符です。中でも「赤切符」はできれば発行されたくない恐怖の存在。そこで今回はできれば関わりたくない、けれど知っておいて損のない「赤切符」についてご紹介します。

赤切符とは?

交通反則切符のひとつです

ドライバーなら誰もが無関係とは言えない「赤切符」という存在。けれど、赤切符が実際にどんなものなのかよくわかっていないという人も多いのではないでしょうか? 赤切符は交通反則切符の一種で、正式名称は「道路交通違反事件迅速処理のための共用書式」と呼ばれるものです。その名のとおり赤い色の書類で、上部には「告知票・免許証保管証」と書かれています。

重度の違反を犯すと発行される

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赤切符が発行されるのは、重度の交通違反を犯したとき。たとえば、無免許運転や飲酒運転など明らかに悪質な違反にも適用されますが、身近な適用事例としてはスピード違反があります。
覆面パトカーや白バイなどのパトロールによってスピード違反で捕まると、その場で交通反則切符が発行されますが、その切符には青と赤の2種類があります。青切符がきられるのは一般道で30km未満、高速で40km未満のスピード超過をしたときで、超過した速度によって罰金の額が変動します。一方、赤切符がきられるのは一般道で30km以上、40km以上のスピード超過をしたときですが、罰金額を決定するのが簡易裁判所だという点が青切符とは大きく異なります。

発行と同時に免許が没収される?

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赤切符が発行されると同時に警察が免許証を没収することが多々あります。「いきなり免停になるの?」と思われるかもしれませんが、これは赤切符を交付されたドライバーに今後の手続きを確実に行わせるための担保。ですので没収されている間は、赤切符が免許証代わりとして効力を持ち、赤切符に記載された有効期限まで今までどおり運転することができるのです。もちろん、無事に一連の手続きを終えれば免許証は手元に戻ります。

赤切符を切られた後の流れ

発行されると行政処分&刑事処分を受けることに

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赤切符が発行されると交通違反に対する行政上の措置とともに、犯した違反の内容に応じて処罰を決定する刑事処分を受けることになります。ちなみに、青切符にも本当は刑事処分はあるのですが、あらかじめ定められた反則金を支払うことによって刑事処罰を免除されているのです。刑事処分と聞くと言葉の重みに心臓がドキッとしてしまうかもしれませんが、手続き内容や方法は複雑ではありませんのでそれほど怖がる必要はありません。ここではドライバーにいちばん身近な「スピード違反で赤切符をきられたときの流れ」をご紹介していきます。

およそ一ヵ月後に交通裁判所へ出頭

まず、赤切符が交付された日に出頭先の裁判所と出頭日が決まります。裁判所は自分で選択できるので、A県に在住していてたまたまB県に来ていたときに違反をしても、A県の裁判所を選択することができます。裁判所への出頭日はその裁判所の事情などにより異なりますが、交付された日からおよそ20~30日前後が一般的なようです。
裁判所へ出頭…弁護士はいるの? 何をすればいいの? とパニックにならないで大丈夫! 特別な事情があってとことん正式裁判をしたいというなら別ですが、一般には手続きが簡素な「略式裁判」という方法を選択する人がほとんどだからです。

なにはともあれ受付へGO!

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交通裁判所に到着したらまずは受付で「速度違反による出頭」であることを伝え、赤切符を渡しましょう。そこで手続きの流れの説明を受けます。もし赤切符の記載に誤りがあればそのとき訂正する必要があります。念のため、訂正に必要な印鑑を準備しておくといいですね。

事情聴取と罪状認否で違反内容を確認

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受付が終わると、次に向かうのは交通警察官室。赤切符でスピード違反になると、刑事処分を受けるために取り調べを受ける必要があるんです。とは言っても顔にライトを当てられて「お前がやったんだな!」なんて恐ろしい目にあうことはありませんのでご安心を。赤切符が交付された日時、場所、状況などの事実確認がメインで、時間も5~10分ほどという場合がほとんどです。
警察からの取調べに続いては、検察官からの罪状認否があります。つまり、警察の言い分が正しいかを確認するわけです。イエス・ノーで答えるだけの質問がほとんどなので、先ほどの警察官による事情聴取よりもさらにあっさりと終わります。この段階で処罰内容に応じた罰金額を提示される人も多いようです。

いよいよい裁判所で判決を受ける!

赤切符の交付理由について事実が明確になったところでいよいよ裁判所へ。裁判所の窓口であらためて氏名と生年月日などを確認され、いよいよ判決…! ですが、判決文を渡されるだけで判決文の読み上げなどの仰々しさはありません。判決文は赤切符の裏面に記載されており、罰金額と判事のゴム印が押されたもので「主文 被告人を罰金○万円に処する」などと書かれています。その場で所定の窓口で定められた罰金を納めたら、無事に手続きは完了です。ちなみに罰金の支払いは現金のみですので、あらかじめ多めの現金を用意しておきましょう。スピード違反の罰金額は平均5、6万円と言われており、上限は10万円となります。
罰金を支払い後、領収書と赤切符を受付で提示すれば、免許証も手元に戻ります。

赤切符で前科がつく!?

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赤切符が恐ろしいのは裁判所への出頭や罰金刑だけじゃありません。なんと、罰金刑が確定することで「前科」がついてしまうのです。日常生活では特に関わりのない話のように思うかもしれませんが、たとえば履歴書の賞罰欄などには前科を記載しなければならず、もし就職や転職を控えていれば笑えない状況ですよね。罰金以下の前科は5年で効力が失われますが、前科持ちにならないためにも日ごろから安全運転を心がけたいものです。

赤切符で免停や免許取り消しの可能性も

赤切符を切られたからといって即、免停や免許取り消しになることはありません(先ほど書いたとおり、その場で免許を没収されても免停ではありません)。けれど、蓄積された違反点数によっては赤切符=免停、免許取り消しになることがあります。
免停の場合。過去に行政処分(青切符など)の経験がない人でも違反点数が6点になれば30日間の免停となります。シートベルト未着用で1点、信号無視で2点など、細かな違反を積み重ねることで誰でも適用される可能性がありますよね。一方、免許取り消しは違反点数15点以上で適用となります。0.15~0.25mgの酒気帯び運転で13点ですが、0.25mg以上だと一発で免許取り消しとなります。

まとめ

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いかがでしたか? 交通違反は青切符であろうと赤切符であろうと決して許されるものではありません。けれど、赤切符を発行されると5年とはいえ前科として経歴に残りますし、罰金額も跳ね上がります。急いでいた、道が空いていた、などいろんな事情はあるかと思いますが、いつでも安全なドライブを心がけることが結局自分のためにもなりますよね。