「自賠責保険」はバイクも必要って本当?【みんなが気になる!料金、加入方法、250cc以上と以下の差などを解説★】

私たちが普段何気につかっている車には「自賠責保険」という必ず入らなければいけない「保険」があります。では、もしそれがバイクや原動機付自転車ならどうなのでしょうか? もちろん、バイクや原付も「自動車」に含まれるため入る必要があり、もちろんこちらも義務です。では、自動車とバイクなどでは内容が違うのでしょうか? 払い方や加入の仕方は? 色々疑問もありますので、今回はそちらを調べてみましょう!

そもそも「自賠責保険」ってなに?

「自賠責保険」とは「自動車損害賠償責任保険」の略称で、対人で事故を起してしまった際に、被害者に払われる賠償金を保証している制度で、1955年に施行された「自動車損害賠償保障法」に基づいて加入義務のある「保険」です。別名「強制保険」とも言われています。
同法律が執行される前には加害者の経済状況やモラルなどによって被害者の治療費などが支払われず、いわゆる泣き寝入り状態になることがあり、それを解消するために導入されました。ただし、これによって支払われる額は多くなく、基本的には個人で他に「保険」に入るのが基本になっています。
他にも同様の「保険」として農業協同組合・消費生活協同組合・中小企業など協同組合などが「共済」という名前で運用しているものもありますので、それら全てを含めたものを紹介してきたいと思います。
なお、この「保険」は自動車に含まれているもの、車、バイク、原動機付自転車が対象になっていますので、今現在のところは自転車などは含まれていません。自転車などは個別で加入する「保険会社」による「保険」に入ることでカバーすることになります。

「自賠責保険」が適用される範囲は?

じゃあ実際にどの程度までが補償の範囲になっているのかが気になりますよね? 成り立ちが事故被害者への補償ということで、以下の条件では「自賠責保険」が適用されず、事故をおこした当人が全額支払わなければならなくなります。それではその条件をみていきましょう。
自損事故の場合は適用されません。例えていうならば、誰も被害者がおらず自分でどこかに車をぶつけてしまった場合は、その際に破壊してしまった物品が他人のものであっても適用されず、また自身の怪我にたいしても適用されないので、全額自腹となってしまいます。道路にあるプランターや自転車ならば負担は軽いですが、相手の自動車の修理代などになってくるとかなり高額になってくるので、要注意ですね! また自身の怪我が重篤な場合でも適用されないので、かなりの負担になります。
なので、「自賠責保険」だけではなく「任意」の「保険」に入っておくことも重要です!

バイクの「自賠責保険」の料金は?

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「自賠責保険」についての簡単な説明を聞いて、さらに気になるのはきっと料金の方ですよね! 「強制加入」ということで、必ず出費しなければいけないものなので、その値段によってはバイクを購入するかどうかの分岐点になるかもしれません。そこは安心してください! そこまで高いものではないので、バイクを購入する経済力があるなら問題にはならないと思います。しかし、排気量やバイクか原動機付自転車といった種類で変わりますので、自分が欲しいバイクに照らし合わせてみてくださいね!
まず、原動機付自転車の場合は、125cc以下で1年契約で7,280円、2年契約9,870円、3年契約12,410円、4年契約14,890円、5年契約17,330円となっています。1年ごとに契約するよりは複数年の契約をするほうがかなり安くなるので、将来の計画をたてて、なるべく長めに契約するのをおすすめします!
では、125cc以上~250cc以下ではどうなるのでしょうか? 1年契約で9,510円、2年契約14,290円、3年契約18,970円、4年契約23,560円、5年契約28,060円となっており、こちらも複数年契約の方が絶対にお得ですので、できれば複数年の契約をしておきましょう。
なお、この枠組みは車検がいらない車両という枠組みとなっていますので、251cc以上のバイクは下のカテゴリをご覧ください。

251cc以上の場合はいくらになる?

車検が必要になってくる251cc以上のバイクの場合は車検は2年に一度なので12ヶ月間9,180円、13ヶ月間9,550円、24ヶ月間13,640円、25ヶ月間14,010円、36ヶ月間18,020円となっております。少しややこしくなっていますが、こちらの場合は車検の際に払うことになっていますので、このような体系になります。なお、251cc以上の場合は一律この値段になっています!
また、この値段は本州・北海道・九州・四国に限っての値段になっており、沖縄県や離島では値段が変わってきます。といっても安くなる方向なので、大まかにこの値段で考えておけば、良いかもしれませんね!

上記のカテゴリを含めいずれも法律によって値段が変わってしまいますので、現在の状況ということで参考にしてくださいね。

「自賠責保険」ってどうやって加入すればいい?【250cc以下の場合】

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「自賠責保険」がどういったものかと、値段が分かったところで、次はどうすれば契約できるのかを見てみましょう! まず251cc以下とそれ以上では契約の方法が変わるというのを覚えておいてください。その差は車検があるかどうかということで、251cc以上のバイクは自家用車と同様に3年に1回車検があり、そこで契約するという方法になります。
それでは250cc以下のバイクや原動機付自転車はどうなるのでしょうか? その2つの契約の場合は損害保険会社(組合)や車、バイクの販売店など契約することができ、最近ではセブンイレブンなどのコンビニ、ネットでの契約など、かなり便利になっています。加入する義務のある「保険」なので、できれば購入した際にその場で契約するのが理想です。後日加入しようと思っている間に事故を起したりした場合にはかなり大変なことになるのは間違いありませんよ!

それでは次に251cc以上の場合もみてみましょう。

「自賠責保険」ってどうやって加入すればいい?【251cc以上の場合】

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251cc以上の場合は上記に書いた通り、車検の際に「自賠責保険」へ加入するという方法になりますので、新車で購入した場合にはバイクを販売しているお店などが代わりに新規登録や車検、「自賠責保険」の加入などをしてくれます。もちろんしていない場合もありますし、中古で直接前オーナーから購入した場合には自分で全てをやらなければいけません。また中古でも、販売店から買った場合には全てお任せできますので、手続きが面倒な場合には任せておくのが楽でいいかもしれませんね!

それでは、全部自分でやる場合にはどうすればいいのでしょうか? まずしないといけないのが、バイクの新規登録になります。新規登録は必要な書類を用意し、車検の予約をとりましょう。それから管轄の「陸運局」にバイクを伴って出陣です! この場合はまだナンバープレートがないので、自分でトラックに載せて運ぶか、地域の市役所に行って仮ナンバーを借り、バイクに取り付けて運ぶことになります。そして「陸運局」で新規登録をした際に車検用の用紙をもらい、検査コースに入って完了となります。
中古で買って車検が残っている場合には陸運局にいって名義変更の書類をもらって、提出すれば完了です。この場合はバイクを持ち込まなくていいので、必要書類だけもっていきましょう。

必要な書類は?

どんな手続きでもそうなのですが、提出先に行った際に必要な書類がなくて二度手間になった! なんて経験は誰でも経験したことがあると思うのですが、できればそうなりたくないですよね! なので、事前に必要な書類をちゃんと確認しておくのは非常に大事です。そこで、バイクの新規登録に必要な書類を書いておきますので、参考にしてもらえれば幸いです。
1.申請書
2.自動車検査票または予備検査証(完成車は除く)
3.自動車重量税納付書(自動車重量税印紙を貼付)
・有効期間3年の場合:5,700円分の自動車重量税印紙
4.手数料納付書(必要な手数料印紙などを貼付)
・完成検査の場合:1,100円分の自動車検査登録印紙
・持込検査の場合:400円分の自動車検査登録印紙と1,600円分の自動車審査証紙)
6.譲渡証明書
7.新使用者の住民票(3ヶ月以内のもの。コピー可)
8.使用の本拠の位置を証するに足りる書面:
・電気・ガス・水道・電話料金の領収書(発行されてから3ヶ月以内のもの)または住居にかかる契約期間中の賃貸借契約書など
9.新所有者または新使用者の委任状(申請書に押印のある場合は不要)
10.自動車損害賠償責任保険証明書
11. 申請書などの代金:1,000円程度(印紙代、証紙代は除く)

となっております。かなり書類がいるのでちゃんと確認して、封筒などにまとめておくのがいいかもしれませんね!

「自賠責保険」に入らなかったどうなるの?

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「自賠責保険」は「自動車損害賠償保障法」に基づいて運用されている「保険」なので入ってない状態で自動車などを運転するのは明確な法律違反となり処罰の対象となります。もし、はいっていない状態で事故を起した場合はたとえ「任意」の「保険」に入っていた場合でも「自賠責保険」で適用される補償額の限度額以上からしか支払われないので、そこまでの額は全額自己負担になります。軽い事故ならいいかもしれませんが、対人となるとかなりの額を負担しなければなりません。
例えば死亡事故などの場合は「自賠責保険」の最高額は3,000万円までとなっていますので、それを全額負担するとなると、かなりの経済力をもっていない場合は自力で返済するのは不可能だと思います。
また、事故を起さない場合でも、加入しないでで運転していた場合には1年以下の懲役または50万円以下の罰金となり、また自賠責保険の証明書を所持していないという場合でも30万円以上の罰金です。
なので、「自賠責保険」に入らないというのはかなりリスクが高くなります。高い金額でもないので、絶対に加入しておきましょう!
道路交通法違反ということで6点が付けられ、即免許停止といった罰則もあります。そうなると、初回なら30日間の間運転することができませんので、やはり絶対に加入しておかないといけませんね。

国から肩代わり分を請求されます!

もし、「自賠責保険」に入っていない状態で事故をおこした場合は、上記の様な罰則を受けた後に、被害者へ国が肩代わりした分を請求されます。本来は被害者が加害者に対して行える「損害賠償請求権」を国が代位取得して請求という流れで、他にも被害者が国民健康保険や労働者災害補償保険といった公的な各種社会保険を利用した場合にはさらにその分も請求されることになります。もし、額が大きすぎて払えない場合には国との裁判になり、家、車、土地などの財産を差し押さえられ、それで返済となります。
こうなってしまうと、ほぼ立ち直るのは不可能に近く、最悪自己破産ということになりますが、裁判で認められるかどうかはまた別なので、「自賠責保険」の料金を考えたら未加入というのは非常にリスクだけが高いということです。

事故しなかったら「自賠責保険」未加入って分からないんじゃない?

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「自賠責保険」に入ってるか入ってないかって見た目ではな分からないんじゃない? それならバレなきゃOK! 事故もしないし! と簡単に考えてはいけません。そこもちゃんと考えられていて、国土交通省は「自賠責」に加入していない車両を調べるために色々な取り組みを行っています。
「自賠責保険」に加入している方は分かると思うのですが、ちゃんとナンバープレートなどにシールが張られています。そこには期限なども書かれていますので、そのシールが有るか無いか、またはちゃんと期限内かで見分けるので、誤魔化すのは不可能です。
また、警察当局と協力し幹線道路などの大きな道路で監視を行っていたり、駅前の駐輪場や駐車場などに停まっている車両を確認したりもしています。後者の場合には車体に通知書が付けられるので、付けられていた場合は「自賠責保険」未加入か期限が切れている可能性があります。すぐに加入・更新をしましょう!

バイクの「自賠責保険」まとめ

車を運転する人もバイクも運転している人も絶対に入ってないといけない「自賠責保険」についてはいかがでしたでしょうか? 簡単にまとめてしまうと、「絶対に入っておかないといけないのはバイクも同じ!」ということになります。取得の方法は250cc以下の場合はかなり簡単になっているので、ちょっとした手間で安心が買えると思えば加入するのが当然ですよね! 何かあっては遅いので「自賠責保険」に加入し任意の「保険」にも加入しておきましょう!

それでは、安全運転と義務の遂行を心がけて素敵なドライブを楽しんでくださいね!