永遠の憧れ!動画で楽しむスーパーカーの軌跡

スーパーカー! それはいつの時代も憧れの対象になってきました。実際に手に入れるのは難しくとも、近年はスーパーカーの勇姿を、インターネットを通して楽しめるようになっています。今回はスーパーカーの動画についてまとめました。

スーパーカーとは何なのか

日本では「サーキットの狼」の影響もあり、その名が知れ渡ったスーパーカー。最初のスーパーカーブームの頃には、日本でスーパーカーの販売を行う首都圏の輸入販売店に、地方からカメラを持った子どもたちが集まっては、その勇姿をフィルムにおさめていた時代もあったといいます。

そんなスーパーカーですが、具体的にどんなクルマなのか一言で説明できる人は、意外と少ないかもしれません。そこでここでは、色々説明するよりも、スーパーカー研究の第一人者として知られ、自身でも過去にフェラーリ 328などを所有していた沢村慎太朗氏による著書「スーパーカー誕生」について紹介しますので、気になった方は是非読んでみてください。(単行本で約800ページ、税込み5,000円というボリュームだったのですが、近年文庫本化されて、購入のハードルが下がりました)

スーパーカー誕生

単行本は4,980円、文庫本は1,382円。一部単行本と文庫本で中身に違いがあり。

販売サイトへ

そしてここからは、同書にて紹介されている「スーパーカー」を主にした動画を紹介してきたいと思います。どんなクルマなのか気になったら、是非本を買ってみてくださいね。

スーパーカーの金字塔、フェラーリ

フェラーリはスーパーカーの象徴的な存在で、自動車好きに限らず、その名前を知らない人は少ないでしょう。フェラーリは元はレーシングカーのメーカーでしたが、裕福な顧客のために公道用のロードモデルを開発したところから、スポーツカーづくりをはじめます。

当初はグランドツーリングカーという趣の強かったフェラーリの市販車でしたが、ライバルであるランボルギーニの出現などに伴い、スーパーカー的な自動車の開発に舵を切りました。カウンタックとフェラーリBBの対決は、当時多くの子どもたちの心を踊らせたといいます。

ディーノ 206GT

ディーノ206GTは1967年に登場しました。一貫してV型12気筒エンジンを搭載していたフェラーリが、最初に小さなエンジンを積んだ歴史的なモデルです。206GTという車名は2.0Lの6気筒を意味しており、フェラーリのこれまでのモデルとは異なることから、ディーノを名乗りました。レース用のホモロゲーションモデルを除けば、ミッドシップにエンジンを積むフェラーリの走りとなったモデルです。

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Ferrari Dino 206GT

フェラーリ 365GT/4BB

ディーノに続いてフェラーリは遂に、本流のV型12気筒エンジンを積むモデルもミッドシップへの転換を決定。1973年に365GT4/BBとして結実します。開発に際しては社長のエンツォをはじめ、色々な無理難題が重なったと言われており、V型12気筒エンジンはバンク角を180度に開き、一見すると水平対向エンジンのような外観を得ています(BBとはベルリネッタ・ボクサーのこと)。高すぎる重心設計など色々な妥協があったとも伝えられますが、カウンタックと並んで、"フェラーリのBB"はスーパーカーの象徴になりました。

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フェラーリ 365GT4/BB - Gazooでの解説動画

フェラーリ 308GTB

フェラーリ 308GTBはディーノの流れを組むV8搭載モデル。この時代から、エンジンの小さなフェラーリも、正式にフェラーリブランドの中に組み込まれていったのです。

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Ferrari 308 GTB

フェラーリ 288GTO

ディーノの流れを汲むピッコロフェラーリの中で、エンジンを縦置きに改めてターボで武装、伝統のGTOの名前を冠したのが288GTOです。レース出走のためのホモロゲーションマシンとして製作されました。

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Ferrari 288 GTO

フェラーリ F40

フェラーリ40周年を記念して作られたのが、このF40です。技術的には288GTOのものを継承しつつ発展させ、複合素材や接着剤も多用したボディも使われています。オドロオドロしい外観も含めて何かと有名で、1990年代末の一時期を除けば、現在でも新車価格以上で取引されています。

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Ferrari F40

フェラーリ 348

このモデルの詳細はの他の記事をどうぞ。

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Ferrari 348

フェラーリの永遠のライバル、ランボルギーニ

元はトラクターメーカーに端を発するランボルギーニは、フェラーリのライバルとして登場、市場を盛り上げました。ランボルギーニがスポーツカーの製造に着手するには、フェラーリを分解したら安い部品ばかりで不満を持っていた、フェラーリの対応が悪くて業を煮やして自分で作ることにしたなど、複数の逸話が知られていますが、実際には周到に市場参入を計画して、プロパガンダに打って出たとも言われています。

ランボルギーニ ミウラ

ミウラはランボルギーニの知名度を一気に押し上げたスーパーカーです。V12エンジンをミッドシップに横置きで搭載するという構成と、公称最高速度300km/h(多分にハッタリだったそうですが)は、世界中の自動車好きや自動車関係者を注目させました。またフェラーリのデザインを担当するピニンファリーナに対して、こちらはライバルのベルトーネが担当、当時就任したマルチェロ・ガンディーニのスタイリッシュなデザインも話題になりました。

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Lamborghini Miura

ランボルギーニ ウラッコ

ランボルギーニはV8を積んだ2+2のウラッコも発売しました。ウラッコはポルシェ911のようなクラスの市場を意識したモデルでした。

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Lamborghini Uracco

ランボルギーニ カウンタック

カウンタックは、その名前を自動車史に悠然と輝かせるスーパーカーで、現在でも高い知名度と人気を誇ります。数台だけが生産されたと言われるウルフ・カウンタックは、特に注目を受けたモデルでした。映画「蘇る金狼」で松田優作が運転した姿も知られています。フェラーリのBBと合わせて、スーパーカーブームの立役者となりましたが、その後はランボルギーニの財政事情などからモデルチェンジを受けることなく、1990年まで製造されるなど、意外にも長寿モデルでした。

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ランボルギーニ カウンタックのGazooでの解説

ランボルギーニ ディアブロ

カウンタックの後継車として遂に1990年に登場したのが、悪魔の名前を持つ新型モデル、ディアブロです。ドーピングを重ねるような改良を続けたカウンタックに対して、ディアブロはカウンタックの欠点を潰し、またライバルのフェラーリが持っていなかった4WDも採用しました。

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Lamborghini Diablo

ランボルギーニ ガヤルド

そんなランボルギーニですが、1990年代の業界再編に伴いVWグループ入り、アウディの傘下で新たな開発体制がスタートしました。ガヤルドはアウディ流の設計手法が持ち込まれた最初のランボルギーニで、技術的にアウディのスーパースポーツであるR8との共通点が多く見られます。新しいランボルギーニの歴史のはじまりとなった象徴的なモデルです。

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Lamborghini Gallardo

フォードとの混血児、デ・トマソ

若き日は、かのチェ・ゲバラとも親交が深かった風雲児、アレハンドロ・デ・トマソは、アメリカ人女性レーサーで大富豪の娘、イザベルと結婚し、政治力を用いてフォード資本の支援を受けながらスーパーカー製造に着手しました。現在デ・トマソの名前を持つ自動車は途絶えていますが、かつてスーパーカー市場では強い存在感を発揮していました。

デ・トマソ マングスタ

1967年に登場したマングスタの名前は、マングースのイタリア語に由来します。ジウジアーロが手がけた流麗かつ獰猛なデザインの車体には、フォード製のV8エンジンがミッドシップにおさめられていました。

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De Tomaso Mangusta

デ・トマソ パンテーラ

続いて登場したパンテーラは、1971年に登場。よりスーパーカー然としたデザインや、よりパワフルなエンジンが搭載されたものの、自社製のエンジンを積むカウンタックやBBに比べると、やや存在感は薄いものがありました。パンテーラは滑り出しは好調ながらオイルショックで失速、それでもフォードの元で、1990年頃までほそぼそと生産されたロングセラーとなりました。

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De Tomaso Pantera

マセラティのスーパーカー、そしてシトロエンとの関係

イタリアの名門であるマセラティですが、時代に合わせて親会社が変わるたびに、製品のラインアップも多彩でした。イタリアの各社からスーパーカーが出ていた時期と重なる1965年から1975年まではフランスのシトロエンの傘下にあり、シトロエン出身の社長はマセラティのスーパーカー市場への参入を画策します。

マセラティ ボーラ

ボーラはシトロエン傘下で作られたスーパーカーで、ライバルよりも控えめなV型8気筒エンジンを搭載しつつも、パワーは310馬力、最高速度280km/hに達しました。シトロエンが得意としていた油圧システムは、ブレーキはもちろん、油圧によるペダル位置の調整機能にも利用され、また高級車メーカーであるマセラティとして、遮音性や振動の低減にも配慮が払われました。

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Maserati Bora

マセラティ メラク

ボーラと基本設計を同じくしつつも、メラクは運転席の位置がボーラよりも前に寄せられ、更にエンジンは前後に短いV6エンジンを採用、2+2のパッケージングを持ちます。シトロエンとの提携解消によりマセラティのミッドシップスポーツはボーラとメラクのみで終わりましたが、メラクの生産は1983年まで続きました。

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Maserati Merak

シトロエン SM

マセラティがミッドシップのスーパーカーを作る一方で、シトロエンはマセラティ製のエンジンを使って、当時のフラッグシップだったシトロエンDSを下敷きに、究極の前輪駆動車を開発しました。それがSMです。SMは性的な意味ではなく、MはマセラティのMなのですが、やや確信犯的な名前であることも否めません。その成り立ちや走行感覚は他の自動車とは全く異なる来なかった未来を体現しており、沢村慎太朗は、この異色のモデルをスーパーカーとして随所で採り上げています。

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Citoroen SM

違う世界を目指したランチア

歴史的に画期的な技術やコンセプトを開発し、その中には現在の自動車の源流となった要素も多かったランチアですが、独立資本時代末期からフィアット傘下に入った時期にかけてスーパーカーを開発したことがありました。それがストラトスです。以降、ランチアの開発は有名なデルタ・インテグラーレを含めてアバルトに移行したので、ランチアの独自性を持つモデルはストラトスが最後になりました。

ランチア ストラトス

ストラトスは300km/hの大台を目指すのではなく、とにかくラリーシーンで速いための究極を狙ったスポーツカーですが、その成り立ちの特異さや、見た目から、やはりスーパーカーに分類します。短く広い車体、まっすぐ走らせることさえ難しいハンドリング、フェラーリ製のエンジンなど、エピソードに事欠かないストラトスでしたが、現役当時の人気は今一つで、自動車としての出来は横において、ランチア開発部門の命運が途絶える契機となりました。

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Lancia Stratos

スーパーカーへのドイツからの回答

ここまでイタリアのスーパーカーについて紹介してきましたが、ドイツ勢も手をこまねいて見ていたわけではありません。ここからはドイツ車のスーパーカーたちを見ていきましょう。

メルセデス・ベンツ C111

元はロータリーエンジンやディーゼルエンジンを研究するために作られたコンセプトカーでしたが、1970年には最高速度300km/hを達成できるなど、極めて高い完成度を持っていました。1960年代末から1970年代末まで開発は続けられており、高い完成度から市販化を期待する声もありました。しかし結局は市販されず、メルセデス・ベンツのスーパーカーは2000年代のマクラーレンSLRまで待つことになります。

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Mercedes Benz C111

BMW M1

レース出走のためのホモロゲーションモデルとして開発され、ミッドシップにはBMWのシルキーシックスの中でも究極と言われるM88型直列6気筒エンジンを搭載。しかしランボルギーニとの協業が上手く行かず、レースにも殆ど出られないなど失敗作になりました。沿革やM88の行方は、の他のまとめもどうぞ。

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BMW M1

ポルシェ 930 ターボ

実用的スポーツカーとして911を作っていたポルシェでしたが、スーパーカーたちへの解答として、エンジンをターボ化したターボモデルを、930型911の世代ではじめて投入しました。以来911ターボは、スーパーカーに比肩するモデルとして今日まで続いていくのです。

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930 Turbo

究極への挑戦

最後に、近年話題になったスーパーカーたちの動画を紹介したいと思います。

マクラーレン F1

百聞に一見はしかず、是非動画をご覧ください。最高速度などはさておき、トータルで、このクルマを超えるスーパーカーは、もはや二度と出てこないと言われています。

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McLaren F1

チゼータ V16T

ランボルギーニ出身のスタッフが作り上げた巨大なV16エンジンをミッドシップに搭載するスーパーカー。僅か15台で生産するも、近年アメリカで復活しています。

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Cizeta V16T

ブガッティ EB110

近年のブガッティ復活のさきがけとなったモデル。ランボルギーニやフェラーリと縁が深いスタッフによって開発され、ミッドシップにV12を搭載、ランボルギーニ ディアブロに先行してフルタイム4WDが搭載されました。1991年から1995年まで製造され、ブガッティの倒産により生産終了。ブガッティの名前はVWに引き継がれます。

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Bugatti EB110

Bエンジニアリング エドニス

EB110の夢をもう一度。EB110での開発スタッフが、EB110での反省点を元に、新たに作り上げたのが、このエドニスです。21台のみ限定生産されました。

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Edonis by B.Enginieering

ブガッティ ヴェイロン

市販車でありながら400km/hへの確実な到達を画策、そして達成しました。フォルクスワーゲンの技術力の粋を尽くしたモデルです。

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Bugatti Speed Test

まとめ

もっと沢山紹介したい車種や動画があったのですが、今回はこの辺りで一旦筆を置くことにします。

YouTubeでは迫力あるスーパーカーたちの動画が本当に沢山アップロードされています。紹介する専門のチャンネルなどもあります。オイルマネーなどに支えられて、まだまだこの先も発展が予想されるスーパーカーの世界を、是非ハイビジョンで覗いてみては如何でしょうか?

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Jamiroquai - Cosmic Girl

フェラーリ F40とF355、そしてランボルギーニ ディアブロが登場。