夢が実現!? 世界最速を目指したケーニッグセグCCX

ケーニッグセグCCXは、創業者が幼い頃に「世界最速のスポーツカーを作りたい」という願いを形にしたクルマです。世界のスポーツカーと比べて、どれほど速いのかケーニッグセグCCXの性能を検証してみたいと思います。

開発コンセプト

ケーニッグセグCCXの開発を考案した創業者は、クリスチャン・フォン・ケーニッグセグは、幼少期に「世界で最高、最速のスポーツカーを作る」という夢を持っていました。その夢は、いつしか実現させるための熱い情熱となりケーニッグセグの自信の自動車会社を会社、「ケーニッグセグ・オートモーティブ社」をスウェーデンのエンゲルホルムに設立するまでになりました。そして、ケーニッグセグCCXは、「ケーニッグセグ・オートモーティブ社」の10周年アニバーサリーとして企画されました。

名称の由来とは?

「ケーニッグセグCCX」の名称の由来は、「ケーニッグセグ」は自社のネーミングです。「CCX」の「CC」は、「コンペティション・クーペ」の意味です。そして「X」というのは、「10」を意味してます。なぜ「10」かというと、1996年にケーニッグセグは、スポーツカーのコンセプトを企画しましたが、「ケーニッグセグCCX」の開発企画は、それから10年目に当たりアニバーサリーとなる「記念」の意味が込められています。

ケーニッグセグCCXの制作

フェラーリ、ランボルギーニ、ブガッティ、ポルシェなど、世界には歴史と実績を持つ自動車会社とスポーツカーが数多く存在する中、ケーニッグセグはどれほどの性能あるクルマを制作できるのでしょうか。「ケーニッグセグCCX」は、夢を実現させるだけでなくボディ、シャシー、エンジンなど、スポーツカーとして高性能な技術が盛り込まれていました。

コンパクトなボディ

ケーニッグセグのクルマで特徴的なのがドアです。ケーニッグセグ社が採用しているドアは「ラプタードア」といいボディサイドに出てきた後90度前方に回転しながら開くタイプのドアです。迫力あるフロントフェイス、流れるように美しいボディライン、6連テールが目を引くテールが印象的ですが、意外にもボディサイズはコンパクトです。全長が4,293mm、全幅1,996mm、全高1,120mmです。トヨタのスポーツカー「86」が全長4,240mm、全幅1775mm、全高1,320mmですからトヨタ「86」をワイドにしてローダウンさせたサイズです。そのボディは、ルーフは取り外し可能になっており、カーボンファイバーとアルミニウムハニカム構造のモノコックボディで車重は、1,180kgに抑えられ非常に軽量、なおかつ剛性も高いものとなっています。

強力なパワーユニット

ケーニッグセグCCXに収められているパワーユニットにも注目です。フォード社製4.7L V8エンジンは、ケーニッグセグ社でチューニングされ組み立てられていました。そのエンジンにロトレックス社製のスーパーチャージャーが2基も装着され、最高出力817PS/6,900rpm、最高トルク94kgm/5,500rpmを発揮するモンスターパワーユニットなのです。パワー・ウェイト・レシオは、1,59kgです。そこに組み合わされるトランスミッションは6速MT、2ペダル式パドルシフトATとなっています。サスペンションは、前後プッシュロッド式ダブルウィッシュボーンで高度なセッティングが施されています。ブレーキは、強力なストッピングパワーを可能とするブレンボ社製で前8ピストン、後6ピストンのベンチレーテッド・セラミック・ディスクにキャリパーは、APレーシング社製が装着されています。817PSを路面に伝えるタイヤは、センターロック式のホイールに、ミシュラン製の前255/35R19、後335/30R20の「ミシュラン パイロットスポーツ2」タイヤが装着されています。

ケーニッグセグCCX(2006) 主要諸元

エンジン:4.7L V8 ツインスーパーチャージャー
最高出力:817PS/6,900rpm
最大トルク:94kgm/5,500rpm
トランスミッション:6速MT
駆動方式:MR
サスペンション:F プッシュロッド式ダブルウィッシュボーン、R プッシュロッド式ダブルウィッシュボーン
車両重量:1,180kg

ケーニッグセグCCXの性能

最高出力817PS、最大トルク94kgmを発揮するパワーユニットと1,280kgの軽量ボディによって、最高速は、「395km/h以上」です。0-100km/hの加速は3.2秒、0-200km/hの加速が9.3秒です。しかも29.2秒で0-300km/h-0の加速から停止までを行うことができ2008年におけるテストで最高記録となっています。

最高のスポーツカーなのか

世界のスポーツカーの最高速を比べるとケーニッグセグCCXは、どれほど速いのでしょうか。

ベスト10は、
10位 エンツォ フェラーリ(349km/h)イタリア
9位 ランボルギーニ アヴェンタドール(345km/h)イタリア
8位 グンペルト・シュポルトヴァーゲン(362km/h)ドイツ
7位 ゼンボ ST1(374km/h)デンマーク
6位 マクラーレンF1(386km/h)イギリス
5位 ケーニッグセグCCX(394km/h)スウェーデン
4位 サリーン S7ツインターボ(399km/h)アメリカ
3位 ポルシェ911GT9-R(413km/h)ドイツ
2位 ヘネシー・パフォーマンス・エンジニアリング ヴぇノムGT(418km/h)アメリカ
1位 ブガッティ・オトモビル ヴェイロン・スーパースポーツ(429km/h)フランス
という結果が出ています。

価格は?

最先端のテクノロジーが随所にみられるケーニッグセグCCXの価格はいったいどれくらいするのでしょうか。超貴重車のケーニッグセグCCXは、40台ほどしか生産されていないといわれています。それほど貴重で、高性能、美しい車でありながら日本円で約6,500万円です。パガーニ ゾンダが1億7,000万円、アストンマーティン One-77が、1億6,000万円、マクラーレンF1が1億~2億円もすることを考えると破格の値段なのです。

まとめ

ケーニッグセグCCXは、世界で40台ほどで貴重性、300km/hを優に超える最高速の性能、ラプタードアという個性的なドアを持つボディデザインとクルマとして超一流でありながら6,500万円という値段は、まさにコンセプト通り「最高のスポーツカー」なのです。