『免停』って?意外と知らない講習・期間・通知・免許取消・点数など解説!

安全運転を心がけている優良ドライバーの皆様には馴染みのないことだと思いますが、車を運転をするには数々の責任があり、それを破ると免許取り消し処分や免許停止処分などの罰則があります。そこで、知ってそうで意外に知らない免許停止処分『免停』について勉強しておきましょう! 万が一に備えて知っておくと色々対策などを立てることができますよ! それでは免許停止処分略して『免停』の詳細をお届けします。

『免停』になる違反点数

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いきなり本題から入りますと、前歴がない人の場合は違反によって受けた点数が6点に達すると『免停』になり、前歴が多ければ多いほど、『免停』になるまでの点数が少なく、また、「免許取り消し」までが近づいていきます。なお、点数は1年間の累計となっていますので、1点の違反をしてから1年間のあいだ、違反せずにすごした場合は、点数は累積点数は0に戻りますが、1点の違反をしてからさらに1年の間に1点の違反をし、そこからさらに1年の間に4点の違反をすると、累積点が6点になって『免停』になるので注意が必要です。
そして、前歴によって変動する点数は、過去3年以内に前歴が1回でもあった場合は4点以上で執行され、前歴が2回の場合は2点で『免停』となりますので、ご注意ください。

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では、ここで重要になってくる「運転免許」と「運転免許証」とはどんなものでしょうか?
「運転免許」とは、特定の機械装置や設備に対して、操作上に必要な一定の技量が認められた場合に得られる免許で、公文書して発行されるのが「運転免許書」とされています。日本では、自動車および原動機付自転車の行動を運転を認めるものをさし、国家公安委員会・警察庁交通局によって管理されている国家資格で、運転免許の制度・規則は道路交通法において規定されているので、一度目を通しておくのも良いかもしれませんね!

また、「運転免許証」の管理は各都道府県の公安委員会によって行われ、実質的業務については警視庁と各都道府県の警察と、免許に関する届出や法令の執行は上記2つの機関が行っています。なので免許の更新などで警察署に行くのはそれに関連しています! この辺りはよくご存知だとは思いますが、一応の基礎知識として覚えておきましょう!
また、「運転免許」について覚えておくと良いのが、「免許」は「特別に運転を認められた者」となっているので、法律上の「許可」に値しているというところと、原動機のない「自転車・馬車・リアカー」などは軽車両に含まれますので、「車両」扱いになり、歩道の走行は認められていないということです。最近では規則が厳しくなり、取り締まりも多くなったので、「車両」を使う際には要注意ですよ。

「運転免許証」のシステムについて

『免停』に深く関係している点数とは何なのか、次は「運転免許証」のシステムについておさらいしていきましょう。まず取得するためには国家公安委員会が指定している「運転免許試験場」にて適性試験・技能試験・学科試験といった三科目に合格することが必要となり、それ以外の方法としては「指定自動車教習所」に入所し、技能試験を受けて適性試験と学科試験のみを受けて取得する方法があります。日本では一般的に後者の方法が主流をしめていますので、「運転免許試験場」に直接取得しにいくのは「一発試験」や「飛び込み試験」といわれ、特別視されることが多くなっています。
また、大型特殊自動車第二種免許およびけん引第二種免許は、通常とは少し異り、いわゆる「一発試験」や「飛び込み試験」でしか取得できないのでご注意ください。

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そして肝心の「運転免許証」のシステムとしましては、「運転免許証」には有効期限や限界値15点という点数が割り振られています。期限につきましては、免許を取得して3回目の誕生日+1ヶ月までとなっていて、それ以降は5年が期限となっており、点数については期限内の累積加点方式で、交通違反などで点数が加算され、その点数が行政処分に値する基準までに達すると罰則をうけます。もちろん、違反した場合にはそのつど点数に関係なく罰則金がつきますので、こちらもご注意ください。

『免停』ってどんな処分?

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現在1年間の間に約400,000人以上が執行されている「免許停止処分」略して『免停』とは、前述のカテゴリで書かせていただいた「運転免許証」に設定してある限界15点のうち、「道路交通法違反」によって受けた点数がある一定の基準まで溜まった場合に執行される行政処分で、決められた期限の間は車の運転ができなくなります。「免許取り消し処分」は免許が没収され、車の運転をするのに再度、「運転免許試験場」に試験をうける必要があるのに対して、「免許停止処分」は期間が過ぎれば「運転免許証」が戻ってきますので、そこが大きな違いで、単純に一年間に受けた点数の量によって量刑が変わると思って差し支えありません。
「免許取り消し処分」については「運転免許証」に設定された15点を超えた時点で、車を運転する資格がないと判断されて下されますので、余程のことがないと処分をうけませんが、飲酒運転などの場合は違反点数が高く、一発停止などもあったりするので、お酒を飲んだ場合は運転をしないよう心がけましょう。

『免停』の期限は?

『免停』の処分を受けた場合には決められた期間運転をすることができず、その間は運転を我慢する必要があります。もちろん、「免許取り消し」とはまた違うので、期間が過ぎればまた車の運転を再開できるので、大人しく待っていましょう! では、その期限ってどうやって決まるのでしょうか? それは、違反となっている累積点数や前歴の有無で期間が変わってきますので、このカテゴリではそちらを紹介しましょう。
過去3年間に一度も『免停』を受けていない方で点数が6~8点となっている方は30日間の停止期間となっており、9~11点で60日間、12~14点で90日間となっていて、それを越えた場合は15点に達してしまいますので、『免停』を越え、「免許取り消し」となります。こちらはまだ軽いほうなので、この状態になったなら、車に乗るのは控えるのが賢明です。前歴がついた状態での違反はかなり厳しくなりますので、停止期間を過ぎても3年間は無事故無違反を意地でも貫いてください! 手遅れになったら大変です!

『免停』の期限~前歴編~

では、過去に3年間に『免停』を受けていて1回でも前歴がある場合の『免停』期間はどうなるのでしょうか? まず、前歴がある場合は一番軽い30日の『免停』は存在しません。4~5点の違反があった場合は即60日間停止され、6~7点の違反だった場合は90日、8~9点の場合は120日になり、それ以上はこちらも「免許取り消し」になります。
次に2回の前歴の場合だと2点の違反になった時点で90日の『免停』、3点で120日、4点で150日、それ以上は免許の取り消しが執行です。3回目になると2点で120日、3点で150日、それ以上はもう「免許取り消し」とかなり厳しくなります。
しかし、それで終わりかというとそうではなく、4回目の場合は2点で150日、3点で180日です。この場合、一時停止違反が2点なので、それだけで『免停』150日と相当厳しいので、車の運転を控えましょう。もちろん、無事故無違反なら問題ないのですが、ふとした瞬間に点を受けるときもありますからね!

免許停止の開始時期は?

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さて、ではもし、自分が『免停』を受けてしまった場合はどうしましょう? もしものときの為にここでシュミレーションしておくのも悪くないので、そうなってしまった場合にはどういう経過を経て、いつ「免許停止」という罰則が行われるのかを勉強しましょう。
まず、6点という違反点数を超えてしまった場合は、すぐに『免停』になって運転ができなくなるわけではなく、『免停』は行政処分に値するため、警察よりから行政処分の通知書が届くようになっています。そこにかかれた日付に警察へ出頭し、「運転免許証」を預けることで『免停』が開始されることになるので、気をつけないといけませんね! まれに違反者として捕まった時点から期間が始まっていると間違えておられる方がいて、無駄に30日間過ごしてしまうなんていう事例もあります!
 なお、まれに通知書を受け取っても出頭しない人がいますが、その間も累積点は加算されつづけ、検問などでひっかかった場合には警察官の判断で即『免停』が執行されたり、免許の更新時に強制的に執行となりますので、できる限り早めに出頭しましょう!

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上記で書かせたいただいた内容は30日間の『免停』での場合になり、90日以上の期間の罰則を受ける場合と、「免許取り消し」の場合にはまた違う方法での執行となります。では、どういった経緯が違うのでしょうか? 「意見の聴取」という段落が追加され、公正公平な行政処分をする為に、警察署や「運転免許試験場」で口頭によって証言する機会が与えられることです。
日時や場所などは違反をした日から約2週間後(最長半年)に届けられる「通知書」に記載されていますので、それに合わせて所定の場所にいって「聴取」をうけましょう! その際に証拠なども持っていくことができ、場合によっては減免されることもあります。
また、別に一人でしか行けない訳ではなく、弁護士などを連れていくこともできますので、お金がかかってでも、期間を短縮したい方はこの制度を利用してみてもいいかもしれません!

「運転免許停止処分者講習」について

『免停』には複数の期間が設置されてあり、違反の度合いや過去の前歴によってその期間が変わるというのは前述させて頂いた通りなのですが、一番短い罰則期間でも30日となっているので、車社会となった日本では、かなり生活が不便になってしまいます。生活範囲が自転車や徒歩で済ませられる方なら全く問題ないかもしれませんが、車を仕事に使っている方や、車がないと生活できない人には致命的です。では、毎年400,000人という「免許停止処分」を受けている人たちはどうしているのでしょうか? ここからは、それについて勉強していきましょう!
まず前歴がなく30日間の停止処分を受けてしまったなら、通知書にかいてある通りの日に"車を使わず"免許書を警察署へ届けにいきましょう! そこで、「運転免許停止処分者講習」を受けることができ、講習を受けて学科テストで一定の点数をとれば最長29日間も期間を短くすることができます。ただし、免許書を返してもらってもその日は運転できませんので、公共交通機関を使うか誰かに迎えにきてもらいましょう。もし、そこで車を運転しているのが見つかると『免停』期間がさらに延びる可能性があります。

講習の審査や内容は?

「運転免許停止処分者講習」において実施される内容は、「運転適正審査」と「診断」、「筆記による適正検査」、「教本を使った講義」、「運転手シュミレーターによる指導」と「実写での運転と指導」が行われ、最後に「筆記によるテスト」が行われます。基本的には「運転免許証」を入手する為に学んだことばかりなので、余程のことがない限りは大丈夫ですが、最後に行われるテストにおいて満点42点中正答率が半分以下の場合は短縮されなくなるので注意が必要です。
また、点数によって短縮される時間が変わり、点数が良いほど短縮期間は短くなります。正答率85%で30日なら29日間の短縮となっており、それ以外は『免停』の期間が半分なので、事前に勉強しておくのもいいですね。
しかし、救済処置として再度試験を受けることが可能なので、勉強して再度チャレンジというのも良いかもしれませんね! なお、30日の短期講習では6時間の講習で13,200円かかり、60日の中期だと2日間で合計10時間の講習となり22,000円、90日以上の長期になりますと、2日間で合計12時間26,400円の時間とお金がかかります。また、「運転免許停止処分者講習」を受講できるのは『免停』期間の2分の1が過ぎるまでとなっていますので、ご注意ください。

『免停』についてまとめ

『免停』についてはいかがでしたか? ちゃんと交通ルールを守り、無事故無違反の方なら全く関係することのない罰則なのですが、もし何かあったときの対処法として、ぜひ覚えておいてくださいね! 少しでも心構えがあると気持に余裕が生まれますし、便利な制度を知っておけば当然役に立ちますよ! また、付帯としてこのまとめの後に「道路交通法」と「違反における点数」のリンクを貼っておきますので、時間があれば目を通しておくのも悪くないと思います。

それでは安全運転を心がけて素敵なカーライフを送ってください。

道路交通法 交通違反の点数一覧表