世界が誇る自動車メーカー「トヨタ」の販売店舗ってなんであんなに分かれているの?

トヨタといえば日本を代表する自動車メーカーです。そのトヨタは他社が販売チャンネルの統合を図る中、チャンネルの統合をせずにそのままの体制を維持しています。なぜ5つものチャンネルがありそれを維持しているのか。そしてそれぞれどのような特色があるのか、そこを紹介していきます。

トヨタが販売チャンネルを増やした理由は1956年がきっかけだった。

2015年も終わり、トヨタ自動車は、現在世界第2位の自動車メーカーになっています(ちなみに世界第一位はGMです)。そんなトヨタ自動車は、1937年にトヨタ自動車工業として産声を上げ、クルマを作る「トヨタ自動車工業」とそのクルマを販売する「トヨタ自動車販売」とに分かれていましたが、1982年に両者を合併し「トヨタ自動車」として新しいスタートを切り、現在に至っています。そんなトヨタ自動車の販売店の歴史から特徴までを洗い出していきましょう。

トヨタってどのくらいの販売チャンネルがあるの?

トヨタには2015年1月1日現在で、トヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店・レクサス店の5チャンネルの販売網で展開しています。レクサスはアメリカでの成功をひっさげ日本に逆輸入されました。レクサス以外の4チャンネルはそれぞれ専属で扱っている車種もあるので、それぞれのチャンネルを詳しくみていきます。

【トヨタ店】トヨタでは最も歴史のあるチャンネル。主に高級セダンを中心に取り扱っています。

出典:http://www.tokyotoyota.co.jp/store/store_96_96.html

1956年に、トヨペット系列販売店として、このトヨタ店が誕生しました。このトヨタ店と同時にトヨペット店が誕生しています。なお、トヨタ店は誕生以来今に至るまで一度もなくなることなく続いているチャンネルの一つであり、最も古いチャンネルでもあります。
販売車種については、過去販売車種と現在の他チャンネル(販売店)併売車種・専属販売車種の種類がかなり多いので下記に挙げます。
なお、トヨタ店は創業当時からの販売網を引き継いでいる関係か、センチュリーを筆頭とする高級車や商用車(ライトバン・トラックなど)が多いため、富裕層や法人ユーザーが多く大衆車はあくまでも併売という扱いでいます。

過去販売車種

●カリーナ(2001年にアリオンへ移行)
●カリーナED(1998年にモデル廃止)
●ブレビス
●ガイア(2004年にアイシスへ移行)
●クラウンエステート
●トヨペットマスターライン
●キャバリエ(シボレー・キャバリエのOEM車種)
●クラシック
●マスターエース
●ハイラックス
●ハイラックスサーフ
●メガクルーザー
●スタウト
●コースターR(リエッセのOEM車種)
●ダイナグランキャブ(レンジャーのOEM車種)
●ソアラ(トヨペット店と併売。2005年にレクサス・SCとしてレクサス店から発売)
●オリジン(全店併売)
●セルシオ(トヨペット店と併売。2006年にレクサス・LSとしてレクサス店から発売)
●カルディナ(トヨペット店と併売)
●ブレイド(トヨペット店と併売)
●サクシードワゴン(トヨペット店と併売)

現在の他チャンネル併売車種(東京トヨタのみ販売車種含む)

●マークX(東京都内のみトヨペット店と併売)
●センチュリー(東京都内のみトヨペット店と併売)
●クラウンマジェスタ(東京都内のみトヨペット店と併売)
●クラウン(東京都内のみトヨペット店と併売)
●クラウンセダン(東京都内のみトヨペット店と併売)
●SAI(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●MIRAI(トヨペット店と併売)
●アベンシス(トヨペット店、およびネッツ店と併売)
●プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●86(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●ポルテ(トヨペット店と併売)
●アクア(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●エスティマ(カローラ店と併売)
●エスティマハイブリッド(カローラ店と併売)
●エスクァイア(トヨペット店と併売)
●シエンタ(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)

大阪トヨタ限定取り扱い車種

●ランドクルーザー
●ランドクルーザープラド
●ダイナ
●コースター
●クイックデリバリー
●ハイメディック
●トヨタ救急車

トヨタ店専売車種

●アリオン
●アイシス

【トヨペット店】トヨタ店と並んで歴史のある販売チャンネル。子育てが落ち着いたシルバー世代が中心。

出典:http://www.saitama-toyopet.co.jp/shop/saitama_minami/index.html

1956年にトヨタ店とともに誕生したトヨペット店は、トヨタ店がいわゆる高級車や商用車をメインとしているところで、マークX(旧・マークII)やプレミオ(旧・コロナ→コロナプレミオ)、現在既に絶版となったベルタ(旧・コルサセダン→プラッツ)などから分かるように、子育てが一段落付いた熟年のシルバー層を含む高齢者向けのセダンをメインとした展開を行っています。やはりトヨタ店と同様、併売車種が多いため、基本的にはトヨタ店・トヨペット店どちらでも同じ車が買えるようになっています。

過去販売車種

●マークII(2004年にマークXへ)
●コロナ(2001年にプレミオへ)
●マークIIクオリス - 2002年にマークIIブリットへ移行したが生産終了となる。
●マークIIブリット - セダンがマークXにフルモデルチェンジ後も2007年まで継続生産。
●アバロン - 後継車のプロナードが旧ビスタ店から発売されたが、プロナードも生産終了となる。
●グランドハイエース
●ツーリングハイエース
●ソアラ - トヨタ店と併売。2005年にレクサス・SCとしてレクサス店から発売。
●ハイラックスサーフ - 1992年8月よりトヨタ店と併売。初代ハリアー登場時にトヨタ店専売に変更。
●サイノス - 1991年から1994年までカローラ店、1994年から1999年まで旧ビスタ店と併売。
●レジアス - 旧ビスタ店と併売。1999年のマイナーチェンジでビスタ店専売になり2002年にアルファードへ。
●オリジン(全店併売)
●セルシオ - トヨタ店と併売。2006年にレクサス・LSとしてレクサス店から発売。
●カルディナ(トヨタ店と併売)
●イプサム(ネッツ店と併売)
●ブレイド(トヨタ店と併売)
●ベルタ(カローラ店と併売)
●サクシードワゴン(トヨタ店と併売)
●ヴァンガード(カローラ店と併売)
●マークXジオ(東京都内に限りトヨタ店と併売)
●ラッシュ(トヨペット店専売 2016年3月に販売終了)

現在の他チャンネル併売車種(東京トヨペットのみ販売車種含む)

●マークX(東京都内のみトヨタ店と併売)
●SAI(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●MIRAI(トヨタ店と併売)
●アベンシス(トヨタ店、およびネッツ店と併売)
●プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●86(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●ポルテ(トヨタ店と併売)
●ラクティス(カローラ店と併売)
●アクア(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●ハリアーハイブリッド
●エスクァイア(トヨタ店と併売)
●シエンタ(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●サクシードバン(トヨタ店と併売)
●コンフォート(東京都内のみ教習車仕様はトヨタ店と併売)

大阪トヨペットのみ取り扱い車種は、トヨタ店に準ずるので割愛します。

トヨペット店専売車種

●プレミオ
●ハリアー
●アルファード

【トヨタカローラ店】その名のとおりカローラを主軸としていましたが、今ではミニバンが主力。

出典:http://toyota-dealers.jp/33401/store/store_44_44.html

1961年にトヨタパブリカ店として創立されたトヨタカローラ店は、1969年に現在の名称となりました。ミニバンや実用型セダン、ハッチバック、さらにはリッターカーやダイハツ製の軽自動車のOEM車など、幅広いエントリー層からファミリー層向けの車種を中心に取り扱っています。

過去販売車種

●セリカカムリ(のちのカムリ)
●ウィンダム(2005年11月に生産終了)
●セプターセダン(旧ビスタ店と併売)
●カローラ(のちにカローラセダンに改名。日本国内向けの後継車はカローラアクシオ)
●カローラビジネスワゴン(のちにアシスタワゴンに改名。後継車はプロボックス)
●プロボックスワゴン(カローラアシスタ(←ビジネス)ワゴンの後継車種)
●ファンカーゴ(旧ビスタ店と併売。後継車はラクティス)
●カローラルミオン
●カローラII
●デュエット(ダイハツ・ストーリアのOEM車種。)
●カローラランクス (アレックスとともに、販売していた。後継車はオーリス)
●RAV4L(3代目にネッツ店専売へ)
●ヴァンガード(トヨペット店と併売)
●カローラスパシオ(実質的な後継車はパッソセッテ)
●パッソセッテ(ダイハツ工業と共同開発。ダイハツ・ブーンルミナスのOEM)
●スポーツ800
●カローラクーペ(のちにカローラレビンに統合)
●セリカXX(のちのスープラ)
●サイノス(トヨペット店、旧ビスタ店と併売)
●カローラレビン
●スープラ
●セリカ

現在の他チャンネル併売車種

●SAI(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●カローラ アクシオ ハイブリッド
●カローラ アクシオ
●86(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●アクア(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●スペイド(ネッツ店との併売)
●パッソ
●ラクティス(トヨペット店と併売)
●エスティマ・エスティマハイブリッド(トヨタ店と併売)
●プリウスα(3列シートモデル)(全てのトヨタ取扱販売店で取扱う)
●ノア(旧・タウンエースノア)
●シエンタ(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)

トヨタカローラ店専売車種

●カムリ
●カローラ フィールダー

【ネッツ店】ファミリーミニバンやSUVを多く扱い、若者向けの車を主に扱っているチャンネル。

出典:http://www2.netzchiba.com/store/store_86_86.html

「-the Creative-」という合言葉のもと立ち上がったネッツ店です。元来はトヨタオート店がネッツトヨタ店に名称変更された販売チャンネルでしたが、後にトヨタビスタ店も統合されて新生ネッツ店となり、事実上、旧トヨタオート店と旧トヨタビスタ店が統合したチャンネルとなっています。国内トヨタブランド販売チャンネルの中では最新チャンネルとなっています。(レクサスを除きます)

過去販売車種

アレックス(2006年10月に生産終了、後継車はオーリス)
WiLL サイファ(2005年2月に生産終了)
アルテッツァ(レクサス導入に伴い2005年8月に生産終了)
アルテッツァジータ(レクサス導入に伴い2005年8月に生産終了、後継車はマークXジオ)
アリスト(米国での新型GSの登場に伴い2004年12月に生産終了)
ファンカーゴ(2005年10月に生産終了)
クルーガーV/クルーガーハイブリッド(2005年11月よりトヨタカローラ店専売となる。その後2007年6月に生産終了)
RAV4J(モデルチェンジに伴い、Jとしては取扱い終了)
MR-S(2007年7月に生産終了)
アルファードV(2008年3月生産終了、後継車はヴェルファイア)
アベンシス(輸入車。2008年12月販売終了)
イプサム(トヨペット店と同時に販売、2009年12月に生産終了)
ラウム

現在の他チャンネル併売車種

●SAI(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●プリウス(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●86(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●オーリス
●ist(トヨペット店と同時に販売していたが、2005年5月のマイナーチェンジからネッツトヨタ店専売となる)
●ヴィッツ
●iQ
●アクア(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
●bB
●スペイド(カローラ店との併売)
●シエンタ(2代目は全てのトヨタ取扱販売店で扱う、初代はデビュー時からトヨタカローラ店と同時に販売していたが、2006年5月以降はトヨタカローラ店専売となっていた)
ステーションワゴン
●アベンシスワゴン(輸入車。2代目は2008年12月に販売を終了したが、2011年6月に現行型を発表、9月に発売、現行型からトヨタ店・トヨペット店と同時に販売)
●プリウスα(全てのトヨタ取扱販売店で扱う)
SUV
●RAV4
●ヴェルファイア
●ヴォクシー
●ウィッシュ

【レクサス】トヨタの高級車としてのブランドを確立。世界中に日本の高級車が走ります。

出典:https://lexus.jp/shop/dealerinfo.do?dealerCode=23671

レクサスは、トヨタ自動車が世界65か国で展開している高級車ブランドです。2005年に日本国内でのブランド展開も開始され、「AMAZING IN MOTION」というスローガンを掲げています。1989年にトヨタ自動車の高級車ブランドとしてアメリカ国内で販売が開始された車です。日本の自動車メーカーによる高級車ブランドとしては、1986年よりホンダから「アキュラ」が、1989年より日産から「インフィニティ」が同様に北米市場を中心に販売を開始しています。

販売ラインナップ

●LS
●GS
●ES
●IS
●HS
●CT
●LX
●GX
●RX
●NX
●RC
●GS F
●RC F

まとめ

現在販売チャンネルとして存在している、トヨタ店・トヨペット店・トヨタカローラ店・ネッツ店・レクサス店の5つを紹介しました。各チャンネルにはそれぞれ歴史があり、その歴史の中から特徴が生まれています。現在はどのチャンネルでもトヨタ車なら購入することができるので、どこでも相談ができますね。