【キャンピングカー自作】始めたい人向け★基礎知識講座

アウトドアにも夫婦喧嘩の逃げ場所にも防災にも『キャンピングカー』ってとっても便利です。しかし、値段はというと気軽に買えるような値段ではありません。コツコツお金を貯めて買うにしてもかなり長期間かかりますよね。そこで、気軽にキャンピングカーを手に入れる方法として、『キャンピングカー』を自分で作ってしまうのをおすすめします! 中古で軽バンやワンボックスを買って自分好みのカスタムをしちゃいましょう!

『キャンピングカー』ってどんなの?

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『キャンピングカー』というのは名前の通り、キャンプをするための設備をもった車、最近だとRVパークや道の駅などを利用する車中泊用に簡易宿泊所スペースをもつ車のことで、ベッドやテーブルなどに防寒・防音装備が施された簡単なものから、キッチンやシャワー、トイレといった家としての機能まで併せもったものまで幅広くあります。これといった定義はありませんので、自分でこの設備さえあれば車で寝泊りできる! と思ったものを詰め込めばそれも立派な『キャンピングカー』かもしれませんね!
ただし、『キャンピングカー』といっても多種多様なタイプがありますので、どのタイプがいいかまずは調べてみて、自分にあったものを選ぶのが大事です。身長や体重、性格によって譲れる部分や譲れない部分があると思いますので、『キャンピングカー』それぞれの特徴を次のカテゴリーで書き出していきます。選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

広々ゆったり!「フルコンバージョン」

はじめから『キャンピングカー』として製作されたもので、専用のシャーシを持ち内部にはトイレやシャワーなどが詰め込まれた本格的なタイプ。室内はかなり広く、身長の高い人や体格の良い方でも悠々と生活できますので『キャンピグカー』の枠を越えて、すでに移動式の家にみたいになっています。英語では「Recreational vehicle(RV)」と呼び、欧州ではそれなりに見かけることのできるタイプですが、日本の道路事情にはあまり向いていないため、あまり見かけることはありません。
その車体の大きさと比例してお値段はかなり高くなってしまいますが、このタイプの『キャンピングカー』を自作している凄い人もいらっしゃるので、溶接や機械類、電設が得意な方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 購入となると1,000万近くかかるとも言われていますので、自作すればその半分程度で作ることができるかもしれません。

日本の交通事情にマッチした「キャブコンバージョン」

「キャブコンバージョン」はトラックなどの荷台などを改造し、キャブを取り付けたタイプの『キャンピングカー』で日本では最もよく見かけるタイプのものになります。室内はかなり広くなっていますし、専用のシャーシというわけではないので、自作するのにも適しているので、おすすめです! 中の広さも設備も「フルコンバージョン」ほど充実させることはできませんが、寝泊りしたりする分には十分な快適性をもっていますので、日本の交通事情を考えてもベストな選択かもしれませんね!
こちらはトラックの荷台に積み込んだり、ワンボックス車の荷物室を拡張して作ることができますので、自作している人もそこそこ見かけます! ただし、こちらも溶接などをする必要がでてきますので、それなりのテクニックは必要になりますが、キャブ部分だけ売っている業者もあり、それを取り付けるだけというお手軽改造もありですね!

最もお手軽!だけどちょっと狭い?「バンコンバージョン」

室内空間はあまりとれませんが、最も手軽で日本の道路事情にマッチし小規模な改造で作れるのが「バンコンバージョン」です。名前のとおり、「ミニバン」などの「ワンボックスカー」の荷物室などの内装を改造したり、屋根にあたらしくルーフを取り付けたりするタイプになります。TOYOTAの「ハイエース」や、日産の「キャラバン」などを使い、その室内の広さを十分に活用すればかなり快適かもしれませんね! 最近では「道の駅」が増えRVパークなども普及してきているので、人気のある『キャンピングカー』です。
ルーフの取り付けになると素人には難しいかもしれませんが、荷物室にベッドやテーブルなどを設置するのはとても簡単ですので、自作するのに最もお手軽です! もちろん改造の仕方によってはトイレくらいまでなら設置もできますので、工夫次第では凄いものもできそうですね!

改造は簡単!でも、免許の問題あり?「バスコンバージョン」

マイクロバスやバスなどを改装して作った『キャンピングカー』で、内部はかなり広く、多種多様な装備を搭載できるタイプです。車体が大きいため日本の細い道に入っていくことは難しいですが、開けた観光地などで使用する分には問題なく使えるため、免許の区分に当てはまっている方や、バスを手軽に入手できる方にはおすすめの改造になります。また、値段や居住性、使い勝手の良さで考えれば「キャブコンバージョン」の次に使えるタイプなので、内部の定員数と車両重量を調整して普通車にして登録して使うのもありかもしれませんね!
元がマイクロバスということで窓が大きく、防寒性能に関しては少し難がありますが、窓を目張りしたり二重窓にしたりすることで回避し、中にベッドやテーブル、簡易トイレを置くだけですぐに実用的なキャンピングカーが作れますので、おすすめです!

安価でお手軽「軽自動車キャンピングカー」

このタイプの『キャンピングカー』は、軽自動車を上記に記した「キャブコンバージョン」や「バンコンバージョン」というカテゴリのどれからによって改造したもので、また画像のように牽引タイプのものも含みます。元が軽自動車ということで改造するにしても業者から購入するにしてもとても安く手に入れられるのが強みで、さらに最近の自動車ならば燃費のよさも利点になってきます。
しかし、やはり軽自動車の改造ということで内部はとても狭く、決してゆったりくつげるとは言い難いのが現状で、牽引タイプならば少し余裕がありますが、「キャブコンバージョン」や「バンコンバージョン」となると、引き出し式や折りたたみ式のベッドを内部に作ることになります。すこし手間や工夫が必要になってきますので、自作の難易度となると「バンコンバージョン」より劣ってしまうかもしれません。
ただし、こちらも専門メーカーによってキャブ部分や、牽引車の販売もありますので、そちらを使用するならば難易度はぐっと下がってきますよ!

『キャンピングカー』の自作って難しそう…

『キャンピングカー』を自作となるとイメージとしては大分難しそうですよね! しかし、やってみれば意外と簡単にできるので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか? まず上述した各種の中から自分にもっとも適したもの、もしくは自作が可能そうなものを選んでみてください。
それが終わったら次に改造していくことになるのですが、場合によっては金属の加工や溶接、切断が必要になってきますので、専門職の方のお知り合いがいる場合は手伝ってもらうか、または『キャンピングカー』に改造するのを専門にしているメーカーに頼るのをおすすめします。走行中などに壊れてしまった場合、事故の元になってしまいますので、プロの手を借りるのが正解です。
後者は自作から外れてしまいますが、シャーシの加工やキャブの製作だけを行っている場合もあるので、内装は自作ということで頑張りましょう! 

自作する前に、工具と図面は用意しておきましょう!

DIYが好きな方には、今更といった話題になるかもしれませんが、何かを作るというときに間違いなく必要になるのが工具と設計図です。工具はドライバーやレンチなどの基本的なものから、サンダーやルーターといったプロの方が使うような工具があるのが理想です。しかし、改造によっては内装だけの簡単なもので、間仕切りなどはしない! という方ならハサミやカッターなどでも代用できるかもしれませんが、できれば車内にトイレや簡易シャワーを置いて、そこは居住スペースと別にしたいとなった場合には、間仕切りが必要になってきます。なお、一部のホームセンターではある程度の範囲ならばスタッフが加工してくれますので、それを利用してもいいかもしれませんね!
次に必要になるのが設計図なのですが、こちらはまず自分が理想とする改造をインターネットや雑誌などでイメージを膨らませてから考えるのがいいですね! その際に使用する車の線画などを入手しておくと、とても楽に設計図がかけるのでおすすめです。

基本的な作業はパーツの切断や加工、防寒防音!

自作で『キャンピングカー』を作るとなると間違いなく避けて通れないのが、パーツの切断や加工と防音、防寒設備になってきます。キャブを自作するならば、キャブの材料を加工し好みの形にするために必要ですし、間仕切り用のボードを切り出す際や、ベッドを作るときにも必要になります。ここで設計図が重要になってきますが、見た目に拘らないならば当て布ならぬ当てダンボールをして、間仕切りするスペースやベッドを置く場所の凹凸などを型取してみるのもいいかもしれません。
経験上ある程度の形さえとっておけば、そこをパテなどで埋めてから、塗装すれば見た目もそれなりになるので、細かくはしなくてもいいかもしれませんね! ただし、こういった部分は走行中の振動によって緩んできますので、できる限りキッチリ固定しておきましょう!
また、防音や防寒設備の方は、専用のボードが売っていますし、車種によっては専用の型付きなどもあります。また、発砲系の樹脂を使ったウレタンフォームを使用すれば簡単にできますので、難易度はかなり低いです。

電源系統はどうなるの?

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こちらは材料の加工とはまた違う難易度をもっていますが、説明書や専用のパーツを使用すれば意外になんとかなる部分です。自作ということで、だいたいの人が車のバッテリーから電源を引いてくることが多いと思うのですが、余裕があれば専用に別電源を置いておくのをおすすめします。車のバッテリーだけでは容量が足りなくなって、アイドリングをして充電となりますが、別電源を持っておいて、旅行前に充電しておけば余分な燃料費を使わなくてすみますよ! もちろん、発電機を持っておいてガソリン発電という手もありますが、安全面や利便性を考えると別電源が最もおすすめです。
また、車の屋根にソーラー発電機を付けるという手もあります。そちらは普通にパーツが売っており、簡単に取り付けも可能です。太陽が出ていればいつでも充電してくれるのはありがたいですよね!

トイレやシャワーってどうするの?

ここが最も難易度が高く、難しい場所になるのではないでしょうか? トイレやお風呂といった水を使うタイプのものは防水の他に汚水の処理といって問題がついてきます。特にトイレになると、匂いなども気になってきますよね。完全に密封できれば問題ないのですが、なかなかそうもいきません。では、この場合はどうすればいいのでしょうか?
そこで登場するのが市販されている小型の簡易トイレです。専用のタンクがすでに取り付けられており、匂いの元となるガスを車外に抜く装置まであります。洗浄液の補充などの面倒さはありますが、車内に設置するなら自作よりもこういったものを使った方が安心ですよね!
次にお風呂の問題なのですが、基本的には改造に使う車が大型のバスでない限りシャワーにするのが限界です。海外の『キャンピングカー』などではお風呂のついたものがありますが、水の重さに勝てるパワーとスペースの問題で非常に難しいでしょう。シャワーならば小型の浴槽を積んで、ポンプとホース、シャワーヘッド、ヒーターを用意するだけで簡単に作れますので、おすすめです。こちらも既にセットが市販されていますので、パテとタイルボードで防水したスペースに取り付けるだけで簡単に作業が完了です!

予算はどれくらいかかりそう?

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最後に気になるのがやはり改造費ですよね。本体の値段を入れずに考えても最低でも10万以上は間違いなくかかります! ベッドや間仕切りなどの木やボードの加工だけならかなり安くつきますが、電源やトイレ、シャワーなどを考えるとどうしてもある程度のお値段はかかってしまいます。バッテリーは標準的なもので約50,000円程度になりますし、トイレやシャワーでも20,000円くらいかかってきます。ただし、そういった装備を除いてベッドやテーブルのみに絞った『キャンピングカー』ならば材料費のみとなりますので、上手くいけば30,000円もかからないかもしれませんね! そこは工夫次第や使用目的で変わるので、試行錯誤してみましょう!

『キャンピングカー』の自作まとめ&改造例集

『キャンピングカー』の自作はいかがでしたか? 最近流行の車中泊にもキャンプでのテントの代わりにもなりますので、とても便利ですし、維持費や駐車場の問題などもありますが、一台あれば災害時にも大活躍するのでとても助かります。ベースの車種によってはかなり快適にも作れますので、『キャンピングカー』に興味のある方は自作も選択肢にいれておいてくださいね! 

それでは安全運転を心がけて素敵なカーライフを送ってください!

本格的なキャンピングカーが欲しいけど、今の生活じゃちょっと無理だなって人へ向けた提案です!