スピードの向こう側!走り屋達に人気の車特集!

スポーツカーを自分好みにカスタム、セッティングして自分だけのマシンを作り出し、ワインディングに直線に様々な所でマシンの性能を発揮させ走りを楽しんでいる走り屋。この走り屋と呼ばれる文化は日本では比較的昔から存在しています。そんな走り屋の方達がベース車両としてセレクトするマシン達をご紹介します!

走り屋ってなに?

80年代に日本でもスポーツカーが普及した事で、全国的に走り屋ブームが巻き起こっていました。週末の夜になれば人里離れた峠でドリフトが行われていたり、埠頭ではゼロヨンが行われていたりしました。しかし、時代の流れからも当たり前のように取り締まりが強化され、走り屋達はステージをストリートからサーキットへと移しました。次第にスポーツカーのラインナップも減少傾向になり走り屋の数も最盛期に比べましたら大幅に減少しています。そんな、走り屋についてご紹介します。

これぞ走り屋!

車を運転し操る事に対して幸せを感じ、時間の多くを車の為に費やしている人たちの事を走り屋と呼べます。注目度を増す為のドレスアップよりも、走行性能の向上に繋がればドレスダウンになってしまっても躊躇なく踏み切ります。常に運転技術の向上、速く走る事を考えている。そんな方々を走り屋と呼ぶ事ができます。

走る事に時代は関係ない!

サーキットなどに足を運んで、走り屋の方々の走行風景を見ていると、現行モデルのスポーツカーと80年代を彷彿させてくれるクラシックなスポーツカーが張り合っている光景をよく見ます。走り屋の方々は自分の気に入った車をチューンナップして仕上げていくので年式などは特に問題視していないようです。20年も前の旧車レベルのスポーツカーが現行スポーツカーをオーバーテイクしていく光景には目を図るものがあります。自分のお気に入りの車で思う存分走る事に喜びを感じる事ができ、感動すら与えてくれます。

種類があるんです!走り屋の種類!

走り屋の線引き、基準については明確なラインはご存知の通りありませんが、走り屋にも様々な種類があります。綺麗に曲がる派、華麗にドリフト、直線勝負、旧車でどれだけ速さを追求できるかなど挙げだしたらキリがないほどです。その中でも代表的な走り屋の種類を紹介します!

曲がりくねった道の先! 峠を速く駆け抜ける!

峠道のワインディングロードを駆け抜ける事を楽しむ方々の事を指します。グリップ走行で速く走りたい方と、華麗なドリフトを決めて走りたい方の2タイプが存在しています。人里から遠く離れた峠で走行を楽しみますが、地元の人たちからの苦情なども多く寄せられる事で峠が封鎖されてしまったりするので、比較的マナーの良い方々が多い様です。また、市街地から離れていたり、ドリフトを楽しむ事でどうしてもガソリン、タイヤ代が多くかかってしまいます。

スピードの向こう側へ! トップスピードチャレンジ!

その名の通り、速く走る事に対して非常にストイックな方々を指します。車を、ほぼ限界に近いところまでチューンナップし、それでも足りない箇所に関してはワンオフで製作したり、ボディを補強したり、エンジンを積み替えたりします。このチューンナップに非常にお金がかかってしまいますが、スピードの向こう側の世界に取り憑かれてしまった方々にとっては非常に安い投資の様です。

アメリカが発祥の地! ゼロヨン

アメリカが発祥の地とされているゼロヨンは、0~400mをGOの合図でスタートしどっちが速く走れるかを競うだけの簡単な競技です。多くは2台でのタイマン勝負となり勝ち抜きで最速車が決まります。一見、シンプルで簡単そうに見えますがエンジンの回転数やシフトチェンジに非常に神経を使う競技です。

メーカー別!おすすめスポーツカー!

車に乗ってワインディングを攻め込んだり、チューニングを施してモンスターマシンを作り走行する走り屋の方々に人気の車種は、大排気量車よりも2,000cc以下のエンジン排気量の車が扱いやすいと好評を得ています。走り屋に人気の車をメーカー別にご紹介します!

スポーツカーなら任せろ!元祖エンジン屋 ホンダ

走り屋の間でもホンダはエンジン性能が非常に高く評価されており人気を得ています。人気車種としてあげられるのはS2000、シビックシリーズ、インテグラなどのスポーツテイストの車です。これらの車にはホンダの独自技術である可変バルブ(V-TEC)が搭載されているモデルがあり、一般車とは格別の加速を実現しています。また、Type-Rと呼ばれるホンダがチューニングを施して市場で一般販売しているモデルもあり、これはそのままサーキットでも通用する仕上がりになっている事から非常に好評価を得ています。FF車両を中心にラインナップを続けてきたホンダですが、S2000はFR車両となっており、約29年ぶりにホンダがFR車両を製造した事で一気に注目を集めました。合わせて独創的なボディスタイリングやオープンエアを味わうことができ、力強い走りを予感させてくれるフロントマスクなども魅力的です。S2000は現在も人気で中古車市場価格も高値を維持しています。ホンダの車はスポーツテイストに仕上がっていても燃費が良い特徴があります。また、ホンダ独特の回すエンジンで官能的なエンジンフィールを存分に味わいながら走行する事ができます。

シビック TYPE-R

技術力は世界レベル!やっちゃえ! 日産

「技術の日産」と呼ばれている世界的にも有名な日産の人気車種は180SXやシルビアです。両車種共に後輪駆動車であるFR車です。FR車である事からドリフト界からの支持も高いですし、チューニングを施して直線番長に仕上げている方も多いです。真っ直ぐもコーナーも器用にこなしてくれるスポーツカーです。FR車両ターボ付きの車両はラインナップが非常に少なく、現在でも絶大な人気を得ていますので中古車市場価格も高値を維持し続けています。

シルビア K's

世界に誇る信頼性! トヨタ

日本で最も車を販売しているのがトヨタです。走り屋からの支持も熱いトヨタの人気車種はスープラ、セリカ、MR-S、86です。セリカはフロント駆動方式のFF車両ですし、MR-Sはミッドシップエンジン・リアドライブと呼ばれるMRが採用されています。このMR車はエンジンがフロントではなく、リア側に寄せられて配置されているので車の重心などのバランスが安定し高速走行時などに抜群の安定感を発揮してくれます。また、昔から人気の高かった86がトヨタの本気のスポーツカーとして復活を遂げてこちらも絶大な人気を得ています。

MR-S

独自開発技術で走りを徹底追及! マツダ

独自の技術開発で、走りへのこだわりを一切妥協してこなかったマツダは、走り屋から愛車としてセレクトされる事が非常に多いですし、ラインナップを見てもメーカーの走りへの熱い情熱が伝わってきます。人気車種はロードスターやRX-7です。共に後輪駆動方式のFR車両です。独自技術のロータリーエンジンは小排気量エンジンでありながらも、力強い走行を実現しており、ドリフトやチューニングベース車両として多く使われています。


NA ロードスター

自慢の4WDシステムを採用! スバル

スバルの走り屋からの人気車種はロングセラーとなっている、レガシィとインプレッサです。どちらも四輪駆動方式の4WD車ですが、パワフルなエンジンと相まって抜群の安定感を誇っています。スバルの四輪駆動方式は非常に評判が高く、スポーツカーでありながらも降雪地域の冬を乗り越えることができるスポーツカーとして認知されています。

インプレッサ WRX STI spec C TYPE RA-R

スポーツカーもしっかりあります! 三菱

SUV車両などの大きな車が人気のイメージが強い三菱ですが、走り屋から絶大の支持を得ているのがランエボの愛称でも親しまれているランサーエボリューションです。ランサーエボリューションはランサーに2,000ccターボエンジンを搭載し、各種セッティングをスポーツ仕様にしたスポーツカーです。こちらも四輪駆動方式が採用されており、様々な路面のギャップに対してしっかりとグリップしてくれます。ターボエンジンは、エンジン性能を限界値までフルに引き伸ばしてくれますので走る楽しみを味わうことができます。

ランサーエボリューション ファイナルエディション

走り屋界でも愛用者多数!人気のスポーツカー!

上ではメーカー別に、走り屋達に人気の車をざっと紹介してきましたが、今度は少し細くピックアップして車種別にご紹介します!

日産 スカイラインGT-R

車の持つ硬派なキャラクターからも、「男は黙ってGT-Rに乗る」なんて言葉が生まれるほど人気を得ています。骨格が非常にワイルドで張り出したボディデザインが特徴的です。エンジン性能も現代の車にまったく引けを取らないほどのスペックを誇っており、チューンナップベース車両としても使われる事が多いです。そんなGT-Rですが中古車市場の値崩れもなく価格は安定的です。GT-Rは日本国内だけに留まらず、世界的にも絶大な人気を得ていて海外ドラッグレースで使われていたり、大ヒット映画ワイルドスピードの劇中でポールウォーカーが操っていた事でも知られています。ドリフトから直線まで幅広くこなす事のできるスポーツカー界の万能児とも言える存在です。

R32 スカイラインGT-R V Spec

マツダ RX-7

国民的な漫画である頭文字Dの中でも高橋啓介の操るマシンとして知られているRX-7。マツダ独自開発のロータリー式エンジンが採用されており、小排気量ながらも力強いトルクを発生させてドライバーを魅了します。ドリフトや直線勝負など様々な場面で高い走行性能を発揮する事ができます。これぞスポーツカーの曲線を多用したデザインが非常に魅力的になっており、カスタムパーツも多くラインナップされているので個性を出す事もできます。

RX-7 スピリットR

トヨタ スープラ

トヨタが本気のスポーツカーを開発販売したことで注目を集めたのがトヨタのスープラです。ゼロヨンなどの直線勝負に使われる事が多い様です。直線での速さは同クラスの他車種とは比べものにならないほどの速さを誇っています。日本国内だけにとどまらず、海外のドラッグレースであるゼロヨンでも多く使われています。

ホンダ NSX

スーパーカーブーム全盛期にホンダが開発した、日本製スーパーカーNSXは、当時の車両価格もスーパーで1,000万円オーバーと高値でした。ホンダが誇るスーパーカーだけあって走行性能は非常に高い仕上がりになっており現代のスポーツカーにまったく引けを取らないほどのスペックを誇っています。現在は中古車しかありませんが、中古車市場には400万円台からラインナップがありますので当時の憧れの車に乗って気ままに飛ばしてみるのもおすすめです!

NSX

スズキ カプチーノ

シートに座ってベルトを締め、エンジンを始動させステアリングを握ると自然と笑みがこぼれるのがカプチーノの魅力です。力強いトルクを持っているわけでもないですし、驚かせてくれる程の加速性能を持っているわけでもありません。しかし、そのコンパクトなボディと短いホイールベースが相まって非常にクイックな操作が可能になっています。峠を走ると上クラスの排気量のスポーツカーを簡単に追い抜く事ができると言われているほどです。ルックスは軽自動車にしては珍しい2シーターオープンカーです。また、駆動方式も後輪駆動のFRを採用しており、「小さな巨人」という言葉が非常にぴったりな車です。

カプチーノ

ホンダ S2000

ホンダのS2000は既に現行ラインナップからは姿を消していますが、今でも中古車市場では高値での取引が続いている傾向にあり根強い人気を誇っています。そんなS2000ですがトランスミッションはATの設定がなく、MTのみとスポーツ走行を行うための車として開発されています。ホンダのスポーツ走行への技術がふんだんに取り込まれた一台でありながらもオープンエアを楽しむ事ができるのが非常に魅力的です。

S2000 TYPE-S

日産 フェアレディZ

スポーツカーを語る上で決して忘れてはいけない存在であるのがフェアレディZです。Zの愛称で親しまれており、70年代の初代誕生から受け継がれている名称で歴史深い一台です。現行モデルとなる34型フェアレディZは300馬力オーバーの異次元の加速性能を秘めており、スポーツカーに乗る喜びを教えてくれる一台に仕上がっています。

Z34型 フェアレディZ nismo

日産 シルビア

走り屋の間で絶大な人気を誇るのがシルビアです。走り屋ブーム全盛期には街中にシルビアが溢れかえったほどです。シルビアは後輪駆動であることからドリフトなどに多く用いられており、高い走行性能とチューニングすることで無限の可能性を秘めていることから多くの走り屋から選ばれ続けています。走り屋の間ではシルビアではなく、「S13」「S15」など型式名で呼ばれることが多いです。

S13 シルビア K's

ホンダ シビック

走り屋が街に溢れかえっていた時代に、峠やドリフトのステージではあまり見ませんでしたが、そのコンパクトなボディ、クイックなステアリング性能からすり抜けに適した車として高速道路などでよく見かけたのがシビックです。関西方面では、「環状族」と呼ばれるシビック隊が多く存在していたほどです。鈴鹿サーキットなどでもシビックを用いたレースが行われていたりと、後輪駆動でこそありませんが、前輪駆動の持ち味をフルに生かした車となっています。

EK型 シビック SiRII

まとめ

走り屋は、大排気量エンジンを搭載した車よりも、比較的小ぶりで車両価格を抑えることができる車を選ぶ傾向があります。理由としましては、チューニングする楽しみやクラッシュの際のリスクを考えている事もあるでしょうし、国産スポーツカーの多くが2,000cc以下で多くラインナップされている事があります。中でも、圧倒的な支持を得ているのが後輪駆動方式を採用したFR、マニュアルトランスミッションにターボを組み合わせたモデルのようです。最近ではこの手の車は希少ですので中古車で根気強く探してみるのも大切です。

※公道を走行する場合は、交通ルールとマナーを守って走行してください。