ロータリーエンジンの音「ロータリーサウンド」の特徴!

ドイツの技術者であるフェリクス・ヴァンケルによって開発された「ヴァンケルエンジン」はピストンを使わず三角形のローターによって駆動力を得るというエンジンで、日本では「ロータリーエンジン」とも呼ばれています。そんな「ロータリーエンジン」はとても人気があり、いろいろな国にファンがいます。今回は「ロータリーエンジン」の音に重点をおいて、その軽快な音や異音から分かるエンジンの調子などを覚えましょう!

1.「ロータリーエンジン」の仕組み

「ロータリーエンジン」とは、通常のエンジンが内部の圧力がピストンを動かして駆動系に動力をもたらすのに対して、内部にある三角形のローターと、そのさらに内側ににあるエキセントリックシャフトに対して内部の圧力が直接作用する機構になっています。開発者の名前をとって「ヴァンケルエンジン」というのが正式名称なのですが、車に搭載されたものは「ロータリーエンジン」と呼びます。
通常のエンジンと違って、吸排気バルブやカムシャフト、動作弁などがいらず、同排気量のレシプロエンジンと比べて軽量・小型化することができ、特性上同じ排気量でも出力が高く、低振動で低騒音といなっているので、スポーツカーなどに採用されるのが多いようですね!
また、燃焼温度が低いので、エンジンの異音であるノッキングも少なく、ある程度粗悪な燃料でも稼動することができ、排ガス中に含まれる窒素化合物(NOx)の濃度も低いので、環境にも優しいんです!
ただし、弱点もいくつかあり、低回転域では効率よく稼動しないほか、排ガス中の炭化水素(HC)濃度が高いなどがあり、特に燃費があまりよくないという部分が特に話題に上るところもかもしれません。どんなエンジンでも一長一短なので、自分の好みやスタイルにあわせて、エンジンを選ぶのがいいかもしれませんね。

航空機に搭載されている回転式エンジンも同じ名前でよばれるので、ややこしいときもありますが、日本では「ロータリーエンジン」といえばほぼ車のエンジンをさすので、この記事でも「ロータリーエンジン」で通していこうとおもいます。

「ロータリーエンジン」の音って?

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YouTubeより「RX-8 最高のマツダロータリーエンジンサウンド」

簡単に擬音で説明しますと普通の「レシプロエンジン」の音が「ブルルルルル」という音ならば、「ロータリーエンジン」の音は「ブオオオオオ」といった感じの音になります。ってこの説明ではよく分からないと思うのですが、音がはっきりと違いますので、上のリンク先のYouTubuから一度聞いてみるのをおすすめします。印象としては他のエンジンに比べて「ひらべったい」感じの音と認識されることが多いみたいですね!
その音については「ロータリーエンジン」のサウンドということで、「ロータリーサウンド」と呼ばれることもあり、その音に魅了されてマツダの車を選ぶという人がいるくらい、素晴らしい音が聞こえてきます。仕組みとしては「レシプロエンジン」が複数のピストンで断続的に動いているのに対して、ローターが永続的に動く構造となっているために、特徴的な音がなるようです。
また、エンジン自体の音がとても小さいために、他の作動機械の音がよく聞こえるという話もありますので、異音などに気付きやすいのも素晴らしいところではないでしょうか?

「ロータリーエンジン」の音の魅力Part1

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YouTubeより「RX-7 FD 20B ペリ公認車 アイドリング」

エンジンの音といっても、アイドリング時や加速時、高回転時などでその音色は大きく変わります。特にアイドリング時とそのほかのときでは全く音が違って聞こえます。上述させていただいた音は主に、アイドリング時の車内での音になるわけですが、今回はアイドリング時の音は車外で聞いた場合はどういう音がするのかを書きたいと思います。もちろん、今回もYouTubeのリンクを貼っておきましたので、ご自身で確認されたい方はそちらをご利用ください。
通常の「レシプロエンジン」のアイドリングでは、みなさまも良く耳にしたことがある、「ブルルル」という断続的な響きがするのですが、「ロータリーエンジン」の音はそれをさらに平坦にして、人の荒い呼吸のような音が聞こえてきます。文字にすると「へっへっへっ」といった具合になり、かなり変わったエンジン音をきかせてくれますよ!
こちらも非常にファンの方が多くいる音で、ここから加速に至るまでの音はさらに魅力的です!

「ロータリーエンジン」の音の魅力Part2

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YouTubeより「MAZDA RX-8 発進加速」

次に「ロータリーエンジン」の加速時の音を聞いてみましょう。筆者の個人的な感想になりますが、やはりエンジンの音で最も素晴らしいのは加速する際の音で、アクセル踏み込むことによって徐々にリズムが早くなっていくのはたまりません! しかし、こちらも実際の音を聞いてもらうのが一番早いと思いますので、蒸気の動画リンクから、確認してみることをおすすめします。
しかし、リンクはちょっとという方には「ロータリーエンジン」の加速音は他の車よりもさらに乾いた感じの音と説明させていただきます。もちろん、加速していくに従って音はどんどん広がっていくのは通常のレシプロエンジンと同じなのですが、「ロータリーエンジン」の加速はとても滑らかに音が推移していきますので、とても綺麗に感じました。例えるならばモーターのようななめらかさなんです。
これは本当に乗車してみて、加速する際にアクセルを踏んだ感覚と、音の出方を直接体験するのがベストなので、機会があればぜひチャレンジしてみてくださいね!

「ロータリーエンジン」の音の魅力Part3

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YouTubeより「787B マツダテストコース」

そして最後に「ロータリーエンジン」の音の魅力として紹介させていただくのは、高回転時の音です。非常にスムーズに加速していくように、音も同様に静かでスムーズです。なので、迫力や色気といった感じはありませんが、ある意味とても未来的な音ではないでしょうか? こちらもやはりモーターのような感じがしますので、ぜひ上のYouTubeのリンクから音を聞いてみてください。
こちらもまた文字で例えるとすると、「ヒュルルル」というような感じの乾いた音になっています。こればっかり聞いてもらわないと分かりづらいのですが、思ったよりエンジンが回ってる! という感じにはならないと思っていただければ幸いです。
筆者の嗜好としてはこの部分での音の好みで言えば通常のエンジンの迫力ある音を選らんでしまいますが、「ロータリーエンジン」の音も他のエンジンと全く違う素晴らしい音色を持っているので、人によってはこちらの方が圧倒的にいい! と思う方もおられるでしょう。それ程までに特徴的で好きな人にはたまらない音になっていると思います。

「ロータリーエンジン」の音の魅力まとめ

「ロータリーエンジン」音の魅力はいかがだったでしょうか? 動画で聞いてもらったら分かるように普通のエンジンとは全く違った特徴的なエンジン音を持っているのが素晴らしいですよね! まるでモーターの様な滑らかな音と比例して、走ったときの感触もとてもなめらかなんですよ! スポーツカーを全面に押出していただけあって、非常に乗り心地も走り心地も素晴らしいです。世界中にファンがいるのも納得ですよね!
ぜひ、一度は試乗などで試してみてください! 最近では以前よりも遥かに燃費も良くなっていますし、信頼性もかなり上がっています。車で走るのが好きな人なら絶対に気に入ると思いますよ!

さて、以上で「ロータリーエンジン」の音の魅力を終わりにして、次からエンジン音に普段とは違う音がしてきたり、何かが当たってくるノッキング音がしたときに、どうすればいいのかを書いていきたいと思います。また、「ロータリーエンジン」が非常に繊細だという評価が本当なのかも解説していきたいとおもいます。

「ロータリーエンジン」こんな音がしたらどうしましょう?

「ロータリーエンジン」の特徴としてとても作動音が静かなのが特徴となっています。なので、何かエンジントラブルがあった場合にはその異常に早く気付くことができるのもメリットかもしれません。現在「ロータリーエンジン」を搭載している車に乗っている方で、何か異音を感じておられる方は代表的な異音の解説を2つほど書いていきますので、参考にしていただけたら幸いです。

それでは「ロータリーエンジン」の異音についてみていきましょう。

何か当たってる音がする…

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YouTubeより「FD3S エンジン異音」

エンジンを掛けたときに普段の静かな音のほかに定期的な何かが当たっているような音がした場合は、エンジン内でカタカタという音が聞こえたきた場合はエキセントリックシャフトの破損という可能性があるようです。上記YouYubeリンクにその参考音がありますので、現在エンジンからの異音に悩まされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
他にも低速走行状態から急加速際にカラカラやガリガリッとした音が出る場合もあります。これらはノック音と呼ばれ、完全に悪いものではなく、エンジンの特性上仕方の無い場合があり、軽いノックが起こる程度の方が燃費や加速にも良かったりします。しかし、ノック音自体がエンジン内部に圧力がかかることによって起こるので、メタルの異常摩耗やガスケットの吹き抜けなどのトラブルを起こすことがあります。この異常は「ロータリーエンジン」だけの起こるものではありませんが、やはり気になりますよね。なので、以下にその対策方法を書いていきたいとおもいます。
また、ノック音以外でもガリガリという音がする場合にはオイルが足りてないので、オイル交換をするのもいいかもしれません。特にエンジンにとってオイルは非常に大事なものなので、定期的に交換しておくのをおすすめしますよ。

解決方法は?

もちろん一番の解決方法はディラーに持っていくことになるのですが、自分で何とかできる場合もあります。今回は上記に異音に対しての対策を書いていきたいと思いますが、エキセントリックシャフトの破損については個人での回復は難しそうなので、後半にかいたノック音についての解消を書いていきたいとおもいます。
まず、第一の対策としては高オクタン価燃料の使用があげられます。効率よくエンジンを回すことによって、軽減するということになるのですが、「ロータリーエンジン」特徴である、質の劣る燃料でも大丈夫という利点が消えてしまいますね。しかし、エンジンが破損することに比べたら些細な問題かもしれません。また、燃焼速度の増大化や、燃焼室形状の改善などもありますが、こちらも「ロータリーエンジン」には少し厳しい条件ですので、中々悩ましいところです。やはり、手っ取り早い解決方法としては、高オクタン価燃料の使用がおすすめです!

ロータリーエンジンの音で寿命って分かる?

(イメージ画像)

結論からいいますと、熟練の整備士になれば音の変化によって分かるそうなので、答えとしては分かるが正解かもしれません。しかし、普通に使用しているだけの人間にはその違いが分からないかもしれません。ただし、エンジントラブルなどは上述の様に異音などによって判別できますので、気になる音がしている場合は速やかに解決するのをおすすめします。
特に「ロータリーエンジン」は普通のエンジンに比べてとても繊細にできているため、日常からのメンテナンスがとても大事です! また、このメンテナンスによっては寿命が短いと思われることが多い「ロータリーエンジン」でも通常のエンジンと同様の寿命を得ることができ、長く愛車に乗ることが可能になりますので、定期的な検査の他にもご自身でのメンテナンスをおすすめしておきます。
また、エンジンを長持ちさせるためのグッズなどもありますので、興味あればそちらを使用するのもいいかもしれませんね! 特に「ロータリーエンジン」は通常のエンジンとは違う冷却機構を持っているため、その冷却を手助けするためのグッズは特におすすめで、油脂類の冷却という特殊な部分のサポートはとても大事になっていますよ!

「ロータリーエンジン」の音についてまとめ

「ロータリーエンジン」の音についていかがでしたか? 「ロータリーエンジン」自体がとても素晴らしいエンジンで、走り出しや高回転中とどの状態でも非常にスムーズな走りを約束をしてくれます。さらに、それを現すような素晴らしい音は本当に病みつきになってしまう程の素晴らしさですよ! もちろんマフラーなどによって多少音の違いはありますが、いずれにしてもモーターのようななめらかさは他のエンジンとは比較にならない魅力となっています。
少し、メンテナンスなどに手間はかかりますが、ぜひ一度は乗ってみてくださいね!