【軽キャンピングカーのすすめ】価格が安い!維持費も安い!

憧れのキャンピングカーの夢を安く叶えられる軽自動車のキャンピングカーに、近年注目が集まっています。軽自動車ゆえのメリットやデメリットはどんなものがあるのか、具体的にはどんな車種があるのか、気になるところをまとめました。

軽キャンピングカーって何?

キャンピングカーはざっくりと言えば、車内で泊まれる自動車です。元はアメリカやヨーロッパで盛んなジャンルの自動車でしたが、日本でもバブルでの好景気や、その後のアウトドアブーム、RVブームなどで定着してきました。年末年始の混み合った高速道路のパーキングエリアで、喧騒から離れてキャンピングカーの車内でリラックスしている人たちを羨ましく思われた方も少なくないかもしれません。一方でキャンピングカーは大きな車体に大きなエンジン、価格や維持費を考えると安易に手を出せない存在でした。

ところが近年、キャンピングカーの中で成長している分野があります。それが軽自動車をベースにしたキャンピングカーです。かつてのRVブームの中では家族で出かけることが多く、キャンピングカーには広い空間が求められていましたが、近年は夫婦での2人旅にシフトしてきたこともあり、キャンピングカーにはそれほど広い空間が求められなくなりました。また高速道路のETCの割引制度の充実も後押しして、8ナンバーの大型キャンピングカーではなく、通行料金が安い小型のキャンピングカーにも注目が高まったのです。そんな状況で、日本特有の軽自動車を活かしたキャンピングカーは、まさに時代の寵児となったのです。

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軽キャンピングカーのメリットとは?

まずは軽キャンピングカーのメリットについて説明していきましょう。

本体価格が安い!

軽キャンピングカーの魅力のひとつが本体価格の安さです。低価格なモデルならば100万円台から設定されていて、高級モデルだとされるものでも、その価格は300万円台が上限です。つまり、トヨタ プリウスやフォルクスワーゲン ゴルフと同じくらいの予算で、軽キャンピングカーなら最高級車種を買えるということになります。軽自動車として見ればやや高価なものの、内外装の仕上げの良さや満たされる所有欲を考えれば、価格以上の価値があるのではないでしょうか。

ちなみにハイエースなどをベースにしたキャンピングカーは、600万円を超えることもあります。ヨーロッパやアメリカからの輸入車は更に高く、1,000万円を超えることも。こういった値段ではおいそれと手が出せませんよね。

維持費が安い!

軽キャンピングカーはキャンピングカーとはいえ、あくまで軽自動車です。ですから、税金などの費用は非常に安いのが魅力です。軽自動車ならではのメリットは、の他のまとめ記事もどうぞ。

取り回し抜群

軽キャンピングカーのベースに使われるのは箱バンや軽トラックなどの商用主体のモデルです。一部乗用車ベースのものもありますが、いずれにしても生活のための道具として使われるモデルなので、軽自動車の中でも特に取り回しが良いジャンルのモデルです。

例えば大型のキャンピングカーは、全長が5mを超えるのは当たり前、中には7m以上に達する巨大なものもあります。こういった大きなキャンピングカーは居住性は抜群に良いのですが、例えば日常生活で買い物に使ったりするのは絶望的です。しかし軽キャンピングカーは、ベース車の実用性の高さのおかげで、これ1台で何でも済ませてしまうことも可能なのです。

軽キャンピングカーのデメリットは?

メリットもあればデメリットもあるわけで…ここでは軽キャンピングカーのデメリットについても説明しておきます。

基本的に非力

軽自動車は業界の自主規制で最高出力が64馬力に制限されています。小型の軽自動車ならば、この出力でも必要十二分、中にはスポーツカー顔負けの俊足を発揮するモデルもあるのですが、キッチンやポップアップルーフなど、色々な装備を積んで重量が増した軽キャンピングカーでは、基本的にパワー不足に陥りがちです。

またベースとなるモデルが商用車の場合、最高出力は50馬力を下回るような場合も少なくありません。元は近所の配達や農作業への足として使われることを想定しているので、経済性を重視してのことなのですが、これがキャンピングカーとして遠出することを考えると、ちょっとパワー不足を感じてしまう場合が増えそうです。

出典:http://221616.com/car-topics/a_0000073196.html

長距離の安楽さも今ひとつ

軽自動車の横幅は法律で1,475mmに制限されています。小さな軽自動車の場合はあまり問題になりませんが、車高の高いキャンピングカーの場合、どうしても横風などに煽られがちになり、その修正は長距離での疲労を蓄積させてしまいます。

また、特にベースが商用車の場合、小回り優先でホイールベースが短く設定されているモデルが多くあります。ホイールベースの短さは直進安定性の面ではデメリットとなり、また運転席の真下に位置するタイヤはダイレクトに振動を伝えてきます。

少なくとも広くはない

軽キャンピングカーはそんなに広くありません。スペース効率が良いので狭いと言い切れるほどの狭さではなく、例えばキャンピングカーではない普通の乗用車と比べれば十分に広いのですが、しかし大きなキャンピングカーのように車内を歩きまわったり、立って着替えをしたりという点には制限が伴います。

またベッドを展開すると荷室が侵食されてしまいます。細かい収納は充実していますが、自転車だとか登山の道具だとか、アウトドアスポーツなどのために嵩張る荷物を積んでいた場合は、寝るときは外に出さないといけない場合もあるかもしれません。

メリット・デメリットを熟知した上で選べば、きっと良い相棒に

ここまでメリットとデメリットについてまとめてきましたが、特にデメリットの部分は、大きな車体で高速道路を悠々と走っていくキャンピングカーの姿に憧れていた人には、ちょっとギャップが大きいかもしれません。

けれども、デメリットは工夫次第で何とかなる部分もあります。荷物の問題は外にキャリアを付けることで解決する場合が多いですし、高速道路の運転が疲れる場合は、軽自動車ゆえの運賃の安さという強みを活かしてカーフェリーを活用するという方法もあります。

メリットとデメリットをよく知った上で選べば、軽キャンピングカーはきっと良い相棒になってくれるでしょう。

軽キャンピングカーの代表車種紹介

ここではしばしば話題にあがる、軽キャンピングカーの代表車種を紹介します。ここで紹介した以外にも他にも色々とあるので、興味を持たれたら是非調べてみてください。

軽キャンピングカーのパイオニア、フィールドライフの「ココワゴン」「バロック」

出典:http://campingcar2.shumilog.com/2015/11/05/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%80%8D/

フィールドライフは最初に軽自動車のキャンピングカーを市場に投入したブランドです。大型の超高級キャンピングカーの製造も行っているフィールドライフですが、軽自動車ではポップアップルーフを取り付けてスペースの狭さという問題を解消、以来長い歴史を持つノウハウを駆使して、精力的な新製品投入を行っています。2015年に発売されたスズキ・エブリイベースの新型「ココワゴン(COCO wagon)」は、ベース車のハイルーフ構造を活かしてポップアップルーフの空気抵抗を減らしたり、セカンドシートに純正を使うことで通常のエブリイと同じ使い勝手や快適性を確保しています。また、シートを畳んでマットを敷けば、フルフラットの広大なベッドが広がります。充実した収納スペースや、ターボエンジンによる力強い動力性能も魅力です。

出典:http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_balocco/index.htm

またフィールドライフでは、ハイゼットのトラックをベースに、「本格派モーターホーム」を目指した上位モデル、バロッコも販売されています。こちらは荷台部分に高断熱・高強度のハイドロバックパネルで作られた居住スペースを持っており、冷蔵庫やシンク、断熱性に優れたアクリル窓など、軽自動車とは思えない充実装備が揃っています。もちろんポップアップルーフも装備されています。

「軽キャンピングカーで本格派モーターホームを…」私たちのこの想いから、“バロッコ”は誕生しました。 ただ“居る”だけでくつろぐ事の出来る上質な空間を作るため、大型モーターホームと変わらない断熱パネルボディや二重窓、 家具、内装、電装、塗装…その全てがこだわり抜いた素材と熟練された職人の腕によって生み出されています。

耐候性の高いアルミパネル採用、インディアナ・RVの「インディ727」

出典:http://campingcarfan.com/NewmodelIndy727.shtml

本格的なキャンピングトレーラーを得意とするインディアナ・RVが作った人気の軽キャンピングカーが、インディ727です。耐候性に優れ、ヨーロッパのキャンピングカーを思わせるアルミパネルのボディ、シルバー基調のポップアップルーフの前端が運転席の上まで伸びたスタイリッシュなデザイン、ポップなカラーリング、船を思わせる丸い窓などを見ていると、インディ727の人気の秘密が伺えます。ベース車両としてはダイハツ ハイゼット、日産 NT100クリッパー、マツダ スクラムの3車種から選択可能、好みのベース車を選べるのもインディ727の魅力でしょう。キッチンやベッドのレイアウトも優れていて、最大で4人が寝ることも可能です。

軽キャンパー、キャンピングトレーラー(トラベルトレーラー)を販売する、インディアナ・RVのWebサイトです。フランス トリガノ社「キャラベルエアーブランド」、ドイツ クナウス・タバートグループ「クナウス ブランド」の日本正規代理店です。

可愛らしい名前も魅力、バンショップミカミの大人気モデル「テントむし」

出典:http://catalog.vs-mikami.com/index.php?NEW%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%80%E3%81%97

テントむしは軽キャンピングカーの代名詞的な存在です。その可愛らしい名前が書かれたキャンピングカーを見掛けて記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。テントむしの人気の理由は、その実用性の高さです。なんとテントむしはオプションで巨大なテールゲートを装備することができ(一部仕様では標準装備)、これを装備すれば車体後端を普通のバンのように大きく開くことが出来るのです。ですからテントむしはキャンピングカーとしての使い勝手の高さはもちろん、普段使いで普通の軽の箱バンのようにも使うことが出来るのです。例えばニトリやIKEAに行って少し大きな家具を買ってきたり、自転車を積んで遠出したり、そんな色々な使い方ができるのです。つまりテントむしはセカンドカーとしてではなく、テントむし1台だけで365日、生活に密着した相棒として使えるキャンピングカーなのです。

テントむしのベース車はダイハツのハイゼットか、マツダのスクラムとなっています。

キャンピングカー製造・販売、バンショップミカミのHPです。テントむしをはじめとする手頃なコンパクトキャンピングカー達がいっぱい。

出典:http://catalog.vs-mikami.com/index.php?6WH%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%80%E3%81%97

テントむしには個性的なバリエーションモデルもあります。それが6WHテントむし(ロクダブテントむし)です。このテントむし、なんと車体を伸ばして、車輪を6輪としています。車体が伸びてしまったので軽自動車ではなくなってしまうのですが、ベースは排気量の小さなマツダのスクラムなので、自動車税などは比較的安めです。広々とした室内には、最大で6人乗ることができます。

キャンピングカー製造・販売、バンショップミカミのHPです。テントむしをはじめとする手頃なコンパクトキャンピングカー達がいっぱい。

ハイグレードメーカーが軽自動車に参戦、バンテック「ピース」「ルネッタ」

出典:http://www.vantech.jp/lineup/peace/interior.html

トラックの荷台に本格的なキャンピングカーのボディを架装した、いわゆるキャブコンの製造で有名なバンテック。高価格帯の高級モデルの製造を得意として、近年は日本のみならず、欧州市場にもフォルクスワーゲン T5をベースにしたキャンピングカーで参入、世界的に評価されているメーカーです。

そんなバンテックが2015年、軽キャンピングカー市場に電撃参戦しました。まず7月にリリースされたのがピースです。ダイハツのハイゼットカーゴをベースにしたピースは、「シンプルという洗練された空間を愉しむ」ことを謳っていて、標準仕様ではあえて必要最小限のキャビネットや天井収納が搭載されるだけとなっています。とはいえそこはバンテック、ウォールナットのキャビネットは落ち着いた雰囲気で美しい曲線を描き、非常に上品な雰囲気が演出されています。標準状態では155万円と安価で、ここに必要に応じてヒーターや充電システムを追加していくスタイルとなっています。

出典:http://www.vantech.jp/lineup/lunetta/interior.html

そして10月に投入された上位モデルがルネッタです。ルネッタは軽の箱バンベースとしては最高峰を目指して作られた高級モデルで、ピースとは大きく異なるコンセプトとなっています。内装は美しい曲線を描く棚で縁取られ、その雰囲気は軽自動車とは思えないほどです。また家具が充実している一方で、視覚的な広さにも気を遣われていて、ルネッタの車内では非常に広々とした感覚でくつろぐことが出来ます。インバーターやバッテリーは標準装備、スズキ エブリィワゴンをベースとすることで、動力に余裕があるターボエンジンを選択することが出来るのもポイントです。

まとめ:興味が湧いたら試してみよう

さて、軽キャンピングカーについてまとめてきましたが、いかがでしたか?

ここまでのまとめを読んで軽キャンピングカーに興味を持たれた方は、是非一度試してみて欲しいと思います。もちろん新車購入はハードルが高いのですが、おすすめはレンタカーの活用です。

最近は日本全国でキャンピングカーをレンタル出来るお店が増えていて、軽キャンピングカーもラインアップに加えられていることが多いです。もし旅の目的地に軽キャンピングカーのレンタカーが近くにあったら、ホテル代の代わりに借りてみても良いかもしれませんね。

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