自動車保険の任意保険は対人賠償無制限を選ぶべし!

クルマに乗れば事故とは隣り合わせ。どんなに気をつけて乗っていてもいつ加害者になってしまうかわかりません。そんなとき、頼りになるのが自動車保険の任意保険。もしものときのためにしっかりと備えておきましょう。

自賠責保険と任意保険

被害者の最低限の救済が自賠責保険

自動車保険には「自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)」と、「任意保険」があります。自賠責保険は「自動車損害賠償保障法」によって加入が義務付けられている保険で、あらゆる自動車が加入しなければなりません。交通事故の被害者に対する最低限の救済を目的とする保険です。そのため、補償額や補償範囲の広いクルマを購入したとき、または車検時に強制的に加入させられるもので、「強制保険」とも呼ばれます。この自賠責保険に入っていないと罰則も定められてます。加入せず事故を起こした場合「1年以下の懲役または50万円以下の罰金」「免許停止処分(違反点数6点)」、自賠責保険証明書をクルマに備え付けていない場合は「30万円以下の罰金」という処分が下されると保険です。
また自賠責保険は、最低限の救済をするためのものなので、下の表で見るように補償範囲や補償額が限定されています。そこで、任意保険に加入して、もしものとき高額な損害が起こった場合でも対応できるようにしておく必要があるのです。

出典:https://www.axa-direct.co.jp/auto/introduction/easy_guide01.html

任意保険はどんなもの?

任意保険は7つの保険からできている

任意保険とひと言で言いますが、実は3つの分野の7つの保険が組み合わさってできています。3つの分野はそれぞれ「賠償責任保険」「傷害保険」「車両保険」でそれぞれ補償出来る範囲が異なっています。

・賠償責任保険
言葉通り、「賠償」のための保険で、交通事故で人にケガをさせたり、車を壊してしまった場合に保険金が支払われます。「賠償責任保険」には、「対人賠償保険」と「対物賠償保険」があります。事故の相手に対しての保険で、あくまでも「他人」のみに適用されます。つまり、運転者や被保険者の両親や配偶者、子どもは他人とはみなされないので、自動車事故で死傷したとしても、自分の対人賠償保険で補償は受けられないことになっています。

・傷害保険
自分や同乗者が自動車事故でケガをして入院や通院したりした場合や死亡した場合等に支払われます。「搭乗者傷害保険」「自損事故保険」「無保険者傷害保険」「人身傷害補償保険」の4つがこれにあたります。

・車両保険
自分自身の車に対する保険で、事故等で破損してしまった自分のクルマの修理代が支払われる保険です。

任意保険は高額賠償への対応が可能

では7つの保険の中でも最も大切な保険はどれでしょう? 対人・対物の賠償は非常に大きなものになる可能性があるので「賠償責任保険」については十分に準備しておく必要があります。あってなならないことですが、事故の被害者が亡くなってしまった、高度な後遺障害が残ってしまったなどというのがその状況です。サラリーマンの生涯年収は3億と言われていますから、その人が亡くなってしまったときの逸失利益も高額になるのです。それが賠償額になってくるのです。判例では実に5億以上の賠償が命じられたこともあります。

判例では、以下のように、介護を要する重度の後遺障害、死亡の場合を中心に非常に高額の損害が認められるケースが見られます。

認定損害額 性別・年齢 職業 損害
約5億2,800万円 男性・41歳 医師 死亡
約3億9,700万円 男性・21歳 大学生 後遺障害
約3億8,200万円 男性・29歳 会社員 後遺障害
約3億7,800万円 男性・23歳 会社員 後遺障害
約3億6,700万円 男性・38歳 医師 死亡
約3億6,500万円 男性・14歳 中学生 後遺障害

出典:www.sjnk.co.jp

任意保険の入り方

年々高くなる保険料

任意保険で高額な賠償に対応できるようにしておくことが必要なのですが、ここのところ任意保険の保険料はずっと上がりっぱなしです。保険を使ってしまうと元の等級に戻るまでの期間も長くなって、保険請求の分より、その後の保険料負担のほうが大きかったなんてことも起きやすくなっています。それだけクルマも多く事故も多いということかもしれませんね。いずれにせよ日常からクルマが必要な人にとっては負担がどんどん大きくなっているといえますね。保険料はできるだけ抑えたいと思っている方も多いと思います。充分な補償内容で保険料を抑えることができれば一番ですが、そのためにはどうしたらよいでしょう。

年齢や等級、車両の料率クラス、運転者限定、車両保険の掛け方で保険料の違いは大きいのですが、目安として見ておきましょう。

補償内容が同じでもダイレクト型で加入すると安くなります

保険の入り方には二通りあります。ひとつは代理店型、もうひとつはダイレクト型ですね。ダイレクト型は電話やインターネットを通じて直接見積もりをしてもらい加入する通販のタイプ。代理店型は担当者に話をしてもらい、相談しながら加入するタイプになります。保険料の安さで選ぶならダイレクト型ですが、代理店で加入した場合は担当者が保険金の請求や金銭の絡む交渉事などもサポートしてくれるのでそのあたりのサポートをしてくれるのが代理店での加入のメリットになります。自動車保険のことはよくわからないという方は、信頼できる代理店の人と話をしながら内容を決めていくほうがよいでしょうね。あまり詳しくない方で、どうしてもダイレクト型で!という方は「賠償責任保険」の限度額だけは無制限にしてくださいね。

保険料を安くする為には、本人限定や夫婦限定などの運転者限定特約を付けたり、証券不発行割引、ゴールド免許割引、インターネット割引などを活用して、保険料を下げることができます。

また、代理店型自動車保険に加入している場合は、ダイレクト型自動車保険に切り替えることで、保険料がかなり下がる可能性があります。車を買った店で自動車保険に入る人も多いのですが、ネット経由で自分で加入した方が保険料は安くなります。

ダイレクト型保険の中でも、保険会社によって保険料は変わってきますので、一括見積りなどを活用して、自分の加入条件で一番安い所を見つけるのが良いでしょう。ダイレクト保険であれば、その日のうちに加入することもできます。

出典:www.hajimete-carhoken.com

まとめ

事故なんて起きない! 起こさない! みんな思っています。しかしながら被害者になることも加害者になることも決して他人事ではありません。そのための保険です。保険は、損害に対して自分では支払い能力のない部分を補うものです。しっかりと準備しておきましょう。また、事故の当事者になると冷静でいられないことも多いかと思います。普段から相談できる人をつくっておきましょう。

顧客満足度は事故が起きたときには頼れる保険会社の目安になります。