【小さい車】ちっちゃい可愛い車15選!国産車も外車の軽より小さい車も!

小さい車といえば何を思い浮かべますか? おしゃれなミニ? それとも便利な軽自動車? 今回はしばしば存在を忘れ去られがちな個性的な小さな車についてまとめました。

今回は洋の東西を問わず、15台を選んでみました。世界中の小さな車をどうぞお楽しみください。

BMC ミニ

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最近ではすっかりBMWのモデル名として定着してしまいましたが、元々ミニはBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)が作った小型車です。全長3,051mm、全幅1,410mmは、現在の軽自動車を下回る大きさです。このミニ、実は世界で最初の横置きエンジンの前輪駆動車として登場しました。エンジニアのアレック・イシゴニスはエンジンと変速機を上下に2階建てに配して、これはイシゴニス式と呼ばれましたが、現在はエンジンと変速機を横に繋いで配したジアコーサ式に代わられています。

BMW イセッタ

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BMW イセッタは、第二次世界大戦後に方向性が定まらずに迷走を続け、経営が不安定になっていたBMWの救世主となった小さな車です。このような小さな車は「バブルカー」と呼ばれています。元々はイタリアのイオが設計開発したものを1955年からライセンス生産したものだったのですが、BMWは自社製のバイク用のエンジンを組み合わせて発売し、本家を超える大ヒット作となりました。BMW イセッタの全長と全幅はそれぞれ、僅か2,285mmと1,380mmしかなく、なんと正面のドアから乗り降りするという特異な構造でしたが、大人2人が雨風に晒されず移動することは出来ました。1957年には全長を2,900mmに延長したBMW 600が登場し、大人4人の需要にも対応しました。

スバル R1

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スバル R1はてんとう虫の愛称で親しまれたスバル360のコンセプトを現代に蘇らせるモデルとして、2004年に発表されました。軽自動車ながら軽自動車枠はいっぱいに使いきらず、全長は3,285mmと短く作られています。ドアは2枚で、乗車定員は4人ですが、後席は小さく、基本的には2名での利用が前提となっています。また助手席を倒すことで、広大な荷室を確保することも可能です。スバル自慢のスムーズな直列4気筒エンジン、4輪独立懸架式のサスペンション、レガシィ並みを目指したという安全性能など話題に事欠かないモデルでしたが、販売は伸び悩み2010年3月に受注を終了しました。生産終了後も注目度は高く、中古車市場では高値で安定しています。

スズキ ツイン

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スズキ ツインは2003年から2005年までの短期間、スズキが製造した軽自動車です。しかし、その全長はたったの2,735mmで、一般的な軽自動車よりも著しく短いものでした。更に3気筒のガソリンエンジン以外に、軽自動車でははじめて、エンジンとトランスミッションの間にアシスト用のモーターが備わるハイブリッド車が設定され、燃費は当時の基準で34km/Lに達しました。一部道が狭い地域以外で売れた以外は非常にマイナーな存在ですが、時代を先取りしすぎていた部分もあり、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」では、2009年のジャンプ29号に掲載された「改名くん」で、主人公の両津勘吉が今こそツインの復活をと主張する場面もありました。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 第170巻 部長の家に泊まろうの巻 (ジャンプコミックス)

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スマート フォーツー

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スマートは1990年代、ドイツのダイムラー・ベンツ(当時)とスイスのスウォッチによる、小さな車を作るためのプロジェクトでした。合弁企業としてマイクロカーコーポレーション(MCC)も発足し、1998年には最初のモデルとしてシティクーペ(後のフォーツークーペ)が発売されましたが、当初は横転騒動もあり、販売に苦戦、スウォッチが撤退するなど低迷が続きました。2007年にようやく黒字転換、以来アメリカ市場に進出したり、ルノーとの共同開発を行うなど、変化が進んでいますが、徐々に大型化してスマートらしさを失っているという指摘もあります。初代シティクーペの全長2,560mm、全幅1,515mm、全高1,550mmという、軽自動車より1m近く短い大きさが話題になりました。また、日本では全幅を絞ったモデルも軽自動車バージョンとして販売され、あまり前例のなかった輸入車の軽自動車になりました。

ダイハツ ミゼットII

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ダイハツ ミゼットIIは、1960年代に一世を風靡したダイハツの大ヒットオート三輪である「ミゼット」の名前を冠して、1996年に登場しました。さすがに初代のような3輪車としては発売されませんでしたが、初代同様に小口配達を目的に設計開発され、全長は2,600mm、全幅は1,335mmと、一般的な軽トラックよりもずっと小さなサイズでした。乗車定員は1人が基本で、ATならば2人乗り仕様を選ぶことが出来ました。個性的で愛嬌のある外観から、今でも中古車市場で人気があり、パーソナルユースでも選ばれる小さな車です。

タタ ナノ

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インド最大の自動車メーカーで商用車ではシェアナンバーワン、乗用車では2番手のタタが2008年に発表して世界の度肝を抜いたのが、小さな車「ナノ」です。このナノの価格は10万ルーピー、当時の日本円で約28万円ととんでもない安さで、日系のマルチ・スズキが当時販売していた「マルチ・800」の半額というところからも、その凄まじい安さが伺い知れます。この10万ルピー・カーの構想は2003年ごろから始まり、ライバルのスズキの会長である鈴木修を始め世界中の業界人から絵に描いた餅だと言われていましたが、果たして登場したナノは予想以上にマトモなクルマとして仕上がっていて、それなりにカルチャーショックを与えました。しかし10万ルピーという値段は蓋を開けてみると非常に中途半端で、バイクを買う層には結局高くて手が伸びず、一方で自動車を買えるならばもっと良いものを選びたいということから、結局は装備充実グレードが富裕層のセカンドカー需要で売れるばかりで、当初の目論見は崩れてしまいました。2015年に発表された2代目のナノは、19万ルピーからの価格設定でコンセプトを大きく変えています。それでもタタの名前を一躍有名にした点で、ナノは偉大な小さな車だったと言えるでしょう。

トヨタ iQ

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トヨタ iQはスマートなどに触発されつつも、より実用性の高い3人乗りを実現する、3+1シーターの小型車として2008年に登場しました。その全長は3mを下回り、スマートよりは大きいものの、居住性はもちろん、エアバッグを9つ持つなど安全性にも最大限の配慮が行われました。また、iQはアストンマーティンの小型車、シグネットのベース車両としても選ばれました。しかしシグネットは勿論、iQの販売は伸び悩んでいます。それほど価格は高くはないものの、軽自動車に比べれば維持費の点でマイナスで、小型乗用車として見ればやっぱり狭いあたり、確かに中途半端かもしれませんが、例えばレクサスブランドから販売されていれば、もう少し違った運命があったかもしれません。

日産 ハイパーミニ

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日産ハイパーミニは1997年の東京モーターショーでコンセプトモデルが、1999年に量産モデルが発表され、2000年から発売された電気自動車です。当時トヨタはハイブリッドカーとしてプリウスを発売していましたが、純粋な電気自動車として形式認定されたのは、このハイパーミニが日本ではじめてでした。全長は2,665mmに留まり、また全幅は1,475mmに抑えられているので、軽自動車登録になります。車体にはアルミ製のスペースフレームが用いられ、デザインはアウディに移籍する前の和田智が手掛けました。2002年には生産終了したハイパーミニの生産台数は350台に留まりましたが、後のリーフなどに繋がる礎を築いた小さな車だと言えるでしょう。

フィアット 500

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フィアット 500は日本でも知名度が高い小さな車で、1950年代に製造された2代目は、特にルパン三世の愛車として知られています(正確には宮﨑駿がルパン三世の愛車としてのイメージを強引に植え付けてしまいました)。全長は2,970mm、全幅は1,320mmと、ここで紹介している中でもかなりの小さな車です。詳しいところはにまとめ記事があるので、そちらを是非どうぞ!

子どもの頃大好きだったアニメ“ルパン三世“。当初は赤いジャケットを着て、メルセデスSSK(エンジンはフェラーリだったそうです)に乗っていましたが、2期目からは青いジャケットを羽織り、フィアット500を乗り回していました。映画カリオストロの城で定着した感がありますね。世紀の大泥棒が選んだこの車をすみからすみまで大解剖!

2007年の発売以来、世界中で大ヒットしているフィアット500。日本でも2008年3月から販売され、今では「目にしない日はない」くらい売れています。昨年夏に初のマイナーチェンジを受け、先日FCAジャパンからも「1月23日より日本導入」の発表がありました。さらにかわいく、さらにスポーティに。そして先進技術によるエコ&セーフティも手に入れたフィアット500を大解剖しちゃいます。2016年1月更新

フォルクスワーゲン XL1

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フォルクスワーゲン XL1は、軽油1Lで100km走れる(100km/L)というとんでもない低燃費車として開発され、2013年から250台限定で製造されました。低燃費の秘密は0.8Lで35kWのディーゼルエンジンと20kWの電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの恩恵もありますが、800kgを下回る軽量な車体と、Cd値0.189というとんでもない空力特性の良さも、低燃費に寄与しています。空気抵抗の低さは前後を絞り込んだフォルムにより実現されており、XL1は全長3,888mm、全高1,153mmという数字から受ける大きさの印象よりは、ずっと小さな車に見えるのです。ちなみにXL1の価格は1台10万ユーロという高価格で、エコロジーではあるものの、決してエコノミーではないのでご注意を…。

三菱 ピスタチオ

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三菱 ピスタチオは一見すると色が緑色の三菱 ミニカで、実際にそのボディサイズは1998年以来の軽自動車そのものなのですが、実はエンジンは1.1Lの直列4気筒エンジンを積んでいたという、特異な小さな車です。その生産台数は僅か50台だけで、自治体や公益企業に販売対象を限って、1999年末から2000年3月まで、ほんの僅かな間だけ販売されました。このエンジンは当時パジェロジュニアやトッポBJワイド、タウンボックスワイドなどに搭載されていた4A31型を直噴化したもので、細くて小さなタイヤや軽量なアルミホイールの採用で、カタログ燃費は30km/Lと驚くほどの低燃費でした。ちなみに同時期のホンダ インサイトのカタログ燃費は32〜35km/L、プリウスのカタログ燃費は29km/Lでした。小さな車の経済性の高さを感じさせられます。

メッサーシュミット KR200

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メッサーシュミット KR200は、上で紹介したBMW イセッタ同様にバブルカーに分類されるモデルです。メッサーシュミットが自動車製造業に参入したのは、第二次大戦での敗戦により飛行機産業が禁じられてしまったからなのですが、1952年に3輪車のKR175を登場させ、ヒット作となりました。ここでとりあげたKR200は1955年に改良版として登場したモデルで、エンジン逆回転(!)による後退機構も備わっています。KR200は2,817mmの全長もインパクトがありますが、1,250mmの全幅は本当に小さく、この細長い車体にドライバーとパッセンジャーは縦に2人で座っていました。

ヤマハ Motiv

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ヤマハ Motivは2013年にコンセプトモデルとして東京モーターショーで発表された小さな車です。乗車定員は2名で、スマートを仮想的に据えた1.0Lの3気筒ガソリンエンジン仕様と、よりコミューターとしての利用に特化した、ずっと低出力の電気自動車仕様の2通りが設定される予定だとされています。このプロジェクトは、元マクラーレンのエンジニアで、近年は小型車の開発を行ってきたゴードン・マレーとのジョイントで行われているのも特徴です。特に車体製造技術やシェル構造の衝突安全性でゴードン・マレーの開発したノウハウが用いられているのではと噂されていますが、一方でゴードン・マレーが得意とする中央に運転席を配した3人乗りのレイアウトは、Motivでは見送られています。この手の小型車はモーターショーではしばしば提案され、すぐに忘れ去られてしまうのですが、Motivは市販がほぼ確実だと見られており、ヨーロッパでは2019年、日本では2020年の販売が予想されています。

ライト・カー・カンパニー ロケット

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前述のゴードン・マレーが1990年代に手掛けたスポーツカーがロケットで、イギリスのライトカー・カンパニーで少数が製造されました。同時期にマレーが手掛けたスポーツカーとしては、名高いスーパースポーツカーのマクラーレンF1(2015年現在の時価2億円以上)がありますが、マレー本人は、より小型で軽量なこちらの方が気に入っていたと言われています。全長は3,581mmに留まり、全幅は1,600mm、そして全高は950mmしかありません。しかし前後に座ることで2人が乗ることができ、また荷物もその気になれば、それなりに詰め込めるという、実用性の高さも持つ小さな車でした。

まとめ:小さい車を通して世界を覗いてみる

いかがだったでしょうか?

広くて速ければ快適なのに、あえて小さな車が生まれるのには、色々な時代背景や人の思いがあるのです。これらの小さな車を通して、そういった背景に思いを馳せてもらえれば嬉しいです。

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