フットブレーキの不思議を優しく解説!

何気に使っているフットブレーキですが、その仕組みは意外と単純になっています。単純な仕組みなのですが、精密に作られている重要なパーツです。車を停止させるブレーキは、メンテナンスを怠ると大きな事故や多額の修理費用が必要になります。ブレーキのメンテナンスや異常の早期発見は修理費用を安く済ませるだけではなく、安心のカーライフにつながります。安全と安心をしっかり守って、楽しい思い出を沢山つくりましょう。

フットブレーキってどのブレーキ?

足で踏むからフットブレーキ!

フットブレーキは、自動車の運転中に使われる常用ブレーキや足で操作するサイドブレーキ(パーキングブレーキ)の総称です。いつも使っているブレーキが、フットブレーキやブレーキと呼ばれています。サイドブレーキは、足踏み式サイドブレーキと呼ばれています。
呼び方がいろいろあるので、迷ってしまう人も多く足踏み式サイドブレーキをフットブレーキと勘違いしている人もいます。また、間違って教えられてしまう場合がありますので、車に詳しい人に正しく教えてもらうのが良いでしょう。
MT車などで左手で操作するサイドブレーキは、ハンドブレーキなどと呼ばれることもあります。ブレーキの呼び名が多いので迷ってしまうと、走行中に足踏み式サイドブレーキを勘違いして使ってしまう場合があります。事故につながってしまう場合があるので、フットブレーキはブレーキと覚えておくことが良いでしょう。しっかりと区別することで勘違いを防止することができますので、正しく理解する必要があります。

フットブレーキは常用ブレーキ!

最近では、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる大きな事故がテレビを騒がせています。高齢者に多い事故ですが、運転初心者や慣れてくる頃にも起こりやすいので注意してください。右足だけで操作しますので、誰にでも起こりうることを自覚するのが良いでしょう。
フットブレーキと聞くと足で操作するブレーキが当てはまりますが、常用ブレーキのことです。アクセルの隣にあるので操作性などは問題はないのですが、操作に癖があると踏み間違える可能性は大きくなってしまいます。自分でも知らない間に癖が付いてしまい、最悪は事故へとつながってしまいます。
ブレーキと思って踏んだのがアクセルだったらと想像すると、大きな事故が容易に想像できます。高速道路を走行中にフットブレーキを踏めと言われて勘違いをして足踏み式サイドブレーキを踏んでしまうと、大事故や死亡事故に直結します。勘違いを起こさないためにも、基本に忠実な運転を心がけましょう。

ブレーキの仕組みはどうなってるの?

ブレーキが効く仕組みは?

ブレーキペダルを操作すると負圧式倍力装置(マスターバック)で増幅され、マスターシリンダー内のピストンを押し出して油圧が発生します。発生した油圧は、ブレーキオイルを通して各車輪のブレーキキャリパーへ伝わります。キャリパー内のピストンがブレーキパッドを押し出し、ローターに押し付けることで減速と停止を可能にします。
ディスクブレーキとドラムブレーキが車では使われていますが、ブレーキが効く仕組みは同じです。トラックやバスと乗用車では、仕組みが同じでもブレーキの種類や圧力の伝え方に違いがあります。ブレーキオイルを使って伝達する方法や圧縮空気だけで伝える方法、ブレーキオイルと圧縮空気を併用する方法があります。
乗用車などではブレーキオイルが使われているために、ペーパーロック現象が起きる危険性があります。長い下り坂などでブレーキだけを酷使してしまうと、パッドとローターの摩擦熱がブレーキオイルに伝わり沸騰状態になってしまいます。沸騰状態になると、気泡が発生してブレーキを踏んでも効かない状態になる現象がペーパーロック現象です。

自動車の運転で一番重要なのはブレーキです。止まれなければ大変なリスクが生じます。そこで今回はブレーキオイル交換について掘り下げていきましょう! 交換の目安は? どんなオイルがあるの?

サイドブレーキも同じなの?

足踏み式サイドブレーキや手で操作するサイドブレーキは、車の後輪をロックして車を動かなくすることが目的のブレーキです。ワイヤーが引かれることで、キャリパー内のピストンが押し出されブレーキパッドがローターに押し付けられます。サイドブレーキの種類の中では、ディスクブレーキ式は拘束力が弱いといえます。
サイドブレーキにも種類があり、ドラム式サイドブレーキとドラムインディスク式サイドブレーキ(インナードラム式)があります。ドラムブレーキの方がディスクブレーキより絶対的な制動力と拘束力は強いので、車を動かなくする目的に使われています。
車を動かなくする目的で搭載されていますが、斜めになっている場所では拘束力に不安があります。AT車の場合はPレンジに、MT車は1速かRにギアを入れて駐車する必要があります。車が動き出してしまい、事故になってしまう場合がありますので注意してください。

エンジンブレーキも同じ仕組みなの?

エンジンブレーキはエンジン回転数が下がることで、ブレーキと同じ効果を得られる運転技術の一つといえます。そのために、スイッチやペダルがある訳ではないので勘違いしないようにしないといけません。長い下り坂などを走行するときに使用することで、ブレーキの発熱量を抑えることができペーパーロック現象を防ぐ効果があります。
また、使い方によっては圧雪路面や凍結路面で効果を発揮させることができます。ブレーキと併用することで、滑りやすい路面状況で安全に停車することができます。気象状況などで変わりますが、猛吹雪やブラックアイスバーン(湿潤路面に見えるが薄い氷ができている状態)などでは効果を発揮できないので注意が必要です。
フットブレーキと勘違いしてしまう人も多いので、ブレーキの呼び名をしっかりと理解しましょう。エンジンブレーキは運転技術で、フットブレーキは足で操作するブレーキと混同しないようにしてください。

長い下り坂を走行するときに、エンジンブレーキを使ってくださいの看板を目にします。意外と知っているようで知らないのが、エンジンブレーキなのです。エンジンブレーキを使うことによって、安全運転につながります。エンジンブレーキは、安全運転の一つの技術ともいえると思います。

ブレーキの種類ってあるの?

油圧式ブレーキ!

乗用車や小型車などに幅広く使われているのが、ブレーキオイル(ブレーキフィールド)を使う油圧式です。幅広く採用されていますが、ブレーキホースやブレーキオイルの経年劣化が起こるために定期的な点検整備が必要となります。
ブレーキオイルがフットブレーキから入力された情報を正しく伝えることができないと、ブレーキが効かない状態になり大変危険です。ブレーキペダルからブレーキパッドに伝わるまでのどこかで異常が起きてしまうと、片方だけが強く効いてしまったりするなどの症状が出てしまいます。
異常を発見したりブレーキペダルの操作に違和感を感じるときは、整備工場などで点検を受ける必要があります。ブレーキオイル交換など自分でもできますが、ブレーキオイル内のエアー抜きなど慎重な作業が求められます。重要保安部品になっていますので、信頼できる整備工場などに整備を依頼するのが良いでしょう。

空気油圧複合式!

乗用車では使われていませんが、一部の大型トラックや中型トラックに使われています。油圧式のマスターシリンダー内のピストンを空気圧で押し出す方式で、油圧式より強力な油圧をブレーキに伝えることができます。そのために、運転操作に慣れていないとタイヤがロックしやすいので注意が必要です。
トラックなどには有利なブレーキ方式ですが、乗用車では強すぎるのとエアータンクなどのパーツを搭載しないといけないので採用はされていません。また、エアータンクに圧縮エアーがなくなると、走行することはできなくなる欠点もあります。
一部にエアーを使って強力なブレーキ力を作動させますが、運転操作の慣れを必要とします。また、キャリパーやホイールシリンダーには油圧方式が使われているので、ペーパーロック現象を引き起こしてしまう場合がありますので注意してください。

空気圧式!

主に大型トラックやバスなどに使われている方式で、小さな力で強力なブレーキ力を発生させます。ブレーキオイルの代わりに圧縮エアーを使うので、ペーパーロック現象は起きません。強力なブレーキ力を発生させますが、圧縮エアーが不足したりすると走行できないので注意してください。
乗用車で空気圧方式が採用されないのには、専用パーツやエアータンクを搭載できないためだといえます。専用パーツを搭載することで、車の重量が増えて燃費が悪くなりデメリットが多くなってしまいます。強力なブレーキ力を発生しますが、乗用車には不向きな方式となります。
ブレーキの種類は、車の特性に合わせて採用されています。安心して操作することができることで、安全運転につながります。強力なブレーキだけでは、安心安全のカーライフを送ることはできません。

ABSって必要なの?

ブレーキサポート装置の一つ!

ABSはブレーキサポート装置の一つで、アンチロックブレーキシステム(Antilock Brake System)の頭文字を取って通称ABSと呼ばれています。急ブレーキが発生した場合、タイヤをロックさせないで操作で回避する目的のシステムです。
急ブレーキが発生してしまうと、タイヤがロックされて操縦不能になり事故になります。そういった事故を回避する目的で搭載されていますが、搭載すると追突事故を起こさない装置と勘違いしてる人もいます。また、ABSが作動すると停止距離が短くなるといった誤解をしていて、装置のおかげで事故を起こしたとクレームがディラーにあったようです。場合によっては、停止距離が長くなってしまいますので注意してください。
ブレーキサポート装置の代表的なABSですが、その特性をしっかり理解していないと事故につながってしまいます。事故を減らす目的で搭載されていますが、事故を起こさない意識と安全運転を意識することが事故を減らすことにつながります。

ABSの仕組みは?

ロックした車輪のブレーキキャリパー内のブレーキオイルをABSアクチュエータ内ポンプがマスターシリンダーに汲み戻し、液圧を下げてロックを解除する動作を繰り返します。継続してコンピューター制御でコントロールされるので、事故を回避できるシステムとなっています。
ABS作動中はブレーキペダルに振動が伝わりますが、驚いて足を離したりしないで非常時にはしっかりと踏み込むことが必要です。車種によりブレーキの初期制動に差がありますので、絶対安心の装置ではないので注意してください。
新車購入直後では、乾燥している路面でも作動してしまう場合があります。路面の段差やマンホールの蓋などタイヤが踏んでるいるときにブレーキをかけると動作してしまい、ブレーキペダルが振動してしまう場合があります。故障ではないので、購入時の説明をよく聞くことが必要です。

ブレーキの点検整備は?

ブレーキパッドの残量に注意!

ディスクブレーキの性能を決めることにもなるブレーキパッドには、限界を運転手に知らせるために音が出るように作られています。ブレーキを踏むたびに音が出てくるようであれば、すぐに交換しないとブレーキローターに傷をつけることになり高額な修理費用を必要とします。
車の安全にかかわる重要なパーツなので、定期的な交換や整備が必要です。また、異常にホイールの汚れが多い場合は、ブレーキキャリパーに異常がある可能性があります。パッドを交換することで直る場合がありますので、早期発見が修理費を安く済ませることになります。
パッドは消耗品なので交換時期が明確になっていますが、ブレーキホースやブレーキオイルの交換時期は明確になっていません。車検の時期や定期整備のときに合わせて点検をすることで、見る機会が少ない部分の異常を早期に発見することができます。異常を指摘されたら、迷わずに整備することが良いでしょう。

ブレーキオイルの残量に注意しよう!

自分でのブレーキの異常を早期に発見するためには、週に一回はボンネットを開けて自分の目で確認することが大事です。ブレーキオイルの残量が減っている場合は、点検を受けてください。基本的には異常が無ければ減ることはないのですが、異常やパーツの経年劣化によって減る場合があります。最悪はブレーキが効かなくなる恐れがありますので、整備工場などで点検整備を受けてください。
ブレーキオイルも経年劣化を起こしていると、ペーパーロック現象が起きやすくなってしまいます。ブレーキを酷使していることで、圧力を伝えるパーツに負担がかかっているので経年劣化を早めてしまいます。週末にしか車を使わない場合でも、同じく交換時期を早める要因になってしまいます。
車に使われているオイルや液体は、車を使っても使わなくても劣化します。交換時期に交換をしていないと、オーバーヒートやブレーキの効きが悪くなるなどのさまざまなトラブルを引き起こす要因になります。冷却水やブレーキオイルなど点検できる部分は、自分で点検することで早期発見と定期的な整備ができます。ブレーキオイルの劣化を判断するのは難しいので、整備工場などで点検を受けることが良いでしょう。

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純正ブレーキに満足できな人に最適!

まとめ

フットブレーキは足で操作するブレーキの総称なので、ブレーキとサイドブレーキ(パーキングブレーキ)と覚えておきましょう。運転が単調になりやすい高速道路などで、踏み間違いをしてしまうと重大事故を引き起こしてしまいます。
ブレーキも車と同じく日々進化していますので、性能を過信することなく安全運転が必要といえます。どんなに車や安全運転サポート装置などが充実しても、運転操作をするのは運転手です。カーライフを充実させて楽しいものにするのには、安心安全が大事になります。
また、車に異常を感じたら整備工場などに相談したり、点検を受けることがおすすめです。ブレーキの異常だと思っていたら違う場所が故障していたなどがありますので、早め早めに相談することがよいでしょう。早期発見は修理費用を安くする手段ともいえるので、大丈夫と思わないで整備工場などに相談をしてください。