【トヨタ マークIIブリット】FFから一転FRに!マークII最後のワゴン!

スバル レガシィの大ヒットで、ステーションワゴン市場が活況を呈した1990年代。トヨタ自動車は対抗馬にカルディナ、マークIIクオリスを投入しました。しかし、FF・4WDワゴン市場でのレガシィ人気は圧倒的で、マークIIクオリスはFFからFRへと駆動方式を大転換します。それが、マークIIブリットです。

トヨタ・マークIIブリットとは?

トヨタ・マークIIブリットはトヨタ自動車が生産していたステーションワゴンです。2002年1月に販売開始、2007年6月まで生産されました。
マークIIブリットは、先々代のマークIIワゴン以来のFR車です。先代のマークIIクオリスは、カムリグラシア・ワゴンの姉妹車であり、FF車でした。

マークIIブリットのベース車とは?

ベース車はX110型9代目マークIIセダンです。8代目まで採用されていたハードトップボディが廃止され、セダンボディになりました。その影響か、マークIIブリットもサッシュ付きドアを採用しています。

マークIIブリットのカタログモデル名(グレード名)には、マークIIセダン伝統の「グランデ」は採用されず、代わりにスポーツグレードの名称である「iR」が採用されました。搭載エンジンは直列6気筒ツインカムの2,000ccと2,500ccで、最強バージョンには1JZ-GTE型2,500ccツインカムターボが搭載されました。

車名の由来

ブリットは稲妻の意味です。

ブリット(BLITZ)とは、ドイツ語で「稲妻」の意味です。
トヨタ自動車はスポーツモデルに「稲妻」を意味する言葉を使用するのが、好みのようです。「レビン」も「トレノ」もともに、雷・稲妻の意味です。

マークIIブリットのスペック

※データは「2.5 iR-S」のものです。

車両型式 TA-JZX110W
駆動方式 FR
乗車定員 5名
車両重量 1,570kg

■車両寸法
全長 4,775mm
全幅 1,760mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,780mm
トレッド(前) 1,495mm
トレッド(後) 1,475mm
最小回転半径 5.3m

■走行メカニズム
変速機 5速AT
ステアリング パワーアシスト付ラック&ピニオン
サスペンション 4輪ダブルウィッシュボーン式コイルスプリング(スタビライザー付)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク
タイヤサイズ 205/55R16 89V 

搭載エンジンスペック

マークIIブリットは、以下の直列6気筒DOHCエンジンを搭載してデビューしました。

1G-FE型
 総排気量 1,988cc
 最高出力 160PS / 6,200rpm
 最高トルク 20.4kg・m / 4,400rpm

1JZ-FSE型 ※D-4システム採用直噴エンジン
 総排気量 2,491cc
 最高出力 200PS / 6,000rpm
 最高トルク 25.3kg・m / 3,800rpm

1JZ-GE型
 総排気量 2,491cc
 最高出力 196PS / 6,000rpm
 最高トルク 26.0kg・m / 4,000rpm

1JZ-GTE型 ※ツインカムターボ
 総排気量 2,491cc
 最高出力 280PS / 6,200rpm
 最高トルク 38.5kg・m / 2,400rpm

マークIIブリットのカタログモデル・燃費

マークIIブリット登場時のグレード、車両価格、10.15モード燃料消費率は、次の通りです。

FR車

●2.0iR 248万円
●2.0iR "Jエディション" 228万円
 搭載エンジン 1G-FE型
 燃焼消費率 11.4km/L

●2.5iR-S 288万円
●2.5iR-S "Jエディション" 268万円
 搭載エンジン 1JZ-FSE型
 燃焼消費率 11.4km/L

●2.5iR-V 339万円
 搭載エンジン 1JZ-GTE型
 燃焼消費率 9.2km/L

4WD車

●2.0iR Four 278万円
●2.0iR Four "Jエディション" 258万円
 搭載エンジン 1G-FE型
 燃焼消費率 10.2km/L

●2.5iR-S Four 315万円
 搭載エンジン 1JZ-GE型
 燃焼消費率 9.2km/L

マークIIブリットの中古車情報

マークIIブリットの生産終了から9年ですが、意外と在庫数は少なめです。中古車検索サイトで検索してみると在庫車は2.0iR、2.5iR-S、2.0iR Fourのみで、ターボモデルの2.5iR-Vは見つかりませんでした。もし、ターボモデルを見つけたら、滅多にない出物です。価格も100万円以内とミドルクラスのFR車としてはお手頃な値付けがされています。

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【まとめ】マークII最後のワゴンボディは使い勝手良し!

マークIIブリットは、ラゲッジスペースが平坦でリアサスペンションの張り出しも少なく、スペース効率に優れた、トヨタらしい真面目なワゴンでした。ただ、ライバルのスバル・レガシィが強力過ぎました。筆者は2.5iR-Vとレガシィを比較し、非常に有利な支払い条件をご提示いただいたのですが、どうしても決めきれませんでした。そして、平成17年度排気ガス規制で1JZ-GTE型ツインカムターボが消滅し、イメージリーダーカーが不在になってしまうという不運にも見舞われた悲運のワゴンでした。