【キャンピングカー旅】高嶺の花じゃない!?キャンピングカー利用で旅行のスタイルも変化します!!

ドライブ中に高速道路などでみかけるキャンピングカー、憧れるものの高くて扱いにくい車と思っていませんか。実はそんなことはないんです。ドライブ好きなドライバーにもメリットのあるキャンピングカー購入とキャンピングカー利用による旅のスタイルについてご紹介します。

キャンピングカーとは?

キャンピングカーって何でしょうか。
多くの方はキャンプをするための車というイメージをお持ちではないではないかと思います。実は、キャンピングカーを利用する方の多くは、移動宿泊施設として利用しています。実際、連休中の高速道路のサービスエリアやパーキングエリアでもキャンピングカーを見かけることも多くなりましたが、そのほとんどは、鉄道や航空などのように旅行手段の一つとして利用していて、かつ、駐車した場所で宿泊もしています。では、なぜ増えているのでしょうか。その理由としては、日本全国どこにいってもコンビニや道の駅が充実してきたことや温泉地帯では日帰り温泉も気軽にできるようになったことが挙げられます。旅のスタイルが多種多様にあるようにキャンピングカーも利用者によって利用方法はさまざまです。

キャンピングカーの魅力は何でしょうか。
やはり、最大の魅力は、自由気ままな旅ができることではないでしょうか。ホテルのチェックインの時間や乗車時間に縛られることなく好きな時間に出かけられたり、帰りたいときに帰れるなど時間の制約はほぼないに等しい旅ができます。また、見知らぬ土地でもキャンピングカーの中では完全にプライベートな空間であるため、ホテルや旅館とは違う自分の部屋で気が休まるということもあると思います。

欧米のキャンピングカー事情は?
ところで、欧米ではキャンピングカーとは言わず、モーターホームといわれています。映画などでもよく聞く話ですが、バカンスで長期休暇をとる習慣のある欧米では、モーターホームで滞在先まで移動したり、乗用車でトラベルトレーラーを引っ張って移動したりしています。モーターホームで長期滞在することが目的であるため大きくゆったりとしたリビングやベッドルームにキッチンがついたものが一般的です。

先でも述べましたが、日本でも日本の道路事情や宿泊場所に合わせたコンパクトなキャンピングカーで長期滞在する方が増えてきています。

キャンピングカーにまつわる法律や税金の取り扱いは?

キャンピングカーは、諸要件をクリアすることでタンクローリーや救急車、消防車、パトカーと同じ特殊車両として「8ナンバー」登録されます。「8ナンバー」とは、簡単に言うと道路運送車両法などで法律上定められた区分のひとつで特殊な用途に応じた設備を有する自動車のことをいい、ナンバープレートの車種を表す数字(例えば、品川88あ12-34の「88」の部分)の8を取って一般的に「8ナンバー」と呼称されています。2,500㏄を超える車両「3ナンバー」というのと同じ意味です。

では、キャンピングカーの法律上の定義を見ていきます。特殊車両として登録するには次のような諸要件が満たされている必要があります。(あまりにも多すぎるので説明上必要な部分のみ記載します)

【就寝設備】
・1名あたり最低でも「180㎝×50㎝」の大きさがあり、完全に平らな状態にあること
・その条件下での就寝設備が乗車定員の1/3以上(3人乗りの場合は2人分以上)が確保されていること
車検証に記載されている「乗車定員」意外に上記の要件を満たした「就寝定員」が必要となります。

【水道設備】
・10リットル以上の給排水の貯水能力があること
キッチンやトイレ、シャワーに使った排水が垂れ流しになっていないかということです。

【炊事設備】
・コンロなどで炊事が行えること
・コンロ周辺の天井高は1,600mm上の空間があること
コンロ数の制約はないのですが、車内で立って火が使えることが条件となっています。

上記の要件やそのほかの要件をクリアすることで「8ナンバー」登録することができます。

では、税金はどうでしょうか。一般的に知られている「軽自動車」と「普通車」でも、税金や保険、高速料金の取り扱いが違うように、「8ナンバー」取得によって取り扱いが多少変わってきますが、下記の比較表でもわかるように、目を見張るような大きな差はあまりないように思います。

そうなると大事になるのが、みなさんが購入しようとするキャンピングカーは、どのくらいの頻度で乗るのか(毎日orたまに)、どのくらいの距離乗るのか(短距離or長距離)、どのくらいの期間利用するのか(1泊or数泊or長期)などを考え、維持管理費も含めて検討していく必要があります。ナンバーによる維持費の差はそれほど大きくないので、8ナンバーにこだわることはないと思います。あとは目的や使用頻度による維持費の違いがどのくらいになるのか、駐車スペースなども考慮してなどを検討する際に必要な情報を知っておくことは大事なことだと思います。

あなたはどんなキャンピングカーを、どんな風に使いたいと思っていますか? 毎日乗りますか? たまにしか使いませんか? 長距離走る予定ですか? 一度出かけたら、何泊もするでしょうか?

 乗用車や家を買うときと同じです。一番大切なのは、(維持管理まで含めて)自分自身に合っているかどうか。そのためには8ナンバーにこだわる必要はないのかもしれません。ただ、きちんと理解して納得した上で選択するためには、ナンバーのこと、税金のこと、構造要件のことを、知っておいて損はないはずです。

キャンピングカーの種類

キャンピングカーには大きさや装備品によって、次のようなさまざまな種類があります。

【バスコン(バスコンバージョン)】
バスやマイクロバスをベースにキャンピング装備を実装したキャンピングカーです。バンやトラックシャシーを流用したキャンピングカーとは違い、もともと乗車目的のベース車を使うため乗り心地に定評があるといわれています。

【バンコン(バンコンバージョン)】
バンやミニバン、ワゴンをベースにキャンピングカーメーカーが内装などを改造して開発した車の総称です。価格も手ごろでキャンピングカー導入車としておすすめの車です。

【キャブコン(キャブコンバージョン)】
トラックをベースにキャンピングカーメーカーが製造したキャビンを載せたものです。ハイエースなどワゴンボディが主流ですが、ピックアップトラック、SUVバン型車をベースにしたものも含まれます。

【キャンピングトレーラー】
マイカーなどで牽引して使うトレーラーの総称で、据え置き型のパークトレーラーと区別されます。車両重量750㎏を超えるものは、牽引免許が必要となります。前述のキャンピングカーと違いトレーラーを切り離すと牽引車は自由に使えるというメリットが注目されています。


【フルコンバージョン(フルコン)】
エンジンや、駆動系、フレームから成り立つ専用シャシーをベースにキャビンすべておキャンピングカーメーカーがオリジナルで仕上げるキャンピングカーです。居住スペースや運転席までのすべてのレイアウトが製作者の思い通りにできるキャンピングカーです。

【トラックキャンパー】
ピックアップトラックの荷台にキャビンを搭載するキャンピングカーです。キャンピングトレーラーとは違い牽引するわけではなくベース車の上に積載するので高さを気を付けなければならない点を除けば運転や駐車スペースの確保はしやすい車です。

【軽キャンパー】
主に軽バンをベースにしたコンパクトなキャンピングカーです。内装はフル装備にもかかわらず軽自動車登録ができ維持費も含めて手軽にキャンピングカーライフが楽しめるということで幅広い世代に人気が出てきています。

キャンピングカーでできる旅とは?

冒頭でも触れましたが、キャンピングカーは、キャンプをするための車ではなく、移動宿泊施設です。そう考えると、距離や宿泊日数に差はありますが、使い方が無限に広がります。また、自炊したり、シャワーを利用するなどして、やり方次第で旅行にかかる費用を抑えることもできます。逆に、ご当地の有名な温泉やグルメを堪能することもできます。

ちなみに、「キャンピングカー白書2014」では、キャンピングカーを購入する年代で、最も多いのは60歳代となっています。実は、40歳代以上で日本全体の約95%を占めています。また、世帯収入も400万円未満の世帯の購入が高く全体の約21%にのぼります。定年退職して収入は減ったものの購入費、維持費がリーズナブルになったことで、購入する人が増えているとも考えられます。

連休利用などの短期の旅

週休2日が定着してきたとはいえ、まだまだ長期休暇をとるという習慣に慣れないこともあり暦上の連休での利用が多いのが実情です。ここで力を発揮するのがキャンピングカーで連休前夜に移動開始し目的地や目的地周辺で就寝ということも可能になります。普通車でも渋滞を避けるため夜中に出発ということはあると思いますが、睡眠が十分にとれないため、ドライバーにとってはかなり危険なドライブになってしまう可能性があります。また、前乗りして移動することで初日から目いっぱい現地で遊ぶこともできるメリットもあります。短い連休ではできるだけ無駄なく遊び時間に費やしたいものです。

地域周遊などの長期の旅

連休利用とは異なり、長期の旅をする方の多くが、特定の地域の観光地をのんびりと周遊しているのではないかと思います。まだまだ利用者が少ないのですが、特定の方が所有している「別荘」の新たな形になるかもしれませんね。ちなみに、「キャンピングカー白書2012」によると、現在は、まだ働いている世代が多いということもあり、長期休暇が取れない現状から宿泊日数も短くなっているようですが、それでも約1割の方が1週間以上の宿泊日数で利用しています。これはキャンピングカー購入が多いシニア世代の宿泊日数が多いのだろうと思います。今後、若い世代でも長期休暇が取れるようになると宿泊日数も変化してくることだと思います。

キャンピングカーのメリット・デメリット

最大のメリットは、時間を気にせず気ままな旅ができることです。皆さん口をそろえてこうおっしゃってます。そもそも車で移動するドライバーのほとんどが「自由」を考えているのではないでしょうか。人によって時間や場所などさまざまですが、自分の思うままの旅を前提にドライブをしていると思います。この最大のメリットが享受できるだけでもキャンピングカーを利用する価値は高いと思います。さらに、自分専用の部屋が手に入るというメリットもあります。一人暮らしの方はあまりメリットはないのですが、家族と暮らしている方は、自宅の間取りによっては、ご自分の部屋がない場合もあります。それはそれで仕方ないのですが、「いつかは自分専用の部屋を!」というのは家族と暮らしているものの小さいころからの憧れではないでしょうか。ちょっと変わった利用方法では、オフィスとして使っている方もいらっしゃいます。

逆にデメリットですが、利用頻度によっては、維持費が高くなってしまうことではないでしょうか。年に何回かの連休でしか利用しないのであれば、維持費は高くなってしまう可能性があります。また、車重も重いキャンピングカーの燃費はかなり悪いといわざるを得ません。さらに、購入するキャンピングカーにもよりますが、駐車スペースを探すのに苦労する場合もあります。こう考えるとマイカー感覚での利用を想定しているとデメリットのほうが大きくなってしまうかもしれません。しかし、冒頭でも触れた「自由」を手に入れられることと利用方法に合ったキャンピングカーを購入することでデメリットも十分解消されると思います。

最大の問題「睡眠」

キャンピングカーに限った話ではないのですが、ドライブ旅行の際のドライバーの睡眠時間確保は最大の問題です。先にも述べた通りほとんどのドライバーが連休利用になるため、夜中に出発するなどドライバーの睡眠時間はどうしても減ってしまいます。また、各地で渋滞も発生するためどうしても長時間運転することが増え、同時に疲れもたまってきます。高速道路のサービスエリアやパーキングエリア、コンビニエンスストアの駐車場などで仮眠をとっても狭い運転席での仮眠では気休めくらいにしかならないと思います。キャンピングカーでも出発時間と渋滞は変わりませんが、睡眠はかなり違ってくると思います。なぜなら、横になって休めるからです。長距離輸送をする大型トラックに小さいながらも寝台があるのはなぜでしょうか。長距離移動時の仮眠用、横になって体を休めるため、これと同様の理由だと思います。

まとめ

今回のキャンピングカー旅はいかがでしょうか。
購入価格や維持費もずいぶんとリーズナブルになってきたこともあり利用者が増えてきています。現在は、長期休暇が取りにくいこともあり、長期の利用は少ないのですが、近い将来、欧米のように長期休暇が取れるようになると利用方法も劇的に変わると思います。まずは、キャンピングカー利用の現状と基本情報を押さえておいて今後訪れるであろう劇的な変化に対応できるよう準備しておく必要があるのではないでしょうか。
これを機にキャンピングカー利用を検討してみてはいかがでしょうか。