【フォルクスワーゲン ゴルフ】大衆車の2代目はコンパクトにまとめられたFFハッチバック

フォルクスワーゲンゴルフを知らない方はきっといらっしゃらないですよね。単一車種の販売台数が、中小メーカー全体の販売台数よりも多いというのですからその販売規模は並大抵ではありません。世界中で愛されている“小さな大物”ゴルフ。初代モデルから現行モデルまで、その魅力と実力を徹底的に解剖してみましょう。2015年12月更新

現在のゴルフ

出典:http://www.volkswagen.co.jp/ja/models/golf.html

現行のゴルフは7代目に当たります。
プラットフォームを一新し、車体骨格にはモジュールプラットフォームアーキテクチャ“MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)”を採用しています。高い走行性能や安全性、高い生産効率、部品点数の大幅削減などを実現しました。
“国民車”に由来する社名にはおよそ似つかわしくない大衆車という、なんとも素敵な評価を受けています。
“トレンドライン”、“コンフォートライン”、“ハイライン”、“GTI”の4グレードラインナップ。コンフォートラインとハイラインは5ドアハッチバックと5ドアワゴンの“ゴルフ ヴァリアント”の2種を設定しています。トレンドラインとGTIは5ドアハッチバックのみの設定です。
ボディだけでなく、エンジンやサスペンションなどの主要機構も一新されました。 ハイラインとGTIには気筒休止システム(ACT)を搭載しています。
リアサスペンションはハイラインとGTIがマルチリンク式サスペンションで、他のグレードはトレーリングアーム式サスペンションを採用しています。
変速機は伝達ロスが1番少ないと言われるDSGを採用し、ブルーモーションテクノロジーとの組み合わせで欧州複合燃費31.25 km/L、CO2排出量85 g/kmを実現しました。
日本仕様車はハッチバックタイプのGTIを除き、平成17年基準排出ガス基準75%低減レベルと平成27年度燃費基準+20%を達成しています。
日本市場では、輸入車で初めての日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY 2013-2014)受賞車両です。

“すべてのオーナーに最高の安全性能を”という考えから、以下の安全機能を全グレードに標準装備しています。
1.後部座席含めて9つのエアバッグ
2.“フロント アシスト プラス”常にレーダーで前方の車両との距離を検知して、衝突の危険が予測される場合に急速ブレーキのスタンバイ状態で待機するとともに、ドライバーに警告音・警告灯によって注意喚起を行うシステムです。さらに回避操作が行われない場合は、自動で車両を減速させて衝突の被害を軽減させます。
3.“マルチコリジョンブレーキ” 衝突や追突時の衝撃をエアバッグのセンサーが検知することで作動します。自動でブレーキをかけて車両を10 km/h以下になるまで減速、対向車線へのはみ出しによって起こる多重事故の危険を低減させるシステムです。
4.“ドライバー疲労検知システム”ハンドル操作や角度をモニタリングして、疲労や眠気による急なハンドル操作などの通常と異なる動きを検知してインジケーター表示と警告音で休憩を促します。

フォルクスワーゲン「Golf」のご案内。ギャラリー、360度ビュー、ハイライト、カラーなどクルマの詳細をご覧いただけます。

ゴルフという車

欧州の分類では“Cセグメント”に属するハッチバック車で、その優れた機能性とデザイン、運転のしやすさと高い走行性能は、初代の発売以来約40年にわたって世界中のベーシックカーの基準・ベンチマークとなっています。
車種別歴代総生産台数はトヨタ・カローラに次ぐ第2位で、2013年7月に累計の生産台数は3,000万台に達したそうです。日本市場でも初代モデル登場時から継続して輸入・販売されていて、高い知名度を持つ代表的輸入車となっています。

名前の由来

ドイツ語で“メキシコ湾流”を指す“Der Golfstrom(デア・ゴルフシュトロ-ム)”からという説が有力のようですが、これには諸説あるようではっきりとはしていません。
同時期に発売された、他のフォルクスワーゲンのモデル“シロッコ”や“ジェッタ”などには風の名前が付けられているのに対し、“ゴルフ”の名だけが海流の名称であることから異論を唱える向きもあるようです。
ですが、メキシコ湾流は貿易風が大きな要因で生まれるとされていて、風と全く関係のない言葉でもないのです。
ただし貿易風はドイツ語で“Passat(パサート)”であり、これは別のモデル名として採用されています。
さらに、後に発売されたVWの一部モデルにはスポーツ関連の名称“キャディ”や“ダービィ”も採用されていて、“ポロ”もスポーツのポロの意味に取れるということで、“ゴルフ”もスポーツのゴルフを兼ねたものとする説もあります。
ゴルフGTI16Vには、イレギュラーながらもゴルフボール型のシフトノブが採用されたモデルも存在します。

北米市場では当初“ゴルフ”の名前は使われず、“ラビット”の名前でデビューしました。2-4代目では他国と同じように“ゴルフ”でしたが、5代目で再び“ラビット”を名乗りました。6代目では再度“ゴルフ”に戻されています。

開発の経緯

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

ポルシェが設計したEA266

第二次大戦後、フェルディナント・ポルシェ設計のビートルの生産で大成功を収めましたが、1960年代に入るとさすがに後継車の開発が求められるようになっていました。
1965年、社長のハインリヒ・ノルトホフはこの新型車の設計をポルシェに委託します。ポルシェはこれに応えてEA266という車を開発しました。
シリンダーを水平に横倒しにしたエンジンを、後部座席のシートの下に“アンダーフロア・ミドシップ”というレイアウトに配置していて、パッケージングとしては極めて優秀だと評価する向きもあります。逆に、当時アウディNSUアウトウニオンでアウディ・80の開発を行なっていた開発責任者のルートヴィッヒ・クラウスは、後部座席の下に臭気と騒音を発するエンジンを搭載するそのレイアウトのお陰で車高が高くなるこの車には否定的な意見を持っていました。設計からそれまでに掛かった開発費用と、これから掛かる予定の額を聞いて開発を中止するように勧めたのです。
初代ビートルと同じく1台当たりいくらという形でのギャランティーをポルシェに支払う契約となっていて、相対的に見たらコスト面で割高な商品でした。
このような背景から、ポルシェ設計によるビートルの後継車EA266の生産計画は白紙に戻ってしまったのでした。

初代ゴルフの開発責任者であったヴェルナー・ホルステ博士は、衝突安全性の面から横置きエンジンを好み、FFレイアウトで開発を進めることになりました。スタイリングをジョルジェット・ジウジアーロに依頼し、エンジンをアウディNSUアウトウニオン、その他はフォルクスワーゲン技術部門で開発されました。

初代モデルの誕生

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

スタイリングとパッケージングを担当したのはジウジアーロです。直線基調の角張ったデザインは“いかにも”という仕上がりですね。フロントドアに付いている三角窓が特徴的です。
1974年に欧州で販売が開始され、日本への導入は翌1975年から。日本のみならず、世界中で年を追うごとに排ガス規制が厳しくなる時期で、モデルチェンジを迎える1983年までに多くの年次変更を受けました。
残念ながら、ホットハッチモデルである“GTI”は、日本への正規輸入はありませんでした。モデル末期の1983年にはヤナセから“GTD”が販売されていました。外観はほぼGTIと共通のスポーツ仕様で、90psを発生するターボチャージャー付きの1.6Lディーゼルエンジンを搭載していました。

スペック

ボディタイプ:3 ドア及び 5ドアハッチバック
エンジンタイプ:直4 1.8L、1.7L、1.6L、1.5 L、直4 ディーゼル1.6L、1.5 L
変速機:3速AT及び5速MT
駆動方式:FF
サスペンション:前 マクファーソンストラット 後 セミトレーリングアーム
全長:3,725mm
全幅:1,610mm
全高:1,410mm
ホイールベース:2,400mm
車両重量:780kg
ブレーキ:前 ディスク 後 ドラム
最高速度:160km/h

派生モデルその1

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%B3

ゴルフをベースに2ドアクーペ化した“シロッコ”です。コンポーネントこそ共有していますが、外装パーツはほぼすべてを新造していますね。ビートルにカルマンギア・クーペがあったように、ゴルフにもシロッコが用意されました。
より低い車高とスポーティーな操縦性を実現するために、実に多くの手が加えられています。長いノーズと大きく傾斜したフロントスクリーン、短くカットされたスポイラー風のハッチバックテールが斬新なスタイルは、ゴルフ同様イタルデザインのジョルジェット・ジウジアーロによるものです。

派生モデルその2

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%BF

ゴルフをノッチバック化したセダンモデルの“ジェッタ”です。北米市場や保守派層を対象にしたモデルで、ヘッドライトはゴルフの丸形に対してより一般的な角形になりました。ボディ形状は2ドアセダンと4ドアセダンがあり、そのトランク容量は630Lとクラス最高でした。
ヤナセによって1981年から日本へ導入されましたが、上級グレードGLEの4ドアのみというモノグレードで、トランスミッションも3速オートマチックのみでした。
ゴルフの三角窓は1976年に開閉式に変更されましたが、なぜかジェッタの三角窓は嵌め殺し仕様でした。

派生モデルその3

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

ハッチバックの屋根を切り取ったカブリオです。コーチワークは、ビートル・カブリオ以来の関係であるカルマンが担当しました。
途中、バンパーの大型化やヘッドライトの4灯化などの変更を受けます。2代目ゴルフではカブリオレモデルの開発がなかったため、この初代ゴルフカブリオは、3代目ゴルフカブリオが登場するまで販売されました。
1992年には最終限定車となるクラシックラインを発売しました。様々な部分が特別仕様で、幌はキャンバストップ、シートは本革張り、アルミホイールを採用しました。外装色は初のメタリック(モスグリーン、ブルー、ワイン)カラーを採用しました。

2代目の登場

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

初めてのモデルチェンジは、1983年秋のことでした。日本での販売は1984年に開始されます。
先代同様にフロントドアウィンドウに固定式の三角窓があります。手動開閉式ながら、サンルーフを装備していました。A/Tは3速。面白いのは、右ハンドル仕様でもワイパーは左ハンドル用のままだったことです。これは、ブレードの長さを変更することで払拭面積を拡大しています。
この代からGTIの正規輸入が始まりました。当初8VのGTIが登場し、後から16VエンジンのGTI16Vが追加されています。GTIでは、当時人気があったピレリ製の“P6”を履いていて、純正ホイールにもピレリの“P”の文字がデザインされていました。
GTI16Vは丸目4灯のグリルを備えていましたが、日本の保安基準に適合しなかったため、中央寄りの2灯は点灯しないようになっていました。外側のヘッドライトよりも一回り小さい補助灯が、最上点の高さを揃えて配置してあったため、相対的にはヘッドライトよりも補助灯の方が中心位置が高い配置になります。“補助前照灯(フォグランプなど)の中心はヘッドライトの中心より上にあってはならない”という規定に適合しなかったのです。
1986年、世界で初めてディーゼルエンジン車に酸化触媒が搭載されました(日本仕様での酸化触媒は後継のゴルフ3からです)。

スペック

ボディタイプ:3ドア及び5ドア ハッチバック
エンジン:直4 ガソリン1.8L及び1.6 L 直4 ディーゼル 1.6 L
変速機:3速AT及び5速MT
駆動方式:FF
サスペンション:前 ストラット 後 トレーリングアーム
全長:3,985mm
全幅:1,665mm
全高:1,415mm
ホイールベース:2,475mm
車両重量:1,030kg
ブレーキ:前 ディスク 後 ドラム

マイナーチェンジ

三角窓の廃止とドアミラー位置の移動、エンブレムの変更、ワイパーが右ハンドル専用に改良されました。リアエンブレムは右端にVWのマークとVolkswagenの文字だったものが、このマイナーチェンジで中央にVWマークのみとなった。
再度マイナーチェンジを受け、バンパーの形状を変更しました。ボディ下部まですっぽりと覆う、より現代的なもの(通称ビッグバンパー)に変更されました。

派生モデルその1

出典:http://lifebg.net/7-%D1%82%D0%B5-%D0%BD%D0%B0%D0%B9-%D1%80%D0%B5%D0%B4%D0%BA%D0%B8-%D0%B2%D0%B5%D1%80%D1%81%D0%B8%D0%B8-%D0%BD%D0%B0-vw-golf/72281/

ゴルフにビスカスカップリングを搭載してフルタイム4WD化した“シンクロ”です。市販車初のビスカスカップリング搭載のフルタイム4WDモデルです。
通常モデルとの差異は、外観ではグリル、左右フェンダー、そしてリア部にある"Syncro"エンブレムです。内装では、高めのフロアトンネル、リアデフ設置のためのトランクルームの狭小化、左右前席下にある後席用空調ダクト、グローブボックスにある"Syncro"エンブレムです。
VW社の資料によれば、路面状況により前/後輪に対するトラクション配分を95:5から5:95まで変更できるそうです。左ハンドルのマニュアルトランスミッション車のみのラインアップで、日本国内では1987年から1989年まで販売されました。
セダン仕様であるジェッタにもSyncroモデルがあり日本にも少数輸入されましたが、これはVW側のミスだったという噂もあります。

派生モデルその2

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

Syncroをベースに最低地上高を拡大した“カントリー”です。腰高なデザインと前後に取り付けられたパイプ製のガード(リアはスペアタイヤキャリを兼用)により独特の外観になっています。
現代のクロスオーバーSUVと呼ばれる車種の先駆けになったという見解もあります。製造はドイツではなく、メルセデス・ベンツ・Gクラスと同じオーストリアのシュタイア・ダイムラー・プフで行われていました。日本でも1991年まで販売継続されましたが、総輸入台数は110台にすぎませんでした。

派生モデルその3

ジェッタとシロッコも初代と同様に2代目にバトンタッチしています。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89

コラード

1988年にフォルクスワーゲン初のリアルスポーツカーとして発表された“コラード”です。ポルシェ・944をライバルと想定してカルマンと共同開発されました。多くの基本コンポーネントを2代目ゴルフと共有していて、2代目ゴルフの派生車種として位置づけられています。
プラットフォームの前半分がゴルフと共通のA2プラットフォームで、後ろ半分は3代目パサートと共通のB3プラットフォームが採用されています。内装もパサートと共通の意匠を持ち、ゴルフとパサートの中間に位置するグレードでした。
乗車定員は2+2名。リア・オーバーハングが短くてトランクルームも狭かったのですが、分割可倒式のリアシートを倒すことで容量を拡大できました。
テールゲートに装備されていたスポイラーは70km/h(後に90km/hに変更された)で展開され20km/hで格納されるという速度感応可変式で、手動での操作も可能。安全面ではホイールスピンを防ぐEDS(エレクトロニック・ディファレンシャルロック・システム)を始めABSも装備されています。
スポーツカーとしての評価は高かったものの売り上げは振るわず、1995年に生産中止されてしまいました。直接の後継車は登場していません。
発売当時はシロッコと併売されていたのですが、コラードを“本格スポーツモデル”と称していたため、シロッコの立場が微妙になってしまいました。

3代目へバトンタッチ

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

1991年に2度目のモデルチェンジを受け、欧州では同年から日本では翌1992年から販売されました。
ゴルフ史上で一番廉価なモデルになりました。ヘッドランプの形状に対しては、当時は賛否意見がわかれたようです。1992年にヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。
日本では、当時VWがロックバンドの“ボン・ジョヴィ”の来日公演のスポンサーだったことから、限定車として“Bon Jovi Edition”が販売されました。欧州では、ピンク・フロイド仕様も発売されています。
先売のコラード同様、V6エンジンを積む“VR6”が追加発売されました。GTIとVR6はブリスターフェンダーを採用したため、全幅は1,710mmありました。

スペック

ボディタイプ:3ドア及び5ドアハッチバック 5ドアステーションワゴン 3ドアカブリオレ
エンジン:狭角V6 2.8L 直42.0L、1.8L、1.6L 直4ディーゼル1.9L
変速機:4速AT及び5速MT
駆動方式:FF
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
全長:4,020mm
全幅:1,695mm
全高:1,420mm
ホイールベース:2,475mm
車両重量:1,080kg
ブレーキ:前 ディスク 後 ドラム

派生モデルその1

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

ゴルフ史上初のステーションワゴンです。ゴルフのボディを350mmストレッチしてワゴン端正なワゴンに仕立てられています。
ゴルフの使い勝手はそのままに、ラゲッジサイズを倍近い容量まで増やしています。ステーションワゴン好きな欧州では爆発的にヒットしました。

派生モデルその2

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%83%88

1992年に3代目ゴルフをベースとしたセダンとして発表された“ヴェント”です。事実上、“ジェッタ”の後継モデルです。ホイールベースもゴルフと同一ですが、トランクの拡大を目指し全長はゴルフよりも350mm長くなっています。これはワゴンと共用したからでしょう。
当初はゴルフとパサートの間を埋めるものとして位置づけられていましたが、徐々にゴルフとの差がなくなり、特に日本ではゴルフとの価格差が逆転することになっていました。
ヘッドライト・フロントグリル・フロントエアダムを除けば、ヴェントのエクステリアはCピラーより前のスタイリングはゴルフと全く同一ですので、フロントのパーツを交換することでゴルフフェイスにカスタマイズされたヴェントも存在します。

派生モデルその3

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

2代目には設定がなかったカブリオレモデルが復活しました。初代モデル同様、強度を優先してBピラーを残したオープンボディですので、実用性も十分高いのがウリです。

4代目の登場

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

フォルクスワーゲン会長フェルディナント・ピエヒ主導による高級化路線の影響を受けたモデルです。塗装やボディパネルの継ぎ目、各パーツの組み付け精度など内外装ともに品質が格段に向上しています。標準モデルの全幅が1,700mmを超えて3ナンバーボディになりました。プラットフォームはアウディA3やTTなどと共通です。
ボディ全体に純亜鉛メッキが施されていて、高張力鋼板も多用されています。それをレーザー溶接で接合する事で、飛躍的にボデイ強度や安全性が高まったモデルです。
一部のグレードは、旧東ドイツのモーゼル工場製のものがあり、ドイツ統一後の東側地域産業復興の象徴として製造されたものです。
初期型のアウディ製1.8リットルDOHCエンジンを搭載したグレードは好評だったのですが、高コストな5バルブエンジンであったことと、日本の道路事情を考慮してA/Tとのマッチングを重視したことから、初回のマイナーチェンジで旧世代の低回転域トルク型2.0リットルSOHCエンジンに変更され、一部の自動車評論家に酷評されたのでした。

足回りはEDB(電子制動力制御装置)付きABSも装備しています。制動時の前後ブレーキ力配分を制御し、荷重移動でのノーズダイブや、コーナリング制動時の急激なオーバーステアを防ぐ装置が付加されています。
EPS(横滑り防止装置)も装備されました。
これらの装備は当時の大衆車としては極めて先進的で、エアバッグは全車にデュアル&サイドエアバッグ(のちにカーテンエアバッグ)フォースリミッター&テンショナー付きシートベルトまで標準で採用されています。

ゴルフ史上、もっともトータルバランスで評価の高いゴルフになりました。

スペック

ボディタイプ:3ドア及び5ドアハッチバック 5ドアステーションワゴン 3ドアカブリオレ
エンジン:直42.0L、1.8L、1.6L
最高出力:150ps/5,700rpm
最大トルク:21.4kgfm/1,750-4,600rpm
変速機:4速及び5速AT 5速及び6速MT
駆動方式:FF
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
全長:4,155mm
全幅:1,735mm
全高:1,455mm
ホイールベース:2,515mm
車両重量:1,330kg
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ディスク

派生モデルたち

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

先代同様、ワゴンとカブリオレがあります。カブリオレは、4代目に似せたデザインに変更されていますが、中身は3代目のままです。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95

大きくなった5代目

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

操縦安定性の向上と、内外装及び機関の質感の向上、居住空間の拡大、コストの見直しを主眼に開発された5代目ゴルフ。先代からの流れを汲む正常進化でありながら、性能・品質共に格段に向上しています。
先代に引き続き、プラットフォームはアウディA3がベースで改良が加えられています。居住性が改善されただけでなく剛性も増し、操縦安定性が向上しました。
機関面では直噴エンジンが全車に搭載され、6速化されたA/Tと相まって省燃費性が向上しています。更にA/Tがより高効率の“DSG”と呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションに変更され、エンジンも一部モデルを除き小排気量化されました。その出力低下分を過給機で補う、いわゆる“ダウンサイジング化”され、DSGとの組合せで省燃費性と動力性能、双方の向上が図られた意欲作です。
GTIやR32といった高性能グレードも引き続き展開されました。
製造工場はドイツ・ヴォルフスブルクと南アフリカ共和国・ユイテンヘーグにあり、日本へは主に南アフリカ製が輸入されていました。
このモデルにはカブリオレがありません。

スペック

ボディタイプ:3ドア・5ドアハッチバック・ワゴン
エンジン:V型6気筒3.2L・直列4気筒2.0L・1.4L
最高出力:200PS/5,700rpm
最大トルク28.60kgfm/1,800-5,000rpm
変速機:6速・7速DCT(DSG)・6速AT(トルクコンバーター)・6速MT
駆動方式:FF・4WD
サスペンション:前 マクファーソンストラットコイル 後 4リンクコイル
全長:4,205mm
全幅:1,760mm
全高:1,520mm
ホイールベース:2,575mm
車両重量:1,310kg
横滑り防止機構:全車標準装備

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

GTI

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

R32

派生モデルたち

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

ゴルフプラス

ゴルフの背を高くしたゴルフプラスです。全長・全幅はそのまま、全高だけが85mm増えています。乗員のヒップポイントを高くすることで姿勢を垂直に近づけ、フットクリアランスに余裕を持たせています。さらにリアシートがスライドすることで、ノーマルゴルフに比べて最大120mmの後席レッグススペースの拡大に成功しています。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

クロスゴルフ

ゴルフプラスをベースにSUVに仕立てたモデルです。直噴TSIエンジンにスーパーチャージャーとターボチャージャーのツインチャージ仕様。最低地上高を15mm高くしてロードクリアランスを確保してアウトドア色を強めていますが、実はFFなのです。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95V

ゴルフヴァリアント

ステーションワゴン版のヴァリアントです。

派生モデルその2

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3

5代目ゴルフのプラットフォームを利用して、2-3-2の7人乗りを可能とした小型ミニバンモデルの“トゥーラン”です。
欧州市場向けには、5人乗り仕様も設定されていましたが、現在は廃止されています。駆動方式はFFのみです。
欧州ではタクシーとしても多く利用されていて、ユーロNCAPで5つ星の安全評価を取得しています。欧州市場では、ルノー・セニック、プジョー・307SW/ブレーク、シトロエン・クサラピカソ、オペル・ザフィーラなどライバルの多い車です。

ワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した6代目

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95VI

6代目ゴルフのデビューは2008年の10月です。本国では、このモデルを初め、ゴルフヴァリアント、クロスゴルフ、ゴルフプラスにLPG仕様車が設定されています。
2009年4月には“ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー2009”を受賞しました。
2009年4月9日に日本仕様が発表され、4月14日より販売開始されました。日本仕様では、全てのグレードのトランスミッションがDSGに統一されています。つまり、史上初めてM/T仕様が導入されないことになりました。

スペック

ボディタイプ:3ドア・5ドアハッチバック・ワゴン
エンジン:1.2L直4ターボ・1.4L直4ターボ・1.4L直4ターボ+スーパーチャージャー
変速機:6速・7速DCT(DSG)5速・6速M/T(日本未導入)
駆動方式:FF・4WD
サスペンション:前 マクファーソンストラットコイル 後 4リンクコイル
全長:4,210mm
全幅:1,790mm
全高:1,485mm
ホイールベース:2,575mm
車両重量:1,270 - 1,530kg

派生モデルたち

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95VI

ヴァリアント

先代では専用のフェイスデザインを与えられていたヴァリアントですが、ゴルフと共通のデザインになりました。
カブリオレモデルでは、以前のモデルのようなBピラーは無く、万一の横転時には0.25秒以内に自動で後部ヘッドレストの背後からアルミ製バーが飛び出すことで、フロントウィンドーフレームとともにキャビン内の乗員を保護する“ロールオーバープロテクションシステム”が採用されました。
さらに本車種専用に開発された頭部保護機能付サイドエアバッグを含む5エアバッグとESPを標準装備し、ユーロNCAPの衝突テストで最高ランクの5つ星を獲得しています。

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%AB%E3%83%95VI

オーナーになるには

現行モデルはもちろんですが、とにかくたくさん売れていますので、中古車市場にもたくさんのゴルフがいます。
現行モデルの価格については、メーカーサイトを参考にしてください。

中古車を探してみる

某中古車サイトで“ゴルフ”と名の付く車を検索したら、日本中に2,446台もありました。年式、グレード、装備内容、ボディーカラーまで、よりどりみどりという状況です。というよりも探すのが大変な状況ですね。ご自身にあった1台にたどり着くまで、根気よくいきましょう。
ちなみに、初代モデルはハッチバックが80万円、カブリオレが98万円でした。2代目は30万円~100万円まで、グレードと程度により大きく差が出ていますね。
3代目及び4代目は15万円~60万円程度ですので、2代目モデルまでは、そろそろプレミアになりつつあるのかもしれません。
5代目以降は年式なりに値段が比例している印象ですので、ご予算とお好みで選べそうですね。

維持に関して

初代モデルは、ジウジアーロデザインということもあって一部マニアの間では人気があります。特に初期型のバンパーとテールランプが小さいモデルは希少性もあって高値で取引されています。
2代目は日本でもGTIが導入されたことでスポーツ色が濃く、サーキットへ持ち込むマニアも多いようです。

機関面では、初代はキャブレターとボッシュ製のKジェトロニックが採用されていて、加齢によるトラブルが多く維持には少なからず根性が必要でしょう。2代目も、KEジェトロニックと呼ばれる初期の電子制御インジェクションですので、現代のイメージで乗るには難がありそうです。

走行中に突然止まってしまうような故障は避けたい、維持費も抑えたいという希望でしたら、4代目以降を探しましょう。上述したとおり、4代目ゴルフは、フォルクスワーゲン社の持てる技術を結集して高級化を狙ったモデルです。基本マネージメントはもちろん、安全性・快適性・低燃費性も高いレベルを求めて開発されました。すでにデビューから15年経っていますが、その基本的なポテンシャルはとても高いのです。

日本の5ナンバー枠いっぱいのサイズで、居住性も高く使い勝手は抜群に良いですし、ヤナセをはじめインポーターの信頼性も高いので、安心して乗れるハズです。
販売台数の多い車には社外製も含めてたくさんのアフターパーツがリリースされていますので、カスタマイズの幅が広くて楽しめること請け合いです。

お値打ちにベース車輌を探して、自分好みにカスタムして仕上げるには絶好の車ではないでしょうか。