カート日本チャンピオンが教えるドライビングテクニック講座 初級編

最近は車好きの仲間内や会社のイベントなどで、カートコースでレンタルカートに乗るのが流行っているようです。そんなイベントでライバルに勝つ為に必見のレーシングカートを操るテクニックをお教えします! まずはカート初心者むけの初級編。

そもそも、カートってなに?

カートといえば、やっぱりマリオカートが印象的だと思います。あのマリオたちが乗っているのこそがカートです。遊園地などでいわゆる“ゴーカート”に乗った事がある方も多いと思いますが、あれとは全てが異なります。
サーキットで乗るカートはレンタルカートとレーシングカートがありますが、どちらも”ゴーカート”とはスピードや運転の難しさなどがびっくりするほど違います。多くのレーシングドライバーがカートレース経験者ですので、レーサーへの入り口と言っても過言ではありません。

レンタルカート

会社のイベントなどで多く使われるのが、サーキットが所有している貸し出し用のカートです。
その貸し出してくれるカートをレンタルカートと呼んでいます。このレンタルカートは初心者や未経験の方も乗る事を想定しているため、エンジンは4ストロークでパワーのないものを使用していて、スピードが出ないようにしてあり、最高速で60〜70kmほどしか出ません。今、「そんなもんか、余裕だよ」と思った方も乗った後には、「ま、まぁまぁだな」ぐらいまでトーンダウンすること間違いなしです。
見た目も小さいカートはゴーカートレベルと一緒だと思われがちですが、乗ればわかりますが、舐めてはいけません。

レーシングカート

出典:http://www.crgjapan.com/web/gallery/2015/09/0913-lemans-3.html

レーシングカートはカートを購入して自分でメンテナンス等をするカートです。
レーシングドライバーの多くがこのレーシングカートで走行技術の基礎を学びます。そういった玄人向けに作られているため、基本行われるレースは2サイクルのエンジンを使用し、100〜150kmほどのスピードが出ます。ここからはかなり本格的で各地のサーキットでレースが行われ、全日本選手権なども行われています。

乗る前に覚えておくこと

さて、カートについて分かったところで実際にカートに乗ってみましょう。
まずは、コースに出る前に覚えておくべき乗り方や重要な事を解説していきます。

カート場のドレスコード

ドレスコードというほどの決まりはありませんが、やはりお洒落よりも運転しやすい服装を心がけましょう。半ズボンは厳禁で、靴はできるだけ薄底のものがおすすめです。

操作説明

エンジンの始動は基本は現地のスタッフが行ってくれるので、スタッフの指導に従いましょう。

レンタルカートは2ペダルです。普段の車であれば右足でアクセル、ブレーキともに操作しますが、カートの場合は左足がブレーキ、右足がアクセルとなっています。普段の運転では左足でブレーキを踏むことはないと思いますので、実際に走行する前にイメージをしておきましょう。

ドライビングポジション

カートにとって最も大切と言っても過言ではないのが、ドライビングポジションです。
普通に車に乗るときでもシートの位置が自分にあっていないと運転しづらいですよね。ですから自分が運転しやすいと感じるドライビングポジションを見つけます。
基本的には左足、右足ともに完全に踏み込んで軽く膝が曲がるくらい、腕もハンドルを10時10分の位置で握り軽く曲がるくらいがベストと言われています。

実際に乗ってみよう!初心者向け基礎講座

さて、実際にコースに出た時のお話をしましょう。

コースイン・コースアウト

カートにはウィンカーは付いていません。ですので手信号で合図をします。
コースに入る際にコースの右端から入る際には左手を上げながら、左端からなら右手を上げながらコースに入ります。この際にしっかりとコースを走行しているカートに見えるように合図をしなければ、大きな事故につながりますのでしっかりと合図しましょう。
コースアウトの際も同様です。

この辺のルールの説明は最初にコーススタッフから説明があると思いますので、その指示に従いルールを守って走行しましょう。

コーナー(カーブ)を曲がる

サーキットで主にタイムの差が出るのは、コーナー、いわゆるカーブです。いかに素早く曲がれるかが大きな差になります。しかし、まだまだ速く走る段階ではない方やサーキットの走り方が全くわからない方は参考にしてください。
基本的にレーシング走行の基本は、アウト・イン・アウトです。「意味不明」まさにそんな声が聞こえてきます。意味はそのままで、外・内・外、これは走るライン(場所)のことを指しています。
このように外側から内側そして外側というように走る事によって滑らかに走る事ができます。

直線(ストレート)

直線になっている道路(コース)のことをモータースポーツではストレートと呼びます。一般道では、まずアクセルを全開にする事はないと思いますが、サーキットでは、むしろ全開にします。どんなに短い直線でもどれだけアクセルを踏めるかで勝負は決まります。自分の中でここは踏めると感じたら、直感のままにアクセルを踏みましょう。

まとめ

今回は初級編ということで基本的な事をまとめました。この基本を知っておくだけでも心の余裕が持てます。
初めて乗る方は思ったよりもスピードを感じるので、怖いと感じるかもしれませんが、頑張ってカートを操ってみてください。最初から全開にするのではなく、徐々にスピードをあげましょう。そうすることでクラッシュによる破損や自分自身の怪我の防止にもなります。

下のリンクでその他注意点や、都内近郊のレンタルカートコースの紹介がしてありますのでご覧ください。