軽自動車を徹底比較・解説!?維持費までみれば後悔しない

軽自動車は得をする自動車です。よく知らなければ損をします。決して後悔しないために軽自動車についてよく知ってみませんか。税金から維持費、どんな車があるのかまで徹底比較・解説します。

軽自動車とは

軽自動車というのはあの黄色に黒、もしくは黒に黄色で数字が書かれたナンバーの車です。そうでない自動車は一般的には普通車と呼ばれますが、正確には登録車といいます。なぜでしょうか。

軽自動車はとてもメリットのある自動車です。街中を走っているならば見分けるのも簡単です。軽自動車のなにがどのように得なのか、法律や省令にこう書いてあるということでなく、かい摘んで簡単にご説明したいと思います。

登録車を買った後に「やっぱり軽の方が得だったのか!」と後悔することのないようにおおまかに把握して頂けるとちょっと幸せかなと思います。

軽自動車とはドライバーの権利のかたまり、だから得なんです

自動車とはなんなのでしょうか。いまの言葉でいうならばPU(パワーユニット)で車輪を動かして移動する機械のことです。PUの中心はICE(インターナル・コンバッション・エンジン=内燃機関)で人の力を遥かに上回るパワーで車輪という効率のいい仕組みを動かして移動能力を高めるものです。

自動車は人間の身体能力を大きく上回っているために、運転には技術が必要です。

他に人間が社会的に運用している移動手段としてはレールという専用軌道を使った鉄道というものがあります。しかし、専用軌道のため津々浦々という訳にもいかず、車両の規格もレールに合わせなければなりません。そのため特定の地点間の大量輸送を目的として使われます。
対して自動車は個人が自分の意思で好きに移動できることが最大のメリットになっています。

好き勝手に動き回れることがいい点なのですが、そうなると他人と動線が交差したりします。車の造りによっては荒地のようなところでもある程度走れてしまいます。ただ、やはり適した道がなければ能力を存分には発揮できません。特に移動時間の短縮を主な目的にする場合は走る環境が大切です。

大抵の場合は自動車は公道を走るものです。自動車の有効性を社会は認めるために道路を整備しようということになります。皆で協力をして整備するのだから、公道での走行にはルールを設けようということになりました。大きなエネルギーを使うために自動車が進歩すればするほど安全への対策も大切になってきました。

軽自動車はこうしてできてきたルールや制限がもっとも緩いもので、ドライバーが持っている権利を出来る限り尊重できるように定められた車です。だからやはり得ということなのです。

これまで制限された権利のあらまし

本来、便利なものをどう使おうが勝手なはずですが、公道がなければ能力を発揮できない自動車の場合にはいろいろな制限をかけざるを得ません。自動車を走らせない人よりも道路などの整備のために多くの税金を負担するというのもそのひとつです。

道を安全に使えるようにするための決まりが定められたものが道路交通法です。
対して車の運行に対しての税金を徴収するための決まりのもとになるのが道路運送車両法です。安全性や公害防止についても定められています。
さらに営業目的の車両については道路運送法、貨物自動車運送事業法によりルールが定められています。

第2次世界大戦の終了後、GHQによる占領下では自動車の生産は制限されていました。
これが解禁となったのは1949(昭和24)年のことです。この年に戦前よりの小型自動車から特に小さい自動車を軽自動車として定めることになります。この前年に準備として自動車の検査、整備登録制度が定められていて、軽自動車もこの適用を受けています。
翌年に軽自動車を2輪、3輪、4輪に区分することとなり、1952(昭和27)年には軽自動車は検査、登録制度から外れることになります。軽自動車以外を登録車と呼ぶのはこの時以来のことです。この年はサンフランシスコ講和条約によって日本が少なくとも合衆国の州程度には自治権を取り戻した年です。
1955(昭和30)年には軽自動車の排気量が360ミリリットル以下に統一されます。この時点での排気量、長さ3メートル以下、幅1.3メートル以下、高さ2.0メートル以下という決まりは1975(昭和50)年まで続くことになります。
軽2輪中心の時代から後輪が2輪となって荷台のついた軽3輪車が生まれ、軽4輪車も現れ始めます。面白いのは昭和20年代の軽4輪車のPUはなんと電気モーターです。
ガソリンの統制が終わる昭和も30年代になる頃からエンジンによる軽4輪車の生産が軌道に乗り始めるのです。
こうして発展してきた軽自動車に検査制度が行われ始めたのは1973(昭和48)年からで、軽3輪と軽4輪は車検を受けなければならなくなります。これは陸運事務所の負担になるということで軽自動車の規格に合わせた検査設備を持つ組織を作ろうということで軽自動車検査協会が設立されて今に至ります。

この後、軽3輪、軽4輪に関しては排気量、幅、長さの拡大が行われて現在の姿になっています。

現在の軽自動車の規格

現在の車検が必要な軽自動車の規格は次の通りです。

・排気量660ミリリットル以下
・長さ3.4メートル以下
・幅1.48メートル以下
・高さ2.0メートル以下の三輪および四輪自動車

軽自動車が人気な理由

軽自動車のメリットよく把握して人気を生かして

軽自動車は税金、燃費、維持費などが安くて使いやすいのが魅力。確かなメリットがいろいろある車です。それだけに人気があり中古車相場も高めで推移することが知られています。新車の価格が安めで価値が落ちにくいという理想的な車が軽自動車です。

また軽自動車のサイズが運転しやすさにつながっていることも確かです。狭い道が多い日本にピッタリですし、縦列駐車などの運転が得意ではない人が苦手なシチュエーションでも楽です。
女性や高齢者のなかには軽自動車でなくては運転しづらいからと、軽だけしか選択肢にない人もいます。これも人気が落ちない理由のひとつです。

またセカンドカー需要というものもあります。お気に入りの自動車はとっておきのために使わず、日常は軽を使い倒すという人は意外に多いのです。車とともに暮らすコストは間違いなくこのほうが下がりますからね。

ともあれ、こんな軽自動車のメリットは買ったり、使ったりするうえでよく把握しておきたいものです。

軽自動車の燃費はホントにいいのか?

軽自動車の燃費はホントにいいのかという疑問を持つことがあるかもしれません。それはハイブリッドカーの存在があるからです。カタログデータ的にはさほど変わらないのではないかと思っている人も多いでしょう。
答えから言えば間違くなく軽自動車の燃費はいいです。簡単に説明するならばモーターアシストは登場しているとはいえハイブリッドカーはいまだに軽自動車には搭載されません。
これはバッテリーを搭載することが軽自動車のメリットと完全に矛盾するからです。ボディが軽量でエンジンの排気量が少ない軽自動車は基本的にガソリンを使いたくてもなかなか沢山は使えない仕組みだといえます。もちろん比較的にということですが。

バッテリーだけでなくて回生システムを含めた重量はかなりなものです。また重量増を甘んじて受け入れて搭載したとして市販車のハイブリッドカーは今のところF1のようなMGU-Hの仕組みはありません。回生システムはブレーキングのみですからブレーキをかけることが多い走行状態でなければ有効に活用できないのです。
充電した電気はモーターの特性がよく働く発進を含めた加速の時に使われます。軽自動車はこういう場合に軽量なためにそもそもエンジンの負担は少ないのです。
ハイブリッドカーは有効に活用できるシチュエーションが決まっていて、そうでなければ画期的に燃費がいいとはいえませんが、軽自動車の場合、軽くエンジンが小さいため状況によって燃費が変わることも比較的少ないのです。

それから燃費を気にすることはコストを気にしているのだと思いますが、そもそもハイブリッドシステムはかなり割高です。そしてバッテリーには寿命があります。そこまで考えたうえで燃費を考えるならば、間違いなく軽自動車は燃費がいいといえます。

軽自動車の税金は?

軽自動車にも登録車と同じく税金がかかりますが、税額はかなり安くなっています。念のために記しておきます。

軽自動車税 乗用自家車10,800円など(毎年)
自動車重量税 自家用6,600円など(車検時)
自動車取得税(3パーセント)
消費税(8パーセント)(購入時)

現状では増税となったとはいえ軽自動車は登録車に比べて大幅に税金が安いのです。

とはいえ日本においては諸外国と比べて自動車にかかる税金は信じられないレベルで多く、高額です。軽自動車の場合でもイギリスやドイツなど一部の例外的に税金が高い国の大衆車と同等です。多くの世界の国の自動車に関わる税金は、日本の軽自動車よりも大幅に安くなっています。特に購入時の付加価値税(正確には違うのですが消費税のようなもの)を除くランニングコストとしての税金は驚くべき金額です。
購入時に消費税がかかっているのに自動車取得税も払いますし、そもそも重量税というのは意味不明ですね。ガソリンにも多額の税金がかかっています。ガソリンの価格のほとんどは税金です。そしてガソリンにかかる税金にも消費税がかけられています。無料化が国民に約束されたはずの高速道路料金は選挙結果を無視して、これもまた世界的に見て異常な高額の料金となっています。サービスエリアなどで上がる売り上げはほとんど償却に充てられていません。
理論的に破たんしていると言われかねないのが日本の車に関する税金の制度ですので、少しでも税金を安くしておきたいと思うのが人の心でしょう。

※2015年12月時点の金額です

軽自動車のその他の維持費

軽自動車を維持するにあたっては燃費がいい、税金が安いという以外にも、消耗品の維持費が少なくてもすむという利点があります。その代表的なひとつが消耗品のなかでも金額が高めのタイヤです。大きなサイズのタイヤはゴムを多く使うということもあり割高です。特にロープロファイルのタイヤは高くなる傾向があります。

軽自動車の場合、そもそも扁平率の高いタイヤなど履いていません。一番問題となりそうなホンダS660を例としてみますがヨコハマタイヤのアドバンネオバAD08R (フロント:165/55R15 75V リア:195/45R16 80W)となっています。
インターネット直売で最安値を調べるとフロントタイヤなら5,000円ほど、リアなら7,000円ほどでみつかります。さすがにアドバンはフロント13,500円、リヤ21,800円になります。ただ基本的にこのようなタイヤは軽自動車には装着されませんし、たとえ履いたとしてもスポーツカーのタイヤにしては安いものです。
同じようにN-BOXのタイヤ、155/65R14 75Sを調べてみると最安値は3,000円以下です。

また軽自動車はほとんどが軽規格ぎりぎりで作っていて、共通性も高く他の消耗パーツも選択肢が多いので、もともと安いうえにさらにお得なものが選びやすいです。ブレーキパッド、エアフィルター、エアコンフィルターなどなど、やはり維持費が安いのは助かります。

軽自動車の車庫証明

登録車とは違い軽自動車はナンバープレートの交付にあたっては車庫証明書は必要ありません。ですが届け出が必要になるケースが出てきます。都市部などの人口の多い地域は該当しますので、一般的に思われているよりも届け出の必要な人のほうが多いはずですからご注意ください。

次のケースに該当する場合が必要な場合です。

・軽自動車の保管場所届出義務等の適用地域に住んでいる場合
 - 軽自動車(新車、中古車)を購入した(即時車庫の新規届出)
 - 軽自動車の車庫を変更した(15日以内に車庫の変更届出)
・軽自動車の保管場所届出義務等の適用地域外から適用地域に軽自動車を持ってきた(15日以内に車庫の新規届出)

届出先は車庫の所在地を管轄する警察署になっています。
なお、怠った場合の罰則は、10万円以下の罰金刑となります。嘘の届出をした場合も同様です。
対象区域は全国126市、区で、対象市だとしても除外区域もあります。詳しくは管轄警察に問い合わせてください。

軽自動車のボディタイプ比較

規格に制限があるために小技が効いています

「軽自動車では」でふれたように独自の規格があってサイズには制限があるのが特徴です。そのためにごく一部の例外を除けば、車高を高くとって車内スペースを稼ごうという考えが主流になっています。
見方によっては軽自動車のほとんどが「ハイト(トール)ワゴン」というボディタイプのようにもみえます。
ハイトワゴンは背の高いステーションワゴンだと考えるならば、ステーションワゴンは1.5ボックス(ボンネットが明確にある)の形状をいうはずです。
商用車のバンのような形をした「ワンボックス」(形状がほぼ四角でひとかたまり)は別のボディタイプだともいえるでしょう。
ホンダのN-WGNとN-BOXが何が違うのかといえばハイトワゴンかワンボックスかということでしょう。トールワゴンのほうがシートに4人が座ることをより優先していて、ワンボックスのほうは荷室の使い勝手を意識してバンに近いものだと思って間違いないと思います。そのためスライドドアを備えるのはワンボックスタイプになっていると思います。

ハイトワゴンの中でもスズキのハスラーは軽「SUV(スポーツユーティリティヴィークル)」というジャンルだと主張するのに充分な使い勝手があるでしょう。SUVと名乗るからには、荷物も運べるけれどもドライブが楽しめなくてはいけないでしょう。

メーカーのほうではあくまで「ハッチバック」だとしている車もあります。この場合、不思議なもので一般的にハッチバックと言われる3ドアハッチバックは現在ありません。皆5ドアのハッチバックです。いずれにせよハッチバックだと言っている場合には、人が乗ることを主な目的にしているという意味です。

三菱のラインナップからはなくなってしまいましたが、スズキが得意とする軽の「オフロード」というボディタイプもあります。現在、スズキのジムニーだけだと思いますが、正確にいうとボディタイプというよりも、ボディ構造に特徴があってやはりラダーフレーム構造を採用しています。すでに自動車のボディ構造はボディ自体がフレームとしての構造を持っているモノコックが主流です。ラダーフレームは梯子のような構造物がエンジンやサスペンションを支えていて、その上にボディ部分が載せてある構造です。重くなりがちで、衝突安全などが追求しにくいのですが、なにしろ頑丈です。このようなボディとパートタイムの4WDを備えているジムニーはまさにオフロードといえます。

一部の車を除いて軽自動車の規格のために大きな差がないように見えて、それなりのテーマがあります。そこに施されている小技を見抜くためにはメーカーの主張するボディタイプをみる時にこんなことを頭に入れておけば役に立つでしょう。

例外的な車

例外的な車は何かといえばホンダS660 が代表的です。この車のボディタイプはリアミッドシップにエンジンを搭載するオープントップの2シーターです。軽自動車じゃなくてもあまりないタイプです。
このような車を作るためには独自のフレームが必要になりますし、エンジンの排気量にも制限があるのですからいたずらに高性能なエンジンを搭載することもできません。ましてや暗黙の了解の出力規制もあります。さらにリアミッドシップにするということはリアのトランクスペースは犠牲にするということです。
走行性能だけを考えれば、このエンジン搭載位置には意味があるとはいえ、なぜ敢えて軽自動車でやるのかといったら、さっぱり意味が分からない商品企画ではあります。
特殊なことをやっているので軽自動車にしてはとても高い車になっています。ただ小型車クラスでやるともっと高くなるのでしょうから、ホンダらしい車を、比較的に安い価格で出しておこうということになるのでしょう。今のところ人気は上々のようです。少ししか作っていないということもありますが。

ダイハツのコペンも似たような車ですが、方向性はまるで違う車でそもそもFFです。
2座席のロードスターというボディタイプも軽ではコペンだけですが、見かけにふさわしい性能を与えようとはしていないです。そのために決して手軽な値段とは言えませんが、S660よりは安めになっています。
また、外装バネルを入れ替えてまるで違う車にしてしまうという驚きを仕掛けています。愛着を持てる姿を与えるというのも大事なことです。

商用車では特殊な車も多いのです

軽自動車はこれまでランニングコストがとても安かったために、業務用での使用では圧倒的なシェアを持っています。そのためにボディの種類はとても豊富です。特殊建装の車を含めてラインナップがあるのがまた注目する点です。

商用車で軽といえば、代表的なのが「軽トラ」です。2座席で荷台を持ったいわゆるトラックですが、特装車で荷台が傾斜するものがあります。ダイハツでは特に「ダンプ」と名づけて4種類の荷台を傾斜させるほか、リフトを持ったタイプも販売しています。

同じようによくみるものは「カーゴ」と呼ばれるタイプです。カーゴは荷物運搬車の他、ピックアップトラックのような4座席と荷台を持つもの、ダイハツでは「デッキバン」と呼ぶものがあります。応用編で保冷車もさまざまな機能の冷蔵庫を載せたものが用意されています。

車椅子に乗った人がそのまま乗車できる車や車椅子からスムースに乗り換えられるようにシートが車外にせり出すものは各メーカーで設定されています。

軽の「ボンネットバン」はそもそも商用車で本来荷室だという建前から後部座席は簡易な折り畳み式のものなのですが税金関係でのメリットから流行ったこともあるのですが、今では2車種3ブランドのみです。

メーカー別の特徴

軽自動車を作っているメーカーにはどのような特徴があるのか

軽自動車を製造しているのは、国内4社。残りの会社はその4社のいづれかからOEMなど供給を受けて販売しています。メーカーの特徴をみてみましょう。

ダイハツ

スズキとともに軽自動車の売上トップを争うのがダイハツです。2014年(平成26年)度(年度は4月~3月)は僅差でダイハツがトップ。2015年度はまだ確定しませんがスズキが少しだけリードしています。
軽自動車の巨頭の一翼を担っているメーカーといえます。現在はトヨタ自動車のグループ企業(連結子会社)となっていて、小型車などではOEMによる相互供給がおこなわれています。トヨタ自動車はスバルの筆頭株主で業務提携関係にもあるため、スバルの軽自動車撤退のあとはすべてダイハツがOEM供給をしています。これによってダイハツの軽自動車は自身のディーラーの他、事実上トヨタ、スバルのディーラーでも販売されている状況です。

ダイハツのダイは大阪の大からきていて、ハツは発動機の発のことです。大阪府の池田市に本社があって本社のある場所はダイハツ町となっています。
メーカーの特徴としては、隙のない軽自動車のフルラインナップを揃えているだけでなくて、派生バージョンが充実しているところが挙げられます。同じ通称名を持つ車種でも外見含めた大胆なイメージチェンジがなされてあらゆるニーズに応えようという意欲にあふれています。
ツーシーターのコペンシリーズなどは外装のパネルを取り換えられる着せ替え機能まで備えてしまっています。

スズキ

ながらく軽自動車のトップメーカーでしたが、しばらくダイハツにトップを譲っていたとはいえ軽乗用車にだけ関していえば2014年度にトップに返り咲き、2015年も好調ぶりが目立ちます。
最近では軽自動車初のSUVとして人気となったハスラーなど独自の個性を感じるメーカーです。

登録車はトヨタとすみ分けているダイハツと違い、特に小型車の分野での躍進も目立ちます。
世界選手権でも活躍した2輪車の世界大手でもあります。それだけにアクティブさ、スポーティさを意識した車種があります。アルト、さらにその特別仕様のアルトターボRSなどのスポーツを意識した車に加えてアウトドア車のジムニーなどの展開はスズキの特徴といえるでしょう。

本社は静岡県浜松市にあって主な工場も、静岡県内が中心、隣の愛知県豊川市含めて浜松周辺の有力企業となっています。

ホンダ

ホンダは大型車はあまり振るわないとはいえフルラインナップのメーカーです。ここのところはユーティリティ高いミニバンなどの使い勝手で勝負する車を得意としています。
登録車で勢いがあった頃は軽自動車はないがしろになりがちでしたが、Nシリーズの登場から軽自動車を充実させてきました。

車内空間を大事にしたハイトワゴンを中心に細かいニーズに従って車種展開をして、それなりの存在感を見せ始めています。Nシリーズは登録車と同じセンタータンクレイアウト採用もあってさすがに広い空間を作り出しています。

軽のミッドシップスポーツカーS660は話題を呼びました。ダイハツ、スズキと違って軽乗用車が中心で商用車はあまり得意ではありません。東京、青山の駅前の本社ビルの1階は気軽に立ち寄れるショールームになっています。

三菱

三菱自動車といえばRVといえるくらい走破性などトラクションに優れる車や技術に優れたところのあるメーカーです。ただ売れ行きは登録車のほうでも、なかなか一時期の勢いを取り戻せません。

軽自動車も日産自動車へのOEM供給がきっかけとなって作ったNMKVで共同開発されていて、製造こそ三菱が担当していますが商品企画の面ではかなり日産の意思も入っている状態です。
そのためもあってか、乗用タイプのeKシリーズが中心でややハイト気味の派生車種を用意するに留まっています。
軽の商用車もトラックとバンがあるものの、ほとんど存在感はありません。

軽自動車の中古車で気をつける点

中古車の購入に当って、やれ年式が新しいものがいいとか、走行距離が少ないほうがいいとかまるで査定士のセリフのようなことが言われることがありますが、本当にそうなのでしょうか。
もし同じ値段の2台の車から選ぶのでしたら、たいていはその通りなのでしょう。特に最近の車で走行距離が少ないのならば、不具合の確率は低いことでしょう。メーカー保証の期間と範囲内ならばなおさら安心できます。

ただ、軽自動車の中古車の検討ではやや視点が違うように思います。というのは軽自動車の場合は登録車に比べて相場が高めだからなのです。これは買い手のほうが買った後の維持費が安い点に注目して登録車に対して割高でも元が取れると踏むことが原因です。

古物の取引というものはなんでもそうですが、相場次第です。相場とは望むものが大抵は手に入るだろうという値段のことです。いま購入待ちが出ているようなホンダS660の中古車が欲しいならば相場は高いですし、新型車がでたばかりで評判が高い場合の旧型車などは狙い目になったりするでしょう。

相場をみれば場合によっては軽自動車でなく登録車にしたほうがいい場合もありえます。軽自動車の中古車の購入でまず気をつけるのはこの点です。これを正確に判断するためにはコンディションによってどれだけの費用がどの時期に掛かるのか見極めが大事です。

相場を知ったうえで、チェックすべきポイントを挙げてみましょう。車のコンディションがよいことは前提です。年式が新しく、走行距離が少なければコンディションがよい可能性は高いですが絶対ではないです。整備がしっかりしているならば格安になる高年式、多走行車がよい可能性だってあります。

チェック項目は以下の通りです。
・次の車検までの期間
・タイヤの残溝
・ブレーキパッドの残り具合

これらは購入代金以外にお金がかかる原因になります。

また、一般保証部品は3年(または走行距離60,000キロメートル以内)特別保証部品は5年(または走行距離100,000キロメートル以内)が新車からのメーカー保証の適用期間です。
メーカー保証書があれば中古車であっても、どこで買っても、この保証は受けられますので注意したい点です。

軽自動車の人気ランキング

トップはホンダのN-BOX

軽自動車で断然人気があるのはホンダのN-BOXです。これに続くのがダイハツのタント。共通しているのは後席にスライドドアを備えた車高の高いハイトワゴンだということです。車の後ろ部分を人と荷物で使い分けられて、場合によってどちらをメインに使っても便利な車です。

この2車種が圧倒的な人気を誇っていますので、軽自動車の人気ランキングを車種名ではなく、車のタイプという意味で考えれば、このタイプの圧勝ということは間違いありません。
ただ、本当の人気をみるのに気をつけたい点があります。というのはN-BOXは5つの派生車種を持っていて、ベースの『N-BOX』、より荷室側の使い勝手を意識した『N-BOX+』、それぞれに外観が違う『カスタム』があり、外観デザイン重視の『スラッシュ』まで用意されています。
タントもダイハツの常で外観を変えたバージョンを用意していますが、N-BOXの充実度はかなりのものです。ただ個々が実は違う車だと捉えると車の通称名(色んなバージョンを包括した車種名)でのランキングは微妙な面が出てきてしまいます。

その点で注目したいのがこのふたつに次ぐ人気があると考えていい日産のデイズ[DAYZ]なのです。
デイズは基本的に乗用タイプの軽自動車です。インテリアの質感や機能も割合に高めに設定されています。考えてみれば日産の場合、軽の扱いに関しては歴史がある訳ではありません。従来の登録車の客に軽でもいいかと思わせるためにはアプローチは正解だと思われます。
また、ハイウェイスターという日産の上級車を思わせるような迫力ある外観の派生車を用意するとはいえ、デイズには実際には計算に入っていない車があります。通常版のデイズは三菱のeKワゴンをちょっとカワイくした感じ。デイズとeKシリーズは日産と三菱の合弁会社NMKVの事実上同じ車の派生車種です。
売れ行きの差はデザインのせいではないでしょうが、デイズハイウェイスターは確かに独特の存在感があります。

このトップ3というべきなかにはスズキの車が見当たりませんが、次いでダイハツのムーブ、ミラに混じってワゴンR、アルト、ハスラー、スペーシアが並んでいます。スズキの4つの車はそれぞれに特徴が際立って個性的です。これが積み重なって軽自動車全体ではトップを争うことになっているのでしょう。

注目したい急上昇中の車はダイハツのキャスト、質感の高さと機能性を打ち出してライバルに対抗してきてなかなかの売れ行きです。これからどれだけランキングに食い込んでくるのか目が離せない車です。

軽自動車を選ぶならばメリットをよく把握して後悔なく

軽自動車は所有にあたって明確にメリットがあるものです。購入にあたっては維持費のことまで考えて熟慮することが後悔しないコツです。どの車にするのか決められるのならば相場を知ることも大切です。