ディーラー車検ってどうなの?ディーラー車検のメリットとデメリットについて

価格が高いことから敬遠されがちなディーラー車検ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。他の車検方法との違いやディーラー車検のデメリットについてもご紹介いたします。読み終える頃にはディーラー車検の概念が変わるかもしれません。

今更聞けない!ディーラー車検とは?

自動車を所有している方であれば必ず定期的に受けなければいけないのが車検です。今日では様々なカー用品店やガソリンスタンドでも車検が受けることができ、その他にも車検を受ける方法はたくさんあります。その中で今回は「ユーザー車検」というものをピックアップしていきたいと思います。

今回の記事では「ディーラー車検」の基本的な部分からご紹介いたします。

車検とは

正式名称は「自動車検査登録制度」です。自動車(ミニカーや小型特殊自動車を除く)や250ccを超える自動二輪車は国の保安基準に適合しているかを一定期間ごとに点検する制度を車検といいます。車検を受けて保安基準に適していると判断された自動車(または自動二輪車)のみが一般道路を走ることができます。

車検を受けていなかったり、車検が切れている自動車(自動二輪車)を運転した場合には道路交通法違反となり、6か月以下の懲役または30万円以下の罰金刑に処せられます。

ディーラー車検について

ディーラーでは新車の販売だけではなく、車の整備や点検を行うことができる工場も備わっているので、車検も受けることができます。ガソリンスタンドやカー用品店ではなく、ディーラに車検依頼することを「ディーラー車検」と言います。

車検の費用は相場よりも高いと言われていますが、その分信頼できる整備とサービスを受けることができるので、多くの方が利用している車検方法です。また、近年は複数の車検コースから選ぶことができるようになっており、安いコースであれば結構リーズナブルな価格設定になっているようです。

他メーカーのディーラーで車検はできる?

例えば、TOYOTA車に乗っているけれど近くにTOYOTAのディーラーがない場合は、NISSANやHONDAといった他メーカーのディーラーでも車検を受けることができます。他メーカーだからといって嫌がられることはありませんので、近くにメーカーのディーラーがない場合は車検をお願いしても大丈夫です。もちろんプロの整備士が整備点検をしてくれるので、安心して依頼することができます。

実際に他のメーカーのディーラーで車検をしてもらって、対応やサービスが良かったということでそのメーカーの車に乗り換えをしたという方もいるようです。

その他の車検方法

ディーラー車検の他に「カー用品店車検」、「ガソリンスタンド車検」、「民間工場車検」、「車検専門店車検」、「ユーザー車検」があります。それぞれの車検方法にメリット・デメリットがあります。

ユーザー車検以外はディーラ車検と同じで車検や整備を代行してもらうのですが、同じ内容でもディーラー車検より価格が安いということで近年人気が出てきています。

ユーザー車検は安いと言うが、いったいいくらなのでしょうか!? まとめてみましたので、是非ご覧ください!

輸入車の車検はディーラー車検にした方がいい?

輸入車の場合は国産車に比べて知識や情報を持っている整備士が少ないです。そのためディーラー以外では車検ができなかったり、交換部品の取り寄せに時間がかかったりすることがあります。ディーラーで車検を受ける場合はそのメーカーに精通している整備が点検を行い、パーツもディーラー側でストックしていることが多いので、スピーディーかつ安心して車検を受けることができます。

ディーラーで車検を受けるメリット

ユーザー車検についてある程度分かっていただけたましたでしょうか? 車検費用が高いというイメージから敬遠されがちなのがディーラー車検ですが、ここではディーラーで車検を受けることでどんなメリットがあるのかをご紹介いたします。あたなが知らないようなディーラー車検ならではのサービスもあるかもしれません。

信頼の高い点検整備が受けられる

ディーラー車検ではメーカーの看板を掲げているお店ということで、質の高い点検整備が受けれるとうメリットがあります。年式が古い車種や最新のハイブリッド車種は整備が難しいためカー用品店やガソリンスタンドの車検に対応していない場合がありますが、ディーラー車検であれば問題なく車検を受けることができます。

また、新車購入時から法定点検や車検をディーラーで行うことで、点検歴や整備歴のデーターが残ります。そのデータをもとに今後の点検の参考になったり、部品交換や乗換時期の提案をしてもらうことができます。

交換の際はメーカーの純正パーツを使う

格安車検などでは車検の費用を抑えるために交換する必要なパーツがあった場合には汎用品を使うことが多いです。しかし、ディーラー車検では交換するパーツがあった場合にはメーカーの純正品を使います。メーカーの純正品を使うことで、何かトラブルがあった場合に修理の対応などがしやすくなります。

また、メーカー純正品であればディーラーに在庫が置いてあることが多いので、取り寄せになり時間がかかってしまうということも無くなります。

車検の検査項目以外のチェックもしてくれる

ディーラー車検では車検の検査項目以外の部分も一緒に点検をしてくれます。ディーラー車検以外では気品的に車検の検査項目のみのチェックなので、その他の部分で修理が必要な部分があったり、交換しなければいけないパーツがあった場合には気付かれないことが多いです。そのため毎回ディーラーで点検整備をしてもらい車検を出している車はトラブルが少ないと言われています。

さらにディーラーでは電子システム診断装置を用意しているところも多いので、見た目ではわからない電子制御の部分の故障や修理が必要かどうかを確認することができます。こちらの装置はディーラー以外で置いているところはほとんどないので、細かい点検ができるというのもディーラー車検ならではです。

車検整備保証が付く

ディーラー車検では「車検整備保証」が付いてくることがほとんどです。車検の際に点検整備した車両に不具合または故障が発生した場合に整備保証書の内容にしたがって、保証期間中であれば無料で再整備をしてもらうことができます。保証内容や保証期間はディーラーごとに異なりますので、詳しくは各ディーラーに問い合わせてみましょう。

土日祝でも受け付けてくれる

ディーラーでは土日祝も営業しているところがほとんどなので、土日祝にしか休みが取れない方でも車検を受けることができます。陸運局に持ち込んで車検を受ける認定工場では土日祝に車検を受けることができないので、数日車を預けなければいけません。ディーラーなどの指定工場であればその場で車検を受けることができるので、早ければ数時間で終わってしまいます。

明朗会計な見積もり

車検の整備をする前に見積もりをしてもらいます。その際に交換する必要なパーツがあった場合に「交換する理由」、「部品の値段」、「工賃」など担当の方が細かく説明してくれるので、信頼して車検をおねがいすることができます。

町の整備工場では詳しい見積もり書などを作成せずに「全部で◯◯万円です」というように大雑把な見積もりしかしてもらえないようなところもあるようです。

ディーラーで車検を受けるデメリット

ディーラーで車検を受ける際にはメリットばかりではなくもちろんデメリットもあります。メリットよりもデメリットの方が気になるという方も多いのではないでしょうか? ここではディーラー車検のデメリットについてご紹介いたします。

車検費用が若干高くなる

多くの人がディーラー車検を敬遠する理由はこれではないでしょうか。昔からディーラー車検は町の整備工場やガソリンスタンドの車検と比べて高いといわれています。交換しなければいけないパーツは純正品を使ったり、特殊な機械を使って点検をするので全体で見れば割高にはなってしまいます。

しかし、町の整備工場やガソリンスタンドなどの車検では見てくれない箇所の点検や車検整備保証、気持ちの良いサービスを受けることができるということで少し高くてもディーラーにお願いするという人も多い様です。

他のメーカーのクルマの知識は少ない

TOYOTAのディーラーであればTOYOTA車、NISSANのディーラーであればNISSAN車の知識や修理・点検の技術はプロです。しかし、他メーカーの車種に関しては知識や情報も少ないので、その車種のウィークポイントなどを見つけることができない場合があります。

車検に通るための点検整備はどの車種もほとんど同じなので、心配はしなくてもいいと思います。車検の検査項目以外の部分のチェックにはあまり期待ができないでしょう。

過剰な部品交換を勧められることも?

ネットの口コミなどでたまに見かけるのが「過剰な部品交換を勧められた」という内容です。勝手に部品を交換するということは絶対にないので、見積もりの際になぜこの部品を交換する必要があるのかをしっかりと説明してもらいましょう。

こちらに関しては知り合いのディーラーの方に聞いたことがありますので、その内容をまとめて書いていきます。ディーラーの整備士はプロなので部品の劣化具合を見て近いうちに交換が必要になってくると予想ができるとのことです。車検の際には関係ない部品でも車検の際に交換しておくことでトラブルや故障などを未然に防いでいると言っていました。このようなディーラー側の配慮を「過剰な部品交換を勧められた」と感じてしまう人もいるのではないでしょうか。

ディーラー車検の流れ

実際にディーラー車検を受ける際にはどのような流れになるのか? ここでは見積もりから車検が終了して手元に帰ってくるまでの流れを簡単にご紹介いたします。実際に流れを把握しておくことでスムーズに進めていくことができると思います。

1、車検の見積もり予約をする

ディーラーで車検を受けることを決めたらまずはディーラーに連絡して車検見積もりの予約をしましょう。いきなり持ち込んでしまうと予約が入っていたりして受け付けてもらえないことがあるので、事前に予約をしておきましょう。

2、現車を持ち込んで見積もり

当日になったらディーラーに車を持ち込みましょう。ディーラーに車を持ち込む前に洗車して、車内も見られて恥ずかしくないぐらいに掃除をしておきましょう。また、貴重品などは念のために車から降ろしておきましょう。

見積もりはだいたい30分〜1時間ぐらいで終わるので、その間はディーラーで待っていてもいいですし、ご飯などを食べに行っても大丈夫です。

3、車検の予約をする

見積もりが終わったら担当者の人から見積もり内容や金額について詳しい説明があります。説明を聞いて納得できたらいよいよ車検の予約をしていきます。予約などが入っていなければ当日に車検を受けることもあります。また、ディーラーによっては代車を貸してくれるところもあるので、借りたい場合には事前に予約をしておきましょう。

4、必要な手続きをして車を預ける

当日になったら必要な書類を持ってディーラーに行きます。この際に必要な書類は次の3点です。「車検証」、「自動車損害賠償責任保険証明書」、「自動車税納税証明書」この3点に加えて印鑑も必ず必要になります。1つでも忘れてしまうと車検を受けることはできなくなってしまいますので、注意しましょう。

担当の方に書類を渡して手続きを行った後に車を預けます。車検の期間は整備内容によって異なりますが、早い場合だと1時間ほどで終わることもあります。こちらについて車検の予約をする際に教えてもらうことができるので、それに合わせてその日の予定を決めておくと良いでしょう。

5、料金を支払い、車を受け取る

車検が終わったら担当者の人から整備内容や車検整備保証の説明をしてもらいます。その後、料金の支払いをして車を受け取ったらディーラー車検は終了です。

まとめ

同じ点検整備内容でもディーラー車検の方が価格が高いということで、最近はガソリンスタンドやカー用品店で車検を受ける方が多いのが現状です。SNSやネット掲示板でもどちらがいいのかは常に議論がされています。私はどちらが良くてどちらが良くないと決めるのではなく、乗っている車種や予算などから最適な車検方法を選択するのがいいと思います。

新車購入時からお世話になっていたり、信頼できる整備やサービスを受けたいという方にはディーラー車検がオススメです。その他にも今回の記事ではディーラー車検のメリット・デメリットについて書かせていただきましたので、どこで車検を受けるかの参考にしていただければと思います。