中古のハイブリッドカーは買いか!?

新型が続々とリリースされる中、中古車のハイブリッドカーは型落ちし、値段も下がっていく一方です。そこで今回はそんなハイブリッドカーは買いなのかを検証してみました。

ハイブリッドカーが中古だと安い!

買って良い物なのか?

燃費の良い中古車が安く手に入れば文句ありません。しかしハイブリッドカーって普通のエンジン車と違ってモーターとかバッテリーとか付いてるからこれって大丈夫なの? 整備費用っていくらなの? 寿命ってどれくらいなの? とわからない事だらけですね。今回はその謎を紐解いていきましょう。

今回ターゲットとなるハイブリッドカー

ハイブリッドカーはここ最近の話のように思えますが、実は1990年代後半にトヨタ初代プリウスとホンダ初代インサイトはすでに販売されていました。もちろん良い車なのですが、少し古すぎるので今回はそれ以降の車種で話を進めていきましょう。

トヨタ二代目プリウス:NHW20(2003年 - 2011年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

後の大ヒットとなる以前のプリウスです。実燃費もリッター20キロ以上走るので低燃費で良いですね。中古車市場でも出回っている数が多いので掘り出し物もあるかも知れません。中古車相場は25万円~148万円と非常にお手頃。

トヨタ三代目プリウス:ZVW30(2009年 - 2015年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

ガソリン高騰の真っ只中、空前の大ヒットとなったプリウス。石を投げればプリウスに当たるといった程街中で溢れています。実燃費はリッター25キロ以上と世界トップクラスの燃費です。モーター出力もアップしスポーティーな走行も可能となりました。
大ヒットなった影響もあり中古車市場ではその数も膨大で選びたい放題といった感じです。中古車相場は55.9万円~339万円でこちらもお手頃。
さらに新型プリウスの販売も始まったので更なる値下げに期待です。エアロパーツなどのカスタム部品の多さなども魅力の一つです。

トヨタプリウスα:ZVW40W(2011年~)

まだ生産中のプリウスα。これは三代目プリウスをベースに作られたステーションワゴンタイプです。三代目プリウスより大きく重いせいか燃費は少し悪くリッター20キロ程です。中古車相場は89.8万円~378万円となっております。現在も販売されているので高年式な物件は高いので少し型落ちしたあたりの2011~2013年が狙い目かと思います。

トヨタアクア:NHP10(2011年~)

コンパクトカーサイズのハイブリッドカーアクア。エンジンが小型で走り方によって燃費の個人差が激しいアクアですが、燃費はリッター25キロ前後といった感じです。中古車相場は78万円~268万円です。こちらも現在も販売されているので狙い目は2011~2013年式あたりかと思います。

ホンダ:二代目インサイトZE2/3型(2009年 - 2014年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

ガソリン高騰の中ホンダが200万円以下でハイブリッドカーを販売すると衝撃の発表し、トヨタの三代目プリウスと真っ向勝負となった話題のモデルです。実燃費は使用方法にもよって大幅に左右するようですが、だいたいリッター25キロ前後といったところです。中にはリッター10キロ後半の方も多くいる傾向です。
販売台数ではプリウスに負けてしまいましたが、中古車の流通台数は多目です。中古車相場は29万円~174万円とお手頃。
ハイブリッドシステムはトヨタと少し方式が違い、エンジン車のように扱えるのも魅力です。

ホンダ:CR-Z ZF1/2型(2010年 -)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

CR-Zはハイブリッドカーの中でも3ドアハッチバックとスポーツカーの形式を取っており、トランスミッションもパドルシフト付CVTのほかに6速MTとスポーツ走行を意識したモデルとなっています。低燃費走行はもちろん純粋にドライブを楽しめるといった車です。
実燃費はリッター15キロ~20キロといったところです。中古車相場は56万円~462.2万円と幅広いのですが、こちらも現在も販売中なので少し年式の落ちたモデルが狙い目です。

ホンダ:初代フィットハイブリッドGP1/4型 (2010 年- 2013年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

こちらのフィットハイブリッドはトヨタアクアの対抗車のような存在ですね。どちらにするか迷いどころです。大きな違いはハイブリッドの形式です。ホンダ式はエンジンとモーターが同時に駆動します。トヨタ式は発進はモーター、スピードが乗るとエンジンに切り替わります。この切り換えが人によっては違和感を感じるかもしれません。そのうち慣れるとは思いますが、エンジン車のようなフィーリングを求めるならホンダ式となります。
フィットハイブリッドの気になる実燃費ですが、リッター20キロ前後のようです。ストップアンドゴーの多い街乗りではリッター15キロ程、高速道路ではリッター30キロのようです。
中古車相場:は39万円~178.2万円となっています。

ホンダ:初代フィットシャトル GG7/8/GP2型(2011年-2015年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

トヨタプリウスαの対抗車となるフィットシャトルハイブリッドはステーションワゴンです。中古車相場は 69万円~226万円です。実燃費はリッター15~20キロとなっております。

ハイブリッドカーの寿命はどれくらい?

寿命は...?

ハイブリッドカーの購入において気になるのがハイブリッドシステムの寿命だと思います。ここが故障すると非常にお金が掛かりそうですね。
ではどれくらいで寿命がやってくるのか? 答えは「まだわからない」です。ハイブリッドカーが一般的に浸透してまだ間もないのも事実です。
モーターの寿命を測るにもまだ時間が足らないといった状況です。走行距離的には30万キロでも40万キロでも持っているようです。
中には機械物ですから故障した車体もあるようですが、それは「機械物固有の個体差による故障」といった範囲のようです。傾向としては何年使用できて何万キロ程が寿命といったデータはまだ出ていないのですが、現時点では「まだまだ大丈夫そう」といった感じです。
歴史の長いトヨタ二代目プリウスですらまだ寿命がわかりません。

とは言え故障はするもの

各社、ハイブリッドカーへの力の入れようは凄い物で、そのほかの故障も特に少ない傾向にあります。車の技術もとうとうここまで来たかといったイメージです。
とは言えたまたまなにかが故障することはあると思います。今までの普通車で言えばエアコン、パワーウインドウ、ミラーの電格、オーディオ、ラジエターなどが当てはまると思います。実際にハイブリッドカーもその辺りの故障は報告されていますが、どれも「運悪く」といった感じで予想できない物ばかりです。

気にすべきはバッテリー

ハイブリッドカーで気にするポイントはやはりバッテリーではないでしょうか。バッテリーは消耗品です。これを交換しようとするとトヨタでは15~20万円、ホンダでは25~30万円と非常に高価です。安く車体を購入できてもこの金額が掛かると逆に節約できない状況になります。

ハイブリッドカーの中古車選びで気を付けるポイントは?

バッテリー保証は付いているのか?

新車の頃にはどのメーカーのモデルも付いている保証ですが、果たして中古車で購入する場合その保証は引き継げるのか? 中古車ディーラーが保証を付けてくれるのか? この辺りは気を付けて確認しておくべきポイントかと思います。保証の内容によってはバッテリーの無料交換もあるようです。そのほか一部交換費用を負担してもらえたりとさまざまです。
保証内容や保証条件はここでポイントとなるので理解しておくことが重要だと思います。

試乗ができればしておきたい

バッテリーの消耗が激しいとモーターの力が弱くなります。何台か同じ車種に乗ってみるとその違いが体感できるかと思います。加速が悪い=バッテリーが消耗していると言うことになります。試乗ができればしておきましょう。

試乗ができなければ…

試乗ができるディーラーさんは数少ないかと思います。そこでバッテリーの検査をしてもらえば結果が目で見ることができます。試乗はできなくてもせめてバッテリーの状態は教えてもらいましょう。

バッテリーの寿命は5年もしくは10万キロとメーカーは言っているが…

ハイブリッドカーのバッテリーのメーカー保証は5年もしくは10万キロのどちらか早い方となっています。しかし実際には5年もしくは10万キロにバッテリーのトラブルはあまりなく、10年20万キロ走っていても激しい消耗もなく走行出来ている車両が多いのが現実です。
どうやらバッテリーの消耗は走行距離ではなく時間のようです、年式が古いと消耗が激しいといった傾向があるようです。基本的には10年以上経ったときに一気に劣化が進むようです。
中古車で購入し、長く乗ることを考えてもバッテリーの交換は一度程かと思いますのでそれは計算に入れておきましょう。

大きな事故車は要注意!

大きな事故を経験している車両の購入はどの車も避けたいのですが、ハイブリッドカーにおいては特に注意しましょう。モーターからバッテリーにかけて大電流の流れるケーブルが車体を通っています。
板金作業でボディーの歪みが直っていてもケーブルに損傷がある可能性があります。それが原因でトラブルを起こす可能性がありますので注意しましょう。
軽い修復歴程度ではこれに該当しないので検討している車両が修復歴あればどの程度の事故なのか聞いておきましょう。

走行距離は気にしなくて良い?

ハイブリッドカーは意外にも長寿命である可能性が浮上しています。これはエンジンがそもそも頑丈な上にモーターと併用して可動しているので通常のエンジン車の半分くらいの負担しかしていないことからだと思います。
通常のエンジン車ではメンテナインの度合いや個体差、使用状況にもよりますが、だいたい30万キロ程は走ります。場合によっては60万キロでもノントラブルです。
長寿命ゆえに中古車市場でも走行距離20万キロを越えていても売られています。通常は1年1万キロ程度を基準に低走行か過走行かと計算しますが、今回狙い目な車両はどれもそれほど時間が経っていない傾向にあります。
一般的には過走行な車両程オーナーのメンテナンス意識は高く、低走行車はその逆と考えられています。ですので短い間に走行距離が多く走っていて内装や外観、もちろん中身も程度の良い車両を見つけられれば走行距離が多いお蔭で値段は抑えられると思います。

では実際に計算してみましょう!

それでは現在実際に中古車として売られている「買い」なハイブリッドカーを例に挙げ金額の計算をしてみましょう。

大人気の三代目プリウスを購入した場合

例えば総支払額76万円の走行18万キロ修復歴なし、バックカメラにナビ付の程度の良さそうなプリウスがあります。年式は2010年式なのでバッテリーの消耗は2020年までは持つと考えます。
念のためバッテリー交換を車両購入直後にするとします。三代目プリウスのバッテリー交換は保証対象であれば無料のことが多い傾向になりますが、保証があるのかわからないので自費で交換と仮定します。
バッテリー交換は17万円あたりが相場ようです。ですので車両価格76万円+バッテリー交換費用17万円で93万円となります。これでリッターあたり25キロ程度のエコカーに乗れるといった計算になります。
新型のプリウスが300万円ほどですのでその三分の一という計算になります。これは買いなのではないでしょうか!?

ホンダ二代目インサイトを購入した場合

例えば総支払額62万円のナビ付7万キロの修復歴なしの程度の良さそうなインサイトがあります。年式は2009年式なのでバッテリーは2019年まで持つと考えますが、念のためにバッテリー交換するとします。インサイトのバッテリー交換は全額負担額は30万円程です。
もちろん保証があれば安く済みますが、最大金額で計算しましょう。車両総支払額62万円+バッテリー交換費用30万円なので合計92万円となります。
これもほぼプリウスと同じで100万円以内の計算ですね。燃費はプリウスより少し劣る計算になりますが、こちらもリッター25キロ程度となります。

ハイブリッドカーが初めての方へアドバイス

トヨタとホンダをレンタカーしてみよう!

ハイブリッドカーには大きく分けてトヨタ式とホンダ式があります。違いは前述で説明しましたが、実際に運転してみましょう。買い物に出かけたりドライブしてみたり。スットプアンドゴーの多い市街地や、高速道路なども実際に走ってみてどちらが自分に合うかといったテストをしましょう。
パワーの出方やアクセルの操作性が大きな違いかと思います。なるべく意識せず操作することを心がけましょう。あまり意識しすぎると逆にわからなくなったりしますので。なるべく普段の運転を再現しましょう。

まとめ

いかがでしかた? ハイブリッドカーの中古車選びでポイントとなるのはバッテリーの交換費用です。それも計算に入れて購入しましょう。どうしても中古車なので故障は付き物ですが、近年の車は故障に対して非常に強くなっていると思います。
寿命も長いのでなるべく低予算でエコカーが手に入れば文句ないですね!
気になる方は実際に中古車屋へ行ってみましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。