車の事故修理はどんな仕組み?修理費用の決定方法&修理業者の種類

車に乗っていますと、こちらがどんなに安全運転をしていても事故に巻き込まれることがあります。または、こちらが加害者になることもあります。そうなると事故の処理と共に、事故にあった車を「修理」に出さなければいけません。そこで本日は、事故にあった際の車の「事故修理」について解説していきます。

事故の修理費用はどうやって決まるの?

まず初めに、事故修理をしなければいけなくなった車が保険屋を通してどのように「修理価格」を決められるかについて紹介していきます。今回紹介するパターンは中古車市場の「流通量」「価格」について詳しく解説します。

(1)中古車市場の流通量

1つ目は「中古車市場の流通量」です。中古車市場には毎日のように車がオークション、または買取と言う形で続々と市場へ流れてきます。そのため中古車市場に流れ込んできた車に応じて値付けをしていくのです。ここで1つ例を出して解説していきます。

ここに中古車「A」「B」があります。

「A」はコンパクトカーでありいわゆる「大衆車」です。特に「限定」「○○記念」と言うモデルでもなく一般的なコンパクトカーのため市場には新旧合わせて2,000台以上流れ込んでいます。一方「B」は人気のあるスポーツカーであり、中古車市場でも例え値段が高くても「新車より安いなら…」と言う理由ですぐに売れてしまいます。そのため中古車市場では、例え事故車であっても喉から手が出るほど欲しい1台です。ちなみに流通量も全国で20~30台程しかありません。

こうなると「A」の自動車は「供給過多」に陥り、中古車市場でもあまり良い値段が付きにくくなります。そのため新車価格で「130万円」だとしても時には「40~50万円」と言うように値崩れする可能性があるのです。しかし「B」の場合は「需要過多」になりますので例え事故車であっても中古車市場で大いに重宝される車です。ですので、例えば新車で「300万円」で購入しましたら「200~250万円」のように返ってくる可能性が高いのです。

(2)中古車市場の価格

2つ目は「中古車市場の価格」です。

先ほどは「流通量」で決まると話しましたが、車種によっては例え流通量が多くても中古車市場での価格が高額な車もあります。例えばマイナーチェンジ前、フルマイナーチェンジ前の車等があります。「マイナーチェンジ前の方が良かった…」「フルマイナーチェンジはしたけど…面白みが無くなった…」と言って一世代前の車種が急激に人気が出ることもあります。そうなると新車の発売で急激に旧型が市場へ大量に増えていても、中古車市場の価格は下がらず反対に上がることもあるのです。

このように事故修理の際は、中古車市場の流通量や価格によって決まるのです。

修理に出すならどこが良いの?

(1)ディーラー

保険屋が第一に修理を勧めるとしたら「ディーラー」が挙げられます。と言うのも、正規のディーラーであれば対応も丁寧ですし修理も手抜き無くしっかりと行っていただけます。現在では事故修理のために「新品」パーツを入れるだけでなく「リビルドパーツ」を持ってきてくれることもあり、修理価格も一昔前よりは価格が落ちてきました。しかし、それでもディーラーですと修理が高く、車両保険に入っていない・こちらが加害者の場合は相応の金額を覚悟しておきましょう。

(2)街の車屋・板金屋

時折、保険屋はディーラーではなく少しでも安く済ませたいならと言って「街の車屋」もしくは「板金屋」を紹介します。この場合のメリットは「修理費用を安く抑えられる」「近場であればすぐに持っていける」と言ったメリットがあります。しかし、技量にバラつきがあったり、中には粗悪なパーツを使用する場合もあります。時には保険屋と車屋・板金屋が手を組んでいて通常より高い請求金額を吹っかけてくることがあります。こちらは事故で頭の中が混乱状態ですので、他と比較せずにお願いしてしまうこともあります。そうならないように、冷静に対応することをおすすめ致します。

事故車を修理すべき?新しく買い換えるべき?

(1)修理の前に確認したいこと

事故にあった車を修理する前に確認した方が良いことがあります。それは下記の項目です。

●現在の状態でどのぐらいの下取り価格になるのか?
●新車の事故の場合は新車を買い換えることができるのか?
●もし事故を起こしていないときはどのぐらいの価格になるのか?
●修理をしても元通りの状態になるのか?
●後々「修復歴あり」「事故車」のようになるのか?

以上となります。
特に価格面や状態については保険屋だけでなく、知り合いのディーラーにも相談して確認をしてみましょう。

(2)事故車を修理した方が良い時

事故車を修理した方が良い時は「軽度の損傷」「購入費用より修理費用の方が保険金が下りる」時です。軽度の損傷、例えばこすった・かすった程度であれば修理に出した方が良いですし、何より事故車・修復歴ありにはなりません。そしてその場合には購入費用よりも修理費用の方が高く出ますので、修理した方が良いと言えます。

(3)新しく買い換えた方が良い時

買い換えた方が良い時は「新車保証で負担無く購入できる」「大破している」「修復歴ありになる」と言った場合です。新車の場合には新車保証で車が戻ってくる場合もあります。また大破した車ですと修理費用がかさみ、結局新しく購入した方が安くすみます。もし上記の場合は新しく購入することをおすすめします。

最後に

最後になりますが、車の事故修理は上記で紹介したように修理金額が決まり中には修理をせずに購入した方が良い場合もあります。皆さんも事故が起きた際、修理の時に参考にしていただけると幸いです。