ホンダアコードユーロR。タイプRとはことなるその魅力とは

ユーロRをカタログモデルとしてラインナップしていたアコード。4ドアのミドルクラスセダンにVTECエンジンを搭載したアコードユーロRには、タイプRとはことなる大人の魅力が詰まっています。その魅力に迫ります。

アコードの歴史

出典:http://usedcarnews.jp/archives/30928

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1989年に発売開始したホンダアコード。FFレイアウトで4気筒エンジンを搭載したミドルクラスセダン。サスペンションは前後ダブルウィッシュボーンを採用し、走りと乗り心地を確保していました。セダンながらもしっかりとした足回りでスポーティさを感じる、そんなセダンがアコードでした。
発売から世界各国で人気を博し、2013年まで発売されるロングセラー車種となりました。VTECエンジンを搭載した5速マニュアル車の設定は、1993年に発売されたCD6型からになります。その後、2000年から登場したのがアコードユーロR。これが今でも人気のCL1型となります。以降、CL7型にもユーロRが設定され、最終モデルのアコードにはユーロRやマニュアル車の設定はされずに販売が終了となりました。

アコードユーロR CL1型

出典:http://www.p-green.jp/car/Accord_Euro-R/Euro-R.htm

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2000年6月から販売されたCL1型アコードユーロR。それまでのトップグレードはSiRーTでした。2リッターVTECエンジンで、最高出力は200PSを誇る仕様でした。ユーロRは、最高出力が220PSまで引き上げられ、当時タイプRとして販売されていたシビックやインテグラよりも出力は高い設定となっていました。
その一方で、タイプRとはことなり快適装備を標準で設定し、大人が走りを楽しむためのパッケージとなっていました。

2.2リッターVTECエンジン搭載

出典:http://blog.goo.ne.jp/tandm-totaldesign/e/29c17b75f3a43fd6c5051097822c09da

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H22A型エンジン。2.2リッター自然吸気エンジンです。シリンダーブロックはアルミ製を採用するなど、エンジン性能を最大限発揮するためのパーツが惜しみなく投入されました。エンジンだけでも80万はすると言われたくらい、ホンダの最新技術がふんだんに盛り込まれた仕様。当時のF3レースやスーパーツーリングカーなどでも採用されるエンジンでした。
吸気側と排気側に2個ずつバルブを設置し、タイミングベルトで駆動されるカムシャフトから、スイングアームを介して開閉される仕様。吸気カムのハイ側最大リフト量は11.5mm。シビックやインテグラに搭載されたB型VTECエンジン比較しても大きく、高回転時の追従性を向上させるために、異形断面のバルブスプリングが適用されていました。これによって、2.2リッターながらも高回転までエンジンがスムーズにまわり、パンチのある加速を実現していました。

CL1型ユーロRの特徴

出典:http://auto-boy.net/archives/7654

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ユーロR専用装備として、スポーティなエアロパーツが装備され、レカロ社製のセミバケットシートが運転席、助手席に装備。アルミ製のシフトノブに専用VTECエンジンと足回りが装備されました。そしてアルミホイールも専用のスポーティかつスタイリッシュなものとなりました。
これによって、セダンとしての使い勝手の良さを維持しつつも、スポーツ性を犠牲にしない走りを実現。

アコードユーロR CL7型

出典:http://www.typeone.jp/?p=1581

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2002年に販売開始されたCL7型のアコードユーロR。ボディサイズも大きくなったこのモデルでは、よりユーロRな印象が強くなりました。ミドルクラスセダンながらも広い室内空間が確保され、エクステリアも高級感を増しました。
搭載されたエンジンはK20A型。2リッターVTECエンジンです。このエンジンは、シビックタイプR、インテグラタイプRとも共通となり、ミッションも同様に6速となりました。最高出力は220PSとCL1型かと変わらないものの、出力特性はかわり力強いものとなりました。
その一方で、サスペンションはダブルウィッシュボーンを維持。他のタイプRがストラットタイプに変わる中、アコードはダブルウィッシュボーンを維持したことで、ホンダファンからの評価も高いモデルとなりました。

CL7型アコードユーロR専用装備

出典:http://www.typeone.jp/?p=11797

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エクステリアでは、エアロパーツ、専用アルミホイールを装備。室内では、レカロ制セミバケットシート、シフトノブ、専用の内装色となりました。そして、K20Aエンジンの搭載、6速マニュアル、専用のエキゾースト、専用サスペンションなど、CL1型から引き継いでいる快適性とスポーツ性のバランスを取った仕様となっていました。
この装備からするとタイプRとそん色のない仕様のように思えますが、シビックやインテグラタイプRと比較するとやはりその車重が違います。200kg近く思いアコードでは、さすがにタイプRとは運動性能が違います。また、装備品ではブレンボの赤キャリパーがタイプRでは目立ちますね。アコードは片押しタイプのキャリパーとなります。街乗りがメインのユーロRにとってはブレンボキャリパーは必要ありませんね。

まとめ

今では販売していないアコード。ユーロRもCL7型を持って販売終了となってしまったため、あの心地よい乗り心地とスポーツ性を楽しめるクルマがないと思うと残念ですね。
CL7型は中古車でもまだ多く流通しています。4ドアセダンで家族がいても所有できるクルマです。前期モデルである2002年から2005年くらいまでの車両なら100万円前半で購入することもできるので、アコードユーロRを楽しむのはこれからなのかもしれませんね。