車好きの心が躍る!世界のメジャーなF1サーキット10選

車好きなら一度は観に行きたいF1レース。甲高いエンジン音や超高速のマシンの風切り音など、心だけでなく血湧き肉躍る最高のイベントです。ここではそんなF1レースが開催されるサーキットのうち、メジャーな10のサーキットを紹介します。

鈴鹿サーキット【日本】

コース長5.807kmの日本を代表する、国際レーシングサーキット。中央に立体交差部を持つ、世界でも稀な8の字のコースレイアウトと高低差や多様な速度域のコーナー構成からも、マーク・ウェバーなどの歴代レーサーたちから「ここをいかに速く走り抜けられるかが男を決める」とさえ言われるほど、実力を試されるサーキットとされています。

1989年の日本グランプリではアイルトン・セナとアラン・プロストが命をかけた「カシオ・トライアングル」と呼ばれるシケインが特に有名。

マリーナベイ・ストリートサーキット【シンガポール】

コース長5.065kmのシンガポールの市街地を走る公道サーキット。2008年からのF1シンガポールグランプリの舞台となるサーキットです。シンガポールの大都市内を走るサーキットにも関わらず、最高速地点に当たる第6コーナー付近では時速300kmを超えるスピードが出るほか、最も狭い区間では道幅が8mしかないなどスリル満点のレイアウトとなっています。

2015年には第11コーナーから13コーナーにかけてスピードが低下する構造に修正が加えられました。これが追い抜き機会を拡大し、よりエキサイティングなレースが実現すると期待されています。

ヤス・マリーナサーキット【アラブ首長国連邦】

コース長5.554kmのアラブ首長国連邦アブダビのヤス島に広がるサーキットです。屋内テーマパーク「フェラーリ・ワールド」や第18コーナーから19コーナーに隣接するヤス・マリーナ・ホテルなど他のサーキットではなかなかお目にかかれない光景も特徴。しかし特筆すべきは全体的に客席がコースに近くなっている点で、迫力満点のレースが楽しめます。

モンテカルロ市街地サーキット【モナコ共和国】

コース長3.34kmの押しも押されもせぬ市街地サーキットの代表格、モナコ共和国の公道サーキットです。コース長・平均速度ともにF1レース開催サーキットの中では最も短く、最も遅くなっており(時速160km)、直線もなければ道幅も狭いため難易度が高く、ドライバーの技術力が試されるサーキットでもあります。このモナコで6度も優勝したアイルトン・セナは、数多く彼に寄せられた称号の1つとして「モナコマイスター」という名も持っています。

モンツァ・サーキット【イタリア】

コース長5.793km、イタリアグランプリ初開催の年の翌年1922年に完成した長い歴史を持つ北イタリアのサーキットです。F1世界選手権の開催数は世界の中で最も多く、スポーツカーレースやオートバイのレースでも世界大会が開かれています。

特徴はとにかく「速い」ことです。公式コースレコードは平均時速257.321km、最高速度は時速340km。高速バトル好きにはたまらないサーキットと言えます。レース日には「ティフォシ」と呼ばれる地元のフェラーリファンたちで真っ赤に染まる応援席も名物。

シルバーストーンサーキット【イギリス】

コース長5.891km、第二次大戦中は英国空軍爆撃機の飛行場として使われていた「F1の聖地」とも呼ばれるサーキット。1987年のイギリスグランプリでホンダのターボエンジンを搭載したマシンが1位から4位を独占するという快挙を成し遂げた舞台でもあります。同大会でのウィリアムズ・ホンダ・チームのナイジェル・マンセルとネルソン・ピケの息もつかせぬ攻防は今でもF1ファンの語り草です。

スパ・フランコルシャン・サーキット【ベルギー】

コース長7.004kmのF1サーキットではずば抜けて長いベルギーのサーキット。1992年に「赤い皇帝」ミハエル・シューマッハが23歳にして初グランプリを獲得した舞台でもあります。高低差104mのアップダウンの激しさや、スタート直後の右ヘアピン「ラ・スルス」など難易度の高いコーナーも多いことから、レーサーの間では評価の高いサーキットです。

カタロニア・サーキット【スペイン】

コース長4.655km、スペインの首都バルセロナ北部にあるサーキット。1991年にオープンしてからスペイングランプリの会場として使われています。抜くチャンスが少ないコースレイアウトのため2001年から2010年までは10年連続でポールポジションのマシンが優勝するややスリルに欠けるレースになりがち。ただマシンの総合性能が結果に反映されやすいサーキットとしても知られ、ここでの結果はそのままシーズン全体のパワーバランスに影響するとも言われます。

ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット【カナダ】

コース長4.361km、1967年のモントリオール万博の会場にもなった人工島「ノートルダム島」にあるサーキット。サーキットの名前は、1978年F1初開催時に初優勝を飾り、その4年後の1982年に事故死した地元ケベック出身のレーサー、ジル・ヴィルヌーヴの名前が由来です。

2011年のカナダグランプリで雨による中断を挟むF1史上最長の4時間4分のレースが行われた舞台でもあります。時々刻々と変わる路面のコンディション、度重なるアクシデント、6度のセーフティーカー出動など体力的にも精神的にもギリギリの中優勝を勝ち取ったのは一時は最後尾に転落したジェンソン・バトンでした。この劇的な幕切れは今でも人々の記憶に刻まれています。

エルマノス・ロドリゲス・サーキット【メキシコ】

コース長4.438km、1962年に完成してから1992年までは計13年もの間、メキシコグランプリの会場となっていたサーキット。2015年に復活開催が決まったあとは、それまで課題であった荒い路面を整備し、より安全性を高めています。特徴はサーキットの立地。標高2300mという高地にあるためにエンジンパワーやダウンフォースに大きな影響が出るのです。そのため平地とはまったく異なるセッティングが必要になります。

オイルと血と汗と涙が染み込むF1サーキット

極限のスピードの中で順位を争うスリリングなモータースポーツ、F1。だからこそ、そこには男たちの数々のドラマがあり、血と汗と涙があります。ここで紹介したサーキットをきっかけにF1のそういった部分も楽しめれば、もっとこの世界が楽しめるようになるはず。あなたはどのサーキットに興味を持ちましたか?