高速道路の料金は、ETCを利用してお得にスマートに!!

ETCを使うとさまざまな特典によってお得に高速道路を利用することができます。そのためにはいくつか制約もあるのでしっかりと認識してETCを導入してみませんか。導入する前、導入後のさまざまな疑問に答える形でまとめてみました。

ETCの概要

2014年4月の消費税アップによりドライブの際にかかるさまざまな費用も軒並みアップしました。なかでも利用頻度の高い高速道路料金のアップにより長距離の旅行を控えることを考えるドライバーも少なくはありませんでした。そんな中で俄然注目をあびてきたのがETC割引です。ETC装置も比較的安価なものも出ていたり新車購入時に標準装備されていたりレンタカーでも利用できるなど利用する敷居も格段に下がってきています。事前登録は必要なもののお得にドライブできるETC割引でその恩恵をお受ける方法を紹介します。

そもそもETCってどんなもの?

高速道路など有料道路の渋滞緩和を目的に開発された料金支払い自動システムのことをいいます。具体的には、車両にETC車載器を取り付け別途契約したETCカードを差し込んだ状態で料金所のETCレーンを通過することで普通料金とは異なる割引制度が利用できます。

ETC導入に必要なものは?

ETC導入に必要なものは多く分けて2つです。ひとつはETC車載器で、現在では車両購入時に標準またはオプションで装着することができます。もうひとつはETCカードです。ETC利用の一番のメリットは料金所での通行料金の授受がないことにあります。このメリットを受けるためには事前にクレジット会社等でETCカードを作成し、料金が後納できるようにしておく必要があります。

ETC導入のメリットは?

ドライバーにとっての最大のメリットは停車することなく通過できることでドライブのストレスを軽減できることにあります。さらに時間帯や出発日によって適用されるさまざまな割引を受けられることもメリットです。また、ETC積載車のみのメリットとして近年増えつつあるスマートICも利用する価値ありです。

ETC車載器について

ETC車載器には、適正な通行料金を支払うための車両情報を料金所と無線通信する機能は持ちますが、支払機能はありません。アンテナと挿入口が一体となっている2ピースタイプ、アンテナが分離した3ピースタイプ、自動車メーカーから販売されているビルトインタイプがあります。カー用品販売メーカーから発売されるものにはカーナビと連動した高機能の車載器もあります。

ETCカードについて

ETCカードには、ETCシステムの利用に特化したETC専用カード、通常のクレジット機能と一体になった一体型ETCカード、クレジットカードを持っていない人用に高速道路会社が提供する有料道路の支払いに限定したETCパーソナルカードがあります。ETC専用カードと一体型ETCカードはクレジット会社で発行手続きをおこないます。

ETCセットアップは登録店で!!

新規セットアップの場合は、取り付ける車両のナンバープレートなど必要な情報を暗号化して書き込むことで利用できるようになります。※車載器には個人を特定する情報は書き込まれません。
ETCシステムを安全に利用するために暗号処理など高度なセキュリティ処理が必要になります。そのため、必要な資格を持った登録店でのみセットアップできます。※無登録の業者や個人はセットアップできません。

ETC割引の恩恵はこう受ける!!

現在設定されているETC割引には、平日朝夕割引、マイレージサービス、休日割引、深夜割引があります。割引の中には事前登録が必要なものや時間帯や曜日が条件のものもあるので詳しく紹介していきます。

平日もお得に通行できる「平日朝夕割引」

【割引対象】
ETC利用して東京大阪近郊区間以外の地方部の高速道路を通行し、平日の朝夕(6時~9時および17時~20時)の時間帯に料金所を通過する全車種に最大100km走行分まで適用されます。適用するためには、事前にETCマイレージサービスに登録する必要があります。

【対象道路】
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速国道および一般有料道路となります。

【割引率】
月ごとの割引対象となる利用回数に応じて割引率が設定されます。割引対象の利用額に割引率をかけて計算した金額を無料走行分として事後還元します。

・割引率一覧
月ごとの利用回数 1~4回 割引率 0%
月ごとの利用回数 5~9回 割引率 30%
月ごとの利用回数 10回以上 割引率 50%

事前登録でお得を利用できる「ETCマイレージサービス」

【割引対象】
事前にETCマイレージサービスに登録した人で、ETCシステムの利用により高速道路を通行する全車種が対象となります。

【対象道路】
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速国道および一般有料道路となります。

【割引率】
利用額 1万円 ポイント交換単位 1,000ポイント 無料走行分 500円分
利用額 3万円 ポイント交換単位 3,000ポイント 無料走行分 2,500円分
利用額 5万円 ポイント交換単位 5,000ポイント 無料走行分 5,000円分
※通行料金10円=1ポイント
※ポイントの有効期限は、ポイントが付いた年度(4月~翌3月)の翌年度末まで

【ETCマイレージサービスに登録するには】
「平日朝夕割引」と「マイレージサービス」を受けるために必要となるETCマイレージサービスへの登録はネットまたは専用の申込用紙を使って郵送で申し込むことが可能です。登録の際にはETC車載器管理番号、車両番号、ETCカード番号などが必要になります。登録が完了するとマイレージIDとパスワードが郵送されます。
ETCマイレージサービス事務局(0570-010125または045-477-3793)

ETCマイレージサービスはETCによる高速国道等の通行料金のお支払額に応じてポイントが貯まり、そのポイントを還元額(無料通行分)と交換いただける年会費無料のサービスです。

休日をお得に通行できる「休日割引」

【割引対象】
ETCシステムにより土日祝日に地方部の高速道路を通行する軽自動車および普通車が対象となります。

【対象道路】
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速国道および一般有料道路となります。

渋滞回避にも役立つ「深夜割引」

【割引対象】
ETCシステムを利用して深夜(0時~4時)に高速道路を通行する全車種が対象となります。

【対象道路】
NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する地方部の高速国道および一般有料道路となります。

観光にとっても便利「乗り放題プラン」

ETC装着者を対象にした恒常的な割引制度のほかに、各道路事業が期間限定で設定する乗り放題プランや周遊割引もあります。プランに指定されているエリア以外に行く場合は関係ないですが、魅力的な観光地を対象としたものが多いため、もしエリア内の観光地を高速で乗り降りしながら巡る場合は、絶対に利用したほうがお得です。パソコンから高速を使う日の前日24時までに登録すればOKなのでぜひ使ってみてください。

全国の道路事業者から期間限定で企画されている高速道路が乗り放題になるお得なプランをご紹介します。

【ETC割引例】
東北道 川口JCT~宇都宮(103.0km)通常 3,050円 深夜割引 2,140円 休日割引 2,460円
関越道 練馬~高崎(87.0km)通常 2,680円 深夜割引 1,880円 休日割引 2,250円
東名高速 東京~静岡(161.8km)通常 4,220円 深夜割引 2,950円 休日割引 3,260円
山陽道 岡山~広島(148.7km)通常 3,790円 深夜割引 2,650円 休日割引 2,650円
※深夜割引:3割引き
※休日割引:3割引き 地方部

ETC利用照会サービスについて

【ETC利用照会サービス】
ETC利用照会サービスには登録型と非登録型の2種類のサービスがあります。ETC利用照会サービスを利用すれば、クレジットカード会社からのカード利用料請求前でもETCの利用金額を確認することができます。

【登録型サービス】
ETCクレジットカード、ETCパーソナルカードをご利用の方を対象にしたサービスです。登録型サービスを利用するには、事前にユーザーIDの登録が必要です。登録いただけるETCカードは、ETCクレジットカードとETCパーソナルカードです。登録にはパソコンのメールアドレス、ETCカード番号、利用年月日、車載器管理番号と車両番号の情報が必要となります。

登録により下記のことができるようになります。
・過去15ヶ月の利用証明書・利用明細の確認
・ETC無線走行、ETC非無線走行(ETCカード手渡し精算)ともに反映
・月別合計額を表示
・利用明細がCSVファイルでダウンロード可能

【非登録型サービス】
登録を希望されない方や、ETCコーポレートカードをご利用の方を対象にしたサービスです。
登録により下記のことができるようになります。
・過去62日間の利用証明書・利用明細の確認
※ETCカード手渡し精算は、対象となりません。
・利用証明書の走行明細確認が必要な方は、過去124日間の利用証明書の内容が確認
※ただし、数字」で始まる取扱番号が対象

【重要】ETC利用照会サービス(非登録型)の終了について
ETC利用照会サービスは登録型サービスへ集約することとなりました。
本サービス(非登録型)は平成28年6月30日をもって、サービスを終了いたします。

【注意】
ETC利用照会サービスを利用するには、ETC車載器に登録されている車両番号(ナンバープレート情報)を正しく入力する必要があります。正しくセットアップされていないと検索ができませんので、ETC車載器の乗せ替え等でナンバープレート情報が変わった場合は、セットアップ店にて再セットアップを行ってください。
レンタカーや他人のクルマを利用された際の利用証明書もETC利用照会サービスより印刷が可能です。

ETCにまつわるQ&A

Q1.レンタカー、友人のクルマでETCカードを使いたい時はどうすればいいですか?
A1.現在、お持ちのETCカードをそのまま使えます。また、他のクルマでETCカードを使用しても、カード内の利用履歴情報を確認できます。さらに、利用したマイレージポイントは、お持ちのETCカードに付与されます。

Q2.入口料金所で、ETCレーンがない時、あるいは閉じている時はどうすればいいですか?
A2.入口料金所で「一般」レーンに進入し、自動発券機から通行券を受け取ってください。
※入口で通行料金の精算をする料金所及び、首都高・阪神高速の入口の場合には、「一般」レーンに進入し、ETCカードを料金所スタッフに手渡してください。

Q3.出口料金所で、ETCレーンがない時、あるいは閉じている時はどうすればいいですか?
A3.出口料金所で「一般」レーンに進入し、ETCカードを料金所スタッフに手渡してください。

Q4.ETC車載器を新車に付け替えた場合の手続きはどうすればいいですか?
A4.車両情報が変更になるため、再セットアップが必要です。車載器を取付けるお店で取付と一緒にセットアップ作業をしてくれます。また、再セットアップをしないと、ETC利用照会サービスやETCマイレージサービス、障害者割引等が利用できません。

Q5.引っ越しに伴い、クルマのナンバープレートを変更した場合の手続きはどうすればいいですか?
A5.車両情報が変更になるため、再セットアップが必要です。再セットアップしないと、ETC利用照会サービスやETCマイレージサービス、障害者割引等が利用できません。

Q6.通行止めにより一旦高速道路を降り、再度乗り継いだ時の割引はどうなりますか?
A6.全ての料金所を同一カードでETC無線走行すれば料金調整が後日自動調整されます。
(「乗継証明書」を受け取る必要はありません)

Q7.ETC車載器を廃棄したいが個人情報の抹消は必要ですか?
A7.車載器には、氏名や住所のような個人情報は登録されていませんので、手続きは必要ありません。また、セットアップ情報の消去や登録解除手続きもありません。
注意:ETCマイレージサービスに登録している場合は登録情報の変更をお忘れないようお願いします。

Q8.ETC車載器の譲渡・売却時の手続きはどうすればいいですか?
A8.車載器には個人情報は登録されていないため、手続き等は必要ありません。譲渡・売却時は、次の利用者がスムーズに使えるようにするためにも、車載器管理番号もお伝えください。
注意:ETCマイレージサービスに登録している場合は登録情報の変更をお忘れないようにお願いします。

まとめ

今回のETC関連の話はいかがでしょうか。
安価な機械も販売されているので導入の敷居もかなり低くなっていると思います。一度セットアップすると便利にお得に使えるETCですが、お得をするには制約もあります。制約もしっかりと認識したうえでお得に高速道路を利用しましょう。
週末ドライブの際にお得なETC割引を使ってお出かけしてみてはいかがでしょうか。