痛車の流行りをチェック!痛車イベントや作り方を大紹介!アニメと車好きのマスト!

アニメ、ゲーム好きで車も好きという方は、一度は憧れるオタクアイテム「痛車」です。そんな「痛車」の情報と制作についての紹介をしていきます。

痛車とは

マンガ、アニメ、ゲームなどのキャラクターとかが車体に描かれている車を「痛車」と呼びます。元々は「見ていて痛々しい車」が略されて「痛車」になったと言われています。おしゃれなイタリア車、略して「イタ車」とかけて揶揄した言い方という説もあります。

車体に描かれているのは、美少女ゲームやアニメのキャラが多く、ほぼ美少女のイラストしか見かけないと言っても過言ではありません。車を趣味としているのは男性が多いため、これは仕方がないのかもしれません。ごく稀に、女性向けゲームのイケメンキャラクターを見かけることがあります。

1990年頃から2000年代前半ぐらいまでは、同じ趣味を持つ同士が細々と集まって自慢の「痛車」を見せ合ったり「痛車」談義に花を咲かせていました。現在はインターネットが発達し、同好の士が見つけやすくなったことや、雑誌、テレビなどで紹介されるようになり、一気に認知度が高まりました。そのため、自分でも「痛車」を作ってみたいという方がとても増えています。

現在、「痛車」は増え、色々なのを見かけます。一般の軽自動車から超高級車のフェラーリまで、「痛車」の勢いはとどまることを知りません。

色々な【痛車】

一般乗用車だけではなく、商業車でも「痛車」を見かけることがあります。キャラクターが描かれた公共交通機関のバスを見かけたことはありませんか? あれらは宣伝用に作られており、通称「ラッピングバス」と呼ばれて人気があります。車とは違いますが、電車でもキャラクターが描かれたものがあります。また、車のプラモデルにも「痛車バージョン」があり、キャラクターのデカールが同梱されていて、「痛車」のプラモデルを作ることが出来ます。デカール単体でも売っています。

【痛車】仕様のレーシングカー

レーシングカーにも「痛車」仕様があります。2005年「もてぎEnjoy耐久レース」に参戦した「CR-X」が公式モータースポーツでの初参加になります。その後、ダートトライアル、ラリーやGTなどに参戦する「痛車」仕様も増え、モータースポーツでも、認知されるようになりました。2012年「フォーミュラ・ニッポン」には、初の「痛フォーミュラー」が参戦しました。

海外でも人気の【痛車】

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「痛車」は国内だけではなく、海外でも人気を高めています。日本と同じ「萌え文化」を共有する台湾でも、「痛車」があります。ただ、台湾の場合、若者は車よりもスクーターを愛用しているのが多く、「痛車」よりも「痛単車」の方が多かったりします。台湾のアニメや同人誌関係のイベントなどで、駐車スペースに展示されているのを見かけることが出来ます。

痛車イベントについて

日本各地で「痛車」のイベントが開催されています。イベントは「同人誌即売会」や「コスプレイベント」との併催が多いですが、単独で開催されている場合もあります。有名な「痛車」イベントは「痛Gふぇすた」と「萌車ミーティング」です。「痛Gふぇすた」は、「痛車」の雑誌「痛G 痛車グラフィック」を出版している「芸文社」が主催しています。出版社が主催しているためか、イベントが盛りだくさんで、ゲストに有名人が来たりもします。

「痛車」のイベントを開催するときは、どうしても広い場所が必要なため、大きなイベントは年に数えるほどですが、小さなイベントは毎週のように各地で催されています。地方の活性化でのイベント、宣伝でのイベントなど色々とあります。変わり種では、自動車教習所が「痛車」イベント開催や、競艇場での開催などがあります。

「痛車」イベントに参加を考えている方は、自分が住んでいるところの近くでやっていることもあるので、そちらに参加してみるといいかもしれません。「痛Gふぇすた」など大規模なイベントは人も車も多く、慣れないとかなり大変です。また、地方自治体や企業などで開催している場合、イベント参加費がかからない場合もあるため、気軽に参加出来ます。

いきなり「痛車」でイベント参加は気後れするという場合、まずは一般参加者で経験をして慣れていくのも手です。

大きな【痛車】イベント

「痛Gふぇすた」と「萌車ミーティング」はかなり大規模で、どちらも日本最大級の「痛車」イベントと言っても過言ではありません。痛車の参加台数は「痛Gふぇすた」は600台、「萌車ミーティング」は1,000台とかなりの台数です。こんなに「痛車」があったんだと驚くほどです。「同人誌即売会」や「コスプレイベント」と併催されているイベントにしか参加したことがなければ、あまりの規模に驚くことは間違いありません。今まで、各イベントの添え物的な感じだった「痛車」がメインなのです。会場内には数多くの「痛車」があり、レイヤーさんたちが「痛車」を彩るように車体に寄り添っています。車関係やアニメ、ゲームのキャラクターに関するイベントも多く、車とゲーム、アニメ両方が好きな「痛車」好きには、一番のお祭りです。

イベントへの参加方法

イベントに参加をするには、二通りの方法があります。まず、「痛車」を出展したい場合は、主催者のホームページから申請を行います。活性のために開催している自治体や車関連のショップの場合は、電話での問い合わせのみの場合もあります。出展料や出展方法などは、各イベントによって異なりますので、ホームページなどで確認をお願いいたします。

一般で参加される場合は、イベント当日に会場へ行くだけです。イベントにより、無料のところもあれば入場料が必要なところもあります。こちらは、事前にホームページで確認することができます。各イベントでも注意されていますが、徹夜行為は近隣の迷惑になり、最悪の場合はイベントが中止ということにもなりかねないため、絶対におやめください。

今の痛車の流行り

今の「痛車」の流行りは、いわゆる「一般的な痛車」と呼ばれるものです。カラフルな絵で、車全体をラッピングしたような「痛車」がとても人気です。「痛車」が認知をされるまでは、「走り屋風の痛車」と呼ばれるゲーム会社の名前やロゴ、好きなキャラクターの名前を、走り屋風なデザインにしてワンポイントで付けているものがほとんどでした。しかし、認知度が高まった現在は、自分の「嫁」を大々的にアピールするように車体全体にキャラクターが描かれているものが多くなりました。

「痛車」として人気があるのは、やはり美少女ゲームのヒロイン、アニメのキャラクター、ボーカロイドです。特に美少女ゲーム系の人気は強く、10年前の超人気作から、現在の人気の作品まで、幅広く見かけます。車体は、スポーツカーが今でも根強い人気がありますが、現在では四角い車体タイプの軽自動車を見かけることも多くなってきています。「痛車」を見ていると分かると思いますが、色々な車があり、色々なキャラクターがいます。それを見ていると、自分の好きな車に自分の好きなキャラクターというのが、いつでも一番の流行りなのだと思います。

痛車カスタムの方法

まず、申請をしましょう

「痛車」をカスタムする前に、とても重要なことがあります。それは、著作権者への申請です。著作権者の許可を得ていないと、後々訴えられたりとトラブルになる可能性があります。公式の絵を使う場合はもちろん、自分で描いた絵を使う場合も申請をして許可を得ます。二次創作で、著作権違反は親告罪だから、訴えるなんて面倒くさいこと相手もしないよと高を括っていたら、訴えられたというケースもあります。

申請をする場合、アニメやラノベなどは厳しいかもしれませんが、美少女ゲーム系は宣伝になるとの事で許可を出してくれることが多いです。ボーカロイドは、申請するだけで特に許可も必要なく、使用が可能になっています。そして、イラストレーターさんやマンガ家さんが同人誌などで描いたオリジナルの絵を使用したい場合は、直接ご本人と交渉するしかありません。商業ではなく、趣味で描いたものならば許可をくれる作家さんも多いです。

同人誌などとは違い、常に人目に晒しているため、厳しい対応を取られる可能性が高いです。「痛車」ライフを楽しむためにも、まずは申請から始めましょう。

車体への装飾について

いよいよ、車体に好きなキャラクターをという段階に来たとき、車体への装飾はいくつか方法があります。まず一つは、直接車体に絵を描くことです。これは絵筆やエアスプレーなどを使い、車体をキャンパスにして直接描いていきます。失敗したときの修正や、あまりにも手間ひまがかかるために、自分で制作する場合、滅多に行われることはありません。

それでは、一般的なのは何かというと「カッティングシート」で作った「カッティングステッカー」や「フルカラーステッカー」などを使用することがとても多いです。これだと失敗してもやり直しが出来ますし、簡単に剥がすことが出来ます。小さなものでしたら、プリンターを使い自分で制作した「カッティングステッカー」を車体に貼る事が出来ます。昔は、この作業も熟練した職人さんでないと出来ない、難しい作業だったのですが、現在は「伸縮性粘着シート」のおかげで、小さなものなら自分でも出来るようになりました。

小さな絵なら、家庭用のプリンターで出力できます。出力後、カッターやハサミで余分な部分を切り落とします。最初のうちは難しいですが、慣れれば絵のギリギリのところまで綺麗にカット出来るようになりますので、何度もチャレンジしてみてください。家庭用のプリンターで無理な場合、「キンコーズ」のような1枚から大判出力してくれるお店がありますので、そちらで相談をしてみてください。

「カッティングステッカー」の場合、イベントの前日に貼り、イベント終了後に剥がすということも可能なので、一日だけの「痛車」を楽しむ人もいます。また、マグネットに貼り付け、それを車体の好きなところに貼り付けるという方もいます。プリンターとカッターがあれば作れるという手軽さもあり、今は殆どこの装飾方法になります。

広範囲に絵がある「痛車」を作りたい場合は、業者へ頼むのが一番です。小さなシートだと自分でも楽に貼る事が出来ますが、広域になるとかなり難しくなります。慣れていないと気泡が出来てしまい、何度も張り直しているうちに粘着性が弱まり、ステッカーにもシワがよったりしてしまい、プリントアウトからやり直すという繰り返しになります。気泡も、遠目では分かりにくいですが、やはり気になるものです。また、業者に頼む場合はエアブラシで車体に直接、絵を描いて貰うことも可能です。「痛車」を作ってくれるところは少なくて探すのは大変ですが、綺麗な仕上がりを望む場合は必須です。最近は、走り屋さん用のチューンナップ店でもやってくれるところがありますので、問い合わせてみてください。

素材の入手方法

「痛車」を作るときの一番の問題は素材です。美少女ゲームの会社などは、申請すると公式の素材が貰えたりするところもあります。素材が手に入れやすかったり、申請の許可が下りやすかったりということもあり、やはり美少女ゲームの「痛車」は多いです。

また、ステッカーを制作している会社が、許可を取って販売しているところもあります。好きなステッカーを買って、車体に貼るだけということも可能です。この場合、個人では申請が難しいアニメのキャラクターなどを扱っている場合もありますので、業者さんから素材を入手するというのも一つの手です。

まとめ

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アニメ、ゲーム好き+車好きな方には、夢のアイテム「痛車」です。興味はあるけど、どうしたらいいのか分からないという方は多いと思います。まずは、簡単な装飾から始めてみてください。小さな「カッティングステッカー」なら、作るのも貼るのも、とても楽です。もし失敗したときにも簡単にやり直しが出来ます。

作りたいけど、デザインとか分からないという場合は、「痛車」イベントへ行ったり、秋葉原などで実際の痛車を見てみるのも手です。どんなキャラがどんなデザインで「痛車」になっているのか、たくさん参考にすることが出来ます。

「痛車」が出来たら、仲間内で楽しむも良し、聖地へドライブへ行くのも良し、自宅の駐車スペースで一日中眺めているも良しと、楽しみ方は色々とあります。愛車と「嫁」が一緒のドライブは、まちがいなく最高になります。