ガヤルドの後継車種!ランボルギーニの最新作ウラカン(Huracán)の特徴やガヤルドとの比較

14,022台の生産台数を誇ったランボルギーニ社の最高傑作であるガヤルドの後継車種として発表されたのがウラカンです。ガヤルドから大きな進化を遂げたウラカンのデザインやエンジンでランボルギーニファンはもちろん、たくさん車好きが期待している車種になります。今回はそんなウラカンについてご紹介いたします。

ガヤルドの後継車種として発売されたウラカン

出典:http://www.lamborghini.com/jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97/

ランボルーギーニ車から2014年発売された「ウラカン(Huracán)LP610-4」は、2013年に生産が終了した同社の最大のヒット作となった「ガヤルド」の後継車種となっています。

「LP610-4」の610という数字は610馬力、4という数字は4WDを表しています。

ウラカン(Huracán)という名前は1870年代に無敗のまま闘い続けた伝説の闘牛から取っていると言われています。ランボルギーニ・ウラカンは伝説の闘牛にふさわしい車に仕上がっています。

ウラカンのエクステリアについて

ガヤルドの鋭く尖ったフォルムから丸みを帯びたフォルムへ

ウラカンのボディデザインは、デザイナーのフィリッポ・ペリーニ氏によって主導されています。ガヤルドの特徴だった鋭く尖ったフォルムは継承されずに、全体的に丸みを帯びたフォルムになっています。特徴的なルーフラインは日本の「折り紙」をモチーフにデザインされているそうです。

また、フロントからリアまで1本のラインで繋げることによって美しいシルエットになっています。6角形を多く採用したボディは戦闘機をイメージさせるようなデザインになっています。

「縦長」から「横長」になったヘッドライト

先代のガヤルドと大きく変わった部分の1つがヘッドライトです。ガヤルドのヘッドライトは「縦長」のデザインだったのですが、ウラカンは「横長」のデザインになっています。また、ウラカンはデイライトとスモールランプとウインカーの3つが共通になっており、デイライトとスモールの場合はホワイトLED、ウインカー時はオレンジLEDが発光する仕組みになっています。

発光部分に関しては2013年に発売されたアヴェンタドールと同じ「ダブルY」が採用されています。

流麗なデザインで優れた空力特性を兼ね備えるリアボディ

独特なテールランプを採用したデザインはアヴェンタドールの攻撃的なデザインを和らげたものを採用していると公表されています。現代的なデザインはワインディングロードやサーキットの走行もこなせるような優れた空力特性を兼ね備えています。

ウラカンのインテリアについて

ガヤルドから一新されたこだわりのインテリア

ウラカンのドアを開け乗り込んだ瞬間にその素晴らしさを体験することができます。

インテリアは細部にわたって六角形をモチーフにしたものになっていて、まるで戦闘機のコックピットのようなデザインになっています。センターコンソールにずらりと並んでいるスイッチはエアコンやオーディオ類といった機能的なものにもかかわらず、それを感じさせないようなデザインになっています。この辺りもランボルギーニのこだわりが現れている部分になります。

最低限のスイッチ類を装備したスポーティなハンドル

スポーティなハンドルにはガヤルドまで取り付けられていたウインカーやワイパーのレバーをなくすことによって、パドルシフトの操作がしやすいようになっています。ハンドルの左側にウインカースイッチ、右側にワイパースイッチがあります。

コックピットに取り付けられている12.3インチの液晶にはスピードメータやタコメーター、カーナビ、バックモニターなど様々な画面が映し出されるような作りになっています。カーナビに関しては全画面表示と画面半分表示から選択することができるようになっています。

ウラカンのパワートレイン&シャーシについて

新しくなった5.2リッターV10エンジンを搭載

ウラカンに搭載されているエンジンは5.2リッターV10エンジンで、V10エンジンでは初めてとなるIDS(直接燃料噴射)とMPI(マルチポイント噴射)を組み合わせた噴射システムを採用しています。ミッションに関してはLDF(ランボルギーニ・ドッピア・フリッツィオーネ)と呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションが採用されています。LDFは新型の電子制御システムを使うことによってエンジンのトルクを無駄なくホイールに伝達することで、エンジンパフォーマンスを最大限にすることを実現しています。同システムはランボルギーニに初めて導入されています。

エンジンスペック

エンジンのスペックは以下のとおりです。

排気量:5,204cc
最高出力:448kW(610ps)/8,250rpm
最大トルク:57.1kgm/6,500rpm
最高速度:325km/h
0-100km/h加速:3.2秒
0-200km/h加速:9.9秒

エンジンスペックはLamborghini.comより引用

出典:www.lamborghini.com

1,422kgという驚異的な車体重量を実現

ウラカンのボディはアルミとカーボンによるハイブリッドボディ構造になっており、ガヤルドのアルミベースフレームと比べると10%の軽量と50%の高剛性ボディを実現しています。これにより総重量1,422kgという驚きの車体重量を実現しています。

ちなみに総重量が1,422kgで最高出力が610ps/8,500rpmということで、パワーウエイトレシオは2.33kg/psでガヤルドのパフォーマンスを大きく凌駕しています。

3つのモード切り替えで大きく変化する性能

ウラカンにも最近流行りのドライブモード切り替えが装備されています。3つのモードから選択することができ、運転中でも切り替えを行うことができます。3つのモードの紹介は以下です。

「ストラーダ(街乗り)」:一般道や高速道路の走行時に使用するモードです。街乗り用のモードなのでパワーも控えめで、足回りも柔らかめになって乗り心地が向上します。

「スポーツ」:ワインディングロードや山道などを気持ち良く走行する時に使用するモードです。「ストラーダ」と「コルサ」の中間的なパワーと乗り心地になるようです。

「コルサ(サーキット)」:サーキットを全開で走行することができるモードです。610psのパワーを全開に使い切り、ウラカンのポテンシャルを最大限に発揮することができます。パワーだけではなく、サスペンションもサーキット走行向けに硬くなります。

段差も安心して乗り越えることができるように

ウラカンは社内のセンターコンソールにあるスイッチを操作するだけで、車体の車高を調整することができます。車高の低いスーパーカーは段差を気にしながら運転しなければいけないのですが、この機能で段差がある場所も安心して乗り越えることができるようになっています。

ウラカンのその他のモデル

ウラカンのレース用モデル「スーパートロフェオ」

出典:http://www.lamborghini.com/jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97/

ウラカンのレース用モデルとして発売されたのが「スーパートロフェオ」です。「ガヤルド スーパートロフェオ」の後継車種となっており、50馬力アップ、車両重量80kgダウンを実現しています。また、様々なレースのレギュレーションに対応するために駆動型式は2WDになています。(市販モデルは4WD)

世界中のチューニングメーカーやレーシングチームから注文が入っていて生産が追いつかないとのことです。それだけ「ウラカン スーパートロフェオ」は期待されている車両ということだと思います。

「スーパートロフェオ」のエンジンスペックは以下のとおりです。

排気量:5,204cc
最高出力:456kW(620ps)/8,250rpm
最大トルク:570Nm/6,500rpm

エンジンスペックはLamborghini.comより引用

出典:www.lamborghini.com

ウラカンのオープンモデル「ウラカン・スパイダー」

「ガヤルド・スパイダー」の後継車種となるのが「ウラカン・スパイダー」です。基本的にはクーペモデルと同じようなデザイン・性能になっています。オープン機能を搭載しているため総重量が1,542kgとクーペモデルよりも120kgほど増加したこともあり、最高速が約324km/hと1km/hダウンして、0-100km/hも3.2秒から3.4秒にダウンしています。

ウラカン・スパイダーのルーフに導入されているのは最新型の軽量ソフトトップで、走行中(50km/h以下)であれば17秒で開閉が可能になっています。また、ガヤルド・スパイダーに比べて剛性が40%、空力性能は50%もアップしているとのことです。

また、ボディカラーや車内のダッシュボードやシートなど細かなカラー選択をすることができてバリエーションは3万通り以上もあるとのことです。基本的にはすべてオーダーメイドになっているので、あらゆる組み合わせができるのがウラカン・スパイダーの特徴の1つになっています。

「ウラカン・スパイダー」のエンジンスペックは以下のとおりです。

排気量:5,204cc
最高出力:449kW(610ps)/8,250rpm
最大トルク:560Nm/6,500rpm
最高速度:324km/h
0-100km/h加速:3.4秒
0-200km/h加速:10.2秒

エンジンスペックはLamborghini.comより引用

出典:www.lamborghini.com

ウラカンの2WDモデル「LP580-2」

出典:http://www.lamborghini.com/jp/%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%83%E3%83%97/

最初にご紹介いたしました「ウラカン LP610-4」が4WDで誰でも運転がしやすいモデルになっていました。しかし、それでは物足りないユーザーのために開発されたのが2WDモデルの「LP580-2」です。580という数字は580馬力、2という数字は2WDを表しています。

ボディデザインは「LP610-4」から少し変更されており、前後19インチのホイールが装着されています。2WDになったことでよりシビアなハンドリング操作が必要となり、車を運転する楽しさを感じることができるような車両に仕上がっています。

最高出力は「LP610-4」に比べて落ちてはいますが、車両重量が1,389kgと33kgも軽量化されています。ブレーキに関してはアルミ製のキャリパーとスチール製のローターが導入されています。

「ウラカン LP580-2」のエンジンスペックは以下のとおりです。

排気量:5,204cc
最高出力:427kW(580ps)/8,000rpm
最大トルク:540Nm/6,500rpm
最高速度:320km/h
0-100km/h加速:3.4秒
0-200km/h加速:10.1秒

エンジンスペックはLamborghini.comより引用

出典:www.lamborghini.com

すでに廃車になったウラカンが...

世界販売台数は過去最高を見込んでいるほど売れ行きが好調なウラカンですが、ネット上にはすでにウラカンの事故動画がアップロードされています。

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動画でウラカンを運転しているにはハンガリー在住のCsapo Joska氏です。この動画が撮影される2週間ほど前に友人からウラカンを借りて、地元の高速道路を運転していました。
スピードメータを見ればわかりますが、時速は約330km/h。走行中に何らかの理由でコントロールを失った車体は暴走して、激しく炎上・大破しました。動画ではわかりずらいですが、事故後の車両を見る限りかなり大きな事故だったことがわかります。

ドライバーと同乗者の安否は?

ウラカンの原型がなくなるほど激しい事故にもかかわらずドライバーは無傷で生還、撮影していた同乗者は1週間程度の入院という軽い怪我で済んだそうです。時速約330km/hでクラッシュしたにもかかわらず死者がでなかったという点でウラカンは頑丈なボディで車内を守ることができるということが証明されました。

動画内で大破した車両が85万円で販売されていた!

動画内で原型がわからないぐらい大破したウラカンが海外のオンラインショッピングサイトで販売されていたそうです。大破した画像を見る限り使えそうなパーツはなさそうに見えますが、購入した方はいたのかその後は不明となっています。

また、ドライバーには違法な速度での運転だったため多額の罰金、保険会社からの保険金支払い拒否となっているようです。

まとめ

ガヤルドの後継車種と呼ばれているウラカンですが、先代の名に恥じることのないデザインや性能でたくさんの評価を得ているようです。さらに価格もランボルギーニにしてはお求めやすい価格になっていることや、スーパースポーツカーの独特な扱いづらさがないので、初めてスーパースポーツカーに乗る方向けの「入門車」になっているようです。

事故の動画もご紹介いたしましたが、スーパースポーツカーということもありスピードを出したくなる気持ちもわかりますが、一般道では法定速度を守って安全に走行しましょう。スピードを出して走行したい時にはサーキットに行き、「コルサ」モードに切り替えてウラカンの性能を最大限に楽しむのをおすすめいたします。

ランボルギーニの様々なこだわりが詰まったウラカン、機会があれば1度は乗ってみたい車種ですね!