日本を代表する名車、トヨタ・クラウン60年の歴史を振り返る

1955年、トヨタは1台の乗用車を発表しました。それが現在もモデルチェンジを繰り返し、生産されている「クラウン」です。現行型で14代目となります。クラウンが日本も自動車産業に与えてきた影響は多大なものがあります。「いつかは、クラウン」日本の乗用車で多くの人の憧れである「クラウン」の歴代モデルを一挙にご紹介します。

トヨタ・クラウンとは?

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

日本、ならびにトヨタ自動車を代表する車種のひとつです。トヨタブランドの量販車種の中でも最上級モデルの地位を長く担っており、1983年に登場した7代目モデルで使用されたキャッチコピー「いつかはクラウン」にも象徴されるように、高級車として認知度は計り知れません。当初からオーナードライバー向けの乗用車として開発され、その時代ごとにトヨタが提案をし、消費者が求める日本の高級車像が反映されています。

高い信頼性や耐久性から、官公庁などの公用車、企業の社用車、タクシー、ハイヤー、教習車、パトロールカーといった業務用車両や特殊車両として使われるケースも多いのが、クラウンの特徴です。

現行車種のボディタイプは4ドアセダンのみですが、以前には2ドアセダン/ハードトップ、4ドアハードトップ、ステーションワゴン、商用車のライトバンも存在しました。各モデルに用意されたボディタイプもあわせてご紹介します。

初代 RS型/S2#型/S3#型(1955年 - 1962年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

初代トヨペット・クラウン(前期型)

初代クラウンには「トヨペット」のペットネームがついていました。初代クラウンは国外メーカーとは提携せずに、純国産設計で開発されました。スタイリングは戦後、高級車の象徴であったアメリカ車の影響が色濃く反映されています。初代モデルの特徴は観音開きのサイドドアで、後部座席の乗降のしやすさに貢献していました。

初代トヨペット・クラウン 主要諸元

初代トヨペット・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアステーションワゴン
全長 4,285mm
全幅 1,680mm
全高 1,525mm
ホイールベース 2,530mm
車両重量 1,210kg
乗車定員 6人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 リジッドアクスル
ブレーキ 4輪ドラム
変速機 2速AT/3速MT

初代トヨペット・クラウン搭載エンジン 主要諸元

初代トヨペット・クラウンに搭載されていたエンジンは下記の通りです。

・R(直列4気筒OHV 1,500cc)

「R型エンジン」は排気量が1,453ccと中途半端です。これは当時のエンジンのメンテナンスに必要だったシリンダー内壁の「ボーリング」作業を行うため、シリンダーブロックに厚みを持たせたためです。

形式名 R
・種類 直列4気筒OHV
・内径 77.0mm
・行程 78.0mm
・総排気量 1,453cc
・最高出力(グロス) 48PS/4,000rpm
・最大トルク(グロス) 10.0kgm/2,400rpm

2代目 S4#型(1962年 - 1967年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

2代目トヨペットクラウン(中期型)

新しい小型車規格に合わせ、先代より長く幅広いボディがデザインされ、当時のアメリカ車の影響を強く受けた「フラットデッキスタイル」と呼ばれるものでした。2代目モデルの特徴は、トヨタの頭文字である「T」がモチーフのフロントグリルとリアガーニッシュです。またクラウンの特徴である「王冠エンブレム」の基本デザインは、2代目で採用されました。

2代目トヨペット・クラウン 主要諸元

2代目トヨペット・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・ステーションワゴン
全長 4,610mm
全幅 1,695mm
全高 1,460mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,265kg
乗車定員 3 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 5リンク
ブレーキ 4輪ドラム
変速機 2速AT/3速MT

2代目トヨペット・クラウン搭載エンジン 主要諸元

2代目トヨペット・クラウンはモデル前期、中・後期で搭載エンジンが一部異なります。前期型に搭載されていたエンジンは下記の通りです。

・3R(直列4気筒OHV 1,900cc)

中・後期型では下記となります。

・3R(直列4気筒OHV 1,900cc)
・M(直列6気筒SOHC 2,000cc)

「M型エンジン」はトヨタ初のSOHCです。その後、35年間に渡って生産され、2000GT、セリカXX(スープラ)、ソアラといった名だたるスポーツカーにも搭載されてきたシリーズです。

形式名 M
・種類 直列6気筒SOHC
・内径 75.0mm
・行程 75.0mm
・総排気量 1,988cc
・最高出力(グロス) 105PS/5,200rpm
・最大トルク(グロス) 16.0kgm/3,600rpm

3代目 S5#型(1967年 - 1971年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

3代目トヨペット・クラウン 4ドアセダン スーパーデラックス(前期型)

「日本の美」をテーマにデザインしたスタイリングは、先代よりも低く長くなりました。この代から、その後歴代のクラウンに長年採用されたペリメーターフレームが初めて採用され、曲面ガラスの採用とあいまって居住性が向上しました。静粛性を向上させPRポイントとして、広告でも車内の静かさを強くアピールしました。

3代目トヨペット・クラウン 主要諸元

3代目トヨペット・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・2ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
 ・ピックアップトラック
全長 4,665mm
全幅 1,690mm
全高 1,445mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,305kg
乗車定員 3 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 5リンク
ブレーキ 4輪ドラム
変速機 2速AT/3速MT

3代目トヨペット・クラウン搭載エンジン 主要諸元

3代目トヨペット・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

・5R(直列4気筒OHV 1,900cc)
・M(直列6気筒SOHC 2,000cc)

直列6気筒の「M型エンジン」は中・上位グレードに、直列4気筒の「5R型エンジン」はベースグレードに搭載されました。

形式名 5R
・種類 直列4気筒OHV
・内径 88.0mm
・行程 82.0mm
・総排気量 1,994cc
・最高出力(グロス) 93PS/5,000rpm
・最大トルク(グロス) 15.0kgm/3,000rpm

4代目 S6#/7#型(1971年 - 1974年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

4代目トヨタ・クラウン セダン 2000スーパーサルーン(前期型)

4代目より正式名称が「トヨペット・クラウン」から「トヨタ・クラウン」に変更されました。高速性能や安全性を意識して局面を多用した「スピンドル・シェイプ」とカラードバンパーが外観上の大きな特徴です。ボディ先端を絞り込んだデザインのため、従来のクラウンユーザーから敬遠され、日産のセドリック・グロリアに販売台数で逆転され、残念なことに「クラウン史上最大の失敗」と評されてしまいました。

4代目トヨタ・クラウン 主要諸元

4代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・2ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
全長 4,680mm
全幅 1,690mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,360kg
乗車定員 5 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 4リンク
ブレーキ前 ディスク
ブレーキ後 ドラム
変速機 3速AT/4速MT/5速MT

4代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

4代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

・M(直列6気筒SOHC 2,000cc)
・4M-U(直列6気筒SOHC 2,600cc)

上級車種の「クラウン・エイト」以外の標準「クラウン」シリーズで、はじめて2,000ccオーバーの4M型エンジンを搭載し、クラウンの高級車路線がますます明確になりました。

形式名 4M-U
・種類 直列6気筒SOHC
・内径 80.0mm
・行程 85.0mm
・総排気量 2,563cc
・最高出力(グロス) 135PS/5,400rpm
・最大トルク(グロス) 20.5kgm/3,000rpm

5代目 S8#/9#/10#型(1974年 - 1979年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

5代目トヨタ・クラウン 4ドアセダン 2000スーパーサルーン

先代の曲面を多用したデザインから直線基調のデザインに改め、保守的なイメージとなった5代目です。はじめて4ドアピラードハードトップを設定し、4ドアセダンは法人ユーザーを、4ドアハードトップは個人ユーザーを主要顧客としました。

5代目トヨタ・クラウン 主要諸元

5代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアハードトップ
 ・2ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
全長 4,765mm
全幅 1,690mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,470kg
乗車定員 5 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 4リンク
ブレーキ 4輪ディスク
変速機 3速AT/4速AT/3速MT/4速MT/5速MT

5代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

5代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

・M-U(直列6気筒SOHC 2,000cc)
・4M-U(直列6気筒SOHC 2,600cc)
・L(直列4気筒SOHCディーゼル 2,200cc)

トヨタ「L型エンジン」は日本ではじめて乗用車用に開発されたディーゼルエンジンで、搭載第1号が5代目クラウンでした。

形式名 L
・種類 直列4気筒SOHCディーゼル
・内径 90.0mm
・行程 86.0mm
・総排気量 2,188cc
・最高出力(グロス) 72PS/4,200rpm
・最大トルク(グロス) 14.5kgm/2,400rpm

6代目 S11#型(1979年 - 1983年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

6代目トヨタ・クラウン ハードトップ 2000スーパーサルーン(後期型)

6代目は先代よりもさらに直線的なデザインとなり、重厚感をさらに感じさせるデザインとなりました。フロントマスクデザインは7代目以降のクラウンでも踏襲され、「クラウンらしさ」を象徴するポイントの1つになりました。運転席パワーシート、クルーズコンピューター、電子チューナー搭載オーディオなど先進的装備も採用されました。同時期に発売された「トヨタ・ソアラ」の大成功のため、クラウンの2ドアハードトップは6代目で姿を消しました。

6代目トヨタ・クラウン 主要諸元

6代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアハードトップ
 ・2ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
全長 4,860mm
全幅 1,715mm
全高 1,410mm
ホイールベース 2,690mm
車両重量 1,500kg
乗車定員 5 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 4リンク
ブレーキ 4輪ディスク
変速機 3速AT/4速AT/3速MT/4速MT/5速MT

6代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

6代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【1979年発表時】
・5M-EU(直列6気筒SOHC 2,800cc)
・M-EU(直列6気筒SOHC 2,000cc)
・L型(直列4気筒SOHCディーゼル 2,200cc)

【1980年追加】
・M-TEU(直列6気筒SOHCターボ 2,000cc)

【1981年追加】
・5M-GEU型(直列6気筒DOHC 2,800cc)
・1G-EU型(直列6気筒SOHC 2,000cc)

【1982年追加】
・2L-TE(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)

6代目クラウンのモデルライフ途中で、直列6気筒2,000ccエンジンがM型からG型へと変更されています。この頃は新旧エンジンの過渡期でした。

形式名 1G-EU
・種類 直列6気筒SOHC
・内径 75.0mm
・行程 75.0mm
・総排気量 1,988cc
・最高出力(グロス) 125PS/5,400rpm
・最大トルク(グロス) 17.5kgm/4,400rpm

7代目 S12#型(1983年 - 1987年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

7代目トヨタ・クラウン 4ドアハードトップ 2000スーパーセレクト

先代のデザインに曲線と取り入れ、より洗練されたスタイルとなった7代目クラウンです。外観の特徴は樹脂処理がおこなわれたCピラーで、「クリスタル・ピラー」と呼ばれました。今なお有名な「いつかはクラウン」のキャッチコピーが使用されたのはこの7代目です。また今ではクラウンのスポーティーグレードとして定着した「アスリート」グレードが初登場しました。

7代目トヨタ・クラウン 主要諸元

7代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
全長 4,860mm
全幅 1,720mm
全高 1,420mm
ホイールベース 2,720mm
車両重量 1,495kg
乗車定員 5 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 セミトレーリングアーム
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
変速機 4速AT/4速MT/5速MT

7代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

7代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【1983年発表時】
・5M-GEU型(直列6気筒DOHC 2,800cc)
・1G-GEU型(直列6気筒ツインカム24バルブ 2,000cc)
・M-TEU型(直列6気筒SOHCターボ 2,000cc)
・1G-EU型(直列6気筒SOHC 2,000cc)
・2L-THE型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)
・2L-T型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)
・2L型(直列4気筒SOHCディーゼル 2,500cc)

【1984年追加】
・6M-GEU型(直列6気筒DOHC 3,000cc)
※5M-GEU型に代わり搭載

【1985年追加】
・1G-GZEU型(直列6気筒ツインカム24バルブスーパーチャージャー 2,000cc)
※M-TEU型に代わり搭載

「1G-GZEU型エンジン」は日本ではじめて乗用車用に搭載されたスーパーチャージドエンジンでした。トルクの細い1G-GEUの弱点を補い、低回転域から巨大なトルクを発生させ2,000ccながら3,000ccの高級車のようなゆったりとした走りを実現しました。

形式名 1G-GZEU
・種類 直列6気筒ツインカム24バルブスーパーチャージャー
・内径 75.0mm
・行程 75.0mm
・総排気量 1,988cc
・最高出力(グロス) 160PS/6,000rpm
・最大トルク(グロス) 21.0kgm/4,000rpm

8代目 S13#型(1987年 - 1991年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

8代目トヨタ・クラウン 4ドアハードトップ 4000ロイヤルサルーンG(後期型)

6代目クラウンのデザインにさらに巧みに曲線を取り入れ、スタイルはキープコンセプトのモデルチェンジとなりました。ハードトップ車に3ナンバー専用の「ワイドボディ」車が設定され、ドアやフェンダーを3ナンバー専用に開発しました。またクラウンシリーズ初のV型8気筒エンジンを搭載しました。(クラウン・エイトは別車種のため除外しています。)4ドアセダン、ステーションワゴン、ライトバンは4ドアハードトップが9代目となっても、8代目のまま継続生産されました。

8代目トヨタ・クラウン 主要諸元

8代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアハードトップ
 ・ステーションワゴン
 ・ライトバン
全長 4,860mm
全幅 1,745mm
全高 1,400mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,670kg
乗車定員 5 - 8人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 セミトレーリングアーム
ブレーキ 4輪ベンチレーテッドディスク
変速機 4速AT/4速MT/5速MT

8代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

8代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【1987年発表時】
・7M-GE型(直列6気筒ツインカム24バルブ 3,000cc)
・1G-GZE型(直列6気筒ツインカム24バルブスーパーチャージャー 2,000cc)
・1G-GE型(直列6気筒ツインカム24バルブ 2,000cc)
・1G-E型(直列6気筒SOHC 2,000cc)
・2L-THE型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)
・2L型(直列4気筒SOHCディーゼル 2,500cc)

【1988年追加】
・1G-FE型(直列6気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
※1G-E型に代わり搭載

【1989年追加】
・1UZ-FE型(V型8気筒フォーカム32バルブ 4,000cc)

【1990年追加】
・1JZ-GE型(直列6気筒DOHC 2,500cc)
※1G-GE型に代わり搭載

1989年にセルシオ(レクサスLS)に先行してV型8気筒4,000ccエンジンの「1UZ-FE型エンジン」を搭載しました。

形式名 1UZ-FE
・種類 V型8気筒フォーカム32バルブ
・内径 87.5mm
・行程 82.5mm
・総排気量 3,968cc
・最高出力(ネット) 260PS/5,400rpm
・最大トルク(ネット) 36.0kgm/4,600rpm

9代目 S14#型(1991年 - 1995年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

9代目トヨタ・クラウン 4ドアハードトップ 3.0ロイヤルツーリング(前期型)

9代目クラウンは8代目のハードトップモデルだけがモデルチェンジしたもので、セダンとステーションワゴンは8代目モデルがマイナーチェンジを行い継続販売されました。全車ボディが3ナンバーサイズとなり、上級者にクラウン・マジェスタが登場しました。8代目モデルをさらに曲面でデザインしたスタイリングは洗練されたものでしたが、高級車らしい「押し出し」や「重厚感」が感じられず、販売面では苦戦しました。

9代目トヨタ・クラウン 主要諸元

9代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアハードトップ
全長 4,800mm
全幅 1,750mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,730mm
車両重量 1,620kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 セミトレーリングアーム
ブレーキ 4輪ディスク
変速機 4速AT/5速MT

9代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

9代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【1991年発表時】
・2JZ-GE型(直列6気筒DOHC 3,000cc)
・1JZ-GE型(直列6気筒DOHC 2,500cc)
・2L-THE型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)

【1993年8月追加】
・2L-TE型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)
※2L-THE型に代わり搭載

【1993年12月追加】
・1G-FE型(直列6気筒ハイメカツインカム 2,000cc)

2,000cc専用エンジンとして開発されたG型に代わる新世代直列6気筒エンジン「JZ型」は2,500ccと3,000ccをカバーしました。

形式名 2JZ-GE
・種類 直列型6気筒ツインカム24バルブ
・内径 86.0mm
・行程 86.0mm
・総排気量 2,997cc
・最高出力(ネット) 230PS/6,000rpm
・最大トルク(ネット) 29.0kgm/4,800rpm

10代目 S15#型(1995年 - 2001年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

10代目トヨタ・クラウン 4ドアハードトップ 3.0ロイヤルサルーンG

初代クラウン・マジェスタで採用されたモノコックボディを採用し、9代目と比べて100kg以上の軽量化を図りました。保守的でありながら快適性に加え運動性能も向上しました。デザインは直線基調となり、9代目で不評だった重厚感のなさを払拭しています。8代目のまま継続生産していた4ドアセダンは、10代目へとフルモデルチェンジしました。この代をもって4ドアハードトップは生産終了となりました。

10代目トヨタ・クラウン 主要諸元

10代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
 ・4ドアハードトップ
全長 4,820mm
全幅 1,760mm
全高 1,425mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,490kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 4輪ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 4輪ディスク
変速機 4速AT/5速AT

10代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

10代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

・2JZ-GE型(直列6気筒DOHC 3,000cc)
・1JZ-GE型(直列6気筒DOHC 2,500cc)
・1G-FE型(直列6気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
・2L-TE型(直列4気筒SOHCディーゼルターボ 2,500cc)

9代クラウンのモデルライフ途中で搭載された「JZ型エンジン」は吸排気系にVVT-iを装備し、9代目に搭載された「2JZ-GE型エンジン」よりも低回転にセッティングしトルクが向上しました。

形式名 2JZ-GE
・種類 直列型6気筒ツインカム24バルブ
・内径 86.0mm
・行程 86.0mm
・総排気量 2,997cc
・最高出力(ネット) 220PS/5,600rpm
・最大トルク(ネット) 30.0kgm/4,000rpm

11代目 S17#型(1999年 - 2003年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

11代目トヨタ・クラウン 4ドアセダン アスリートV(後期型)

ボディ剛性向上のため4ドアハードトップがドアサッシュをもつ4ドアセダンとなりました。しかし先代モデルまでのボクシーなセダンではなく、クーペルックの流麗なスタイリングのセダンとしてデザインされました。11代目は「アスリート」グレードにDOHCターボ搭載モデルが設定され、快適性のみならず運動性能もアピールし、若者からの人気が高まったモデルです。4ドアセダンは2003年にモデルチェンジされますが、新規に開発されたステーションワゴンは別シリーズとなり、2007年まで継続生産されました。直列6気筒エンジンを搭載した最後のクラウンです。

11代目トヨタ・クラウン 主要諸元

11代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
全長 4,820mm
全幅 1,765mm
全高 1,445mm
ホイールベース 2,780mm
車両重量 1,680kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション 4輪ダブルウィッシュボーン
ブレーキ 4輪ディスク
変速機 4速AT/5速AT

11代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

11代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【1999年発表時】
・2JZ-FSE型(直列6気筒直噴DOHC 3,000cc)
・2JZ-GE型(直列6気筒DOHC 3,000cc)
・1JZ-FSE型(直列6気筒直噴DOHC 2,500cc)
・1JZ-GTE型(直列6気筒DOHCターボ 2,500cc)
・1JZ-GE型(直列6気筒DOHC 2,500cc)

【2000年追加】
・1G-FE型(直列6気筒ハイメカツインカム 2,000cc)

11代目クラウンには、クラウン史上最も過激なハイパワーエンジンが搭載されました。それがソアラやスープラにも搭載された「1JZ-GTE型エンジン」です。ターボ搭載の「1JZ-GTE型エンジン」は他のJZ型とは異なり、ヤマハで開発されました。

形式名 1JZ-GTE
・種類 直列型6気筒DOHCターボ
・内径 86.0mm
・行程 71.5mm
・総排気量 2,491cc
・最高出力(ネット) 280PS/6,200rpm
・最大トルク(ネット) 38.5kgm/2,40rpm

12代目 S18#型(2003年 - 2008年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

12代目トヨタ・クラウン 4ドアセダン アスリート(後期型)

キャッチコピーは「ZERO CROWN~かつてゴールだったクルマが、いまスタートになる~」。12代目ではこれまで長く使用されてきた主要コンポーネンツを一新しました。特にエンジンは直列エンジンからV型エンジンへと変更されました。スポーティーで流麗なスタイリングが大きな特徴で、これまでの保守的なイメージを大きく変え、若いユーザーにも受け入れられました。

12代目トヨタ・クラウン 主要諸元

12代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
全長 4,840mm
全幅 1,780mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,550kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後 ディスク
変速機 5速AT/6速AT

12代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

12代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【2003年発表時】
・3GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 3,000cc)
・4GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 2,500cc)


【2005年追加】
・2GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 3,500cc)
※アスリート系のみ3GR-FSEに代えて搭載

12代目クラウンよりエンジンは前方衝突安全性に有利なV型になりました。アスリートには3,500ccの大排気量エンジンが搭載され、出力も300PSを超えました。

形式名 2GR-FSE
・種類 V型6気筒直噴DOHC
・内径 94.0mm
・行程 83.0mm
・総排気量 3,456cc
・最高出力(ネット) 315PS/6,400rpm
・最大トルク(ネット) 38.4kgm/4,80rpm

13代目 S20#型(2008年 - 2012年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

13代目トヨタ・クラウン 4ドアセダン アスリート(前期型)

12代目のデザインを踏襲しつつ曲線とシャープさを取り入れ、13代目クラウンはよりスポーティーなスタイルになりました。ハイブリッドモデルのインパネには、世界初となる全面液晶パネルを使用した「ファイングラフィックメーター」を搭載しました。

13代目トヨタ・クラウン 主要諸元

13代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
全長 4,870mm
全幅 1,795mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,590kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後 ディスク
変速機 6速AT/電気式無段変速機

13代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

13代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されていました。

【2008年2月発表時】
・2GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 3,500cc)
・3GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 3,000cc)
・4GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 2,500cc)

【2008年5月追加】
・2GR-FSE型エンジン +1KM型モーター(V型6気筒直噴DOHC 3,500cc + モーター)

13代目クラウンにはハイブリッドシステムが搭載された「クラウン・ハイブリッド」シリーズが初登場しました。

【エンジン】
形式名 2GR-FSE
・種類 V型6気筒直噴DOHC
・内径 94.0mm
・行程 83.0mm
・総排気量 3,456cc
・最高出力(ネット) 296PS/6,400rpm
・最大トルク(ネット) 37.5kgm/4,80rpm

【モーター】
形式名 1KM
・種類 交流同期電動機
・最高出力 200PS
・最大トルク 28.0kgm

【システム出力】
最高出力 345PS

14代目 S21#型(2012年 - )

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3

14代目トヨタ・クラウン 4ドアセダン アスリート(前期型)

13代目のデザインを踏襲しながらもシャープさを加え、さらにフロントに備わった大型のラジエターグリルが特徴の14代目クラウンです。14代目ではエンジンを大きくダウンサイジングし、ロイヤルシリーズでは従来3,000cc車がトップグレードでしたが、2,500ccに変更されました。ハイブリッドも13代目ではV型6気筒エンジンの3,500ccの2GR-FSE型がベースでしたが、14代目では直列4気筒の2AR-FSE型へ変更されました。

14代目トヨタ・クラウン 主要諸元

14代目トヨタ・クラウン 主要諸元

ボディタイプ
 ・4ドアセダン
全長 4,895mm
全幅 1,800mm
全高 1,450mm
ホイールベース 2,850mm
車両重量 1,590kg
乗車定員 5人
駆動方式 FR / 4WD
サスペンション前 ダブルウィッシュボーン
サスペンション後 マルチリンク
ブレーキ前 ベンチレーテッドディスク
ブレーキ後 ディスク
変速機 6速AT/8速AT/電気式無段変速機

14代目トヨタ・クラウン搭載エンジン 主要諸元

14代目トヨタ・クラウンには下記のエンジンが搭載されています。

【2012年発表時】
・2GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 3,500cc)
・4GR-FSE型(V型6気筒直噴DOHC 2,500cc)
・2AR-FSE型エンジン + 1KM型モーター(直列4気筒直噴DOHC 2,500cc + モーター)

【2015年10月追加】
・8AR-FTS型(直列4気筒直噴DOHCターボ 2,000cc)

14代目クラウンにはガソリンエンジンの4気筒車が3代目以来41年ぶりに復活しました。さらにドライバビリティと環境性能を追求したダウンサイジングターボも、今年10月のマイナーチェンジで搭載されました。

形式名 8AR-FTS型
・種類 直列4気筒直噴DOHCターボ
・内径 86.0mm
・行程 86.0mm
・総排気量 1,998cc
・最高出力(ネット) 238PS/4,800 - 5,600rpm
・最大トルク(ネット) 35.7kgm/1,650 - 4,000rpm

まとめ

クラウンの歴史を振り返ってみると、保守的なイメージの自動車でありながら、実は変化と革新を繰り返し、時代が求める「保守」に適合し続けてきた歴史と言えます。
エンジンに関しては、4気筒エンジン搭載からスタートし、6気筒エンジン、ターボ、スーパーチャージャー、V型8気筒エンジン、ハイブリッドと常に変化を繰り返してきました。
これからもクラウンは日本を代表する自動車であり続け、多くのファンの期待に応えるため、変化を起こし続けていくでしょう。これからもクラウンに期待ですね。