【トヨタ カリーナED】トヨタ初のピラーレスハードトップ!刺激的でオシャレで大人気!

トヨタ カリーナEDは1985年から1998年まで生産されていました。トヨタ初の4ドアピラーレスハードトップで、サイドウインドウをフルオープンにしたときの解放感は、従来のピラードハードトップでは味わえないものでした。スタイル重視で三角形の小さなキャビンが演出する八頭身フォルムはまさに「エキサイティングでドレッシー」でした。

トヨタ カリーナEDとは?

まさに刺激的でオシャレ!

トヨタ カリーナEDは、T160型4代目セリカのプラットフォームを使用して開発されたトヨタ初の4ドアピラーレスハードトップです。セリカのエンジンやサスペンションを使用しているため、パワフルなエンジンと軽快なフットワークで「足のいいカリーナ」の再来とユーザーに大歓迎されました。

1998年、マーケットの自動車へのニーズの変化、側面衝突安全性、横転時の安全性の確保の困難さなどを理由に、4ドアピラーレスハードトップであるカリーナEDと姉妹車のコロナExiVは生産を終了しました。

初代 T16#型(1985年 - 1989年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8AED

初代トヨタ カリーナED 2.0X(後期型)

1985年8月、A60型カリーナ3ドアリフトバッククーペ(FR)の後継車として発売されました。初代セリカXXと同じ車高におさえた水平基調のフォルム、FFセリカのプラットフォームを使用したトヨタ初の4ドアピラーレスハードトップが話題となり、記録的なセールスを記録し、「トヨタの傑作」と大評判でした。

初代カリーナED 主要諸元

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8AED

初代トヨタ カリーナED 1.8X(前期型)リアビュー

初代トヨタ カリーナED G-Limited 主要諸元

駆動方式 FF
乗車定員 5名
車両重量 1,160kg

車両寸法

全長 4,475mm
全幅 1,690mm
全高 1,310mm
ホイールベース 2,525mm

走行メカニズム

変速機 4速AT/5速MT
ステアリング パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション 4輪ストラット(スタビライザー付き)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク

初代カリーナED搭載エンジン 主要諸元

初代カリーナEDはモデル前期、中期、後期で搭載エンジンが一部異なります。前期型に搭載されていたエンジンは下記の通りです。

・1S-iLU(直列4気筒SOHC 1,800cc)
・1S-ELU(直列4気筒SOHC 1,800cc)
・3S-GELU(直列4気筒ツインカム16バルブ 2,000cc)

中期型では下記となります。

・1S-iLU(直列4気筒SOHC 1,800cc)
・3S-FE(直列4気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
・3S-GELU(直列4気筒ツインカム16バルブ 2,000cc)

後期型では下記となります。

・4S-Fi(直列4気筒ハイメカツインカム 1,800cc)
・3S-FE(直列4気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
・3S-GELU(直列4気筒ツインカム16バルブ 2,000cc)

「3S-GELU型エンジン」は「ハチロク」に搭載された「4A-GE」と並ぶスポーツエンジンでした。

エンジンスペック

型式 3S-GELU
種類 直列4気筒ツインカム16バルブ
内径 86.0mm
行程 86.0mm
総排気量 1,998cc
最高出力 160ps/6,400rpm
最大トルク 19.0kg・m/4,800rpm

2代目 T18#型(1989年 - 1993年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8AED

2代目トヨタ カリーナED 1.8X(前期型)

大ヒットとなった初代のスタイリング、コンセプトを踏襲しました。デザインは初代をモディファイしフラッシュサーフェス化が進みました。バブル景気らしい豪華な装備で人気を博しました。

2代目カリーナED 主要諸元

2代目トヨタ カリーナED G-Limited 主要諸元

車両型式 E-ST182
駆動方式 FF
乗車定員 5名
車両重量 1,230kg

車両寸法

全長 4,485mm
全幅 1,690mm
全高 1,315mm
ホイールベース 2,525mm
トレッド(前) 1,465mm
トレッド(後) 1,430mm
最小回転半径 5.2m

室内寸法

全長 1,755mm
全幅 1,405mm
全高 1,080mm

走行メカニズム

変速機 4速AT/5速MT
ステアリング パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション 4輪ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク
タイヤサイズ 195/60R14 85H

2代目カリーナED搭載エンジン 主要諸元

2代目トヨタ カリーナEDのエンジンは先代後期型と同形式型を搭載し、モデルライフを通じ、細かな仕様変更を除き、一貫して同じエンジンが搭載されました。

・4S-Fi(直列4気筒ハイメカツインカム 1,800cc)
・3S-FE(直列4気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
・3S-GELU(直列4気筒ツインカム16バルブ 2,000cc)

「3S-FE型エンジン」は「DOHC」の燃焼効率の高さを磨き上げ、省燃費と環境性能を追求したエンジンでしたが、一般走行でのスポーツ性も申し分のないものでした。

エンジンスペック

型式 3S-FE
種類 直列4気筒DOHC
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
内径 86.0mm
行程 86.0mm
総排気量 1,998cc
圧縮比 9.3
最高出力 125ps/5,600rpm
最大トルク 17.2kg・m/4,400rpm
燃料タンク容量 60L
燃料消費率 10.8km / L ※10モードによる計測値

3代目 T20#型(1993年 - 1998年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8AED

3代目トヨタ カリーナED 2.0X(後期型)

時代の流れに沿って大型化し3ナンバーとなった3代目は、ボディ剛性を高めるため初代から続いたピラーレスを廃止し、ピラードハードトップになりました。トップグレードにはセリカGT-FOURの駆動系を利用した4WDを搭載しました。このモデルをもってカリーナEDは1998年にモデル廃止となりました。

3代目カリーナED 主要諸元

3代目トヨタ カリーナED G-Limited 主要諸元

車両型式 E-ST202
駆動方式 FF
乗車定員 5名
車両重量 1,220kg

車両寸法

全長 4,500mm
全幅 1,740mm
全高 1,325mm
ホイールベース 2,535mm
トレッド(前) 1,510mm
トレッド(後) 1,490mm
最小回転半径 5.2m

室内寸法

全長 1,805mm
全幅 1,415mm
全高 1,110mm

走行メカニズム

変速機 4速AT/5速MT
ステアリング パワーアシスト付きラック&ピニオン
サスペンション 4輪ストラット式コイルスプリング(スタビライザー付)
ブレーキ(前) ベンチレーテッドディスク
ブレーキ(後) ディスク
タイヤサイズ 205/55R15 87V

3代目カリーナED搭載エンジン 主要諸元

3代目カリーナEDのエンジンは先代と同形式型を搭載しました。

・4S-Fi(直列4気筒ハイメカツインカム 1,800cc)
・3S-FE(直列4気筒ハイメカツインカム 2,000cc)
・3S-GELU(直列4気筒ツインカム16バルブ 2,000cc)

初代より搭載され続けてきたスポーツエンジン「3S-GELU型エンジン」は幾度かのマイナーチェンジを受け、高出力化を果たしています。

エンジンスペック

型式 3S-GE
種類 直列4気筒DOHC
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
内径 86.0mm
行程 86.0mm
総排気量 1,998cc
圧縮比 10.3
最高出力 170ps/6,600rpm
最大トルク 19.5kg・m/4,800rpm
燃料タンク容量 60L
燃料消費率 10.6km / L ※10.15モードによる計測値

※データはカリーナED G-Limited 4速ATのものです。

【まとめ】カリーナEDのデザイン思想は今も受け継がれています

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8AED

初代トヨタ カリーナED 1.8X(前期型)

全高を抑えた流麗なスタイリングの4ドア車であったトヨタ カリーナEDの影響は大きく、今なおその影響下にあるようです。国内では日産 プレセア、三菱 得目ロードなど多くの類似車種を生み出しました。

現在ではハードトップボディは側面衝突安全性の問題で生産されていません。しかしセダンをスタイリッシュにデザインし、メルセデスベンツ CLSシリーズやBMW グランクーペなどの4ドアクーペを生み出したのは、バブル期に一世を風靡したカリーナEDの影響でしょう。