【ZN6型トヨタ 86】AE86オマージュ超低重心パッケージのハンドリングマシン!次期型はどうなる?

AE86のように若者に愛されるクルマを、現代に蘇らせる。トヨタ自動車がスバルと共同開発したZN6型トヨタ 86は、まさに新世代のAE86となることを目指したクルマです。軽量であることと官能性にこだわり、絶対的なパワーとAWDを捨てました。結果生まれたのが、日常域でも気持ちの良いハンドリングを示してくれるマシンです。果たしてAE86のように若者に人気が出ているのでしょうか?

ZN6型トヨタ 86とは?

トヨタ 86 GT“Limited” ワインディング走行イメージ
外装色はピュアレッド

ZN6型トヨタ 86(ハチロク)とは、トヨタ自動車がスバルと共同開発し、スバルで生産されトヨタ自動車が販売するFRレイアウトのコンパクトスポーツカーです。2012年2月2日発表、同年4月6日から全国のトヨタ全販売チャネルで発売開始となりました。スバルからは姉妹車としてスバル BRZが販売されています。

ZN6型トヨタ 86はスポーツカーらしく年次改良を怠りません。2016年8月に実施したマイナーチェンジで2016年モデルとなりました。主な改良点は3点です。1点目は吸排気系の改良です。より広い回転数で最大トルクを発生できるようになりました。2点目はエアロパーツの改良です。空力性能の向上が図られています。3点目は内装材の変更です。グランリュクスをインストルメンタルパネルやドアトリムに使用することで、内装の質感向上と外光の反射を防ぎ運転に集中できます。

ZN6型トヨタ 86の車名の由来は?

マンガ「頭文字D」で絶版ながら人気を博したスプリンタートレノの型式「AE86」に由来します。トヨタ社内では数字2桁だけは車名にふさわしくないと反対意見もありましたが、開発コードが「086A」、エンジンのボアとストロークが「86mm」、マフラーの直径も「86mm」と「86」づくしだったため車名も「86」に決まりました。

ZN6型トヨタ 86のコンセプト

ZN6型トヨタ 86は「走る楽しさ」を追及する「直感ハンドリングFR」をコンセプトとしています。コンセプトを実現するべくハード面では、小型・軽量ボディ、低重心、低慣性モーメントをテーマに開発されています。

ソフト面ではスポーツカー文化をカルチャーと根付かせる活動を行っています。「AREA 86」では86のマスタースタッフが常駐し、カスタマイズやチューニングの相談に乗ってくれます。「86 SOCIETY」ではツーリングやサーキット走行などのイベントを企画し、ZN6型トヨタ 86のコンセプトを体感できるステージを用意しています。

AREA 86 86 SOCIETY

ZN6型トヨタ 86の2大注目ポイント

【その1】軽量・小型ボディと低慣性モーメントを実現するエンジンレイアウト

ZN6型トヨタ 86 透視図 フロントオーバービュー

ZN6型トヨタ 86はFA20型水平対向4気筒エンジンを、フロントミッドに搭載します。テストパイロットの度重なる官能テストにより、アクセルとブレーキ操作での前後荷重を巧に操れる重量バランスに設定しました。

慣性モーメントを低減するため、エンジン重心をドライバー寄りに近づけた結果がフロントミッドシップです。全長が短いFA20型だからこそ、コンパクトスポーツカーでも実現できたエンジンレイアウトです。またフロント・リアともオーバーハングは極力短くなっており、フロントはクラッシャブルゾーンに必要な最低限だけ、リアはほぼない状態です。

前後オーバーハングが極力詰められ、乗員も4名にすることでタイトなスポーツカーらしいフォルムや室内空間を実現するだけでなく、車両のコンパクト化や軽量化にも貢献しています。軽量化に関してはハンドリング向上も狙い、エンジンアンダーパネルを軽量のアルミ製にするといった工夫も見逃せません。

【その2】低重心を実現する水平対向エンジン

スバルとの共同開発で実現した超低重心FRパッケージをZN6型トヨタ 86に採用

水平対向エンジンは直列やV型エンジンよりも全高が抑えら、低重心化が図りやすくなります。スバルと共同開発したZN6型トヨタ 86ではトランスミッションを新開発して、エンジンの搭載レイアウトをフロントミッドシップにし、さらに重心高を460mmとし世界の一流スポーツカー並みにしました。低重心化によりコーナリング時の安定感が増し、フロントミッドシップとの相乗効果でコーナリングが安全に楽しめる車両に仕上がっています。

またシートのヒップポイントも地上高400mmに設定されており、地を這うような感覚の走りが楽しめます。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのエクステリア変更点・ボディカラー

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのエクステリア変更点

フロントビュー

ZN6型トヨタ 86 2016年モデル フロントビュー

目につく変更点はフロントグリルの形状変更と横方向への大型化です。初期型は角ばった六角形でしたが、2016年モデルではなだらかな台形になっています。それに伴いフロントバンパー形状も変更されています。さらにフロントノーズ先端も下げられています。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルに新設されたノーズフィン

フロントグリル上部にはノーズフィンが、フロントフォグランプベゼルにもフィンが新設されています。ZN6型トヨタ 86 2016年モデルでは従来の整流重視の空力性能から一歩進め、敢えて気流の渦を作り上下左右から車体を挟み込む「エアロハンドリング」を実現しています。操縦安定性の向上に貢献しています。

リアビュー

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのリアビュー

リアビューはトランクリッドのブラック加飾部分や、リアバンパー下部のディフューザー部を横に拡大し、ワイド感を強調するよう変更されました。ワイドなタイヤと相まり「ハ」の字型フォルムを引き立て、ハイパフォーマンスと走行安定性をアピールしています。

サイドビュー

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのサイドビュー

サイドビューではフォルムに変更はありません。アルミホイールは細いスポークタイプのものとなり、軽快なコンパクトスポーツであることを強調しています。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルに新採用されたフェンダーガーニッシュ。「エアロハンドリング」に貢献しそうなデザインです。

フロントフェンダー後部のフェンダーガーニッシュは、フィン状にデザイン変更されています。スポーツカーらしさを高め、「エアロハンドリング」にも一役かっていそうです。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのボディカラー

通常モデル

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのボディカラーは全7色が用意されます。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのボディカラーは全7色が用意されます。画像上段左から次の通りです。

●クリスタルホワイトパール
●アイスシルバーメタリック
●ダークグレーメタリック
●クリスタルブラックシリカ

画像下段左からは次の通りです。

●ピュアレッド
●オレンジメタリック
●アズライトブルー

特別専用色モデル

ZN6型トヨタ 86 特別仕様車 GT“Solar Orange Limited”

Photo by TOYOTA

2016年11月14日に発表された特別仕様車です。GTをベースに特別専用外装色の「ソーラーオレンジ」、内装材にグランリュクス、シート表皮に本革Xアルカンターラを採用しています。フロントシートにはシートヒーターを内蔵し上質感を向上させています。さらにブラック基調の内装でありながら、シートやステアリングにオレンジステッチを設け、スポーツ感を演出しています。

発売は2017年3月10日。2017年1月31日まで受注を受け付けています。

特別仕様車 GT“Solar Orange Limited”

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのインテリア変更点・内装色

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのインテリア変更点

インテリア

ZN6型トヨタ 86 2016年モデル GT“Limited”(6速AT)のインパネ
内装色はタン&ブラック

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのインテリアの主な変更点は、インパネまわりやドアトリムの内装材にグランリュクスを採用したことです。質感・手触りが良く、上質感が向上しました。また外部光の反射を抑え、運転に集中できるレーシーなコクピットをも実現しています。

インパネ

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルのコンビネーションメーター(AT用)

インパネの主な変更点はタコメーターの配置と4.2インチマルチインフォメーションディスプレイの採用です。最高出力付近の7,000rpmが真上になるようにセットされており、レーシーな気分を高めてくれます。

GT“Limited”とGTに標準装備される4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ

GT“Limited”とGTに標準装備される4.2インチマルチインフォメーションディスプレイは、瞬間燃費や航続距離の表示に加え、車両にかかっている重力加速度を表示する「Gモニター」、エンジンの出力状況を表示する「パワー・トルクカーブ」、「ストップウォッチ」などの機能を備えます。

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルの内装色

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルの内装色とシート表皮のパターン

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルの内装色は3パターン、シートカラーは最大3パターン、シート表皮はグレードにより3タイプ選択できます。内装色やシートの表皮素材からグレードを決めるのも、いいですね。

ZN6型トヨタ 86のグレード・価格・スペック・燃費

ZN6型トヨタ 86 2016年モデルはスタート価格が260万円台からとなりました。ライトウエイトというよりはミドルクラス寄りの価格設定になりました。なおデビュー初期に設定されていた「RC」のようなワンメイクレース対応車は、TRDよりカスタマイズカーとして販売されています。後項の「ZZN6型トヨタ 86のカスタムパーツ・コンプリートカー」をご参照ください。

G(MT/AT)

ZN6型トヨタ 86 G
外装色はアズライトブルー

GはZN6型トヨタ 86 2016年モデルのベーシックグレードです。エアコンはマニュアルタイプ、ステアリングやシフトノブはウレタン製、ペダルは樹脂製、テールパイプにマフラーカッターなし、シート表皮は標準ファブリックでブラックのみ、内装色もブラックのみ、ホイールはアルミ16インチです。標準装備が簡素なため、カスタマイズやチューニングのベースとして最適です。

●6速MT 262万3,320円 11.8km/L
●6速AT 264万7,080円 12.8km/L

GT(MT/AT)

ZN6型トヨタ 86 GT
外装色はクリスタルブラックシリカ

GTはGの装備充実版です。クルマのカスタマイズ、ドレスアップ、チューニングにご興味がなければ、GTが一般ユースのエントリーグレードになります。Gとの主な変更点は次の通りです。

●エアコンはオートタイプに
●ステアリングやシフトノブは本革製に
●ペダルはアルミ製のスポーツタイプに
●シート表皮素材は上級ファブリックに
●シートカラーと内装色が2色に
●アルミホイールは17インチに

主な追加装備は次の通りです。

●マフラーカッター
●4.2インチマルチインフォメーションディスプレイ

リアスポイラーを装備していないので、日常生活にも溶け込めるクーペに仕上がっています。

●6速MT 298万1,880円 11.8km/L
●6速AT 304万8,840円 12.4km/L

GT“Limited"(MT/AT)

ZN6型トヨタ 86 GT“Limited”
外装色はピュアレッド

GT“Limited”はGTをよりスポーティーに、より上質にしたモデルです。主な追加装備は次の通りです。

●スポーツブレーキパッド
●リアスポイラー
●フロアアンダーカバー

主な変更点は次の通りです。

●内装色が3色に
●シート表皮が本革×アルカンターラに
●内装素材がグランリュクスに

ワインディングをドライブするのが好きな方には、有力な選択肢になりそうです。

●6速MT 318万3,840円 11.8km/L
●6速AT 325万800円 12.4km/L

GT“Limited・High Performance Package”(MT/AT)

ZN6型トヨタ 86 GT“Limited・High Performance Package”
外装色はクリスタルホワイトパール

Photo by TOYOTA

GT“Limited・High Performance Package”は、GT“Limited”の快適性はそのままに足回りを強化してスポーツ性能を向上させたモデルです。主な変更点は次の通りです。

●アルミホイールがbrembo専用に
●サスペンションダンパーがSACHSアブソーバーに
●ブレーキがbrembo製に
●スペアタイヤのオプション設定廃止

時にはサーキット走行をお楽しみになる方に最適な、ZN6型トヨタ 86ですね。発売開始は2017年2月7日です。

●6速MT 318万3,840円 11.8km/L
●6速AT 325万800円 12.4km/L

ZN6型トヨタ 86のカタログスペック

※データは6速MT車のものです。

車両形式 DBA-ZN6
駆動方式 FR
乗車定員 4名

【車両寸法】
全長 4.240mm
全幅 1,775mm
全高 1,320mm

【エンジン】
型式 FA20
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
総排気量 1,998cc
最高出力 152kW(207PS)/7,000rpm
最大トルク 212N.m(21.6kgf.m)/6,400~6,800rpm

ZN6型トヨタ 86の諸元は、下ボタンのリンク先でご確認ください。

ZN6型トヨタ 86の主要諸元(PDF)

ZN6型トヨタ 86の実燃費

カタログ数値ではAT、MTとも10km/Lオーバーの燃費ですが、実際はどうなのでしょうか。e燃費によると、カタログ数値にかなり近いか上回っているユーザーもいらっしゃいます。ATでは8~10km/L、MTでは10~12km/Lに集計が集まっています。

ZN6型トヨタ 86の実燃費データはこちら

なかなか燃費が良くならない……という方は、下記リンク先記事をご覧になってみてください。ZN6型トヨタ 86の燃費向上ノウハウ満載です。

現代スポーツカーの筆頭とも言えるトヨタ 86。その絶大な支持は今さら説明するまでもありません。今回はそんな86の”走り”に焦点を合わせ、その走行性能や燃費性能を解説します!

ZN6型トヨタ 86の購入諸費用・維持費・車検代・中古車情報

新車購入費用

ZN6型トヨタ 86の購入費用は?

購入費用をシミュレートしてみます。選んだグレードは1番人気の「GT Limited・High Performance Package」6速MTです。外装色にはクリスタルブラックシリカ、内装色にはレッド&ブラックを選択。ともに標準仕様でオプションではありません。公式サイトの見積りシミュレーションでは、次のようになりました。

合計金額 364万4,417円

標準状態のため、ナビ/オーディオ、フロアマット、サイドバイザーなどがない状態です。内訳は次項以降の通りです。

車両本体価格

●339万4,440円

ナビ・オーディオは標準でレス状態で、販売店オプションとなります。

登録法定費用・販売諸経費

●合計 24万9,977円
《内訳》
◇自動車税 1万3,100円
◇自動車取得税 8万4,800円
◇自動車重量税 3万6,900円
◇自賠責保険料 4万40円
◇販売諸費用 6万5,817円
◇リサイクル料金 9,320円

自動車税は月割りで、11月登録の場合です。

新車では予算オーバーという方はこちら

AE86オマージュの2,000ccクーペが360万円とは……結構なお値段です(汗)

そこでおすすめしたいのが中古車です。2012年のデビュー以来細かな変更はありますが、基本的なメカニズムやスタイリングに変更はありません。2016年モデルのエクステリア変更が気にならない方には、有力な選択肢です。通常のカタログモデルであれば100~325万円の間で流通しています。過去に限定発売されたカスタマイズモデルや限定車も流通しているので、一度チェックしてみると良いでしょう。

ZN6型トヨタ 86の中古車はこちら

購入後5年までの毎年の維持費

ZN6型トヨタ 86の購入後1~5年までの毎年の維持費は?

独身ならファーストカーに、既婚者にはセカンドカーとして魅力的なZN6型トヨタ 86です。実際に購入して、59カ月維持するには全部でいくらぐらい必要なのか、シミュレートしてみました。

購入1、2、4年目

合計 ~27万8,660円

【内訳】
〇自動車税 3万9,500円
〇ガソリン代(年額) 10万1,760円
〇オイル交換費用(6、18、42カ月目) 1万円
〇オイルエレメント交換費用(12、24、48カ月目) 1万7,000円
〇法定点検費用(12、24、48カ月目) 1万5,000円
〇任意保険料(年額) ~9万5,400円

購入3年目

合計 37万5,400円~

【内訳】
〇自動車税 3万9,500円
〇ガソリン代(年額) 10万1,760円
〇オイル交換費用(30カ月目) 1万円
〇オイルエレメント交換費用(36カ月目) 1万7,000円
〇タイヤ交換費用 2万5,800円~
〇車検費用 8万5,940円~
〇任意保険料(年額) ~9万5,400円

購入5年目

合計 ~23万8,180円

【内訳】
〇自動車税 3万9,500円
〇ガソリン代(11カ月分) 9万3,280円
〇オイル交換費用(54カ月目) 1万円
〇任意保険料(年額) ~9万5,400円

2,000ccクラスのセダンと比較すると、高額な維持費です。その原因は任意保険を最高額で考えているためです。若い方ならZN6型トヨタ 86を所有する前に軽自動車などを所有して任意保険の等級を上げておくと、86所有時には任意保険料の負担も減るでしょう。

次項以降で維持費や車検代の各項目内容を見てみます。

維持費の各内容

オイル交換は6カ月ごとに必要です

ガソリン代

ZN6型トヨタ 86の使用燃料は、無鉛プレミアムガソリンです。120円/Lとします。「GT“Limited・High Performance Package”」の6速MTのカタログ燃費は11.8km/Lです。年間に1万km走行するものとします。

◇1万km走行に必要なガソリン 848L
●年間ガソリン代 10万1,760円
●月間ガソリン代 8,480円

オイル交換費用

オイル交換は半年に1度、実施するものとします。実施するのは購入後、6、18、30、42、54カ月目の合計5回です。ZN6型トヨタ 86で使用が推奨されているオイルはAPI SN/RC規格、またはILSAC GF-5規格に合格し、粘度は「0W-20」です。必要なオイルの量は5.2Lです。

量販店のサイトでは規格に適合した全合成オイルの価格が工賃込でおよそ5,000円/3Lなので、ここでは1万円としておきます。

●オイル交換費用 1万円

オイル交換費用(オイルエレメント交換含む)

オイルエレメント交換も含むオイル交換は、1年に1回です。購入後12、24、48カ月後と3回行います。36カ月目の交換は車検時でもあり、車検整備で行う方も多いと思うので考慮しません。エレメント交換も含むとオイル使用量は若干増え、5.4Lとなります。他に必要なのはオイルエレメント部品代(おおむね1,200~1,800円)、作業工賃(エンジンアンダーカバー脱着、ドレンパッキン交換含む)で、高くても5,000円程度です。オイルだけ交換するより7,000円ほどは多くかかります。

●オイル交換費用(オイルエレメント交換含む) 1万7,000円

オイルエレメント交換作業単体の経費は上記程度の金額です。しかし交換タイミングは法定点検と重なるので、法定点検時にエレメント交換も依頼すれば工賃を安くしてもらえる可能性は大いにあります。

タイヤ交換費用

ZN6型トヨタ 86 GT“Limited・High Performance Package”に標準で装着されているタイヤのサイズは、215/45R 17 87Wです。量販店での最安値は6,450円/1本、1台セットで2万5,800円です。タイヤは3年で劣化しますので、59カ月所有の間に1度は行います。タイヤ交換はできるだけ、4本まとめて行いましょう。

●タイヤ交換費用 2万5,800円

法定点検費用

法定点検は車検年以外の年で、12カ月ごとに行います。実施するのは購入後12、24、48カ月目です。車検専門店ではおおむね1万5,000円程度が相場のようです。

●法定点検費用 1万5,000円

自動車税

自動車税は毎年4月に課税されます。ZN6型トヨタ 86は今ドキのクルマとしては珍しく、エコカー減税が一切適用されていません。自動車税は満額納めることになります。

●自動車税 3万9,500円

任意保険料

任意保険は独身の方を想定して、次の条件で調べてみました。

●年齢 30歳以上
●等級 はじめて
●年間走行距離 1万1,000km
●免許の種類 ブルー
●運転者限定 本人限定
●運転者の年齢制限 30歳以上
●対人・対物 無制限
●車両保険 つける

結果は年額9万5,400円です。はじめての自家用車でスポーツカーは、任意保険が高額になりますね。続いてアラフィフの既婚者を想定して等級を16等級、免許の種類をゴールドで調べてみます。結果は年額5万900円です。スポーツカーを所有するのが夢という中高年の方にとっては、ありがたい保険料です。

●任意保険料 ~9万5,400円

車検代

ZN6型トヨタ 86の車検代は?

ZN6型トヨタ 86の車検にかかる費用を計算してみました。ディーラーや車検専門店を通した場合です。

●車検代 8万5,940円~

【内訳】
《法定費用》
〇自動車重量税 2万4,600円
〇自賠責保険 2万7,840円(24カ月)
〇印紙代 1,100円

《法定外費用》
〇車検整備費用 1万5,000円~
〇車検代行手数料 1万5,000円
〇消費税 2,400円~

内訳の各項目については、次項以降で見ていきましょう。

自動車重量税

自動車税の項目でも書きましたが、ZN6型トヨタ 86は今ドキ珍しいエコカー減税適用外です。従って自動車重量税も満額納付します。

●自動車重量税 2万4,600円

自賠責保険

2万7,840円(24カ月)、または2万8,780円(25カ月)の自賠責保険料が必要です。次回車検も継続するのであれば、スケジュールに余裕の持てる25カ月加入がおすすめです。今回の設定では次回車検は継続しないので、24カ月加入とします。

●自賠責保険 2万7,840円(24カ月)

印紙代

車検では車両検査料を印紙で納めます。保安基準適合証の提出がある場合は1,100円、ない場合は1,800円です。ディーラーや車検専門店は前者、ユーザー車検は後者にあたります。今回は一般的なディーラーや車検専門店を通しての車検のつもりで、1,100円を計上します。

●印紙代 1,100円

車検整備費用

車検時の整備点検費用は、法定点検時の整備費用と大差ありません。ただし消耗品の交換などパーツ代が必要になれば、別途請求されます。

●車検整備費用 1万5,000円~

※パーツ代は含みません。

車検代行手数料・消費税

その他の費用として車検代行手数料や法定費用以外の経費への消費税があります。車検代行手数料は1万5,000円が相場のようです。消費税対象科目は整備費用と代行手数料になるので2,400円~となります。

●車検代行手数料 1万5,000円
●消費税 2,400円~

実際の車検では消耗パーツの交換やオイルなどの補給も必要です。それに係るパーツ代などは別途料金です。ZN6型トヨタ 86の車検で実際にいくら必要なのかは、下のリンク先記事をご参考にされてみてください。

次期トヨタ 86のモデルチェンジ情報

トヨタ 86の新型車スケジュールは?

ZN6型トヨタ 86のマイナーチェンジ予想

ZN6型トヨタ 86は2012年4月より販売を開始し、その後およそ1年に1度のペースでメカニズムを改良するマイナーチェンジを行ってきました。外装を変更したビッグマイナーチェンジは2016年8月がはじめてで、デビュー以来4年ぶりの変更となります。

ZN6型トヨタ 86はスポーツカーです。毎年何らかのリファインを行って走行性能を高め、スポーツカーとしての新鮮味を維持する販売戦略です。その意味では毎年6~8月ごろに小規模なマイナーチェンジを行うと予想されます。外装を変更するビッグマイナーは、残りのモデルライフを考えると、2020年ごろに行われるものと予想されています。

次期トヨタ 86のモデルチェンジ情報

まずZN6型トヨタ 86がモデルチェンジを行うか否かについてですが、2016年11月現在では行う方向で検討とのことです。ではその時期はというとまだまだ先の話で、2022年ごろとの情報です。ZN6型トヨタ 86のモデルライフは10年とされているようです。

では次期モデルもスバルとの共同開発かというと、この辺りが流動的です。というのも水平対向エンジンを中心として緻密に設計されたコンポーネントでは余裕がなく、ターボ車の設定によるパワーアップや派生車の開発が難しいためとされています。そこで次期トヨタ 86はスバルではなく、マツダをパートナーに選ぶのではないかと噂されています。

次期トヨタ 86は次期マツダ ロードスターのシャーシを用いたクローズドクーペになる、というのです。現行型ロードスターは2015年発売、モデルライフは6~8年なので丁度タイミングも合います。オープンボディはマツダなので、棲み分けが可能です。さらに次期型のコンポーネントを利用したFRセダン構想もあるというから、驚きです。トヨタ版はアルテッツアの後継車、マツダ版はRX-8の後継車になるのかもしれません。

次期型デビューまで、まだまだ時間があります。今後、計画が変更になる可能性は高いのですが、実現すれば次期トヨタ 86と次期マツダ ロードスターが兄弟車となります。クルマ好きには楽しみな1台となりそうです。

ZN6型トヨタ 86のカスタムパーツ・コンプリートカー

出典:http://toyota.jp/86/customize/

TRDによるZN6型トヨタ 86のコンプリートカー"86 Racing"

トヨタ自動車では新車状態のZN6型トヨタ 86は、ユーザーが購入後に自分だけの1台を作り上げるための素体と考えています。そのためサードパーティーに負けじとトヨタ純正パーツ、TRD、モデリスタからもカスタマイズパーツが販売されています。

さらにTRDからはZN6型トヨタ 86のコンプリートカー「86“Racing”」が販売されています。GAZOO Racingの86/BRZ Race参戦用車両です。2人乗り、4点シートベルト、ロールゲージなどレース必需品が標準装備です。詳細は下ボタンのリンク先でご確認ください。

ZN6型トヨタ 86のカスタマイズはこちら

ZN6型トヨタ 86のTVCM

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2016 Toyota 86 CM Japan (トヨタ86)

ハイウェイを疾走するZN6型トヨタ 86です。カーブでのオン・ザ・レール感あふれる走りが魅力的です。

ZN6型トヨタ 86の評価・口コミは?

ZN6型トヨタ 86の評価や口コミは?

さらに楽しいハンドリングに

出典:www.goo-net.com

2016年のマイナーチェンジにより、リアピラーまわりのボディ剛性をアップしました。これによりレーンチェンジ時のボディの追従性が向上した、とのことです。意のままに操るライトウエイトスポーツの真骨頂ですね。

若者向けとの売り出しですが・・・

出典:www.goo-net.com

ハンドリングが素直で楽しいクルマですが、購入時の支払総費用はベースグレードのGでも300万円近くになります。ZN6型トヨタ 86は企画時は若者向けに200万円程度で販売するクルマだったはずなんですが……こちらのユーザーのように、ご家族に購入を反対される若者も多いことでしょう。

さらに口コミを読む

ZN6型トヨタ 86のライバル車たち

マツダ ロードスターRF

マツダ ロードスターRF

2,000cc、FR車、スポーツカーとなると、絶対の忘れてならないライバルがマツダ ロードスターです。オープンボディは価格で競合し、ハンドリングの愉しさでは86と甲乙つけがたいものがあります。搭載エンジンが1,500ccなので、アンダーパワーなのがスペック重視派には由々しき問題です。

2016年12月に追加されるロードスターRFならエンジンは2,000ccなので、スペック重視派も満足。価格もGT“Limited・High Performance Package”と同程度。さらに86では絶対に無理なオープンエアクルージングの楽しみも備えています。これは手ごわいライバルです。

国産自動車メーカーで、スポーツカーを一貫して常にラインアップしている唯一のメーカーがマツダです。マツダといえばロータリーエンジンですが、現在は搭載車両がありません。代わりにライトウェイトオープンのロードスターがあります。2015年5月にモデルチェンジしたばかりですが、早くも追加車種の情報が飛び込んできました。果たしてその追加車種とは? 現時点で判明している情報を出し惜しみせずお届けいたします!

スバル BRZ

スバル BRZ 特別仕様車 Yellow Edition

兄弟車のスバル BRZも強力なライバルです。ZN6型トヨタ 86のフロントバンパーがなだらかなデザインに変更されたのに対し、スバル BRZはヘキサゴングリルを堅持し、カクカク感があるカチッとしたデザインです。BRZのフロントマスクの方が好きだという方も多いでしょう。

一時期「軽自動車」「コンパクトカー」「ミニバン」に市場を独占されていた車業界に2012年、流星のごとく現れた車があります。それが「スバル BRZ」です! スポーツカーが続々と無くなる中、トヨタ・スバル共同開発によって製造・販売がされたBRZは「86」と共に大きな話題となりました。そこで本日はBRZについて解説します。

レクサス RC

レクサス RC 200t "version L"

FR、2ドアクーペという点でライバルになるかもしれないクルマです。ZN6型トヨタ 86はハンドリング性能を磨き上げ、意のままに操る愉しみを追求した2ドアクーペです。一方レクサス RCはスポーツクーペとして全般に高性能、高品質、エレガントを追求しています。ZN6型トヨタ 86の完全上位モデルですが、レクサス RCの中古車が400万円台から流通しているので、ZN6型トヨタ 86の新車とで迷うかもしれません。

自動車メーカーにとってクーペモデルの存在は、1種のステータスのようなものです。クーペモデルを持たないメーカーのイメージアップは、結構難しいものです。そんな事情もあり、レクサスにも2014年にクーペ専用車が登場しました。それが今回ご紹介する「レクサス RC」です。そのルックスは洗練され上品でエレガント。それでいてスポーティーさも感じさせるという、ドイツのプレミアム3のクーペにも負けない存在感です。

【まとめ】毎年完成度を高めるZN6型トヨタ 86

トヨタ 86 GT“Limited” サーキット走行イメージ
外装色はクリスタルホワイトパール

ZN6型トヨタ 86のまとめ、いかがでしたでしょうか。リニアなハンドリング性能と違和感なくついてくるボディ。乗車感覚はスポーツカーとして上質で落ち着いています。クルマとしての出来はいいのです。しかしZN6型トヨタ 86は、若者のクルマ離れを止めるために企画されていました。しかしスターティングプライスが260万円オーバーと、若者が購入できる価格ではありません。その意味では、惜しいクルマです。次期型ではさらに量産化が見込める小型シャーシを採用し、もう100万円値下げしてくれると若者にもヒット間違いなしでしょう。