【トヨタ セリカXX】メカドックでもチューニングした人気車!

「セリカXX(ダブルエックス)」は、1978年から1986年まで製造されたトヨタの大型2ドアクーペです。「XX」は未知数を示し、4気筒モデルの「セリカ」とは一線を画す存在であることを示唆する名称です。初代は高級ラグジュアリーGT、2代目は本格的スポーツカーとキャラクターが激変します。そんなセリカXXをご紹介します。

トヨタ セリカXXとは?

トヨタ セリカXX(ダブルエックス)は4気筒のトヨタ セリカの上級車種として登場しました。6気筒エンジン搭載を主眼に置いて、開発されました。開発の裏には、北米市場で爆発的なヒットを記録したS30/31型日産 フェアレディZの存在がありました。
「DUTSUN Z(ダッツンズィー)」と愛称がつくほど大ヒットした日産 フェアレディZのようなモデルを販売したい、との北米ディーラーから強いラブコールを受けての開発だったのです。

初代 A40/50型(1978年-1981年)

初代トヨタ セリカXX 主要諸元

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%ABXX

初代トヨタ セリカXX

トヨタ セリカXX 2600G 5MT(前期型)主要諸元

車両形式 A40、A50
駆動方式 FR
乗車定員 5名
車両重量 1,180kg

車両寸法

全長 4,600mm
全幅 1,650mm
全高 1,310mm
ホイールベース 2,630mm

走行メカニズム

変速機 4速AT/5速MT
サスペンション(前) マクファーソンストラット
サスペンション(後) 4リンクリジッド
ブレーキ 4輪ディスク

初代トヨタ セリカXX搭載エンジン 主要諸元

初代セリカXXはモデルの前期と後期で搭載エンジンが一部異なります。前期型に搭載されていたエンジンは下記の通りです。

●4M-EU(直列6気筒SOHC 2,600cc)
●M-EU(直列6気筒SOHC 2,000cc)

後期型では下記となります。

●5M-EU(直列6気筒SOHC 2,800cc)
●M-EU(直列6気筒SOHC 2,000cc)

4M-EU型エンジンは当時、セリカXXの他にもクラウン、マークIIにも搭載された高級車用エンジンでした。

エンジンスペック

型式 4M-EU
種類 直列6気筒SOHC
内径 80.0mm
行程 85.0mm
総排気量 2,563cc
最高出力 140ps/5,400rpm
最大トルク 21.5kg・m/3,000rpm

初代トヨタ セリカXXのエピソード

輸出仕様が「スープラ」を名乗る理由

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%ABXX

初代トヨタ セリカXX 北米仕様

アメリカではXを続けて表記することは、映画の成人指定の度合いを示します。日本でいう「R指定」です。多くの北米ディーラーがネーミングに難色を示しました。そこで輸出仕様車には「スープラ」と名付け、「セリカXX」は日本国内専用名称となりました。

手動式サンルーフ!

出典:http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/11/700090050830140604001.html

初代セリカXXにオプション設定された手動式サンルーフ

サンルーフはボタン1つで電動開閉が現代の常識ですが、初代セリカXXは手動開閉でした。サンルーフの前方にノブが備えられ、これを回転させることでルーフを開閉していました。
当時のカタログには、以下のように説明されていました。

「本格的なスチール・スライディングルーフです。開閉はノブを軽く回すだけ。風切音や室内への風の巻き込みもなく爽快な走りが楽しめます。(全車にオプション)」

2代目 A60型(1981年-1986年)

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%ABXX

2代目トヨタ セリカXX 2800GT(前期型)

2代目トヨタ セリカXX 主要諸元

トヨタ セリカXX 2800GT 5MT(後期型)主要諸元

車両形式 A60
駆動方式 FR
乗車定員 5名
車両重量 1,270kg

車両寸法

全長 4,600mm
全幅 1,690mm
全高 1,315mm
ホイールベース 2,615mm

走行メカニズム

変速機 4速AT/5速MT
サスペンション(前) マクファーソンストラット
サスペンション(後) セミトレーリングアーム
ブレーキ 4輪ディスク

2代目トヨタ セリカXX搭載エンジン 主要諸元

2代目セリカXXはモデルの前期と中・後期で搭載エンジンが一部異なります。前期型に搭載されていたエンジンは下記の通りです。

●5M-GEU(直列6気筒DOHC 2,800cc)
●1G-EU(直列6気筒SOHC 2,000cc)

中・後期型では下記となります。

●5M-GEU(直列6気筒DOHC 2,800cc)
●1G-GEU(直列6気筒ツインカム24バルブ 2,000cc)
●M-TEU(直列6気筒SOHCターボ 2,000cc)
●1G-EU(直列6気筒SOHC 2,000cc)

2代目セリカXXのスポーツイメージを高めたのは、ヤマハの協力で開発されたトヨタ初の4バルブDOHCエンジン、1G-GEU型でした。

エンジンスペック

型式 1G-GEU
種類 直列6気筒DOHC
内径 75.0mm
行程 75.0mm
総排気量 1,988cc
最高出力 160ps/6,100rpm
最大トルク 18.5kg・m/5,200rpm

2代目トヨタ セリカXXのエピソード

2代目トヨタ セリカXXの開発にロータスが関わった、はウソ!

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1981 TOYOTA CELICA XX Ad

2代目セリカXXの足回りはロータスがチューニングした、という噂が流れました。結論から言うと、この噂は根も葉もないウソです。
当時、セリカXXのCMにロータスの創始者であるコーリン・チャップマンを起用したため広がった憶測でした。

メカドックがチューニングしたキャノンボールレース仕様

1980年代に「週刊少年ジャンプ」誌で連載されていた「よろしく!メカドック」にも2代目トヨタ セリカXXが登場します。主人公の風見潤が「キャノンボール・トライアル」に参加した際に、5M-GEU搭載セリカXXに施したチューニングは、以下の通りです。

●ツインターボ装着
●バルブの拡大
●パワーインジェクターとEFI装着
●ボアアップ
●ニトロキット装着
●ブレーキ強化

「メカドック・ダブルエックス」のエンジンはボアアップにより、シリンダーブロックの耐久性が落ちていました。さらにニトロキットを多用し過剰な負荷を与えた結果、「メカドック・ダブルエックス」はゴール直前でエンジンブローを起こしました。絶対にマネしてはいけないチューニングです!

トヨタ セリカXXの中古車情報

トヨタ セリカXXが欲しいと思っても今では中古車しかありません。さすがに車両も少なくなっていますので本気で欲しい方は、車両の程度や金額と折り合いをつけて早めに購入した方がいいかもしれません。下記にリンクを貼っておきますので是非チェックしてみてください。

中古車をお探しの方はこちら

【まとめ】スポーティーで豪華!車の新たな魅力を示したXX

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AA%E3%82%ABXX

2代目トヨタ セリカXX 2000GT(後期型)

1970年代後半の排気ガス規制により軒並みエンジンはパワーダウンし、スポーツエンジンは廃止されました。そんな中で、自動車の魅力が失われないようにと数々のスポーティーカー・スポーツカーが開発されました。そんな時代に登場したトヨタ セリカXXは、豪華さとスポーティーさで自動車の新たな魅力を示しました。

現在市販されている国産車で、同様のコンセプトを持つのは日産 スカイラインクーペだけでしょう。トヨタからも新しい豪華なスペシャリティクーペの登場が待たれます。