【ヤマハ MT−07】低価格で低燃費!鼓動感の強いツインエンジン

パラレルツインエンジンながら、クロスプレーンコンセプトによって、圧倒的なパルス感を手に入れたMT-07。低燃費で高性能エンジンを搭載した大ヒットモデルのMT-07。今回はそんなMT-07の魅力と、新車価格や中古車相場、カスタム情報など満載です。MT-07 TRACERにも触れていますよ!

ヤマハ MT-07とは

2014年に登場した人気モデル

MT-07は、MT-09と共に共同開発された、第2世代目のMTシリーズです。700ccの並列2気筒エンジンは、クランク角270度と、不等間隔爆発エンジンとなっており、Vツインエンジンのような、ドドドン、ドドドンというリズムを刻みます。

ほぼ同時期に発売されたMT-09との違いは、気筒数(MT-09は3気筒)と排気量となっており、基本設計はほぼ共通。MT-09にくらべ、パワーが控えめなMT-07のエンジンは、街乗りで扱いやすいと評判となっています。ちなみにホンダのNCシリーズを意識し、開発されたそうです。

レスポンスのいいエンジン

YZF−R1から採用しているクロスプレーンコンセプト。これは不等間隔爆発エンジンに設計することで、レスポンスを追求し、意のままに操れるエンジンを目指しています。エンジンの味付けとしては、最高出力を追求せずに、粘りのある強いトルクにこだわり、ギアレシオも最適なものにすることで、シフトチェンジ回数を減らし、アクセルワークのみの加減速が可能となりました。

放熱性に優れるダイレクトメッキシリンダー、一軸バランサーを採用し、振動を抑え、エンジン本体の重量を軽くする工夫が随所に見られます。

軽量化とマスの集中化にこだわったエキゾーストシステム

まず目につく、デザインのヤマハらしい美しいエキゾーストパイプはサイレンサーをユニット化した2into1方式を採用。これにより排気効率をアップさせ、消音効果をもたらしています。また、マスの集中化にも貢献。低燃費化するために、暖気時間を短くする効果もあるようです。

軽量かつスリムな車体で軽快なハンドリングを実現

径や厚みの違うバックボーン型フレームを採用したMT-07。パイプフレームを採用することで、しなやかな走りを実現しています。さらに軽量な車体を低重心化することで、取り回ししやすく軽快なハンドリングが特徴です。また、水平にセットされたモノクロス式リアサスペンションは、クランクケースに接続されています。

これによってフレームを、より理想的な設計となり、これまでにはない、剛性を手に入れました。サスペンションは好みに応じてイニシャル調整できるタイプが採用されています。

必要十分な容量を確保したブレーキ

軽快なハンドリングでもっとも重要なファクターとなるブレーキは、フロント対抗4ポットキャリパーは、外径282mmのフローティングウェーブディスクローターをダブルで装着しています。これによってカチッとした操縦性能を手に入れました。

ホイールは10本スポークの軽量アルミキャストホイールに、フロント120/70ZR17M/C (58W)、リア180/55ZR17M/C (73W)の扁平ラジアルタイヤを着用。力強い見た目と、安定感の走りを提供してくれます。

視認性のいいデジタルメーター

タコメーターは、トルクバンドである4,000~8,000rpm間を幅広に表示し、エンジンコントロールに貢献しています。シフトインジゲーターは、メーター中央に配置し、視認性を高めるとともに、低燃費走行時に便利なエコ表示も。ファンクションスイッチは、操作性を重大きく設計されています。

扱いやすく楽しいMT-07

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こちらの動画も参考にしてください。

最高出力にこだわらずに設計されたMT-07ですが、その走行性能は、400cc並の車体サイズで大型バイクらしいトルクフルなエンジンが大評判です。スロットルワークなども扱いやすく、街乗りから峠まで幅広く楽しめるものとなっています。MT-07は多くの大型ライダー、特にリターンライダーに人気です。

大型バイクに乗りたいけど、クセのあるハンドリングは不安だ、重い車体は敬遠したい。そんな方にピッタリだと思います。バイクの感覚を取り戻したい方に大変おすすめです。

ヤマハ MT-07 TRACERとは

発売当初から噂となっていたモデル

MT-09では準備されているTRACERモデル。これは、スタンダードモデルをベースに、ツアラー仕様となるモデルで、MT-09ではフロントのカウル化、ハンドル形状の違い、燃料タンク容量のアップ、サスペンションセッティングの変更などが施されています。これらによって、幅広い道路状況に対応し、自由度の高いツーリング計画が立てられるようになりました。

そんなMT-09TRACERは人気が高く、日本はもちろん、世界各国で登場が望まれています。ちなみに2016年4月頃、ヤマハEUではTRACER700(MT-07のTRACER版)が発表され話題となりました。その内容は、二眼ヘッドライト、容量アップした燃料タンク(17L)、スイングアームが延長されているなど、TRACERに特化した仕様であることがわかります。

しかし残念ながら日本での発売は未定です。詳細なスペックデータもEUモデルしかわかっていません。日本国内でもMT-07 TRACERの発売が期待されています。

ヤマハ MT−07のスペックや価格は?

MT-07の新車価格

MT-07スタンダードモデル 69万9,840円
MT-07 ABS 74万9,520円

MT-07のスペック

認定型式:EBL-RM07J
乗車定員:2名
全長:2,085mm
全幅:745mm
全高:1,090mm
シート高:805mm
軸間距離:1,400mm
最低地上高:140mm
車両重量:179kg
燃費:38.4km/L(60km/h) 2名乗車時
原動機種類:水冷4ストローク DOHC4バルブ
気筒数配列:直列2気筒
総排気量:688cm3
内径×行程:80.0mm×68.5mm
圧縮比:11.5 : 1
最高出力:73PS/9,000rpm
最大トルク:6.9kgf・m/6,500rpm
始動方式:セルフ式
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:3.00L
燃料タンク容量:13L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
点火方式:TCI(トランジスタ式)
変速装置:常時噛合式6速リターン式
フロントタイヤサイズ:120/70ZR17M/C (58W)(チューブレス)
リアタイヤサイズ:180/55ZR17M/C (73W)(チューブレス)
フロントブレーキ:油圧式ダブルディスクブレーキ
リアブレーキ:油圧式シングルディスクブレーキ

ヤマハ MT−07の中古車情報

MT-07の中古車価格は50~69万円

車両価格: 65万円(消費税込)

MT-07の中古車流通量はそこそこ多く、全国的に入手しやすいと思います。全体的に走行距離は短く一部の中古車のみ走行距離30,000kmオーバーといったところです。それでもMT-07は故障報告が少ないので、問題ないと思います。

50万円台のMT-07は、走行距離3,000~35,000kmと幅はありますが、基本的にどれも安売りしているような状況です。スクリーン、マフラー交換、グリップヒーターにETCといった装備が充実しているMT-07も多数混在しています。また、レンタルバイク上がりのMT-07も販売されているなど、充実した内容です。全体的にワンオーナー車が多い印象となっています。

60万円台は走行距離5,000km以下の低走行なMT-07が占めています。こちらもカスタムが充実しているものも多く、お買い得車ばかりです。フルパニアにETCといった、ツーリング仕様に仕上がっているMT-07もあるので、趣味が合えば即買いといったところ。

MT-07の格安新車は56万円から!

車両価格: 56万円(消費税込)

ディーラーの新車販売キャンペーンなどで、格安販売されていることのあるMT-07。中古車流通台数よりも多い印象があります。販売店によって価格に差がありますが、通常価格の69万円よりも遥かにお値打ちで、販売していることも。基本的に在庫のみとなっていることが一般的なので、欲しいと感じたら急がないと、早いもの勝ち状態となっています。

中古車よりもお値打ちとなっていることがあるので、ぜひチェックすることをおすすめです。

ヤマハ MT−07のカスタム情報

街乗り派にもおすすめ:バックステップ

YAMAHA / ヤマハ用 調整式 CNC 適合車種 バックステップ MT 07 2014-2016 (black)

¥14,000

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人によっては信号待ちなどで、純正ステップが足元の邪魔と感じる方がいるようです。そのためバックステップ化で改善する方法が主流となっています。また、峠などのワインディング走行を楽しむユーザーには必須アイテムです。ライディングポジションを改善して、MT-07をより好みに仕上げてみてはいかがでしょうか?

効果絶大!:社外スクリーン

MRA(エムアールエー) スクリーン レーシング スモーク MT-07(14-16) MR260S

¥14,290

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ストリートファイタースタイルのMT-07では、走行風を遮るものがありません。それが原因で、高速道路を多用するユーザーにはちょっと辛い状況。特にジェットヘルメットを使用する人には、高速度になったとき、ヘルメットが浮いてしまうなど、不快な思いをしていまうようです。

そこで、スクリーンを装着することで、空気抵抗を抑えることができます。これによって走行風疲れも、ジェットヘルメットの浮き上がり対策もOK。不快な虫の直撃も抑えられます。

かんたんおしゃれアイテム:ラジエターコアガード

YAMAHA ヤマハ 用 ラジエターコアガード 適合車種 MT 07 2014-2016 (シルバー)

¥6,580

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ワンポイントをカスタムして、ドレスアップを楽しむのもおすすめです。純正品と交換するだけなので、手間もかかりません。お手軽カスタムプランの一つです。

鼓動感を強調する:社外マフラー

AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) フルエキゾーストマフラー RACING LINE(2-1) フルエキゾーストサイレンサー(ヘキサゴナル/カーボン) MT-07/ABS('14) S-Y7R2-AFC 公道使用不可、レース専用品

¥93,207

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静寂性の高い純正マフラーでも、ドコドコ感が強いのですが、社外マフラーに交換することで、さらに鼓動感を楽しめます。MT-07では不等間隔爆発エンジンを採用しているので、並列2気筒エンジンながらも、Vツインエンジンのような排気音が特徴です。どこか日本車離れしたような、そんなエンジンを楽しめるのもMT-07のいいところ。

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アクラポヴィッチマフラーは、この動画も参考にしてください。

お尻が痛いと感じたら:シート

YAMAHA(ヤマハ) コンフォートシート MT-07 Q5K-YSK-083-G03

¥33,450

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純正シートは薄めの設計で、街乗りでは問題ありませんが、長距離ツーリングとなると、お尻に痛みを訴える方も多いようです。そこで、社外シートの厚めのシートに交換することで、長時間の運転でも疲れにくくできます。あまり厚みを上げてしまうと、足つき性が悪化してしまうので、注意が必要です。

ゲルザブもおすすめ

デイトナ(DAYTONA) ツーリングサポートシートカバー ゲル 78176

¥5,613

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シート交換よりも手軽なゲルザブ。こちらは簡単取付なので、手軽に利用できます。たとえば、長距離ツーリングへ向かうときだけ、ゲルザブをシートに設置し、普段乗りでは外しておくなど、使い分けることも可能です。また、重ねて使用できるので、クッションを調整できます。

スタイリッシュな形状:エンジンガード

HEPCO&BECKER(ヘプコアンドベッカー) エンジンガード スチール アンスラサイト MT-07(14) 5014537-0005

¥28,015

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エンジンガードというと、車幅から大きくはみ出したタイプを想像しますが、MT-07では、とてもスマートな形状です。車体に自然とフィットしているので、スリ抜け性を悪化させることがないので、デメリットを感じることもないと思います。

エンジンガードは、予期せぬ転倒時に効果が期待でき、エンジンの損傷や、エンジンガード周りへのダメージを軽減するなど、メリットばかりです。車体デザインに溶け込んでいるので、違和感もなくおすすめとなっています。

エンジンスライダーもおすすめ

MT-07 エンジンスライダー フレームスライダー黒[SP0035B]

¥5,000

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転倒時の損傷を抑えるアイテムとして、エンジンスライダーもおすすめです。車体から突き出すようにセットすることで、転倒時に地面と隙間を作り、接触を最小限度に抑えるパーツです。ジムカーナ車両などの競技に参加するバイクでは、高い装着率となっているので、こちらも参考にしてください。

冬もあったか:グリップヒーター

キジマ(Kijima) グリップヒーター GH07 標準 120mm スイッチ内蔵 304-8198

¥10,113

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冬もバイクに乗りたいにおすすめなのが、グリップヒーターです。冬場のツーリングでは、手が暖かいと、快適に感じます。どんなに分厚いグローブをしても、手は冷えてしまいますが、グリップヒーターがその悩みを解決してくれるます。またグローブが分厚いと操作性が悪化してしまいますが、グリップヒーターがあれば、薄めのグローブでも問題なくツーリングが楽しめます。

ヤマハ MT−07のインプレや評価は?

実燃費は23~29km/Lくらい

低燃費で評判のいいMT-07。なんと700ccにして、30km/L近い低燃費となっています。ある程度カッ飛びい運転をしても20km/Lを切ることがないほど、これは嬉しいですね。燃費を気にせずバンバン乗れそうです。

MT-07の最高速度は185km/hくらい

MT-07の最高速度は185km/hくらいでリミッターが効くようです。EUモデルでは236km/hとなっているので、高速道路走行でも、ゆとりを持ったエンジンパワーであることがわかります。ちなみに900ccクラスのMT-09の最高速度は225km/hです。パワーの少ないMT-07の方が最高速度が出るのは、スピードの制御方法の違いによるものとなっています。加速力では圧倒的にMT-09が速いですよ。

操作性がいい

最初ワインディングに持ち込んだとき思ったように走れず違和感を感じました。ですが走っているうちに「うまく曲がれるケース」と「ぎくしゃくするケース」を経験し、なぜだろうと疑問に思いライディング理論を学んでいるうちに、今までの自分の乗り方がめちゃくちゃだったことに気が付きました。恥ずかしい話、今までセルフステアという言葉すら知らずに乗ってました。このバイクはホイールベース、車体剛性、キャスター角、タイヤ幅などのバランスが優れている為、基本に忠実な乗り方が学べると思います。

出典:review.kakaku.com

MT-07は、基本的なコーナリングテクニックが求められ、バイク任せの運転ではうまく走れないと感じるようです。MT-07との出会いによって、コーナリングを見直すなど、新たな課題に挑戦することで、新鮮な気持ちも楽しめるといった一面もあります。

日本の道路環境にぴったりかも

トルクがあり、変に味付けされておらず素直な特性です。
日本の公道を安全マージンとって乗るにはこの程度で十分です。
特にタイトコーナーの続く峠など気持ちよく走れます。

出典:review.kakaku.com

エンジン特性、軽量な車体などのバランスから、日本の公道での使用に関して、とても好評となっています。峠などの切り返しの多いシーンも楽しめる味付けのようです。初心者から上級者、リターンライダーまで幅広く人気となっています。

押し歩きも問題なし

経験上、バイクに乗らなくなる最大の原因は「乗る楽しさ」を「乗るまでの車庫の出し入れなどの億劫さ」が上回ることにありましたが、07は少々の坂なら押し歩けるくらい軽いので、天気以外に乗るのをためらう事がありません。

出典:review.kakaku.com

押し歩きが面倒だと、やがて乗らなくなってしまう、なんてこともありますよね? MT-07では、その心配がないようです。これは飽きずに乗れそうですね。この気軽さから、街乗りにMT-07を使う方も多く、通勤の足にもおすすめとなっています。

シートは薄くて突き上げ感が気になるかも

シートが固く二時間も乗っていれば尻にきます(笑)
耐えきれない程ではないですが(^^;
あと段差を拾ってばいんばいん跳ねます(笑)

出典:review.kakaku.com

シートが薄いと感じる方も多く、お尻の痛みを訴える方も目立ちます。もちろん個人差がありますが、気になる方はシート交換または、ゲルザブの装着がおすすめです。短距離では問題ないようですが、長距離ツーリングライダーの方では、お尻の痛み対策も考えておいた方がいいかもしれません。

加速感には個人差があるかも

非力と言われますが、走って楽しむ分には物足りなさを感じる場面は私にはありません。車体が軽い分、直線の短いワインディングや信号の多い市街道路では重いリッターバイクよりきびきび加速する気がします。4000回転までの中低速では適度にドコドコ感がありまったり景色を見ながらのツーリングでも飽きませんし、アクセルをひねればレッド近くまで一気に回転が上がりますので爽快な加速を体験で来ます。

出典:review.kakaku.com

MT-07のエンジンパワーに関しては、個人差があるようで、遅いというレビューもあります。しかし、共通して街乗りでは十分であるとのコメントが多いです。高速道路などでカッ飛び運転する方にはMT-09がおすすめかもしれません。不等間隔爆発エンジンによるドコドコ感も評判がいいです。

ヤマハ MT-07のまとめ

250ccクラスからシリーズ化されているMT-07。そのきっかけとなったのは、やはりこのMT-07のヒットがあったからと考えられます。世界各国で評価の高いMT-07。しかも大型バイクとしてたいへんお買い得な100万円を遥かに切る、60万円台からとなっています。

そんなMT-07は、街乗りから長距離ツーリングまで、幅広い範囲で使用でき、走る楽しさを教えてくるなど、熟成されたモデルです。低価格で高性能バイクを探している方は、ぜひ参考にしてくださいね。