【スバル 新型ジャスティ】ダイハツ トールの姉妹車に懐かしい車名が復活!

2016年11月21日にスバルから新型自動車が発売開始されます。その名は「ジャスティ」。1980年代にコンパクトスポーツ4WDハッチとして名を馳せた往年の名車ブランドです。今回も同じスポーツハッチのコンセプトかと思いきや、その正体はダイハツ 新型トールのOEM車です。なんだ……と嘆くのは早計です。スバル 新型ジャスティにはダイハツ トールやトヨタ ルーミー/タンクにはない工夫があるのです。

スバル 新型ジャスティとは?

トヨタ パッソ/ダイハツ ブーンとシャーシを共有するコンパクトトールワゴンです

スバル 新型ジャスティ GS スマートアシスト
外装色はレーザーブルークリスタルシャイン

スバル 新ジャスティは、ダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンクの姉妹車です。車名の「ジャスティ」は日本国内では1994年以来の復活です。「ジャスティ」の由来は「丁度良い」を意味する「JUST」を語源とした造語です。20年ぶりに復活した「ジャスティ」は小型ハッチバックからコンパクトトールワゴンへとボディ形状を大きく変えましたが、コンセプトである「丁度良い」サイズのクルマであることに変化はありません。

スバル 新型ジャスティの姉妹車、トヨタ 新型ルーミー/タンク

2016年11月9日、トヨタ自動車とダイハツ工業は新型車のトヨタ ルーミー、トヨタ タンク、ダイハツ トールを発表しました。この記事では最もモデル数の多いトヨタ ルーミー/タンクをご紹介します。トヨタ ルーミー/タンクのコンセプトである「1LD-CAR」のLDは広々とした空間「Living」と余裕の走りの「Driving」を掛け合わせた造語です。コンセプト通りのクルマとなっているのでしょうか。

ダイハツ トールとの違いは?

スバル 新型ジャスティの本家、ダイハツ 新型トール

ダイハツ トールとの違いは、標準シリーズとカスタムシリーズのフロントデザインが入れ替わっていることです。ダイハツ トールではカスタムシリーズのフロントマスクがスバル 新型ジャスティでは標準シリーズに、トールの標準シリーズが新型ジャスティのカスタムシリーズになっています。

グレード構成では全車スマートアシストIIを搭載しており、レス仕様は設定されていません。他にはエンブレムやコーポレートCIのバッジが異なります。

2016年11月10日、ダイハツ工業はトヨタ自動車との共同記者会見で新型車のトールを発表しました。噂のパッソ/ブーンベースのコンパクトトールワゴンで、トヨタ ルーミー/タンク、スバル ジャスティの根幹となるモデルでもあります。ダイハツの開発者いわく、ルーミー/タンクのいいとこどりをしたグレードのみ販売するクルマ、とのことですが、トヨタ ルーミー/タンクとは、どんな違いがあるのでしょうか。

スバル 新型ジャスティの3大注目ポイント!

スバル 新型ジャスティの魅力はというと(1)コンパクトなサイズながら広大な室内空間、(2)軽量・低燃費・パワフルな1,000ccエンジン、(3)衝突安全回避システムのスマートアシストIIです。それぞれの詳しい説明は、下ボタンのリンク先の記事をご参照ください。

トヨタ 新型ルーミー/タンクの3大注目ポイント!

スバル 新型ジャスティのエクステリア

フロントデザイン

スバル 新型ジャスティ 標準シリーズ

スバル 新型ジャスティ G スマートアシスト(2WD) フロントビュー
外装色はファインブルー・マイカメタリック

巨大で堅牢な盾をイメージさせる大型フロントグリルとスバルのエンブレムが目をひくフロントマスクです。ダイハツ トール カスタム、トヨタ ルーミーとほぼ同じデザインです。

スバル 新型ジャスティ カスタムシリーズ

スバル 新型ジャスティ カスタムRS スマートアシスト フロントビュー
外装色はプラムブラウンクリスタルマイカ

トヨタ車のキーンルックに酷似したヘッドライトまわりと、上下二段式で上部にハニカムメッシュを備えた六角形のヘキサゴングリルが目をひくフロントマスクです。ダイハツ トール 標準車とはヘキサゴングリル上部の処理がハニカムメッシュと横桟で違います。トヨタ タンク カスタムとはエンブレムと加飾の違いでほぼ同じデザインです。

リアデザイン

スバル 新型ジャスティ 標準シリーズ

スバル 新型ジャスティ G スマートアシスト(2WD) リアビュー
外装色はファインブルー・マイカメタリック

リアの造形はダイハツ タンク、トヨタ ルーミー/タンクと変わりません。違いはスバルエンブレム、車名エンブレムです。リアコンビのデザインはダイハツ トール、トヨタ ルーミーの標準ボディと同じデザインです。

スバル 新型ジャスティ カスタムシリーズ

スバル 新型ジャスティ カスタムRS スマートアシスト リアビュー
外装色はプラムブラウンクリスタルマイカ

スバル 新型ジャスティ カスタムシリーズのリアデザインは、標準シリーズと同じです。リアコンビは標準シリーズとレンズカットのデザインが異なり、さらにクリア化されています。トヨタ タンク カスタムシリーズとほぼ同じデザインです。

ダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンクのエクステリアと比較してみてください。

トヨタ 新型ルーミー/タンクのエクステリア ダイハツ 新型トールのエクステリア

スバル 新型ジャスティのインテリア

スバル 新型ジャスティのインパネ

標準シリーズ

スバル 新型ジャスティ G スマートアシスト インパネ

余計なボタンがなく、シンプルで機能性に優れたインパネです。室内には基本的に加飾はありませんが、オートエアコン操作部周囲にはシルバー加飾が施されています。

カスタムシリーズ

スバル 新型ジャスティ カスタムRS インパネ

カスタムシリーズのインパネです。ボタンの配置など基本的なデザインは、標準シリーズと同一です。オートエアコンまわりのシルバー加飾はピアノブラック加飾となり、ドアトリムなど室内の随所がシルバー加飾で彩られます。

スバル 新型ジャスティのインテリア

標準シリーズ

スバル 新型ジャスティ G スマートアシスト インテリア

黒を基調色としたシックで落ち着いた室内です。シート表皮はファブリックです。

カスタムシリーズ

スバル 新型ジャスティ カスタムRS インテリア

同じく黒基調のシックで落ち着いたインテリアです。随所にシルバー加飾がほどこされ、豪華さも演出しています。シート表皮は撥水加工されたファブリックです。多少マリンスポーツで濡れても、室内を汚す心配は低いですね。

スバル 新型ジャスティのボディカラーバリエーション

スバル 新型ジャスティのボディカラーは、モノトーンで9色、ツートンで3色が用意されます。ボディカラー名、色彩はトヨタ タンクと同じものです。トヨタ タンクではツートンは5色用意されていますが、スバル 新型ジャスティでは3色のみです。新型ジャスティに採用されなかったのは「ブライトシルバーメタリック×フレッシュグリーンメタリック」と「ブライトシルバーメタリック×ファインブルーマイカメタリック」です。

ボディカラーのご確認は、下ボタンのリンク先をご覧ください。

トヨタ 新型ルーミー/タンクのボディカラーバリエーション

スバル 新型ジャスティのグレード・価格・燃費

標準シリーズのグレード・価格・燃費

スバル 新型ジャスティ GS スマートアシスト 走行イメージ

L スマートアシスト

「L スマートアシスト」はスバル 新型ジャスティのベーシックグレードです。マニュアルエアコン、14インチスチールホイールに樹脂キャップを採用しています。タイヤサイズは165/65R 14です。タコメーターレス仕様であることを考えると、法人向けと言ってよい内容です。

●2WDモデル 152万8,200円 24.6km/L
●4WDモデル 175万2,840円 22.0km/L

G スマートアシスト

「L スマートアシスト」のエアコンをオートタイプにして、タコメーターを追加したモデルです。一般用途向けのベーシックモデルです。

●2WDモデル 168万4,800円 24.6km/L
●4WDモデル 190万4,040円 22.0km/L

GS スマートアシスト

「G スマートアシスト」と同等の装備ながら、エンジンをNAからターボに換装したモデルです。ダウンサイジングターボで2,400から4,400回転の間で最大トルクを発生するエンジンです。低速域できびきびと運転できそうです。

●2WDモデル 189万円 21.8km/L

カスタムシリーズのグレード・価格・燃費

スバル 新型ジャスティ カスタムRS スマートアシスト 走行イメージ

カスタムR スマートアシスト

NAエンジンを搭載したカスタムシリーズのエントリーモデルです。装備内容は「G スマートアシスト」と比較すると、ホイールキャップがアルミホイールに、ハロゲンヘッドライトがLEDライトになっています。他にもカスタムシリーズ専用アイテムを装備しています。

●2WDモデル 194万1,840円 24.6km/L
●4WDモデル 213万8,400円 22.0km/L

カスタムRS スマートアシスト

スバル 新型ジャスティの最上級グレードです。ダウンサイジングターボを搭載しています。装備内容は「カスタムR スマートアシスト」と比較すると、アルミホイールが15インチとなります。純正タイヤサイズは175/55R 15です。

●2WDモデル 207万1,440円 21.8km/L

スバル 新型ジャスティ カタログスペック

スバル 新型ジャスティには両側パワースライドドアも装備

※モデルはカスタムR スマートアシスト(4WD)です。

車両型式 DBA-M910F
駆動方式 4WD
乗車定員 5名
車両重量 1,130kg

■車両寸法
全長 3,715mm
全幅 1,670mm
全高 1,735mm
ホイールベース 2,490mm

■走行メカニズム
変速機 CVT
燃料タンク容量 38L

■エンジンスペック
使用燃料 無鉛レギュラーガソリン
総排気量 996cc
最高出力 51kW(69PS)/6,000rpm
最大トルク 92N.m(9.4kgf.m)/4,400rpm

■燃料消費量
22.0km/L ※JC08モードによる国土交通省計測値

詳しいスペックは下ボタンのリンク先をご覧ください。

スバル 新型ジャスティ諸元表(PDF)

スバル 新型ジャスティのライバル車は?

出典:https:///15545

ターボ車と同じ価格帯で強力なライバルとなった日産 ノートe-POWER

photo by Iijima

1,500cc以下の2列シートのコンパクトトールワゴンではスズキ ソリオの人気が群を抜いています。それに続くのが2016年にフルモデルチェンジしたばかりのホンダ フリード+です。

日産 ノートe-POWERはボディタイプ的にはハッチバックとトールワゴンの中間といった感じですが、室内空間は十分。何よりターボ車とほぼ同じ価格帯で、日本車初のシリーズ式ハイブリッドを搭載しています。簡単にいえばエンジンを自家発電機として使用したEVで、生活圏内に充電ステーションがない方には日産 リーフよりは現実的なEVとなることでしょう。

従来技術を磨き上げたダウンサイジングターボのスバル 新型ジャスティか、先進技術のシリーズ式ハイブリッドを搭載した日産 ノートe-POWERか、はたまたソリオかフリード+か、それとも姉妹車のダイハツ トール、トヨタ ルーミー/タンクか……選択時にうれしい悲鳴をあげざるを得ないクラスです。

ライバル車について詳しくは、下ボタンのリンク先でご確認ください。

トヨタ 新型ルーミー/タンクのライバルは?

スバル 新型ジャスティの値引き・納車時期・維持費は?

スバル 新型ジャスティの値引き、納期、維持費はトヨタ ルーミー/タンクと大差ないものと思われます。下ボタンのリンク先では、トヨタ ルーミーの値引きレポート、納期、維持費シミュレーションを掲載しています。ご参考にされてみてください。

トヨタ 新型ルーミー/タンクの値引き・納車時期・維持費は?

スバル 新型ジャスティ発表の陰で廃止となるクルマも……

1,000~1,500ccをカバーするコンパクトトールワゴンの新型ジャスティ投入のため、生産が終了となるモデルもあります。

スバル デックス

スバル デックス フロントビュー

スバル デックスは2代目トヨタ bB、ダイハツ クーの姉妹車です。旧型パッソ/ブーンをベースに開発されました。ベースモデルがモデルチェンジしたため、デックスもモデルチェンジを余儀なくされてスバル 新型ジャスティとなりました。新型ジャスティはデックスの正統後継車です。

スバル トレジア

スバル トレジア

トヨタ自動車と共同開発したスバル トレジアは1,300~1,500クラスのコンパクトトールワゴンです。同じクラスの新型ジャスティが登場するため、すでに生産を終えています。

【まとめ】全社スマアシ搭載に感じるスバルらしさ

スバル 新型ジャスティ GS スマートアシスト リアサイドビュー
外装色はレーザーブルークリスタルシャイン

スバル 新型ジャスティのまとめ、いかがでしたでしょうか。新型ジャスティはスバルがエンジニアリング的に全く関与していない車種で、いわばダイハツ トールの販売特約店のような立場です。それでもスバルらしさのこだわりは、全車スマートアシストII搭載であることです。スバル車にはほぼ全車にアイサイトが搭載されています。先進安全装備を標準とすることで、走りを磨いて安全性能を高めるスバルの哲学を多少なりとも反映させていると、筆者は感じました。