【フォルクスワーゲン トゥアレグ 試乗】まろやかでどっしりとした乗り心地

フォルクスワーゲンの全車に試乗する機会をいただいたので、何車種か試乗してきました。今回はトゥアレグ(Touareg)について感想を書かせていただきます。

トゥアレグ(Touareg)とは

フォルクスワーゲンで最も大きな車がトゥアレグだ。ポルシェのカイエンとプラットフォームを共有している姉妹車で、現在は2代目。もうモデル末期という噂だが、2015年2月にビッグマイナーチェンジを受け、エクステリアだけでなく、セーフティー機能を中心にソフト面もしっかりと進化を続けている。
エンジンは3.6LのV6エンジンのみで、ラインナップも「V6」と装備が揃った「V6 Upgrade Package」の2種類のみという潔さが素敵。カイエンやQ7もそうだが、トゥアレグが欲しい人はある程度これにしようと心に決めてきているような気がするので、余計な悩みがなくて良いかもしれない。

エクステリア

2代目が2010年に出てそこそこ年月が経ったためか多少見慣れた感が強い外観だが、デザイン的には今のフォルクスワーゲンの水平デザインなので、あまり古臭い感じはしない。
また、LサイズSUVならではのがっちりした力強さがあり、押し出し感はフォルクスワーゲン随一。

インテリア

コクピットに乗り込んでまず感じることは、とにかく広いし余裕があるということだろう。他のクルマを試乗した直後だったので、特にそう感じる。シート横もゆったりしていて、運転席であってもくつろげる空間になっている。センターコンソールも通常の1.5倍ほどの横幅。さらにはウッド調のパネルが上質感を醸し出しているが、反面プラの部分が目立ってしまうので、もう少しウッドパネルの面積が広くても良いかな。
機能についてはカーナビ周りあたりが最新な感じはしないものの、必要なものは全部揃っているといった感じだ。

後部座席もかなり広い。決して足が長いわけではない筆者だが、男性が足を伸ばして移動できるくらいの余裕があるのは素敵。後述するまったりとした乗り味と合わせて、どんなに長距離でも疲れずに移動ができそうだ。

ラゲッジルームもかなり広い。後部座席があれだけ広いのに、ラゲッジもこれだけの余裕があるのはさすがLサイズSUV。キャンプでも、イケアやコストコでの大量買いでもなんでも来いの車だ。

乗り心地・試乗インプレッション

今回乗った中で1番まったりしている。3.6LのV6エンジンは280PSを出し、踏み込めばもちろんぐんぐん加速はするが、シートに押し付けられる感は薄い。2代目になって軽量化されたとはいえ、2.2t近くある車重はもちろんそれなりの重さだし、あまり”ドン!”と加速されても変な衝撃が出そうなのでこれがベストと判断されたのだろう。コーナーもあまりキュっと曲がるわけではないので、大人の余裕で運転する車である。
その分、段差などはかなりショックが少なく、同乗者は熟睡できてしまえる車だ。

まとめ

ここ最近のSUVも2L・4気筒ターボのダウンサイジングターボに主戦場が移りゆくなか、次期トゥアレグも2Lにダウンサイジング(+電気モーター)されるという噂が出ているようだ。それ自体は世の中の流れだし、近年のエンジンは2Lターボでもターボラグが少なく、技術の進歩やハイブリッドの補助もあって馬力も出るようになっているので十分なのだろうが、やはりこのくらいのサイズのSUVは3L以上のNAでゆったりでいて欲しいという希望を勝手に持っている。そんな希少になりゆくモデルを手に入れられるのはもう長くはないかもしれない。そんな考えに同調してくれる方は早めにチェックしてみてはいかがだろうか。