【トヨタ 新型プリウスPHV】価格・値引き・納期・発売時期などスクープ!補助金や燃費情報も

2015年12月に現行型プリウスが発表されたときから、その存在が明らかになっていた新型プリウスPHVですが、いよいよ正式発表も近づいてきました。トヨタディーラー店頭ではすでに予約商談会もはじまっています。そこで新型プリウスPHVの商談をうまくすすめるためにも、おおよその価格、値引き、納期など筆者調べによる情報をお届けします。災害時の発電装置にもなる新型プリウスPHVはズバリ、買いです!

新型プリウスPHVとは?

トヨタ 新型プリウスPHV フロントオーバービュー
Photo by TOYOTA

新型プリウスPHVとはトヨタ自動車が開発した最新型のプラグインハイブリッド車で、プリウスPHVとしては2代目となります。2015年12月に発売された、現行型4代目プリウスをベースにしています。初代モデルと比較して搭載エンジンに変更はなく出力も大きく変化はないものの、搭載モーターやバッテリー容量が異なり、EV走行の性能を引き上げてきたことが注目ポイントの1つとなっています。

フロントマスクはベースとなったプリウスとは別デザインとなり、スポーティーで獰猛さを感じさせます。新型プリウスPHVは単なるプリウスの1グレードではなく、特別でスペシャルなプリウスであることを物語っています。

新型プリウスPHVの進化ポイント

1)EV走行性能の大幅アップ

旧型プリウスPHVと比較すると、新型プリウスPHVにはモーターがさらに追加された「デュアルモータードライブ」システムを搭載しリチウムイオンバッテリーも2倍に容量が大型化されています。これにより従来車の航続距離26.4kmがおよそ2倍の60kmとなり、最高速度も100km/hから135km/hに向上しています。日本国内で法定速度で運転するのであれば、EV走行だけで十分です。

2)急速充電20分で80%まで充電

トヨタ 新型プリウスPHVの充電口
Photo by TOYOTA

新型プリウスPHVには、3通りの充電方法があります。電源からの充電、ルーフに備えるソーラー発電システムからの充電、回生発電です。電源からの充電ではご家庭であれば200V(16A)と100V(6A)が使用できます。満充電までの時間は200Vで2時間20分、100Vで14時間です。さらに道の駅や高速道路のSAなどに設置してある公共の急速充電器なら20分でバッテリーの最大80%まで充電が可能です。

ソーラー発電システムの充電や回生発電では、駆動用のリチウムイオンバッテリーや12Vバッテリーに充電します。これらのシステムにより常にバッテリーに負荷をかけず、燃費や航続距離の向上を可能にします。

3)先進性を感じさせる縦型大型ディスプレイを装備したインテリア

トヨタ 新型プリウスPHVのインパネ
Photo by TOYOTA

インパネを見渡して真っ先に目につくのがトヨタ初縦型に配置された液晶ディスプレイです。サイズは11.6インチです。ナビゲーション、車両情報、発電状況などのエネルギーマネージメント情報なども表示されるようです。大型で縦型なので、ナビゲーションでも先々の道路情報も一目瞭然です。

トヨタ 新型プリウスPHV フロント/リアシート
Photo by TOYOTA

新型プリウスPHVの購入を検討する際に、一番気を付けてほしいのが乗車定員です。新型プリウスPHVはリアシート中央をコンソールボックスで仕切った独立型2シートです。つまり新型プリウスPHVは4名までの乗車となります。

新型プリウスPHVの燃費は?

トヨタ 新型プリウスPHV 米国仕様 走行シーン

エンジンの燃費は?

新型プリウスPHVに搭載されるエンジンは、ハイブリッドのプリウスと同じ1,800cc直列4気筒DOHCの「2ZR-FXE」です。新型プリウスPHVはハイブリッドのプリウスでオプション設定だったナビゲーションやオーディオなども装備され、重量が増加しています。そのため40.8km/Lまではいきませんが、カタログによれば37.0km/Lに達します。先代プリウスPHVが31.6km/Lでしたので、2割近くの燃費向上となります。

なお、プライグインハイブリッド車の総合的な燃費の計算方法が国土交通省により規定されています。それによるとHV走行とEV走行の比率を53.8%と46.2%で算出するのだそうです。計算してみますと、

■燃料消費率
1/37(km/L) = 0.027027L/km

■燃料消費量
53.8% × 0.027027 = 0.01454L/km

■燃費
1/0.01454 = 68.778km/L

となります。実際の走行では7掛けだとしても約48km/Lです。さらに新型プリウスPHVにはソーラーシステムと回生発電もあります。低燃費に期待がかかりますね。

プリウスPHVの燃費61km/Lの算出根拠は何なのでしょうか。あくまでもJC08モードに則ってとなっているようですが。この数値だけに捉われてしまうと61×燃料分(L)だけ走行できてしまいそうに感じてしまいます。 この車はEV走行時には全...

上記の計算式はこちらを参考にしました。

充電の電気代や200V電源の設置代金は?

充電中のトヨタ 新型プリウスPHV
Photo by TOYOTA

まずは1回の充電にいくらかかるか? です。ご家庭でプリウスPHVを満充電するのに旧型ではおよそ3kWhの電力が必要でした。これがいくらなのかというと、おおむね最大で100円ほどです。(ご契約の電気会社、電気料金プラン、アンペア数、使用電力量などにより異なります。)新型プリウスPHVではバッテリー容量が2倍なので、必要な電気料金も2倍と考えらられます。200円で60km走行可能ということは、1kmあたにの移動にかかる燃料費は3.3円です。これは安いですね。

ただしご家庭用の100V電源で充電する場合、満充電までに14時間かかります。通勤に使用するのであれば、夜遅い帰宅であれば翌朝、十分に充電されていない状態で出勤となる場合もあります。そこで200Vの家庭用充電器も設置しておきたいところです。プリウスPHVを購入する際、ディーラーで設置についての相談に乗ってくれます。相場はおよそ10万円からです。

2016年10月現在、事前予約を受け付けていますが、ディーラーによってはこの充電器設置金額を負担してくれるキャンペーンを行っています。筆者がリサーチしたディーラーでは、15万円までの金額を負担してくれるとのことです。工事費が5~6万円ほどなので、ほぼ出費0で設置可能とのことです。もしご自宅に設置かのうであれば、設置しておきたいですね。

住宅・ハウスメーカーのトヨタホームの充電設備工事公式サイト。PHV・PHEV・EVユーザーの皆様へトヨタホームの充電器製品、工事や補助金などの情報をご紹介しています。

新型プリウスPHVの価格は?

トヨタ 新型プリウスPHV リアオーバービュー
ルーフソーラーシステムは災害時の備えとしても、ぜひ装着したいオプションです。
Photo by TOYOTA

新型プリウスPHVについてグレードも価格も、まだ公表されていません。筆者の取材によればハイブリッドのプリウスとの価格差はおよそ70~120万円とのことで、360~400万円程度と見込まれます。ベーシックグレードが120万円アップ、上級グレードが70万円アップとのことです。新型プリウスPHVはナビもオーディオもセーフティセンスも標準装備とのこと。そのためオプション設定の多いベーシックグレードでは差額が効果になり、オプション設定の少ない上級グレードでは差額が小さくなるとのことです。追加装備が50万円、PHVシステムが70万円といった内訳です。

新型プリウスPHVの補助金は?

新型プリウスPHVは正式発表前のため、確実に補助金を受けられるかどうかは(建前上)わかりません。もし仮に受けることができるのであれば、どのような補助金があるかご紹介します。

CEV

公的資金を財源としてクリーンエネルギー自動車購入者に対し、一定額を補助します。PHVの場合、1万5,000円から60万円までとなります。補助金額は購入金額に関係なく、購入車両、グレードによって決まっています。EVやPHVの場合、搭載される電池容量によって決定されます。旧型プリウスが4万8,000円でしたので、電池容量が2倍になった新型では9万6,000円程度が見込まれます。

CEVを受けるには車両購入車ご本人が補助金の申請手続きを行わねばなりません。ディーラー任せにしていても受け取れませんので、気を付けましょう。申請手続きは年度末までです。平成28年の場合、平成29年度3月末日が締め切りとなります。ただし補助金には予算上限があります。上限金額に達した場合、補助金を受けることはできませんので、購入したらすぐに手続きを行いましょう。

CEVを受けるにあたって、車両購入車には1つだけ義務が発生します。それは補助金を受けた車両を4年間所有することです。つまりは「4年縛り」です。2度目の車検時に乗り換えなら問題ありませんが、1度目の車検時に手放すことをお考えならCEVの手続きを行わない方が良いでしょう。

CEV補助金の概要や、手続き、申請書類、規程類についてご案内します。

各地方自治体による補助金

地方自治体によりますが、EV車やPHV車を購入した場合や自宅に充電器の設置工事を行う場合、一定額を補助を受けられる場合があります。このあたりの情報は地元のディーラーが詳しいはずですので、新型プリウスPHVを購入の際には尋ねておきましょう。

一例として東京都の場合、次のような補助金が用意されています。

●車両購入補助金
PHVの場合上限20万円。ただしCEVの2分の1まで。

●充電器設置補助金
上限10万円。ただし条件あり。

新型プリウスPHVの値引きは?

トヨタ 新型プリウスPHV 米国仕様 フロントビュー

筆者が軽く値引き交渉を行ったところ、本体からの値引きは1万円、ディーラーオプションのボディコーティング(5万4,000円相当)サービス、家庭用200V充電設備設置代金15万円負担でした。本体値引きの1万円は端数の調整です。

新型プリウスPHVは事前予約の段階で、大反響とのことです。本体からの値引きは期待できませんが、用品や充電設備代金で頑張ってくれています。いかに快適なPHVライフを出費を少なく過ごせるか、という価値観で見ると実質20万円値引きとなり、お買い得感も高いですね。

新型プリウスPHVの納期は?

事前予約段階では半年待ちが見込まれる、とのことです。今から予約をして来年のゴールデンウィークに間に合うかどうか、といったところです。もし2017年のゴールデンウィークを新型プリウスPHVでドライブしたいなら、すぐにディーラーに出かけましょう。

新型プリウスPHV主要スペック

トヨタ 新型プリウスPHV 米国仕様 サイドビュー

駆動方式 FF
乗車定員 4名
車両重量 1,510kg

■車両寸法
全長 4,645mm
全幅 1,760mm
全高 1,470mm
ホイールベース 2,700mm
最小回転半径 5.1m

■走行メカニズム
変速機 電気式無段変速機
タイヤサイズ 195/65R15

■ハイブリッドシステム
【エンジン部】
型式 2ZR-FXE
種類 直列4気筒 DOHC
内径 80.5mm
行程 88.3mm
総排気量 1,797cc
最高出力 72kW(98PS)/5,200rpm
最大トルク 142N.m(14.5kgf.m)/3,600rpm

【モーター部1】
型式 1NM
最高出力 53kW(72PS)
最大トルク 163N.m(16.6kgf.m)

【モーター部2】
型式 1SM
最高出力 23kW(31PS)
最大トルク 40N.m(4.1kgf.m)

【システム合計】
システム最高出力 90kW(122PS)
燃料消費率 37.0km/L ※JC08モード走行ハイブリッド燃費

■駆動用バッテリー
種類 リチウムイオン電池
セル容量 25Ah
セル個数 95
総電力量 8.8kWh

新型プリウスPHV 試乗レポート

トヨタ 新型プリウスPHV 米国仕様 走行シーン サイドビュー

新型プリウスPHVの試乗会が2016年8月にすでに開催されています。その時の試乗レポートによると、発進は不通のEV車。モーターの全域最大トルク特性によりスッとストレスなく走り出します。60km/h程度の速度ならモーター2つだけで走行し、リニアなアクセルレスポンスと力強いパワー感があります。さらに高速域へとアクセルを全開にするとようやくエンジンが始動します。しかし100km/hに達し巡行状態になると、再びモーターだけでの走行となります。残りの電池容量が40%を切るとエンジンが始動し、EVモードからHVモードに移行します。このつながりもスムーズとのことです。

乗り心地は通常のプリウスと比較すると、しっとりとして上質とのこと。これは150kgの重量増加と硬めのダンパー設定が生きているとのことです。急なハンドル操作でもプリウスのようにロールが大きくならず、新型プリウスPHVはロールも抑えらえています。日常のハンドル操作でヒヤリハッとする場面も少なくなるでしょう。

プリウスPHVの中古車相場

新型プリウスPHVの進化ぶりは素晴らしいのですが、価格の上昇っぷりも結構なものです。そこで検討してみたいのが先代プリウスPHVの中古車です。2016年10月現在、最高値が278万円、最安値が108万円と幅広いですね。走行距離も1,000kmから9万5,000kmと様々。プリウスPHVのバッテリーは車両寿命と同程度とのことですが、何度も充電を行えばセルが消耗しないわけではありません。少しでも程度のよい車両を見つけたいですね。筆者のおすすめとしては、なるべく走行距離の少ない試乗車上がりと思われる中古車が良いでしょう。多少年式が古くてもディーラーでの使用と仮定すれば、品質に問題はないものと思われます。

なおクリーンエネルギー車補助金のCEVは対象車が「初度登録」の車両に限りますので、中古車には適用されないと考えた方が良いでしょう。もし中古でプリウスPHVを購入し、自宅に新しく充電設備を工事するのであれば、自治体によっては工事費の補助が適用されるかもしれません。ご購入前に最寄りの地方自治体に確認しておきましょう。

プリウスPHVの中古車はこちら

【まとめ】新型プリウスPHVの発売時期は?

トヨタ 新型プリウスPHV 米国仕様 バックドア
2つの曲面で構成されたリアガラスに注目です!

EV走行距離60km以上、ソーラーシステムや回生エネルギーで充電も可能、乗り心地も良い、ルックスも良いとなると新型プリウスに食指が動かないはずがありません! すでに納車まで半年待ちが予想されていますので、本気で欲しい方はすぐにでもお近くのトヨタディーラーに予約をした方が良いでしょう。

なお問題の発表時期ですが、本来は2016年11月の予定でした。それが生産ラインの都合もあり、2017年1月にずれ込むことになりました。あと3か月の辛抱ですね。