【ホンダ CRM50】カッ飛びOK!ジャンプOK!どんな道でも走れる原付

原付免許で乗れる高性能なちっちゃくてかわいいランドスポーツバイク。7.2PSの2サイクルエンジンに6速ミッションの組み合わせは伊達じゃない! そんなCRM50のスペックや中古車情報、気になるパーツ情報もピックアップしています。

CRM50とはどんなバイクか?

1988年に発売したランドスポーツバイク

水冷単気筒2サイクルエンジンを搭載したCRM50。バランサーを内蔵し、振動対策をおこない、長時間のライディングも視野に入れ、さらにギア付き6速ミッション搭載で7.2PSを出力するという本格的な内容となっています。外観はかねてから販売されているCRシリーズを原付ながらも踏襲し、マスの集中化を狙いながらも軽量、高剛性とするセミダブルクレードルフレームに、整備性を重視した分割式のサブフレームも採用。

シート位置が高くなりがちなランドスポーツバイクですが、足つき性を確保するためにスリムなシート、そして乗車位置に自由度を持たせるために前後に長めの設計となっています。サスペンションは、フロント275mm、リア280mmとストロークも大きく、原付ながらも本格的なオフロード走行も可能です。

ちなみにCRM50はボディカラーの追加や変更を数年に一度おこなっており、1997年にもボディカラーの変更記録があります。しかし、製造終了の記録は定かではありません。あくまでも推測ですが1999年前後かと思われます。現在は旧車として扱われる傾向があり、レストアなどを楽しむユーザーにも人気のモデルです。

CRM50のスペック

型式:A-AD10
全長:1.880m
全幅:0.760m
全高:1.100m
軸距:1.240m
最低地上高:0.280m
シート高:0.820m
車両重量:83kg
乾燥重量:76kg
乗車定員:1人
最小回転半径:1.9m
エンジン型式:AC08E(水冷2サイクル単気筒)
総排気量:49cc
内径×行程:39.0mm×41.4mm
圧縮比:7.2
最高出力:7.2PS/9,500prm
最大トルク:0.63kgf・m/7,500rpm
キャブレター型式:PF70
始動方式:キック式
点火方式:CDIマグネット
潤滑方式:分離潤滑式
潤滑油容量:0.6L
燃料タンク容量:5.2L
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング
変速機形式:常時噛合式6段リターン
フロントタイヤサイズ:70/100-17 40P
リアタイヤ:90/90-14 46P
フレーム形式:セミダブルクレードル

同じフレームを持つCRM80もある

CRM50には、原付二種区分の80ccエンジンを搭載したCRM80もラインアップされていました。エンジン以外はほぼ同じ装備です。排気量が大きいので出力が違います。そのほか車両重量はCRM80の方が1kgだけ重くなっている以外はほぼ同じです。CRM50と相違がある部分だけを抜粋して以下にスペックを記載しておきます。

CRM80のスペック

型式:HD11
車両重量:84kg
総排気量:79cc
内径×行程:49.5mm×41.4mm
圧縮比:7.3
最高出力:11PS/8,500rpm
最大トルク:0.96kgf・m/8,000rpm

CRM50の最高速度は?

CRM50の最高速度は75~80km/h

7.2PSの2サイクルエンジン+6速ミッションの掛け合わせで、原付ランドスポーツバイクとしてはトップレベルの最高速度をマークしているCRM50。原付オフロードクラス(ランドスポーツバイクですが一般的にはオフロードとしてジャンル分けされます)では最速といわれている実力です。もちろん、加速性もよく、かんたんにウイリーするほどのパワーがあり、エクストリーム技の練習にも向いているモデルとなっています。

ただし、高回転域を多用したり、高回転を長時間キープするようなシーンでは、エンジンの焼付きの危険性が上がり、エンジンの保護性の高い、ハイグレードな2サイクルエンジンオイルを使用したいところです。高性能エンジンの場合は、2サイクルエンジンオイルにもこだわってください。

CRM50の中古車情報

CRM50の中古車相場は8~26万円

車両価格: 15.4万円(消費税込)

中古車流通量は少なめなCRM50。12万円までのCRM50は、外装の傷みのある程度そこそこの車体となっており、18万円までは走行距離10,000~25,000kmあたりとなっています。この価格より上は、CDIやチャンバー、スプロケット交換など、きれいなCRM50をベースに改造したものが中心です。

個人売買サイトでは5~15万円くらいで落札されている

バイクショップでの流通が少ないので、ヤフオクなどの個人売買サイトでの流通状況も見てみました。流通量は決して多くはありませんが、月に1、2台ペースで出品はあるようです。しかし、程度はさまざまで、レストアベースや傷みの激しいものも多くあります。きれいなCRM50を求めるならバイクショップでの購入がおすすめです。ときどき整備がしっかり行き届いたCRM50の出品もありますが、数は少なめとなっています。

CRM50のパーツ情報

チャンバーは新品が販売されている

2輪 ダートフリーク プロスキル 2サイクルチャンバー ステンレスチャンバー ホンダ CRM50

¥45,360

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もともと付いているチャンバーが老朽化して穴が開いたり、折れたりと、CRM50ではチャンバーの寿命が気になる車種でもありますね。また、パワーアップなども考えるとやはり社外チャンバーが欲しくなることも。基本的にはそういった社外チャンバーの流通は少なく、限られたパーツメーカーから販売されているものを頼るしかありません。

これからどんどん希少な存在になるCRM50では、現在新品チャンバーを販売しているメーカーも、いつ製造を停止するかもわからないので、予備として買っておくこともおすすめです。既製品以外では、ワンオフするオーナーさんも多く見られます。

リミッターカットでパワー開放!

ポッシュ(POSH) スーパーバトルCDI CRM50 225060

¥4,659

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前述した通り、CRM50は軽く60km/hを振り切ってしまいます。サーキット走行などでは、ほんの数秒で60km/hに到達してしまうので、リミッター解除しないと楽しめないかもしれません。CRM50ではリミッターはCDIで制御しているので、社外品に交換することで解除可能です。

LED対応のウインカーリレー

MADMAX ICウインカーリレー 12V 2ピン 汎用 LED対応MM19-0276

¥482

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経年劣化によるウインカーリレーの故障事例が増えているCRM50。純正リレーを使用するのもいいですが、どうせならLED対応にしてみてはいかがでしょうか? LEDは消費電力が少ないので、純正ウインカーではハイフラッシュになってしまいますが、LED対応であれば、問題ありません。また、純正品よりも低価格でなのでおすすめです。

CRM50の難点であるディスクブレーキはどうする?

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こちらのリンクでもワンオフ依頼可能です。

ブレーキパッドは現在も流通がありますが、残念ながらディスクブレーキローターは、メーカー欠品状態です。そしてさらに残念なことに、社外メーカーからも販売されていません。制動力のいいパッドを入れているとみるみるうちに減ってしまうCRM50のディスクローター。さてどうするか、という問題が発生しますが、これは、ブレーキディスクを製造しているメーカーにワンオフ依頼するしかありません。

ワンオフすることで、例えばプレーンディスクやウェーブディスクなど、好きなタイプのものを作ることができます。ご自身で発注するにはちょっと勇気がいる、というのであれば、ショップなどに相談するだけでもいいですね。ある程度の値段や、製作日数、採寸などショップが代わりにおこなってくれるので、お願いしてみてはいかがでしょうか?

CRM50のエンジンパワーアップ!

hunter(ハンター) ボアアップキット 68.8cc NSR50 NS-1 CRM50 NS50F用(46mm) 3940

¥11,940

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不慮のエンジンブローの修復や、パワーアップなどを考えるのであれば、ボアアップキットがおすすめです。残念ながら純正エンジンパーツはメーカー欠品なので、同型の中古エンジンに載せ替えるか、新品ボアアップキットを使用するか、という選択肢になりますが、安心を選ぶなら新品ボアアップキットになります。

ボアアップするので、原付免許では乗れなくなってしまうというデメリットはありますが、小型二輪免許以上を取得していれば原付二種登録にすることができ、30km/h制限から開放され、二段階右折も必要ありません。また、絶対的なパワーアップもできるので、刺激的な加速を味わうことができます。

ハイポテンシャルエンジンにはハイクオリティオイルが必須

ワコーズ 2CT ツーシーティ 分離給油用2サイクルエンジンオイル E501 1L E501 [HTRC3]

¥2,021

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運動性能が高いと、その分焼付きのリスクも高くなってしまうCRM50のエンジン。少しでも保護性の高い2サイクルエンジンオイルを使用したいところです。ワコーズの2TCなら激しいサーキット走行でも、エンジントラブルを起こしにくいと評判となっています。2サイクルエンジンオイルは、少しでもいいものを選んでください。

タイヤ選びは慎重に

DUNLOP(ダンロップ)バイクタイヤ K860 フロント 70/100-17 M/C 40P チューブタイプ(WT) 213013 二輪 オートバイ用

¥3,730

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CRM50にブロックパターンタイヤを装着するユーザーさんが圧倒的に多いのですが、あまり本格的なデコボコしたブロックパターンタイヤだと、公道走行ができないタイプのもの(競技専用)もあるので注意してください。気に入ったタイヤが公道走行可能かチェックすることを忘れずに!

CRM50の故障事例

CRM50のエンジン異音

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車種は違いますが参考にしてください。

経年劣化やエンジンの寿命などによって起こるエンジン異音は、CRM50にとってよくある話です。回転数と同調して「ガラガラガラ」という音が生じていたら、エンジンの異音である可能性が高いといえます。異音の原因はクランクと呼ばれる部品に使用される「ボールベアリング」の破損です。この現象が起こるとエンジンを分解しての修理となり、手間のかかる作業となっています。

中古エンジンに載せ替えという選択肢もありますが、エンジンのリフレッシュも兼ねて、ちょっと出費しますが、クランクボールベアリング交換がおすすめです。

CRM50のエンジンがかからない

古くなったCRM50では、ある日突然エンジンがかからなくなる事例も多いようです。いくつか原因は考えられますが、コンスタントにエンジンを動かしているのに、ある日まったくエンジンが動かいない、とういう場合は、プラグ、イグニッションコイル、CDIを疑ってください。電気系統はなんの前触れもなく故障します。

それ以外に考えられるのは、キャブレターの詰まり、チャンバーの詰まり、エアクリーナーの劣化です。ご自身で原因が追求できない場合は必ず、バイクショップに修理依頼をしてください。

ホンダ CRM50のまとめ

ちっちゃくてかわいいフォルムをしていますが、その中身は本格的なオフローダーというギャップがたまりませんね! CRM50は構造が至ってシンプルなので、その気になればDIYで、レストアや整備を楽しむことも可能です。原付免許で公道走行できる高性能モデルなので、これをきっかけにバイクに目覚めるかもしれませんよ!