【ホンダモトラ】ブーム再来?重機みたいに力持ちなおもしろレジャーバイク 

モンキー、ゴリラ、ダックスシリーズのモトラ。1982年に販売されたワクワク感満載の一台です。今回はモトラについての紹介と、中古車相場、カスタム情報などをピックアップしています。好奇心の強い人は欲しくなること間違いなし!

ホンダ モトラとはどんなバイクか?

ダンプカーのようなごっついフレームのモトラ

1982年に登場したモトラ。特徴はご覧の通り、骨太なパイプフレームに10インチの太いブロックパターンタイヤが特徴。エンジンは4.5PSのスーパーカブ系横型を搭載しています。モトラの外観からパワフルな印象を受けると思いますが、同時に発売されていたモンキーも同型のエンジン(3.1PS)を搭載していましたが、それと比較するとパワーアップされているのも特徴です。

ちなみにモトラの由来は「モーターサイクル」と「トラック」を合わせたものとなっています。前後には大型のキャリアが標準装備されているなど、モトラは骨太を前面に押し出したデザインが見ていて面白いですね。ちなみに、モンキーは発売と同時にヒットしていますが、モトラに関しては売れ行きがイマイチでした。そのためひっそりと製造中止となったようですが、モトラはその後大ヒットし、流通量の少なさから現在では高価格で取引されています。

パワフルなモトラは23°の坂も登っちゃう

モトラのもう一つの特徴といえば、遠心3速ロータリーミッションを採用しているのですが、エンジンの左側にはレバーが付いていて、ハイ/ローの切り替えができる副変速機構を持っています。ロー側では23°の登坂が可能です。23°とは、スキー場の上級者コースの角度なので、モトラのパワフルな能力が想像いただけるかと思います。

副変速機付きはモトラとハンターカブのみ

副変速機とは、パワーの必要な荒れた路面などで活躍する装置です。一般走行ではハイギア側、悪路などではローギア側を使用します。このハイ/ローの切り替え動作は、停止中のみ使用可能です。この副変速機は、1981年発売のCT110、通称ハンターカブに採用され、猟師さんが川を渡ったりと、過酷な状況でも走行できるようにと備えられた機能となっています。ちなみにハンターカブはもともと海外向けのカブです。

レベライザー付きサスペンション

モトラには副変速機以外にも、いくつかのおもしろ機能が用意されています。キャリアが大きいこともあり、荷物の重量に応じてクッションの硬さを油圧で調整できるレベライザー機構もそのうちの一つです。車体右側に付いているレバーで調整できるという装備になっています。

モトラにはこのように遊び心から生まれたような機能が備わっているのですが、なぜ売れなかったのでしょうか。ちなみにボディカラーは、重機のようなイエローと戦車のような緑となっています。

HONDA モトラのスペック

全長(m):1.655
全幅(m):0.740
全高(m):0.975
軸距(m)1.125
乾燥重量(kg):76
シート高(m):720
フレーム形式:バックボーン
フロントタイヤサイズ:5.40-10-4 PR
リアタイヤサイズ:5.40-10-4 PR
エンジン種類:AD05E
冷却方式:空冷
総排気量(cm3):49
内径×行程(mm):39.0×41.4
最高出力(PS/rpm):4.5/7,500
最大トルク(kg-m/rpm):0.46/5,500
圧縮比:9.8
始動方式:キック
点火方式:CDI
燃料タンク容量(L):4.5
変速機形式:3段新ロータリー×2(サブミッション付)
燃料消費率(km/l):100.0(30km/h定地走行テスト値)

モトラは希少なバイクだけれど、乗ってこそ魅力がわかるもの

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希少でプレミア感満載のモトラ。なにかの縁できれいな車体が手に入ったらもったいなくて乗れなくなってしまうかもしれません。ヴィンテージバイク好き、モトラ好きならその気持はわかります。しかし、モトラの魅力は走ってみないとわかりません! 頑丈なフレームを生かした野性的なモトラは、どんな路面状況でも活躍します。運よく手に入れたら泥んこになって遊んでみてはいかがでしょうか?

モトラが元ネタ? ホンダ PS250

2004年に登場した250ccスクーターのPS250。「ラフ」「タフ」「ブコツ」をキーワードとしたコンセプトのPS250ですが、これはモトラがベースとなってデザインされたに違いない! とファンの間でささやかされています。ボディカラーやパイプフレームなど、モトラの特徴がしっかりフューチャーされているように見えますね! さて真実はいかに!?

ホンダ モトラの中古車情報

モトラの中古車相場は23~50万円

車両価格: 30万円(消費税込)

やはり希少車なので中古車流通量は少なめです。流通しているモトラの多くがノーマルとなっています。また、リペイントされたモトラもあれば、オリジナルのままで傷みの目立つものなど、さまざまです。35万円以上のモトラはボアアップ済みや、ハンドクラッチに変更していたり、エンジンやミッションに手を入れたものとなっています。趣味が合えばおすすめです。

オークション落札価格は8~40万円

流通量の少ないモトラは、ヤフオクなどのオークションサイトも利用すれば手に入りやすいかと思います。落札相場は幅がありますが、レストアベース車では10万円ほど、程度のいいノーマル車で10~20万円、レスト済みやカスタム済みなどは20万円以上です。

ホンダ モトラのカスタムやパーツの情報

モトラの12V化はモンキー用を使おう

MINIMOTO(ミニモト) 6V→12V化コンバートキット 1801 6Vモンキー、ゴリラ

¥6,700

販売サイトへ

6Vのモトラはモンキー用の12V化キットを流用します。12V化するメリットは、ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプが明るくなるので、安全性が向上し、夜間の視認性もよくなるなど、いいことばかりです。また、6Vでは液体タイプのバッテリーでは、バッテリー液の状態を確認をする必要がありますが、12V化すればメンテナンスフリーとなります。

12V化に必要なパーツの揃った格安キットが販売されているので、とっても手軽に12V化ができるのでおすすめです。

モトラをもっとワイルドに!

キタコ(KITACO) ライトボアアップキット 75cc シルバーシリンダー モンキー(MONKEY)等 212-1123481

¥8,019

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モトラは50ccのラインアップしかありません。4.5PSと、4ミニシリーズの中では馬力がある部類ですが、さらにパワーが欲しくなったり、原付以上の免許を持っている方が、原付二種登録することで、30km/h制限や二段階右折の制限を解除できるので、思い切ってボアアップするという手段もあります。

もちろん排気量に応じて出力アップができ75~88ccあたりが人気です。そのほか60ccといったボアアップキットもありますが、75cc以上から出力の変化を感じやすくなっています。88ccを越えるボアアップキットもありますが、より本格的なカスタムとなり、作業工賃やキット価格もそれなりに上がり、パーツの相性などや管理がシビアになるなどの理由から、エンジンブローしやすくなるので、とりあえず手っ取り早くお手頃価格でとなると88ccまでがおすすめです。

88ccを越えるともう一つ心配があります。それは純正マフラーでは排気が明らかに排気が追いつかなることです。モトラの社外マフラーは残念ながら販売されていません。そのためワンオフ製作する必要があり、時間と費用が要求されるので、本格的なフルカスタムとなります。

デイトナ(Daytona) ノーマルヘッド対応ビッグボアキット88cc モンキー系 93395

¥11,457

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ボアアップキットの値段はだいたい1万円前後です。これに組み込み工賃の相場が2万円前後となっているので、パワーアップでもリーズナブルに楽しめます。ちなみに原付免許では乗れなくなるので、必ず改造申請をして、小型二輪以上の免許を取得していることが、公道走行での条件です。注意してください。

モトラのタイヤはコレ

BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイクタイヤスクーター用 RECTANGLE RE2 前後輪共用 5.40-10 36F チューブタイプ(WT) SCS00251 二輪 オートバイ用

¥4,964

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5.40-10という珍しいサイズのタイヤ。しかし、意外とタイヤのラインアップがあるので、トレッドパターンなど、好みのものを見つけることができるかもしれません。本格的な悪路走行を予定していなければ、タイヤのチョイスはファッション感覚で楽しめますね!

ミズノチェン 5.40-10 タイヤチェーン 10002148

¥10,328

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モトラサイズにピッタリのタイヤチェーンも用意されています。遊び好きな方ならチェーンを使ってなにをしようかな? と考えるかもしれませんね。雪道やぬかるんだ道などにチャレンジできるので、面白い遊びができそうですね。

サスペンションは330mmモンキー用を流用

モンキー/ゴリラ/ダックス/シャリー サブタンク付きリアショック330~345mm 【NO2791】

¥6,100

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モトラのレストアで困るのがリアサスペンションだと思います。純正は経年劣化でヘタってしまい、乗り心地はイマイチですし、フワフワと一度動き出したら揺れが収まりません。モトラのチャームポイントでもあるレベライザー機構もすでに故障していることだと思いますし、純正サスペンションは手に入らないといっても過言ではないはずです。

そこで、モトラのサスペンション問題を解決するために必要なのが、モンキー、カブ用に販売されているリアサスペンション。残念ながら経年劣化によって純正サスペンションの劣化が激しく、適正の長さを測れません。このことから車高調整式サスペンションがおすすめです。特にカブ系のサスペンションであれば、モトラよりも長めなので、適正の長さに調整できると思います。ちなみにモトラに適正の長さは310~330mmくらいです。

社外のサスペンションに交換すると、レベライザー機構を活かすことはできませんが、乗り心地やハンドリングなどは向上します。

テールランプはホンダ車共用

ホンダ ジェイド JADE NS-1 トピック GB250クラブマン モトラ ジャイロX ジャイロUP 等 テールレンズ 純正形状 スモーク

¥1,598

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モトラに採用される純正テールランプ形状は、ホンダ ジェイド(250cc)、NS-1、GB250、ジャイロXなど、多くの車種と共用しています。そのためそれらの車種用であれば流用でき、特にジャイロXなどは現在でも新製品、特にLEDテールなどが続々販売中です。これらをうまく利用すれば、オリジナリティの高いモトラに仕上げることができます。

ホンダ モトラのまとめ

おしゃれなバイクをお探しの方にはなかなか衝撃的な原付だったのではないでしょうか? こんな遊び心のある原付はそうそうありません。飾っていても様になりますし、ファッションアイテムとしても戦力になります。もちろん原付き本来の走る楽しさもあるので、近場の移動だけではなく、ついつい目的地まで遠回りしたくなる楽しい原付です。

相棒をお探しの方は、モトラも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか? 珍しい車種なので目立つこと間違いなしですよ!