【MINI クーパーSコンバーチブル 試乗レポート】フルオープンの爽快さを手軽に楽しめる!

2016年はいろいろなMINIクーパーの試乗をしてきましたが、個性的なMINIクーパーの中でも際立つ個性を持つのが「MINIクーパー コンバーチブル」です。以前は1.5L3気筒エンジン車に試乗しましたが、今回は2.0L4気筒エンジンを搭載した「MINIクーパーSコンバーチブル」に試乗しました。当日はあいにくの小雨模様でしたが、かえってオープントップの使いやすさが際立つことになりました。

MINIクーパーS コンバーチブルとは?

photo by Iijima

ビー・エム・ダブリュー株式会社は、「MINIコンバーチブル」を2016年3月に発表、高い支持を得ています。同車の位置づけは、「プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントにおける新世代のオープン・モデル」というところ。MINIコンバーチブルは、2004年に第一世代、2009年に第二世代が登場しており、現在は第三世代です。MINIに関しては、これまでも で何度か試乗記を含めて紹介してきましたが、伝統的なスタイリングとゴーカートフィーリングと呼ばれる走りというキャラクターは確立していると言えるでしょう。

新型コンバーチブルは、電動ソフト・トップ装着がされたことが、最大の特徴と言えます。スイッチのワンアクションでルーフが開閉できるということだけではなく、時速30km/hまでなら走行中でも開閉可能というのもウリとなっています。もちろん開閉は、停車して行う方が望ましいでしょうが、例えば今回、試乗した日などは小雨が降ったり止んだりという天候で、ちょっと雨脚が強くなりそうなときに、スイッチひとつでさっと閉じることができるのは、大変便利だと実感しました。この辺は後にも触れましょう。

パワーユニットは2.0L直列4気筒MINIツインパワーターボ!

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今回試乗した「MINIクーパーSコンバーチブル」のパワーユニットは、2.0L直列4気筒のMINIツインパワー・ターボ。トランスミッションは6速ATとなります。可変バルブ制御システム、ダイレクト・インジェクション、ターボチャージャーによって構成される「MINIツインパワー・ターボ・テクノロジー」が採用されました。ちなみにMINIクーパーコンバーチブルには1.5L直列3気筒のMINIツインパワー・ターボ(最高出力136PS、最大トルク220Nm)が搭載されます。いわゆるダウンサイジングターボエンジンとなっているわけですが、これはこれで通常は振動が問題となる3気筒ながら静粛性を保ち、燃費とパワーを両立していることは以前にお伝えしたとおりです。

さらにMINIクーバーコンバーチブルのホットモデルとして、MINI ジョン クーパー ワークスコンバーチブルがありますが、同じ2.0L4気筒MINIツインパワー・ターボですが、最高出力231PS、最大トルク320Nmという過激なスペックとなります。こちらのインプレッションも試乗する機会があればお伝えしたいと考えています。

小雨の中のコンバーチブルのインプレッションだが……。

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さて、試乗となるわけですが、前述したとおり当日の天気は小雨が降ったり止んだりという感じでした。試乗をはじめたときはほぼ雨が止んでいたので、オープンにして走りはじめます。フロントウインドウ上部のスイッチを引く方向に操作すると、まずスライディングルーフが開きはじめ、それが全開になると、今度はルーフ全体が後方へとたたまれていきます。完全にオープンになったらスイッチから手を離せば、フルオープンとなります。

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オープンで走行すれば当然のことながら騒音は気になります。現実にカーラジオの音声もなかなか聞き取れない程度になりました。エンジン音、ロードノイズ、風切り音の他、周囲の雑音も入ってきますから、これは致し方ないことだと思います。また、同車は以前に試乗した1.5Lの3気筒よりも勇ましい? エンジン音(排気音)がする気がしました。これは排気量も多く、パワーがある分、仕方がないことなのでしょう。少し走ると、また雨が降ってきたのでルーフを閉じました。これは先ほどのスイッチを押す方向に操作するだけで簡便さを実感しました。これは大きなポイントです。

パワーは十二分で乗り心地は相対的にやさしい印象

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走りの方のインプレッションですが、まずパワーは十分なものです。ただ、クルマの性格上、そうガンガン飛ばすというものではないと思いますから、ここまでのパワーが必要なのかなと思う面はあります。個人的には、コンバーチブルならば1.5LのMINIクーパー コンバーチブルが価格的(3,420,000円)にもリーズナブルかと思います。

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乗り心地に関しては、以前1.5LのMINIクーパーコンバーチブルに乗ったときよりも”やさしい印象"となりました。これは味付けの部分もあるのかもしれません。当日は先に"かっちりとした"MINIクーパーSD 3Doorに乗っていたという私のバイアスもあるでしょう。ただ、やさしいと行っても、基本的にはMINIらしい引き締まった足と言っていいのだろうと思います。

主要諸元

サイズ

全長:3,860mm
全幅:1,725mm
全高:1,415mm
車両重量:1,290kg
トランク容量:160L~215L

エンジン

総排気量:1995cc
最高出力:141kW(192PS)/5,000rpm
最大トルク:280Nm/1,250rpm-4,600rpm
圧縮比:11.1:1
燃料消費率(JC08モード)16.3km/L
燃料タンク容量:44L

タイヤ&ホイール

ホイールサイズ(前・後):7J×17
タイヤサイズ(前・後):205/45R17

車両価格

3,970,000円

まとめ

MINIクーパー コンバーチブルという車種は、キャラの立ったMINIクーパーの中でもさらにとびぬけた存在と言えるでしょう。ただ、たくさんとは言えませんが、確実にオープンカーを欲する層はいますし、クルマとともにオシャレなライフスタイルを楽しみたいという人は増えているのかもしれません。その時、速くて燃費もOK、そして簡単にソフトトップを開閉できるというのは大きな魅力になるのは間違いありません。