ホンダ CL50はおしゃれでレトロでカコイイ!お手軽ヴィンテージ原チャリ

いかにもレトロな雰囲気のあるCL50。それもそのはず、1960年代に製造されていたバイクです。現在では1997年に復刻されたCL50が主に流通していると思います。そこで気になるCL50の中古車相場、カスタム方法などをご紹介!

ホンダ CL50とはどんなバイク?

CL50の登場はCD50が鍵を握っている

ベンリィという名のバイクを聞いたことがある人も多いはず。1953年に登場してから、半世紀以上の現在まで続いているからです。このベンリィシリーズは、150cc以下の小排気量なモデルがいくつも在籍しています。例えばCD50やCD90のCDシリーズもあり、2000年頃にはスポーツモデルのCD50Sが登場し、若者を中心に話題となりました。

もともとCD50シリーズは1968年に登場したビジネスバイクです。このCDシリーズは、CD50、CD90、CD125Tなど、細かい排気量ラインアップがあり、1996年にシート形状とカラーリングを変更したスポーツモデルCD50S(ベンリィ50S)が登場しました。

CLはこのCDをベースにしたモデルで、フレームなど共通の部品が多いことが特徴です。それではCL50の歴史を振り返ってみます。

CLシリーズはいくつもの排気量設定がある

CLシリーズはCDシリーズをベースにアップマフラー、ブロックパターンタイヤを装着したスクランブラースタイルで、CLシリーズの第一号となるベンリィCL125が1966年に登場しました。その後1967年にベンリィCL50が発売され、そのほかにもCL60、CL65、CL70、CL90、CL135など、さまざまな排気量のモデルが揃っているという、とても細かいラインアップです。

CL125とCL135は並列2気筒エンジン、それ以外はスーパーカブと同じエンジンをベースにハンドクラッチ方式で搭載しています。1996年にレトロ原付ブームがあり、CD50Sが登場。CD50S売上が好調だったこともあり、しばらく生産をストップしていたCL50(ベンリィCL50)も1997年に復刻され、2001年にその幕を閉じました。このことからCDシリーズがなければCLシリーズの存在はなかったといえます。

CL50(ベンリィCL50)のスペック

全長(m):1.820
全幅(m):0.725
全高(m):1.035
軸距(m):1.190
最低地上高(m):0.200
シート高(m):0.770
車両重量(m):79
乗車定員(人):1
燃料消費率(km/L)30km/h定地走行テスト値:100.0
最小回転半径:1.9
エンジン型式:CD50E(空冷4サイクル OHC 2バルブ単気筒)
総排気量(cm3):49
内径×行程(mm):39.0×41.4
圧縮比:10.0
最高出力:(PS/rpm):4.0/7,000
最大トルク:(kgm/rpm):0.44/6,000
キャブレター型式:PB3A
始動方式:キック式
点火装置形式:CDI式 マグネット点火
潤滑油容量(L):0.8
燃料タンク容量:(L):5.8
クラッチ形式:湿式単板コイルスプリング
変速機形式:常時噛合式4段ロータリー
フロントタイヤサイズ:2.75-17 41P
リアタイヤサイズ:2.75-17 41P

CD50SとCL50の違いって?

フレームを共有している両モデル。見た目はタンク形状、シート形状の違いだけに見えますが、果たしてそうなのでしょうか? 実際に乗ってみるとハンドルの高さがCL50の方が幅広で高い、という違いがありますが、それ以外にもスクランブラータイプのCL50は足つきが悪いように感じます。どうやらサスペンションの全長に相違があり、CD50Sの長さおよそ335mm、CL50は350mmと少し長めになっているようです。

また、フレームは同じでもシートのボルト位置が違ったりと、細かい部分にも相違があるので、CD50SとCL50は、シートの流用ができません。

CL50の先代はプレミア価格で取引されている

全国のバイク屋さんを探してもほとんど流通のない先代のCL50。バッテリーが6Vであれば復刻前のCL50と見分けることができますが、とにかくレアで、ほとんど見かけません。ヤフオクなどでは年に数台取引されているようですが、不動車でも10万円ほどの高値をつけています。きれいな実働車なら20万円以上です。このことから当時物のCL50は見かけただけでもラッキーといえます。

CL50はカスタムにも最適

スーパーカブと同じ型のエンジンを搭載しているため、ハイカムシャフトやボアアップキットなども豊富に取り揃っています。カスタムパーツが充実している、大径ホイールを装着したハンドクラッチのネイキッド原付となると、この17インチサイズのCL50とCD50、そして18インチのドリーム50くらいしか選択肢がありません。このことからとても貴重なモデルといえるでしょう。

速さを追求することを考えると、DOHCエンジンを搭載したドリーム50をも凌ぐチューニングも、夢ではありません。エンジンチューニングキットのなかには、CL50をDOHC化するキットも販売されています。これはスーパーカブ系エンジンの強みですね。

CL50の中古車相場は10~30万円となっています

車両価格:29.9万円(消費税込)

中古車流通量は少なく、すでにプレミア価格がつき始めているといった状況です。低価格帯である10万円台のCL50でも十分にきれいなので、出会えれば迷わず購入していおきたいところ。走行距離は多くても20,000km代なので、特に気にする必要はないと思います。長寿命と有名なスーパーカブ系エンジンですから、色や装着しているパーツを基準に選んでも、問題はありません。

高価価格帯のCL50は、低走行車となっています。まるで新車のようなグッドコンディションなので、二度と手に入らないような極上車です。マニアならヨダレものですね。

ホンダ CL50のカスタムの方向性

CL50のカスタム:カフェレーサー

CL50にはドリーム50の燃料タンクとシートが流用可能です。そのためカフェレーサースタイルに改造するオーナーさんも珍しくはありません。もともとスクランブラーなので方向性がガラッと転身します。カスタムのしがいもあるのではないでしょうか?

リアルスピード: 4ミニ レーシングマフラー ベンリィ(CL50)用 シルバー

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カフェレーサースタイルでは、性能重視のマフラーの装着が定番です。1960年代、ロンドンのエースカフェという喫茶店に、レーサーにカスタムしたバイクを、持ち寄り集まっていたという文化が、カフェレーサーの起源とされています。そのためレーサー=速さを競うので、排気効率を考えたマフラーの装着が主流で、最近ではリアフェンダーに跳ね上がるような形状の、サイレンサーが大きなデザインのものが定番です。

また、ドレスアップ的な要素の大きいカフェレーサースタイルでは、いかにも単気筒っぽい排気音にもこだわりたいところ。ちなみにマフラーがステップ下部あたりから跳ね上がっているのは、排気効率をよくする狙いと、コーナリングのバンク角を稼ぐためといわれています。

CL50のカスタム:スクランブラー

もともとスクランブラータイプのCL50ですが、オフロードにいざ出陣! といっても純正のタイヤは正直なところ、ストリート志向の強いオンロード寄りのタイヤとなっています。また、タイヤ交換によってオンロードタイプに交換されていることが多いので、スクランブラー感を出すなら、本格的なブロックパターンタイヤがおすすめです。

ホンダ CL50のカスタムパーツ紹介

カフェレーサーの必須アイテム

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カフェレーサーといえばセパハン(セパレートハンドル)でしょう。CL50に取り付けるには、フロントフォークの径を知っておく必要があります。ちなみにフロントフォーク径は27mmです。一般的に販売されているセパハンは26mmが主流で、27mmはあまり用意されておりません。実際に26mmでも問題なく装着できるようです。

本格スクランブラーならコレ

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アップマフラーに、スクランブラーを表現するにはちょうどいい燃料タンクのデザイン。これらを生かすも殺すもタイヤ次第!? 現在流通しているCL50の多くが、ストリート志向の強いオンロードタイヤに履き替えられています。せっかくなのでオフロードタイヤに履き替えてみてはいかがでしょうか? オフロード走行をする予定がなくても、CL50持つ独特のデザインが強調され、ファショナブルに変身するかもしれませんよ。

CL50専用のリアキャリアが売ってない?

CL50は長さのあるダブルシートです。そのためテールランプ辺りまでステーが伸びているタイプのリアキャリを必要とします。残念ながら、現在はどのメーカーもリアキャリアを販売していないようです。そのため、ヤフオクなどの中古品を頼るしかありません。もしくはショップにお願いしてワンオフ製作しかないようです。

CL50でオールドレーサーを味わう

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1960年代頃のレーサーは、ちょうどCL50のようなフレームを採用していました。あくまでも想像ですが、そういったレーサー気分を、エンジンチューニングで味わえることができます。当時のレーサーは90ccあたりでしょうか? 50ccもあったようですが、どちらにしても市販車のようなエンジン出力ではなく、倍近いパワーが出ていたようです。さすがレーサーですね。

そんなハイパワーは、ボアアップキットを組み込むことで再現できると思います。当時のレーサーとはいえ、ドラムブレーキに細いチューブタイヤだったので、現代ならDIYでもレプリカが作れるはずです。昔のレーサーバイクをどんな気分で操っていたのか、そんな雰囲気も味わうことができます。

ボアアップキットは小さいものだと60cc、大きいものだと125cc、そしてDOHCヘッド化キットなどもあり、選択肢も広がるはずです。あとはお財布と相談ですが、ボアアップすると原付免許で公道を運行できなくなるので、注意してください。また、改造申請なども必要となります。

ホンダ CL50のまとめ

レトロなスタイルが人気のCL50。すでに生産終了後、しばらく経っていますが、現在も根強い人気があります。バイクそのものが好きじゃない、という方にもファッション感覚で楽しんでいただけるはずです。CL50は燃費もいいので、エンジン音を感じながら、ゆっくりのんびり田舎道を散歩するにもいいですね。