【ホンダ ジャイロ】独特の操作感が病み付きになるジャイロシリーズの改造

ジャイロはピザ屋さんの定番スクーターですので、コレ知ってる! という方も多いでしょう。街中ではお仕事に使われていることが多いのですが、趣味の世界ではカスタムをして楽しむ定番の車種となっています。今回はそんなジャイロシリーズのカスタムの方向性と、ミニカー登録のやり方についてご紹介しましょう。

ホンダ ジャイロのカスタム紹介

ホンダ ジャイロの改造の種類

ジャイロにはいくついか改造の方向性があります。一つはバイクとしてカスタムする方法。これは小型二輪以上の免許を持っている方に多く見られる方法ですが、ボアアップでパワーアップをし、黄色ナンバー登録します。そうすることで二段階右折や30km/h制限から解放されるので、楽しさも倍増する、という手法です。

もう一つは自動車免許を持っている方に多く見られるのですが、ミニカー登録する方法。これは小さい車の扱いにすることで、黄色ナンバー同様、二段階右折と30km/h制限から解放されます。車扱いということで車庫証明が気になりますが、必要ありません。また、車検も必要なく、気軽にバイク気分を味わえるので、とても人気があります。

もちろん純粋に原付としてのカスタムも定番です。ジャイロはカスタムパーツが豊富で、プラスチックのボディということもあり、プラモデル感覚でカスタムできます。ボディにビスを打ち、パーツを固定するなど、DIYでも十分楽しめるでしょう。

ホンダ ジャイロをミニカー登録するとどうなるの?

ジャイロキャノピー ジャイロX ジャイロUP 40mm アルミスペーサー ミニカー登録

¥7,480

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まず、ジャイロはそのままではミニカーの規定をクリアしていないので、手を加える必要があります。なにをするのかというと、リアタイヤのトレッド幅(左右のタイヤの距離)を500mm以上にすることが必要です。逆にいうと、それだけでミニカー登録の基準を満たせるのでとてもお手軽となっています。ではどのようにしてトレッド幅を稼ぐのかというと「ワイドトレッドスペーサー」を装着するだけです。

自動車のカスタムなどでもホイールの出し幅の調整でお馴染みの、ワイドトレッドスペーサー、通称ワイトレ。これをホイールとハブの間に挟み込むように装着します。そこで重要なのが、スペーサーの幅です。ちゃんと計算せず、いい加減な出し量のワイトレを挟むと、トレッド幅を条件に満たせないので注意してください。

ちなみにジャイロシリーズ(ジャイロX、ジャイロキャノピー、ジャイロUP)のトレッド幅は、年式によよって相違があるので注意してください。一般的には車台番号でその違いを判断します。詳しい違いについては、下記にリンクを参考にしてください。車台番号とトレッド幅が掲載されています。

ジャイロミニカーホイール幅

これらの条件を満たした上で、次は役所へ改造申請を提出します。改造申請については地方によって違いがあるようなので、申請先にお問い合わせください。ミニカー登録完了すれば青色のナンバープレートが発行されます。もちろん自賠責登録が必要になりますが、料金区分は125cc以下と同じなので、とってもリーズナブルです。

ちなみにミニカー登録すればヘルメットの着用も必要ありません。とはいえ事故を考えるとバイクと同じなので着用をおすすめします。

ジャイロのカスタムを見てみよう

ワイドホイール

ワイドホイールを装着しているジャイロを街で見かけることがあると思います。ミニカー登録車に多い改造ですね。横幅がグンと広くなり迫力倍増です。扁平タイヤを履かせるカスタムや、ブロックパターンタイヤなどのオフロードタイプも定番となっています。

2722 ATV ジャイロ トライク 扁平 ワイド 8J ホイール 205/30-10

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タイヤもホイールは、さまざまなデザイン、サイズが多くラインアップされているのできっと好みのものが見つかることでしょう。タイヤが減りにくくなるというメリットもあります。デメリットは、タイヤ代が高くなる傾向があること。また、幅が広くなることで狭い道など走りずらくなったり、コーナリング、燃費、加速、最高速度の悪化などもあるので注意してください。

オーバーフェンダー

自動車と違ってタイヤは剥き出しでも整備不良になりませんが、ワイドホイールを装着すると、泥を巻き上げやすいので、オーバーフェンダーの取り付けがおすすめです。見た目にも格好いいのでドレスアップにもなりますよ。

2ストジャイロキャノピー&ジャイロX(後期型)用オーバーフェンダー ver.1

¥27,800

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オーバーフェンダーはさまざまなデザインのものが用意されています。また、タイヤに対してフェンダーが大きすぎても、切ったり削ったりすることで調整可能です。

バーハンドル

ジャイロXでは定番のバーハンドル化。純正のハンドルはカウル付きで角ばったロボットのようなデザインです。純正のデザインが決して悪いわけではありませんが、バーハンドル化することによって、ハンドルのポジション変更や、ヘッドライトのデザイン変更、メーター類も好みのものを選べるなど、自由度が高くなります。

もちろんジャイロキャノピー、ジャイロUPもバーハンドル化することでハンドルポジションの変更ができるので、人気のカスタムの一つです。

ワールドウォーク ジャイロキャノピー用 アルミビレットハンドルポストキット+ナローハンドル wh-2-4

¥25,368

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バーハンドル化に必要なものは、ハンドルクランプ、ハンドル、スイッチ、メーターなどです。純正のカウルを外すことで、埋込み式のスイッチやメーターも使用できなくなるので、これらを新たに用意する必要があります。上記の商品は、それらがセットになったものなので、パーツ集めをする手間がいりません。

ステップボード

ステップフロアをきれいに飾るアルミのステップボードも人気のアイテムです。見た目がいかにもドレスアップっぽくなり、営業車感を薄めるアイテムとしていかがでしょうか? 純正では凸凹していて砂や泥などが溝に入ると掃除に手間暇が掛かりますが、ステップボードを貼っておけば手入れもかんたんになります。

ジャイロキャノピー アルミステップボード

¥4,298

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取り付け方法はステップフロアに直接ネジ止めします。10分もあれば作業できるので初心者にもおすすめです。デメリットとしては、雨が降ったりして水気があると、足元が滑りやすくなるので注意してください。

ボアアップキット

hunter(ハンター) ジャイロキャノピー 65.3cc ヘッド付き ボアアップキット 4735

¥11,664

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原付二種登録をするなら必須となるのがボアアップキットです。ありがたいことに、ジャイロのボアアップキットはとてもリーズナブルとなっています。排気量は60~70ccあたりの範囲でいくつか販売されているので、好みに合わせてお選びください。一般的には排気量が小さいほうがエンジンの寿命が長く、大きいとパワフルです。

ちなみにミニカー登録ではボアアップは厳禁で、ミニカー登録の基準としては49ccまでとなっています。注意してください。

ジャイロシリーズの違い

ジャイロX

ジャイロシリーズの歴史はここから始まりました。1982年に登場してから現在まで続くロングセラー車です。2007年までが2ストロークエンジン、それ以降が4ストロークエンジンとなっています。もともとはレジャーバイクとしての位置づけで、オフロード用として登場したのが始まりでしたが、配達などの営業車としての需要が高まり、ビジネスバイクとカテゴライズされました。

3輪であるという珍しさから好奇心でジャイロXを手にする人も多いでしょう。実際にタイヤチェーンを装着し、雪国などで大活躍しています。3輪なので自転車に乗れない人にもおすすめできるなど、ジャイロXだけの魅力に満ちた一台です。荷台がスイング部分と一体化しているのでコーナリング時に荷崩れすることがあります。

ジャイロアップ(ジャイロUP)

ジャイロアップは1991年に登場したジャイロXをアップグレードさせたモデルです。前述したの通り、もともとジャイロXはレジャーバイクとしての設計でしたが、みるみるうちに営業者としての需要が高まりました。そのためジャイロアップは営業車としてジャイロXに手を加えたモデルです。まず荷台がフロントと分離し、コーナリングに影響を受にくく、荷崩れしにくい設計となっています。この改良は酒屋さんに受けがよかったようです。

ただし、路面の影響による振動に対してはジャイロXの方が、条件がいいようで、どちらもそれぞれ得意不得意を持っています。荷台の最大積載重要も見直され、ジャイロXはリアキャリア、フロントバスケットの合計で16.5kgでしたが、ジャイロアップは合計30kgと大容量化されました。さらにエンジンパワーも5PSだったジャイロXに対して、5.3PSにパワーアップしています。まさにビジネスバイクに特化したモデルといえるでしょう。

ジャイロキャノピー

1993年に2ストロークエンジンを搭載して登場、2008年には4ストロークエンジンへとモデルチェンジし現在でも新車で販売されています。もともと先に発売されていたジャイロXに、社外メーカーがルーフを装着し販売しており、反響があったため、ホンダもユーザーの声に応え、対応し登場したモデルです。その特徴はやはりルーフでしょう。悪天候でも気にせず運転できるので、多くの営業車がこのジャイロキャノピーを選んでいることが、街中を見渡してみてもおわかりいただけると思います。

そのためジャイロキャノピーは、バイクにしては珍しく、ワイパーが装備されており、ヘッドライトも左右で2灯式と、とても特徴的な装備類が魅力です。ただし、横殴りの雨には弱い一面があります。荷台部分はジャイロXに同様、スイング部分と一体型です。

ホンダ ジャイロの中古車情報

ジャイロXの中古車相場は8~25万円となっています

車両価格:15万円(消費税込)

流通量が多めなジャイロX。2ストロークエンジンモデルが低価格帯を占めており、4サイクルエンジンモデルは13万円からとなっています。15万円以上からミニカー登録車もあるので、趣味として遊ぶにも最適ですね。意外にも原付登録とあまり値段差がないのでお買い得となっています。

ジャイロアップの中古車相場は5~28万円となっています

車両価格:24万9,000円(消費税込)

10万円までのジャイロアップは、ちょっと使用感のある車体が中心となっています。それ以上の価格帯ではきれいなジャイロアップばかりで、ミニカー登録車や、リア大型ボックス付きなども販売されている状況です。価格が高くなれば走行距離も少なく、新車並のクオリティのジャイロアップなども手に入るかもしれません。

ジャイロキャノピーの中古車相場は8~65万円となっています

車両価格:63万円(消費税込)

流通台数が多く、掘り出し物も多く見られます。13万円までのジャイロキャノピーは、走行距離が多いものでは60,000kmなどもありますが、問題なく乗れるでしょう。もともとエンジン故障が少ない車種なのでそこは安心できます。15万円以上からペイントされたりミニカー登録などのジャイロキャノピーも混在しているので、カスタム車をお探しの方はそのあたりがおすすめです。

20万円以上は4ストロークエンジンモデルばかりとなっています。全体的に2ストロークエンジンモデルはお値段据え置きといったところでしょう。30万円までのジャイロキャノピーは、大型リアボックスを搭載し、低走行車ばかりです。さらに35万円以上となるとカスタムコンプリート車ばかりとなります。程度のいい車体がベースとなり、新品パーツで製作したコンプリートカーなので、こだわり派の人にはコンプリート車もおすすめです。

ホンダ ジャイロのまとめ

営業車としてや、釣りやキャンプを趣味とする人たちにも愛されているジャイロシリーズですが、この3輪のスクーター、略してスリーターは独特のハンドリングも魅力の一つです。安定感もあるので安心してコーナリングができます。この記事を参考にしてジャイロシリーズの世界へ飛び込んでみてはいかがですか?