【レクサス UX Concept】INTERSECTで日本初展示!レクサス最新コンパクトSUV!

2016年9月29日よりフランス・パリで開催されているる2016年パリモーターショーで、レクサス UX Conceptが発表されました。レクサスで開発中と噂の新型SUVは2台あります。小型SUVと3列シート7人乗りです。レクサス UX Conceptは小型SUVの方でしたが、果たしてどのようなクルマなのでしょうか?2016年パリモーターショーで公開された情報からレクサス UXの正体を予想します。

レクサスのコンセプトカー、パリモータショーで初披露

2016年パリモーターショーでワールドプレミアを迎えたレクサス UX Concept

レクサスは2016年9月29日から10月16日までフランス・パリで開催される「2016年パリモーターショー」に、コンセプトカー「UX Concept」を出展することを明らかにしました。レクサス UX Conceptは次世代レクサス車のエクステリアデザインの方向性を示し、インテリアは匠の伝統の技と先進技術の融合を図ります。走行性能は都市生活での先進的なドライビングを体験できるものであるとのことです。

この発表についての詳細は下記リンクをご参照ください。

LEXUSは、フランス・パリで9月29日(木)~10月16日(日)に開催される2016年パリモーターショーに、コンセプトカー「UX Concept」を出展する。

レクサス UX Conceptのエクステリア

革新的なプロポーション

レクサス UX Concept サイドビュー
Photo by Lexus

SUVの骨太で無骨で力強い基本骨格にクーペらしい流麗さと低さを融合したプロポーションです。SUVとクーペのクロスオーバーは大抵、SUVの高い着座位置とクーペらしくルーフ後端に向かってなだらかに降下するルーフラインを持ち、居住空間が犠牲になるものです。レクサス UX ConceptはSUVらしさはウエストラインより下に残し、逞しさや無骨さ、骨太さを感じさせます。クーペらしさは室内の着座位置の低さ、なだらかなルーフライン、華やかな存在感に残しています。

レクサス UX Conceptのサイドライン。SUVらしい張り出た前後ブリスターフェンダーが複雑なサイドラインを描き出します。
Photo by yino19700

実物のレクサス UX Conceptを見てみると、無骨さと滑らかさが巧みに溶け合った曲面が広大なスペースを占めるベルトライン下に複雑な造形を与えています。実際にはルーフが低くグラスエリアが細長いので、ベルトラインも低めですが、相対的に広く見えます。

前後フェンダー後部にはブレーキ用エアダクトも配置され、ブレーキの冷却性能を高めていることがわかります。SUVらしさを残しながら滑らかな造形で都会っぽさを演出しているブリスターフェンダーは、水平基調のレクサス UX Conceptのスタイルにアクセントを与えています。

インサイド・アウトコンセプト

レクサス UX Concept フロントからサイド部
Photo by yino19700

レクサス UX Conceptを真上から見下ろすと、エクステリア・インテリアの各パーツが、キャビンを中心にXのように対角線上に配置されています。キャビンを中心としたドライバー・ファーストのレイアウトです。4輪の位置を把握しやすいと思われ、より確実で安全なドライビングにも貢献しそうです。

レクサス UX Concept フロントアンダービュー
Photo by yino19700

実物のレクサス UX Conceptを目の前にすると、フロントの幅広いデザインに圧倒されます。スピンドルグリルは新型レクサス IS同様、くびれより上部を小さく下部を大きくして、安定感と幅広感を演出しています。スピンドルグリル内部の造形はインサイド・アウトコンセプトを表すX型になっています。

電子ドアミラー

レクサス UXコンセプトの電子ミラー
Photo by Lexus

視覚的にもエクステリアパーツとインテリアが整然とレイアウトされ、互いに引き立てあっています。またホイールアーチ、ルーフバー、電子ミラーを同じ素材感で仕上げています。キャビンとの一体感、連続性を演出しています。

レクサス UX Conceptの電子ミラーの後方部。中に何やら見えますが、暗くてよくわかりません。
Photo by yino19700

そこで明るくしてみました。小型カメラが設置されているのがわかります。
Photo by yino19700

電子ミラーについて詳細は不明ですが、キャビン側には後方に向けてセットされた小型カメラが備え付けられています。国土交通省も小型カメラ方式による後方確認装置を認可しましたから、市販の可能性が高いですね。

彫が深く繊細な造形

レクサス UX Concept フロントヘッドライトとバンパー
Photo by Lexus

レクサスのデザイン意匠となっているL字型の造形がヘッドライト内だけでなく、随所に見られます。今やレクサス車の代名詞ともなったスピンドルグリル内部のメッシュ造形もよく見れば、L字型(というよりもV字型?)ですし、エアダクトに配置されるフィンも同様です。画像で見る限り、これらのパーツ1つ1つの造形の緻密さ、高品質な感じがうかがえます。

レクサス UX Concept フロントビュー
Photo by yino19700

実際にレクサス UX Conceptのスピンドルグリルを見てみると、やはり緻密です。造形もですが、グリル内部のフィンの配置位置も緻密に計算されています。光の当たり方によりこのスピンドルグリルは、様々な表情を見せてくれることでしょう。

立体的なリア部

レクサス UX Concept リアランプ
Photoby Lexus

リアランプはスポイラー一体型です。形状はL字型をモチーフとし、フロントグリル同様立体的で緻密な造形です。

レクサス UX Concept リアアンダービュー
Photo by yino19700

レクサス UX Conceptのリア部を正面から見てみました。立体的造形なのはリアスポイラー部だけではありません。リアスポイラー、ボディ、リアフェンダーと三段構成となっています。コンセプトカーではありますが、市販化されてもおかしくない現実的かつ斬新なデザインです。

レクサス UX Concept リアサイドビュー
Photo by yino19700

レクサス UX Conceptのリアをサイド正面から見てみました。意外とのっぺりとした印象です。リアのガラスエリアは非常に狭く、後方視界の確保は目視では厳しそうです。後部確認用カメラは必須ですね。

ホイール一体型タイヤ

レクサス UX Conceptのタイヤ&ホイール
Photo by yino19700

タイヤの諸元は公開されていないので、実物の記載はどうなっているのかと思いきや、表示されていません。コンセプトカー用のスペシャルタイヤのようです。ホイールは9本のV字型フィンをあしらったデザインです。よくよく見ると各フィンの先端がタイヤに埋まっているように見えます。

レクサス UX Conceptのホイールリムとタイヤの段差がない!
Photo by yino19700

ホイールのリムとタイヤのサイドウォールの段差がありません! しかもホイールの各フィンが連続したように見せるトレッドパターンがタイヤに採用されています。ここまで連続性を演出するこだわりは、さすがレクサスです。

ただしタイヤの摩耗やパンク時には、おいそれと交換できなさそうで困りますよね。レクサスではタイヤ交換ではなく、ホイールごと交換を考えているようです。パンクしたら修理費ははたしていくらになるのでしょうか? レクサスケア・メンテナンスプログラムの対象になるのでしょうか? 対象にしてもらわないと、市販されてもパンクが怖くて購入できませんね(笑)

レクサス UX Conceptのインテリア

運転席まわり

レクサス UX Conceptのインパネまわり

Aピラーの付け根に前方の風景と連続性のない景色が映しだされています。もしかしたらここに、電子ミラーの捕らえた風景が表示されるのかもしれません。

レクサス UX Concept 運転席まわり
Photo by Lexus

助手席ダッシュボード上部やAピラーにはフィンが取り付けられています。キャビン内外の連続性を演出する効果があるそうですが、いかにもショーモデル然としています。ステアリングの形状はグリップしやすそうで良いですね。スポーツ走行時に確実な操作ができそうです。

レクサス UX Conceptの室内フロント部
Photo by yino19700

実際に見てみるとこのような感じです。グリップの良さそうなステアリング、Aピラー内部と助手席ダッシュボード上のフィン、前後席間を貫く大型センターコンソール、後述するキネティック・シートが確認できます。レクサス UX ConceptにはINTERSECTのスタッフですら、タッチ禁止です。もちろんドアも開けてもらえません。しかも店内には多くのライトがあります。ガラス面の映り込みはご容赦ください。

レクサス UX Conceptのダッシュボード
Photo by yino19700

助手席ダッシュボード上のフィンですが、接写してみるとかなり緻密な形状であることがわかります。フィン自体は放射状に並べられ、車外とのつながり感をここでも演出しています。フィンの間にも何やら細かい細工が施されています。

フロントシート

レクサス UX Conceptのフロントシートに採用された新開発のキネティック・シート

レクサス UX Conceptのフロントシートには、同じく2016年パリショーで発表されたキネティック・シート・コンセプトが搭載されています。人工的に製造されたクモの巣繊維で座面と背面を形成しています。乗員の動きに合わせて座面・背面が動くため、運転時の疲労軽減やスポーツドライビング時のホールド性の高さが期待できるとのことです。速く体験してみたいですね。

レクサス UX Conceptの運転席のキネティック・シート
Photo by yino19700

話題のキネティック・シートです。実際に見てみると、クモの糸というよりは籐細工のような感じです。果たして本当にこのシートに座ることができるのだろうか、と写真を撮影しながら思ったことは内緒です(笑)やはり、市販された暁には試乗してみたいシートです。

リアシート

レクサス UX Conceptのキャビン サイドビュー
Photo by Lexus

人間工学に基づいて形成されたシャープな印象のフロントシートと打って変わり、リアシートはくつろぎの空間と前後席でテイストを変えています。キャビン内にはコンソールが縦断し、完全な4シーターになっています。

前後シートで趣を変える手法は、以前トヨタ Opaでも試みましたが、Opaは一代限りでモデル廃止となり定着しませんでした。今回は果たしてどうなることでしょう?

レクサス UX Conceptの後部座席
Photo by yino19700

キネティック・シートの隙間から、後部座席が見えます。くつろぎをテーマにしているため、高級ホテルのラウンジにある一人掛けソファのようなラウンド形状です。シートバックは高くはなく、やや深めに座ることを想定しているヒップポイントの深さでした。

後部座席がラウンジシートで思い出されるのは、マツダ ペルソナ/ユーノス 300、ユーノス コスモです。前出のトヨタ Opaといい、この手のコンセプトを採用した市販車で商業的に成功した前例がありません。このまま市販するのであれば、人気が出るのか少々心配ですね。

動画でレクサス UX Conceptをもう1度!

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日本初展示!レクサス UX Concept at INTERSECT by LEXUS

ビデオも撮影してみました。見づらいかもしれませんが、ご参考までに。

レクサス UX Concept 主要諸元

全長 4,400mm
全幅 1,900mm
全高 1,520mm
ホイールベース 2,640mm
乗車定員 4人
タイヤ&ホイール 255/50R21

パワートレーンについては情報が公開されていません。実際のレクサス UX Conceptには、INTERSECTのスタッフですらタッチ禁止で、エンジンルームを見せてもらうことはできませんでした。

レクサス UXの正体とは?

トヨタ C-HR(欧州版)

レクサスの新型小型SUVはレクサス NXよりも小型とされ、次期レクサス CTの派生車種として開発されているとの噂です。次期レクサス CTは現行型トヨタ プリウスをベースに開発されています。そして2016年内に日本でも発売が開始される予定のトヨタ C-HRは現行型トヨタ プリウスベースの小型SUVです。

ということは……

レクサス UXの正体は、トヨタ C-HRのレクサス版と考えられます。どちらもホイールベースが同じ2,640mmですしね。

2014年にC-HR Conceptとして登場し、2016年3月のジュネーブショーでは量産車が公開されたトヨタ 新型C-HRです。ハイブリッド車とSUVを融合したクロスオーバーSUVでありながら、流行のクーペルックも採用と欲張りな1台です。9月末に公式サイトが公開され、トヨタ 新型C-HRの概要が判明しました。そしてディーラーでは事前予約を受け付けており、おおよその価格情報も入手しました。

レクサスのエントリーカーがレクサス CTです。2011年1月にデビューし、もうすぐ満6年を迎えます。このタイミングで噂されているのが、2代目へのモデルチェンジです。初代同様2代目も、トヨタ プリウスのレクサス版となる模様ですが、ただレクサス仕様に仕立て直すだけではなさそうです。あっと驚くサプライズも用意されているというのです。果たしてそのサプライズとは、何なのでしょうか?

シャーシはTNGA構想で開発されたプリウスと共用

トヨタ自動車はTNGA構想の元、新車開発を行っています。その第1号車が現行型トヨタ プリウスです。トヨタ プリウスのシャーシやエンジン、車両部品は他車と共用しコストを抑えながら、品質を向上させています。近く発表される新型トヨタ プリウスPHVはもちろん、トヨタ C-HR、次期レクサス CTも現行型トヨタ プリウスと多くのパーツを共有します。

現行型トヨタ プリウスのシャーシは低重心で、トヨタ 86よりも10mm低い位置にエンジンを搭載します。そのため路面に吸い付くような走りを実現しています。レクサス UXでもSUVとしては異例の低重心レイアウトになると思われます。またこのシャーシはフロントシートの座面の設置幅が広いため、車両の四隅を見渡せるような高さに設定できます。最低地上高の高いSUVボディと相まって見晴らしよく、安全に運転できるクルマとなりそうです。

エンジンはハイブリッド?ダウンサイジングターボ?

レクサス UXに搭載できるエンジンはトヨタ C-HRと同じです。トヨタ プリウスに搭載されている1,800ccハイブリッドと、トヨタ オーリスに搭載されている1,200ccダウンサイジングターボです。しかし新しい情報もあります。レクサス UXはトヨタ C-HRよりも車両重量が重くなっているようで、1,200ccターボでは非力感が否めないようです。そこで新開発した1,500ccダウンサイジングターボもテストされている模様です。

またハイブリッドについても噂があります。アメリカ・カリフォルニア州のZEV規制では、2018年以降ハイブリッド車をZEVとして扱わない方針です。そこで拡販が急がれているのがPHVです。日本よりも欧米で多く販売されるレクサス車にもPHV車は必須です。そこでレクサス UXのハイブリッドはPHVのみが設定される、というものです。

レクサス UXの発売時期は?

レクサス UXの発売は2017年後半から2018年にかけて?

兄弟車であるトヨタ C-HRが2016年内に販売開始予定、次期レクサス CTが2017年1月にモデルチェンジとの噂です。両車の新車効果や初期受注生産を考えると、早くても半年から1年後くらいではないかと思われています。ズバリ、レクサス UXは2017年後半より発売と予想されます。しかし次期レクサス CTの受注が好調ならば、発売時期は2018年にずれ込むかもしれません。

【まとめ】次の情報を待ちましょう!

レクサス UXコンセプト フロントサイドビュー
Photo bu Lexus

レクサス UXコンセプトは市販確実とされながら、実のところ、まだエクステリアとインテリアしか公開していません。内部構造やメカニズムについては一切情報が公開されていませんから、まだ「ハリボテ」である可能性も高いわけです。

今後、開発が進むにつれ各モーターショーで情報が順次公開されていくことでしょう。次なるレクサス UXコンセプトの情報を待ちましょう。