【ホンダ CB500X】日本では品薄!希少価値が高い海外専用クロスオーバー

CB500Xは、排気量を400cc以下にダウンし国内販売している400Xの兄弟車として海外で販売されているモデルです。今回ホンダが提唱するクロスオーバーモデルのCB500Xについてまとめてみました。

ホンダ CB500Xとは?

CB500Xは、本田技研工業が生産・販売するオートバイです。車体はホンダのタイ工場で生産され、主にアジア、欧米向けに発売されている海外仕様車でもあります。日本国内で発売されている400Xは、このCB500Xをスープダウンしたモデルで、外観や主要装備は一部異なっています。海外ではミドルクラスのアドベンチャーモデルの定番として高評価を得ていて、次世代CBシリーズの中核を形成するモデルです。兄貴的存在のNC750Xに外観は似ていますが、中身はCB500兄弟共通となっており、扱いやすく信頼性も高い471ccのパラレルツインエンジンを搭載しています。

ヨーロッパ市場をかなり意識しているモデルですが、大型化が著しいアルプスローダーに比べて街乗りから高速走行、山道まで無理なく乗りこなせるサイズを実現しています。この点は日本のメーカーならではのアイデアが生かされています。2016年現在のCB500Xは、2015年10月に開催された東京モーターショーで発表された2016年モデルに生まれ変わり、デザインもよりスタイリッシュになっています。

CB500兄弟とは?

ホンダの海外戦略の中核を成すミドルタイプのオートバイで、今回ご紹介するCB500Xの他にCBR500R、CB500Fの3車種で構成され、2012年のミラノショーで発表されて発売開始されています。これら3車種はPC44型と呼ばれ、欧州A2カテゴリー免許に適合しています。2016年にモデルチェンジされ、CBR500Rはフルカウルのスポーツモデル、CB500Fはネイキッドタイプとして、そしてCB500Xはホンダが新しく提唱するクロスオーバータイプとして位置づけられています。

CB500シリーズ(海外仕様)の日本国内モデルについて

CBR500R、CB500F、CB500Xの3車種にはそれぞれスープダウンした国内仕様モデルが存在します。

・CBR500R→CBR400R(2016年モデルは平成28年自動車排ガス規制対応)
・CB500F→CB400F(2016年国内仕様モデルは発表されず、生産終了)
・CB500X→400X(2016年モデルは平成28年自動車排ガス規制対応)

新たな開発コンセプトから生まれたCB500X

世界的な新規顧客の開拓と既存ユーザーの利便さを図った「NEW FUNdamental Concept」か生まれたモデルがCB500Xです。これは最新のデザイン(スタイル)トレンドを採用した上で、お客様が求めている楽なポジションで気負わず乗れる使い勝手のよさを実現し、それを低価格で提供するという先進国だけでなく新興国の需要にも対応できる、新たなホンダの取り組みです。

ホンダ CB500Xのスペック

街乗りから高速走行、山道走行まで幅広い用途に快適で扱いやすい楽しさを実現してくれるCB500Xは海外からも高い評価を得ており、CBシリーズの中で特に異彩を放つデュアルパーパス的なオートバイです。そんな次世代を担うCB500Xのスペックはどのようになっているのか気になるところです。ここではCB500Xの特徴や魅力も含めてスペックをご紹介いたします。

CB500Xの諸元表

形式:ホンダPC44型
全長:2,095mm
全幅:830mm
全高:1,290mm
軸距:1,420mm
シート高:810mm
車両重量:196kg
乗車定員:2人
燃料消費率:29.4km/L(WMTCモード値)
燃料タンク:17.3L
最小回転半径:2.4m

エンジン形式:PC44
エンジン種類:水冷4ストローク DOHC4バルブ並列2気筒
総排気量:471cc
内径×行程:67.0×66.8mm
圧縮比:10.7
最高出力:35[47.5]/8,500(kW[PS]/rpm)
最大トルク:43[4.3]/5,500(N・m[kgf・m]/rpm)
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
始動方式:セルフ式
潤滑方式:ウェットサンプ
潤滑油容量:3.2L
燃料供給方式:PGM-FI

クラッチ形式:湿式多板
変速機形式:常時噛合式6段

前輪タイヤ:120/70ZR17M/C(58W)
後輪タイヤ:160/60ZR17M/C(69W)
前ブレーキ形式:シングルディスク&2ピストンキャリパー
後ブレーキ形式:シングルディスク&1ピストンキャリパー
懸架方式(前):テレスコピック式
懸架方式(後):スイングアーム式
フレーム形式:ダブルクレードル式

CB500Xの主な特徴について

強くて鋭いアドベンチャー仕様のスタイリング

ひと目でCB500Xとわかるワイルドでダイナミックな存在感あるスタイリングが特徴的です。その姿はヨーロッパアルプスのワイディングロードや、湖畔を旅したくなるようなワクワク感を与えてくれます。大地から大地へと移動する度に感動と躍動感に包まれるオートバイです。

パワフルで扱いやすいパワーユニット

CB500Xに搭載される471ccのパラレルツインエンジンは信頼性もさることながら、誰もが扱いやすく、低速域のトルクフルな走りと高速域の伸びやかさを両立したエンジンです。また静粛性にも優れ、バイクに乗る楽しみをより一層引き立ててくれます。

ストレスのないライディングポジション

CB500Xは、オフロードモデルゆずりの目線の高さと、前後一体型シートによる自由度の高いライディングポジションを実現しています。市街地での軽快感のある走りや、長旅を苦にしない快適な乗り心地など、さまざまなシーンへの適応性あるポジショニングはCB500Xの大きな特徴でもあり魅力でもあります。

鋼管特性を生かしたシャシー&ホンダ独創のサスペンション

さまざまなシーンで気持ちよく走りを楽しめるシャシー性能を実現するために、軽さと強靭さを併せ持つ鋼管ダイヤモンドタイプのフレームを採用しています。鋼管の適度にしなる特性は、ギャップをいなし、路面変化をレスポンス良くライダーに伝え、ハンドル操作に軽快感をもたらします。

また乗り心地の良さと高い路面追従性を両立したサスペンションは、フロントにはフレームとの剛性バランスを最適化したテレスコピックタイプを採用し、リアはプリロード調整機構を備えたホンダ独創のプロリンクを採用、脚まわりの軽量化やマス集中化に寄与しています。

精悍なフロントマスク&シャープなリアビュー

デュアルパーパスの定番となるフロントマスクを採用。眉を吊り上げ静かに睨んでいるような精悍なデザインで、強い個性を放っています。ヘッドライトそのものはCB3兄弟共通ですが、巧みなデザインチェンジで更なる個性を主張しています。またヘッドライト、テールランプともに2016年モデルはLEDを採用しより視認性が向上しています。

ホンダ CB500Xの2015年モデル

新生CB500シリーズのアドベンチャーツーリストモデルとして2013年にデビューしたCB500Xは、2015年にカラーバリエーションを変更し2015年モデルとして発売されていました。2016年現在では2016年モデルとなっています。2013年の発売開始後、イヤーモデルとしてキープコンセプトのもと、細部やカラーの変更を行っています。デビュー当時の2013年モデルと2015年モデルの判別、そして2016年モデルとの判別は、カウルのカラーリングの違いやウインドスクリーンの形状、ノーズ先端部分の形状などで判別ができます。

2013年モデルのカラーバリエーション

・マットガンパウダーブラックメタリック
・キャンディルビーレッド
・パールヒマラヤホワイト

2015年モデルのカラー追加

・マットサミットホワイト

2016年モデルのカラーバリエーション

・ミレニアムレッド
・アステロイドブラック
・マットフレスコブラウン

ホンダ CB500Xは日本で買える?

海外専用モデルとして生産されているCB500Xは、基本的に日本での販売計画のないモデルです。そのためホンダでは日本国内仕様モデルとして、平成28年排ガス規制に適合したCB500Xのスープダウン版モデルでもある400Xを正規販売しています。しかしこのモデルは排気量も400ccに縮小しており、CB500Xとは違う性能をもったオートバイとなっています。

そんな中、ホンダ製海外仕様モデルばかりを扱う、インポートモデルのエキスパートディーラーの「PASSAGE」では、CB500Xの逆輸入2015年モデル、2016年モデルを購入することができます。こちらの店舗では、ホンダのスーパースポーツから、CB500Xなどのデュアルパーパス、そしてスクーターまでほぼ全てのホンダインポートバイクの新車を取り扱っており、充実のサポート体制が自慢のディーラーです。

CB500X 2016年モデルの価格は?

ホンダインポートバイクのPASSAGEではCB500Xの逆輸入車を販売していますが、2016年モデルについては、価格は要相談となっています。参考になるのが2013年モデルで、税込車両価格は、スタンダードモデルが748,000円、ABS装着モデルが798,000円で発売されていたことを考えると、2016年モデルについても75万円~85万円の間に落ち着くと予想されます。実際に購入する場合は、諸費用を含んだ乗り出し価格で考える必要があります。

乗り出し価格について

バイクを購入する際には車両本体価格以外に諸費用が必要となります。車両本体価格と諸費用を合計した金額が乗り出し価格となり、諸費用には法定費用と販売店手数料があります。

法定費用には、自動車重量税、軽自動車税、自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)、印紙代などがあり全国で一律の金額となっています。また販売店手数料は、納車時整備手数料、代行手数料などがあり、販売店によって金額は異なります。CB500Xの場合は15万円~18万円が諸費用の相場となっています。

ホンダ逆輸入車販売のパッセージのサイトです。

ホンダ CB500Xの中古車情報

日本でのCB500X中古車事情

CB500Xは、海外専用モデルであるために中古車市場においても極端に流通が少ない車種です。2016年9月現在において、GooBikeではCB500Xの新車が1台のみで中古車取り扱いが無いという状況となっています。日本市場ではCB500Xのスープダウン版でもある400Xが発売されており、中古車市場でも400Xが流通のメインで、こちらはGooBikeだけでも400台以上の中古車(一部新車、新古車あり)が流通しています。

CB500X ABS 2013モデル EUR仕様:車両価格754,900円

店頭に現車がなく取り寄せとなるため写真等は無いのですが、それでも検討される方が後を絶たない人気モデルです。GooBikeで取り扱っていますが、新車での取り寄せとなり、乗り出し価格は902,400円に設定されています。

国内最大級のバイク情報からホンダのバイクを探せます。

海外でのCB500X中古車事情

日本での流通台数が極端に少ないCB500Xですが、海外に目を移すと海外仕様モデルらしく中古車の販売台数も多くなります。特に生産国のタイ、巨大マーケットのヨーロッパや北米ではツイッターなどでCB500Xの中古車情報がアップされています。

2013年モデル中古車:5,599カナダドル

カナダのCourtenayMotorsportsにて販売されている2013年式CB500Xで、日本円に換算すると約40万円で販売されている中古車です。北米市場ではホンダのパラレルツインエンジンはとても評価が高く、同エンジンを搭載するCB500Xは新車、中古車問わず需要が高い車種です。(1カナダドル=72円にて換算)

CourtenayMotorsports (@CourtenayMS)さんの最新ツイート We sell new and used:Can-Am, Honda, Sea-Doo, Ski-Doo, Yamaha, Spyder, and Husqvarna. We sell parts and accessories, and we have a service department Courtenay, BC, Canada

2015年モデル中古車:180,000タイバーツ

出典:https://kaigai-bbs.com/tha/bkk/thread/sell/view/24370/

走行距離1,000kmのタイ仕様で、日本円に換算して522,000円の中古車です。タイはオートバイ人気が高い国のひとつですが、その中でもホンダ製バイクの人気は不動のものとなっており、CB500Xも人気高のモデルです。

ホンダCB500X 走行距離現在約1000km hepco &becker フルバニアケース エンジンガード ハンドルガード エンジンスライダー ロングスクリーン 900km時にBig...

ホンダ CB500Xのインプレやレビューをチェック

CB500Xは、日本未導入のモデルのため、日本国内における試乗レポートやインプレッションがほとんど実施されていないのが実情です。その中で、モーターショーで発表された時点でのレビューや個人ブログでのインプレなどを集めてみました。

ホンダのデュアルパーパスシリーズのNC700X、VFR1200Xのデザインエッセンスを盛り込んだCB500X。コンパクトな500ccエンジンなら、ラフロードでの取り回しはかなり良さそう。燃料タンクも17.3Lと大容量。エンジンは新設計の180度クランク2気筒。ボア×ストロークは67mm×66.8mmとほぼスクエア。適度なパワーとトルクを実現したバランスの良いエンジンと思われる。

出典:www.goobike.com

“フィール・ザ・アドベンチャー”をコンセプトにデザインされた2016年モデルのCB500Xだが、テールカウルとサイレンサー、アンダーカウルの意匠は従来モデルを継承。それによって、CBR500R・CB500Fとのデザイン上の差別化が図られている。

フロントカウルからシュラウド、タンクにかけては新デザインを採用し、LEDヘッドライトを採用したフロントフェイスはVFR1200X・NC750Xなどのクロスオーバーモデルたちにつながるデザインへと変更されている。

出典:bike1ban.com

エンジンの搭載角がNCの前傾に比べて、通常の角度。その為車体はかなりコンパクトに見えます。

出典:vivatwin.blog.fc2.com

CB500Xの特徴的なデザインの源流は、デュアルパーパスシリーズのNCシリーズにあり、存在感ある精悍なスタイリングは非常に魅力的です。パラレルツインエンジンは低速域から高速域まで気持ちよく吹き上がり、軽快なフットワークを見せてくれます。また取り回しの良いコンパクト設計で、街乗りから山道、そしてオフロードでの走行も楽にこなせるオートバイです。

CB500X 走りのレビューは動画で確認しよう

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日本国内でのレビューやインプレッションがほとんど行われていないCB500Xも、海外では多くのレビューが行われています。しかし、そこは海外。記事が英語であったり、スペイン語であったりと、日本語ではないので正確に内容を把握しにくい面があります。そんな時はやはり動画で確認するのが一番です。走りの感覚やエンジン音、性能にいたるまで、記事よりも映像で捉えることでCB500Xの様子がよくわかります。

ホンダ CB500Xのパーツをご紹介

CB500Xは、日本国内における流通台数が少ない車種ですが、パーツなどは日本国内モデルの400Xとほとんどが共通であることから、多くのパーツが販売されています。ここでは日本で販売されているCB500X用パーツをご紹介いたします。

Puig 6480F SCREEN TOURING 【DARK SMOKE】 HONDA CB500X/CB400X(13-15) プーチ スクリーン カウル オートバイ バイク パーツ

¥13,900

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高性能・高品質ボディーパーツを手掛けるスペインのプーチ社製スクリーンで、走行風と疲労の低減だけでなく、高速走行時の機動性UPに効果的なツーリングタイプのおすすめ商品です。3Dウインドトンネル(風洞)シミュレーターによる解析データをフルに活用し、機動性と快適性を格段に向上させます。

SHAD(シャッド) トップマスターフィッティングキット CB500X CAADIG_FHFRHN

¥27,474

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世界中のバイヤーより支持されている高い機能性とスタイリッシュなデザインのSHADブランド製で、SHADのトップケースを確実に装着します。SHADによるSHADのためのトップケース装着用正規フィッテイングキットで、とても評価の高い商品です。

Puig 6539N ENGINE GUARD HONDA CB500X/CB400X(13-15) プーチ エンジンガード オートバイ バイク パーツ

¥20,512

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転倒時にエンジンや車体を守る頑丈な鋼管製エンジンガードです。製品の機能性のみならず、装着時の質感やスタイリングも重視したデザインが好評で、400Xユーザーからも人気となっている商品です。

Matris(マトリス) リアショック M46KDタイプ 油圧プリロードアジャスター付き ホンダ CB500X (2012-)009-MH226.2KDID 009-MH226.2KDID

¥102,314

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軽量・高強度を誇る超ジュラルミン7075を使用し、ハードアルマイト処理が施され高い耐久性が与えられている製品です。ピストンロッドはクロームコーティング仕様で、 減衰調整を伸び側のみの1ウェイ機構とし、車高調整機能を装備しています。また本体シリンダー内にガス室を設けており、シリンダー内部を高圧に保つことでキャビテーションを防止、高い耐久性を発揮し、セッティングの誤差発生を防止します。

AKRAPOVIC(アクラポヴィッチ) マフラー スリップオンライン (カーボン) CB500F/CBR500R/CB500X/CB400F/CBR400R/400X(13-15) S-H5SO2-HRC

¥87,480

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MOTO-GP、WSB等ヨーロッパ各国の主要ワークスチームに採用される高い走行性能を誇るアクラポヴィッチエキゾーストです。ユーロ規制適合のマフラーですが、日本国内での仕様や法規に基づいたものではないため、日本国内での一般公道での使用や走行は不可となっています。サーキット走行時などに仕様されるケースが多い商品です。

日本版CB500Xは何故400Xなのか?

海外で発売されているCB500Xの日本国内仕様としてラインナップされている400Xは、外観はほぼそのままに、CB500X搭載のパラレルツイン471ccエンジンをボアダウンした399ccエンジンを搭載したオートバイです。車名は「400X」と何故かCBの冠は付かないのですが、クロスオーバータイプを示すXが付いていることからも分かるように、ホンダがNCシリーズやVFRシリーズでも展開する「クロスオーバーコンセプト」に基づいたデザインを取り入れています。

日本仕様を400ccにした最大の理由

CB500Xの日本仕様が排気量を400ccにダウンした400Xとして発売されている最大の理由は、日本の免許区分にあると考えられます。排気量471ccのCB500Xをそのまま導入すると、大型自動二輪免許(排気量401cc以上)が必要となりますが、399ccの排気量であれば普通自動二輪免許(排気量400cc以下)で乗ることが可能になります。クロスオーバータイプのカテゴリーではNCシリーズやVFRシリーズなど大型自動二輪免許で乗れる車種が存在するため、あえて排気量を下げ、普通自動二輪免許で乗れるようにして、クロスオーバータイプのベーシックモデルに400Xを位置づけ、裾野を広げる7戦略をとっています。

日本仕様400Xの特徴

ホンダ400X最大の特徴は、普通自動二輪免許での運転が可能ということになります。外観はCB500Xとほぼ共通なので、市場においても普通自動二輪免許で乗れる400Xの方が需要が高く、そのことがCB500Xの国内流通が少ない要因にもなっています。

特性を最大限生かしたエンジン

誰もが扱いやすい直列2気筒DOHCエンジンはCT500Xでも好評ですが、ボアダウンをし排気量を小さくした400ccエンジンとなっても、低回転域から高回転域までスムーズな出力特性を維持しています。またギアチェンジペダルの操作荷重を提言させることにより、ギアチェンジ回数の多い市街地においても快適な走行を実現しています。

洗練されたスタイリング

クロスオーバータイプのコンセプトである「FEEL THE ADVENTURE FORM」を踏襲している点はCB500Xと共通で、冒険心を掻き立てる洗練されたスタイリングは400Xでも健在です。LEDを採用したフロント周りやテール部分はシャープで力強いイメージを際立たせるデザインとなっており、見る人により精悍な印象を与えます。

CB500Xより低いシート高

400Xのシート高は795mmに設定されています。これはCB500Xのシート高が810mmであることから仕様の大きな違いのひとつでもあり、足つきにも影響を及ぼす可能性があります。しかし両方のモデルに跨ってみると全く違いを感じない不思議な設定になっています。

これは、CB500Xがフロントフォークのストローク量を多く取っており、快適性を高めるべくシートの厚みがプラスされていることもシート高に影響していると考えられます。一方400Xは、シート高が上がりすぎないようにストローク量を抑え、さらにリアリヤホイールのトラベル量を10mm減らすことで、シート高を可能な限り低くしているため、CB500Xと15mmの差が生まれています。

気になる400Xの価格は?

・400X(マグナレッド、パールサンビームホワイト):731,160円
・400X ABS(マグナレッド、パールサンビームホワイト):781,920円
・400X(マットバリスティックブラックメタリック):709,560円
・400X ABS(マットバリスティックブラックメタリック):760,320円
*価格はメーカー希望小売価格(税込み)

CB500Xと比べると割高感を感じる人もいる価格設定です。兄貴分にあたるNC750Xの基本モデルともオーバーラップする価格となっています。

CB500Xのライバルとなるバイクは?

世界戦略モデルで、日本で乗る場合に大型自動二輪免許が必要なCB500Xですが、同じ大型自動二輪免許のカテゴリーでライバルはいるのでしょうか? 今回は排気量の小さい400Xを除いて、カテゴリー、価格、タイプを総合的に考えてご紹介していきます。

ホンダNC750X:同じコンセプトから生まれたCB500Xの兄貴分

精悍で洗練されたデザインと冒険心を掻き立てるスタイリングはCB500Xとうり二つと言っても過言ではない先進的なプロポーションが魅力のオートバイです。もともとは同じコンセプトから生まれたバイクで、排気量は750ccクラスと大きいのですが、一部オーバーラップする価格帯もライバルになりうる車種です。2012年に発売されたNC700Xが前身モデルです。

CB500XにはないATモード搭載

走行モードには、シフトアップやシフトダウンを自動的に行うATモードを搭載しています。またハンドルに付いシフトスイッチにより任意に変速できるMTモードを設定し、さらにATモードには、一般走行に適したDモードとスポーティーな走行に適したSモードを採用しています。より乗り手の好みに近いシフトチェンジを実現できます。

ゆとりの大排気量エンジン

NC750Xに搭載されているエンジンは、745ccパラレルツインのエンジンで高性能を感じさせる低速域でのゆとりのトルク感や、中・高速域での気持ちいいパワーフィールを実現しています。また軽量でコンパクト化されたエンジンは走る楽しさと省燃費を実現しています。

排気量:745cc
最高出力:40[54]/6,250(kW[PS]/rpm)
最大トルク:68[6.9]/4,750(N・m[kgf・m]/rpm)
燃料消費率:28.3km/L(WMTCモード値)

NC750Xの価格

・NC750X、NC750X type LD:743,040円
・NC750X ABS、NC750X type LD ABS:793,800円
*価格はメーカー希望小売価格(税込み)

BMW F700 GS:世界のアドベンチャーモデル

高級車メーカーとして知られているBMWが誇るアドベンチャータイプのオートバイが「F」シリーズです。リッタークラスが主流となっているヨーロッパ市場でF700 GSはアドベンチャータイプのベーシックモデルとして人気となっており、日本国内でもBMW正規ディーラー他で購入が可能です。

気軽に扱えるオールラウンダー

F700 GSは、女性ドライバーや大型自動二輪免許を取り立てのビギナーにおすすめのオートバイです。CB500Xとは排気量の違いはあるものの扱いやすいオールラウンダーという点ではライバルになる車種です。徹底的に軽量化された車体は取り回しが良く、街乗りからオフロードまでエンジン性能をフルに活用できます。

排気量:798cc
最高出力:55[75]/7,000(kW[PS]/rpm)
最大トルク:77/4,750(N・m/rpm)
燃料消費率:25.6km/L(ISOモード100km定速走行)

充実の安全装備

安全面に注力しているF700 GSはABSが標準で装備されています。またESA(電子サスペンション調整機構)やASC(オートマチックスタビリティコントロール)もオプションにて装備可能となっており、ライディング時の安全性を著しく向上させています。

F700 GSの価格

・F700 GS(2016年モデル):1,250,000円
*価格はメーカー希望小売価格(税込み)

スズキ Vストローム650:高性能スポーツアドベンチャー

通常走行からオフロード走行まで抜群の安定感と走行性能を兼ね備えたスポーツアドベンチャーツアラーです。CB500Xとは排気量や価格の差がありますが、大型バイクカテゴリー、アドベンチャータイプという点ではライバルになり得るオートバイです。スズキの正規販売モデルなのでメーカー保証もしっかり付いています。

高いパフォーマンスを発揮するエンジン

スズキ独自の低中速域のトルクとパワフルな高速域を両立したVツインエンジン搭載するVストローム650は、Vツイン独特の鼓動感とトルクフルで扱いやすく、中・高速域で一気に吹き上がるエンジン特性で、高速クルージングも快適です。また低速域の太いトルク性能は街乗りやオフロード走行時に役立ちます。

排気量:645cc
最高出力:49[66]/8,800(kW[PS]/rpm)
最大トルク:59[6.0]/6,500(N・m[kgf・m]/rpm)
燃料消費率:25.1km/L(WMTCモード値)

Vストローム650の価格

・Vストローム650 ABS:907,200円
・VストロームXT650 ABS:950,400円
*メーカー希望小売価格(税込み)

スズキ国内二輪ウェブサイト

ホンダ CB500Xのまとめ

海外専用モデルとしてタイや北米、ヨーロッパで人気のCB500Xは、日本国内では排気量を小さくした400Xとして販売されているモデルです。日本の免許事情に合わせて排気量をダウンしてあり、400XとCB500Xでは動力性能が異なります。CB500Xは、ホンダ独自のコンセプトに基づいて生まれたクロスオーバータイプのモデルで、海外ではリッタークラスのアドベンチャータイプが主流となっている中、ビギナーや女性でも取り扱いが楽な500ccのCB500Xは、アドベンチャータイプのベーシックモデルとして存在感を発揮しています。日本市場での流通が極端に少ないモデルなので希少価値は高いです。