【BMW i8】高級PHEVスポーツカーの最高峰!同価格帯のライバル車と比べてその実力は?

BMWの新ブランド「BMW i」のフラッグシップスポーツであるi8の同価格帯には、新型NSXやアウディR8にランボルギーニ ウラカンといった強力なスーパースポーツがひしめいています。そんなライバルに対してi8はどんな車なのか、中古車や試乗車の情報も交えてお届けします。

BMW i8とは

i8の特徴と成り立ち

BMWの新ブランド「BMW i」実用的な航続距離を実現するEV「i3」を有するこのブランドの、頂点に位置するのが今回紹介する「i8」です。軽量かつ高剛性なカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)を使用し、ワイドかつ低重心に仕上げられた2ドアボディは、スポーツカーらしい雰囲気をまとっています。

駆動方式は前輪に131PS、250N・mの電気モーターを、後輪側には231PS、320N・mのBMW製3気筒ターボエンジンを搭載し、合計362PS、570N・mを発揮する可変式の4WDを採用しています。

「BMW i」シリーズのフラッグシップに君臨し、新たな時代の到来を感じさせる、次世代のスポーツカーに相応しい車です。

高級PHEVスポーツカーとしての立ち位置

出典:http://www.bmw-i.jp/BMW-i8/Power/

i8の希望小売価格はベースモデルで19,660,000円(税込み)からとなっており、実質的なライバルは20,000,000円台のスポーツカーとなってきます。フェラーリ カリフォルニアやホンダ NSXなどがちょうどその価格帯です。スペック面ではどちらも550PS以上を発揮するスーパーカーであり、スペックではi8が若干不利ではありますが、実際の走行性能ではi8も負けてはいません。その理由は0-100加速です。フェラーリ カリフォルニアの0-100加速が3.3秒、ホンダ NSXはなんと3.0秒という数字なのですが、i8の0-100加速は3.6秒を記録しています。CFRP製でわずか1,500kgという超軽量ボディと電気モーターの組み合わせにより、同価格帯のライバルに迫る加速性能を手に入れているのです。

「BMW i」のフラッグシップとして、次世代の技術を採用することでスペック以上の性能を実現させた、次世代のスポーツカーというのがi8の立ち位置です。

名前の由来は?

i3名称の由来は、ずばりBMW iブランド版3シリーズ、つまり普及型モデルという意味を込めてi3という名が与えられています。では、i8はどうか? 思い出されるのが、かつて1990年にBMWのフラッグシップ2ドアスポーツとして登場した8シリーズです。

2,000kgのロングノーズなボディにV型12気筒エンジンを搭載し、それまでのBMWとは打って変わってスーパーカーのようなスタイリングで登場したフラッグシップクーペが8シリーズでした。

スポーツカーらしいスタイリングやブランドのフラッグシップという立ち位置はi8も8シリーズも同様です。i8という名前には、かつての8シリーズのようにブランドの頂点に君臨する、フラッグシップスポーツであることが求められているのです。

エクステリアは?

ワイド&ローなボディに跳ね上げ式のバタフライウィング、大径20インチホイールを装備し、スポーツカーの方程式に則ったエクステリアが与えられています。コックピットは車体のちょうど中央に設計され、前後重量配分50:50のボディを操るのに最適な場所に位置しています。

フロントフェイスには伝統のキドニーグリルが青く縁取られ、BMW iシリーズであることを主張、リア側は黒とベースカラーのツートンカラーがどこかi3を思い出させます。

インテリア(内装)

i3とは異なりキャビンの中央にはBMWらしいセンターコンソールが走り、基本的には3シリーズなどと共通するインテリアデザインとなっています。異なるところはシートベルトなど各所に設けられた青い意匠と、ダッシュボードの中央に鎮座する少し大きめなディスプレイです。

大人2人分のリアシートが用意され、利便性をも追求しているのもi8の特徴です。

次期i8モデルチェンジ情報

マイナーチェンジ で420PSにパワーアップか!?

出典:http://www.bmw-i.jp/BMW-i8/Power/

時期は未定ですがi8は次回のマイナーチェンジでいくつかのアップデートが施されるようです。2016年秋にはi3でバッテリー容量を1.5倍に拡大するマイナーチェンジが予定されていますが、i8ではバッテリーではなくモーター自体をパワーアップし、出力を420PS程度まで上昇させる予定だといわれています。他にもオープンモデルであるスパイダーの追加もウワサされていますが、残念ながらBMWからマイナーチェンジの正式なアナウンスはまだされていません。

フルモデルチェンジ

次期型へのフルモデルチェンジでは、インダクティブ方式と呼ばれる非接触式充電方式の採用が海外のニュースメディアなどで予想されています。

他にも21インチの大型ディスプレイの採用などさまざまな予想がなされていますが、マイナーチェンジの情報と同じくBMWから公式発表はされていないため、これも予想の域をでません。

BMW i8の価格帯と値引き情報

乗り出し価格は税込み19,660,000円から

i8の乗りだし価格はベースモデルで19,660,000円(税込み)となっています。値引きやオプションの追加交渉については、期待できそうにないというのが正直なところです。そもそも普及モデルであるi3ですら希望小売価格からの値引きやオプション追加のような交渉には一切応じていません。値下げは一切応じないという販売姿勢はレクサスなど他の高級車ブランドにも見られる姿勢です。

BMW i8のオススメグレード

グレード構成は基本1グレード、特別仕様車がまれに販売されています

主要諸元

BMW i8 ベースグレード 2015年10月モデル
新車価格:19,660,000円(税込み)

ボディタイプ:クーペ
ドア数:2ドア
乗員定員:4名
型式:DLA-2Z15
全長×全幅×全高:4,690×1,940×1,300mm
ホイールベース:2,800mm
トレッド前/後:1,645/1,720mm
車両重量:1,500kg

エンジン・燃料系
エンジン型式:B38K15A
最高出力:231ps(170kW)/5,800rpm
最大トルク:32.6kgf・m(320N・m)/3,700rpm
種類:直列3気筒DOHC12バルブターボ+モーター
総排気量:1,498cc
過給機:ターボ
燃料タンク容量:42リットル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン

足回り系
サスペンション形式(前):ダブルウィッシュボーン式、コイルスプリング、スタビライザー
サスペンション形式(後):マルチリンク式、コイルスプリング、スタビライザー
ブレーキ形式(前):ベンチレーテッドディスク
ブレーキ形式(後):ベンチレーテッドディスク
タイヤサイズ(前):195/50R20
タイヤサイズ(後):215/45R20
最小回転半径:5.8m

駆動系
駆動方式:フルタイム4WD
トランスミッション:6AT
変速比 第1速:4.459
第2速:2.508
第3速:1.556
第4速:1.142
第5速:0.851
第6速:0.672
後退:3.185
最終減速比:3.683

BMW i8の試乗をしたい方は

ディーラーは基本展示車のみ、i8の試乗は試乗会へ

出典:http://www.shonan-bmw.com/jp/shonan-bmw/ja/dealer/news/spare/news_01.html

さすがにフラッグシップクーペ、一部の大型ディーラーにはi8の展示車が用意されているものの、試乗車は2016年現在どのディーラーも取り扱っていません。

ただ、試乗する機会がゼロかというとそうではなく、時折BMWが行う特別試乗会で、i8の試乗車が用意されていることがあるようです。どうしても1度試乗してみたい方は、BMWの公式ホームページをチェックして、特別試乗会のスケジュールをチェックしておいたほうが良いでしょう。

Dealermaster Test - Japan -

BMW i8の実燃費は?

オーナーは燃費なんか気にしない?

エンジン単体でのJC08モード燃費は19.4km/L、電気モーターを組み合わせた欧州複合モード燃費が47.6km/Lの燃費性能を誇ります。カタログスペックは素晴らしいの一言、ぜひとも実燃費も知りたいところですが、残念ながら実燃費に関する情報は少なく、2016年現在i8の実際の燃費性能について、ハッキリとした情報は少ないようです。

i8(BMW)の燃費情報ならカーセンサーnet!i8のモデルやグレードごとに燃費の確認・比較をすることができます。i8の中古車情報や中古車検索も「カーセンサーnet」にお任せ。

BMW i8の維持費や車検代は?

新車購入時の自動車取得税にエコカー減税が適応されるので、i8は予想よりも維持費が掛からない車となっています。大きいのが購入時の自動車取得税の減税で491,500円もの金額が非課税、重量税22,500円の免税も含め、総額514,000円もの減税を受けることができてしまいます。2017年4月30日までに購入した場合だと重量税の減税は2回目の車検時まで有効なので、2回目車検時の金額は下のようになります。

27,840円(自賠責保険料)+0円(重量税)+2,100円(検査料金)=29,580円

ここに車検代行手数料や車両検査費用、オイル交換などメンテナンス費用がかかります。3回目以降の車検だと、重量税が掛かってきます。とはいi8の重量はわずか1,500kg、実はi3と同額です。

27,840円(自賠責保険料)+36,900円(重量税)+2,100円(検査料金)=66,840円

上記の金額が3回目以降の車検費用になり、ここに車検代行費用、検査費用、メンテナンス費用などがかかります。

BMW i8の口コミ・評価・試乗の感想は?

走りはさすがのBMW、案外普通なインテリアは賛否両論?

【走行性能】
走る、曲がる、停まるのレベルは総じて高い。
これに不満持つなんて贅沢すぎる。

出典:review.kakaku.com

【インテリア】
フツーのBMWという感じで、割と好感持てた。

出典:review.kakaku.com

【インテリア】
これがとっても残念。多分新しいスポーツカー像の提案なんだろうけど、プラスチッキー。

出典:review.kakaku.com

試乗時の評価などでは、BMWがフラッグシップとして作り込んでいるだけのことはあり、走る・止まる・曲がるの部分で不満の声はないようです。

3シリーズとも共通項の多いインテリアデザインについては賛否が分かれるところのようで、「スポーツカーなのに落ち着いていて好感が持てる」という人と、「スポーツカーならもっとそれらしい演出が欲しい」という方に分かれます。

i8といえばノブコブ吉村の愛車

芸人ノブコブ吉村の愛車が実はi8でして、高級スポーツカーに乗っていることが某バラエティ番組などでも紹介され、ツイッターなどで一時話題になったようです。フロントガラスが割れるなど不幸があったようですが、その後きちんと修理して乗り続けているようです。おおよそ2,000,000円ほど修理に掛かったようですが、それを払える財力がないと乗れないのかもしれませんね。

ライバル・競合として比較される車種は?

i8は価格帯を考えるとおおよそ20,000,000円台の車種がライバルとしてあげられます。ここではそうしたライバル車種を少し紹介していきましょう。

※輸入代理店で販売されるモデルの価格は、車両本体価格と表記しています。

アウディ R8 :V10エンジンを搭載するフルタイム4WDクーペ

出典:http://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/r8/r8/layer/multimedia-gallery.mediagallery_images_slides.contentleft.2.html

フォルクスワーゲンの高級車ブランド「アウディ」のスーパースポーツクーペ「R8」も価格帯を考えるとライバル車種にあげられます。ドイツ車の機能的で美しいデザインと、レースシーンをイメージさせるデザインの両立が秀逸です。

希望小売価格:¥24,560,000(税込み)Audi R8 Coupé V10 5.2 FSI quattro

高出力と高効率を高い次元で両立、抜群の扱いやすさも備えるスーパースポーツ、Audi R8 Coupé

フェラーリ 458イタリア:ミハイル シューマッハも開発に参加

4.5LV8エンジンを低重心名ドライサンプ方式でミッドシップに収める、フェラーリらしい車です。開発初期からミハイル シューマッハがプロジェクトに参加し、リアのガラスからのぞく美しいエンジンや非常にレーシィなインテリアなど、レーシングな雰囲気をこれでもかと感じることができます。

車両本体価格:¥29,200,000(税込み) 458 Italia

Ferrari 458Italia(フェラーリ 458イタリア)。コーンズ・モータース(株)が、正規販売代理店として取り扱う高級車(フェラーリ)の車種紹介、ショールーム案内、サービス案内、中古車情報、プレミアムグッズの販売、メールマガジンの登録。

フェラーリ カリフォルニア:フェラーリ初の4人乗りFR

フェラーリ初のFRを採用した2+2クーペ・ガブリオレで、購入者の70パーセントが新規顧客だったことが伝えられる、フェラーリの新機軸ともいうべき車です。

車両本体価格:¥24,500,000(税込み)California T

Ferrari CaliforniaT(フェラーリ カリフォルニアT)。コーンズ・モータース(株)が、正規販売代理店として取り扱う高級車(フェラーリ)の車種紹介、ショールーム案内、サービス案内、中古車情報、プレミアムグッズの販売、メールマガジンの登録。

ランボルギーニ ウラカン:ガヤルド後継の新しいランボルギーニ

2014年にガヤルドの後継車種として登場したウラカン、そのランボルギーニらしい低く構えた雄々しいフォルムは健在です。4WDモデルが主流のランボルギーニですが、ウラカンにはMRを採用し価格を抑えた「LP580-2」が存在します。価格的にはこちらがi8の競合車種といえるでしょう。

車両本体価格:¥25,350,840(税込み)ウラカン LP580-2

Lamborghini HURACAN LP610-4(ウラカン)。コーンズ・モータース(株)が、正規ディーラーとして取り扱うランボルギーニの車種紹介、ショールーム案内、サービス案内、中古車情報、プレミアムグッズの販売、メール マガジンの登録。

ホンダ NSX:街乗りからサーキットまでこなす次世代HVスーパーカー

新型のホンダ NSXは価格だけでなく環境性能に配慮しており、PHVスポーツカーというコンセプトも含め、i8のライバルに相応しい車です。3.5LV6と同価格帯のスーパースポーツより遙かに小さなエンジンですが、3つのモーターを搭載し、システム全体で最大581PSというライバル他社ともわたり合えるパフォーマンスを手に入れました。JC08モード12.4km/Lという省燃費性能もトピックです。

希望小売価格:23,700,000円(税込み)NSX

こちらはHonda NSXの公式情報ページです。最新のWEBカタログで、スタイリングやインテリア、荷室をはじめとする、NSXの様々な魅力をチェックいただけます。

テスラ モデルS:スーパーカー顔負けのハイパフォーマンスEV

4ドアセダンのEVでありながら、0-100加速2.7秒という圧倒的なパフォーマンスを発揮するテスラ モデルS、立ち位置としてi8のライバルといえる車でしょう。走行性能だけでなく、最先端の自動運転技術も搭載し、次世代の車の在り方に一つの形を示しています。ライバル車種に比べると圧倒的にリーズナブルな点も注目です。

希望小売価格:¥11,572,000(税込み)モデルS P85D

BMW i8の中古車情報

価格はおおむね14,000,000円から

2016年現在i中古車検索サイトには約20台のi8が登録され、そのほとんどが走行距離5,000kmにも満たない新古車です。もっとも安い車両本体価格14,000,000円からとなっており、平均すると15,000,000円ほどになっています。中には走行距離4,000kmで支払総額14,100,000円という割安な車両も見ることができます。試乗会くらいでしか試しに乗ることのできないi8ですが、中古車に試乗してみるというのも一つでしょう。

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まとめ:i8はパフォーマンスだけではない、まさに次世代のスポーツカー

20,000,000円台のライバル車種と比較すると、パフォーマンス面では大きく溝を開けられたi8ですが、その走行性能に不満の声は聞かれません。PHVでありながらもBMWらしいスポーティーな走りを実現し、環境性能や平時の快適性も追求したi8は、次世代のスポーツカーの在り方を示すことに成功しています。

ただ、やっぱり同価格帯のライバル車種と真っ向から勝負できる圧倒的なモデルは欲しいもの、i8でパフォーマンスをさらに追求したMモデルの登場が待ち望まれます。