【ホンダ 新型フリード/フリード+】フルモデルチェンジで実用性も走りもグレードアップ!

Hondaのコンパクトミニバン、「フリード/フリード+」がフルモデルチェンジしました。ワンスタイリングながら、3列シートで多人数でも快適なドライブができるようにしたフリード、2列としてラゲッジスペースを充実させたフリード+という性格付けがされました。ハイブリッド車では27.2km/Lの好燃費をマークするグレードもあります。その改良点を見ていきましょう。(飯嶋洋治/RJC会員)

ホンダ新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)とは?

FREED(photo by Iijima)

Hondaは、新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)」を2016年9月16日に発売しました。同車は2001年に登場したモビリオの系統を汲んでいます。使い勝手、走りの良さなどの良いミニバンとして好評だったモビリオですが、3列シートを引き継いだのが2008年に登場した「フリード」、三列目を廃して荷室の使い勝手を優先したのが、2002年に登場した「スパイク」(後の「フリード スパイク」)となります。

photo by Iijima

今回のモデルチェンジにより3列シート車を「フリード」、2列シート車を「フリード+」として統合した形になります。Hondaとしては、今回の「フリード/フリード+」を「”ちょうど良い”の進化を具現化したもの」として「7days Wonderful Mobility」をコンセプトに、「いつでも、どこでも、だれでも1週間を通してさまざまなライフスタイルのお客様すべての人にちょうど良いクルマ、1台のクルマで使えて遊べて大活躍できることを目指した」と言います。

ホンダ新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)のエクステリアは?

FREED(photo by Iijima)

テーマは「Dynamism and Functionality」としています。追求したのは、躍動感と機能性を融合させ、ドライバーズカーとしての魅力も高めること。全体的なかたまり感があり、あまりミニバンを感じさせないデザインだと思いました。リヤクオーターパネルは、スライドレールカバーの分割線の処理などに気を使って、スタイリングを整えているそうです。フリード+のテールゲート下端処理は、超低床フロアにに対応した見切りラインをフリードのデザインイメージを損なうことなく成立させています。

FREED+(photo by Iijima)

ホンダ新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)のインテリアは?

FREED(photo by Iijima)

フリードに関しては、木目調のインパネや、素材に選びからこだわったファブリックを用いたシートなど、質感を高めることに重点を置かれています。対してフリード+の方はさまざまな使用シーンを想定したツール感を表現していると言えます。

双方ともパッケージングがウリになるわけですが、フリードは1列目から3列目のヒップポイント間距離を先代よりも90mm拡大したことで、ゆったりと使えるようになりました。6人乗り車の2列目はキャプテンシートを採用(7人乗り車はベンチシート)で、360mmのロングスライドとしたことでも使い勝手の向上を図っています。

フリード+のポイントは、開口部地上高335mm(FF車)の超低床化を図ったラゲッジスペースとなります。かなり背の高い荷物も積載できるということで、趣味にも実用にも重宝するもののように思います。

FREED+(photo by Iijima)

ホンダ新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)のパワートレインは?

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ガソリン車とハイブリッド車の設定があります。ガソリン車は1.5L直噴DOHC i-VTECエンジン+高効率CVTの組み合わせ。ハイブリッド車は1.5LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジン+1モーター内蔵7速デュアルクラッチトランスミッション(DCT)となります。4WD車の設定もあります。

エンジン特性としては、多人数が乗ることを想定したセッティングとなっており、その中で走りと低燃費のバランスを図っているそうです。フリード、フリード+とも燃費はFFのガソリン車で19.0km/L、FFのハイブリッド車(B、G・Honda SENSING 6人乗り)で27.2km/L(ともにJC08モード)と、クラストップレベルとなりました。

ホンダ新型「FREED(フリード)/FREED+(フリードプラス)のボディ、サスペンションは?

ボディ骨格は剛性を上げるためにハイテン材の適用率を上げています。走りということでは譲れないのがHondaでもありますから、サスペンションも抜かりはありません。リアサスペンションの剛性を上げるとともに、液体封入ブッシュを採用して、操縦性、乗り心地を向上。「1人で乗ってもドライビングを楽しめるクルマにした」そうです。

主要諸元

FREED HYBRID G Honda SENSING「FF」※カッコ内はFREED+の同グレード

車名・型式:ホンダ・DAA-GB7

トランスミッション:7速オートマチック

寸法・重量

全長:4,265mm(4,295mm)
全幅:1,695mm
全高:1,710mm
ホイールベース:2,740mm
トレッド(前/後):1,480/1,485mm
車両重量:1,410kg(1,420kg)
乗車定員:6名(5名)

原動機

発動機型式:LEB+H1
エンジン形式:LEB
エンジン種類・シリンダー数及び配置:水冷直列4気筒横置
弁機構:DOHCチェーン駆動 吸気2 排気2
総排気量:1,496cc
内径×行程:73.0×89.4
圧縮比:13.5
燃料供給装置形式:電子制御燃料噴射式(ホンダPFM-FI)
使用燃料種類:無鉛レギュラーガソリン
燃料タンク容量:36L
電動機形式/電動機種類:H1/交流同期電動機

性能

・エンジン
最高出力:81kW/110ps)/6,000rpm
最大トルク:134Nm(13.7kgf-m)/5,000rpm
・電動機(モーター)
最高出力:22kW(29.5ps)/1,313-2,000rpm
最大トルク:160Nm(16.3kgf-m)/0-1,313rpm
動力用主電池(種類/個数):リチウムイオン電池/48
燃料消費率(JC08モード):27.2km/L
最小回転半径:5.2m

動力伝達・走行装置

ステアリング装置形式:ラック・ピニオン式(電動パワーステアリング仕様)
タイヤ(前/後):185/65R15 88s
主ブレーキの種類・形式(前/後):油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク
サスペンション方式(前/後):マクファーソン式/車軸式
スタビライザー形式(前/後):トーション・バー式/トーション・バー式

まとめ

FREED(photo by Iijima)

発表会会場にはゲストとして、ファッションモデルの蛯原友里さんと芸人の徳井義実さんが姿を見せました。ともに展示してあるフリード/フリード+に乗り込み、解放感の高さや使い勝手の良さを実感していたようです。価格設定は、フリードが1,880,000円~2,728,200円、フリード+が1,900,000円~2,748,000円となります。ハイブリッドはともに二百万円超えとなってしまいますから、価格設定としてはちょっと高いかなとも思いますが、Hondaとしては、それだけの自信のあるクルマと言えるのでしょう。

FREED+(photo by Iijima)