【ダイハツ パイザー】隠れた名車、元祖コンパクトトールワゴン

パイザーは1996年8月から2002年2月までダイハツ工業株式会社が製造、販売していたコンパクトトールワゴンです。

ダイハツパイザーとは?

出典:http://e-nenpi.com/enenpi/carname_photo/424

パイザーは1996年8月から2002年8月までダイハツ工業株式会社が製造、販売していたコンパクトトールワゴンです。発売当時のダイハツコンパクトカーの主力モデルでもあるシャレードをベースにさらなる使い勝手の向上と居住空間のを広げる狙いから全長を伸ばし、全高をアップし、実用性に優れたモデルにしました。当時は居住性と積載性を両立したコンパクトで全高1,500mm以上のモデルはほとんどなく、ほとんどが全高1,500mm以下のステーションワゴンタイプが主流でしたが、全長が長く、コンパクトと言えるものはありませんでした。そんな中登場したパイザーはそのコンセプトの良さから発売当初からヒットモデルとなりました。パイザーという車名は昔のシルクロードの通行許可書を意味します。

ダイハツパイザーの燃費とスペック

ダイハツパイザーのスペック

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
型式:E-G303G
全長×全幅×全高:4,050×1,640×1,595mm
ホイールベース:2,395mm
トレッド前/後:1,385/1,390mm
室内長×室内幅×室内高:1,730×1,355×1,300mm
車両重量:1,020kg
1.5Lエンジン
エンジン型式:HE-EG
最高出力:100ps(----kW)/6,400rpm
最大トルク:13.0kg・m(----N・m)/3,600rpm
種類:水冷直列4気筒OHC
総排気量:1,498cc
内径×行程:76.0mm×82.6mm
圧縮比:9.5
燃料供給装置:EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量:45リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料消費率:10・15モード燃費 14.8km/リットル

ボディタイプ:ミニバン・ワンボックス
ドア数:5ドア
乗員定員:5名
型式:GF-G311G
全長×全幅×全高:4080×1640×1610mm
1.6Lエンジン
エンジン型式:HD-EP
最高出力:115ps(85kW)/6,300rpm
最大トルク:14.3kg・m(140.2N・m)/3,600rpm
種類:水冷直列4気筒OHC16バルブ
総排気量:1,589cc
内径×行程:76.0mm×87.6mm
圧縮比:9.5
燃料供給装置:EFI(電子制御式燃料噴射装置)
燃料タンク容量:50リットル
使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
燃料消費率:10・15モード燃費 14.6km/リットル

ダイハツパイザーの燃費

スペック上では1.5Lエンジンが10・15モード燃費で14.8km/リットル、1.6Lエンジンが10・15モード燃費で14.6km/リットルで燃費にほとんど差がないのは、パワーの余裕によりアクセルをそれほど開けなくても良いからかと思います。しかし、測定方法が現在のJC08モード燃費とは異なります。JC08モードで測定すると1割以上燃費が落ちると言われていますので、現在の測定方法ですと、13km/リットル台前半と言ったところでしょうか。実用燃費でも現在主流の多段ATやCVTといったトランスミッションを使用していないのとアイドリングストップといった燃費向上対策なども施していないため、期待は持てませが、現在のエコカーのように燃費のために出足が遅いということもないので、加速フィーリングは良いと言えるでしょう。

ダイハツパイザーの歴史

1996年8月 新登場

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グレードはCLとCXの2種類でそれぞれにFF、4WDと5MT、4ATが選べます。CXは、CLをベースとし、UVカットガラス+リアスモークドガラス、ルーフエンドスポイラー、キーレスエントリーシステム、電動格納式ドアミラーなどを標準装備しています。エンジンは1,498CCの1種類で5人乗りです。価格はCLのFF、5MTで1,299,000円~CXの4WD、4ATで1,744,000円です。

1997年9月 エアロカスタム・1.6リッターエンジン追加

外装にエアロパーツを纏い、専用サスペンションを装備したエアロカスタムを追加しました。エンジンは新開発1.6L(115馬力)エンジンを搭載し、余裕のある走りを実現しました。内装もステアリングにはMOMO社製ウッドステアリングを採用し、シート表皮、ドアトリムも変更し、ウッド調パネルなどで演出して質感を高めています。また、新開発1.6L(115馬力)エンジンは全グレードの4WD車にも搭載しています。従来グレードのCLリミテッドとCXのFFは1.5Lエンジンのままです。

1998年7月 マイナーモデルチェンジ

この年のマイナーモデルチェンジでは、フロントグリル、フロントバンパー&リヤバンパー、リヤコンビネーションランプのデザインを一新し洗練された印象になりました。内装も質感の向上を図っています。人気のエアロカスタムもマルチリフレクターヘッドランプを採用し、リヤコンビネーションランプのデザインを変更、内装もMOMO社製ウッドステアリングホイールを採用するなど内外装ともに質感を高めました。エンジンラインナップは標準グレードのCLリミテッドとCXのFFのみ1.5Lとし、エアロカスタムと全グレードの4WDで1.6Lエンジンとしました。

1999年9月 エアロモデル拡充

人気のエアロダウンカスタムに加え、標準グレードのCLリミテッドにもエアロモデルを拡充しました。エンジンもCLリミテッド以外は1.6Lとしています。

2002 年7月 生産終了

あれこれと手を打ちながら、販売台数向上をねらいましたが強力なライバルの前に立ちふさがることはできず、生産終了となりました。

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ダイハツパイザーの中古車情報

広い荷室で実用性も高いパイザーですが、残念ながら人気はあまりありません。そんなパイザーだからこそ、中古車相場が安いので狙い目です‼︎ しかし中古車流通台数は少ないので、気長に探しましょう。中古車相場は7〜28万円(2016年9現在)とかなり低めです。

出典:http://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/PYZAR/5002835/index.html

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つぎつぎに現れてくるライバルたちの影に…

ギリギリコンパクトカーと呼べるサイズに、高めの車高で室内広々、シートアレンジも豊富で積載性も良い。コンパクトカーとしては理想に近いのですが、なぜか販売は思わしくありませんでした。それはなぜでしょう。大きな理由としては間もなくして、強大なライバルがつぎつぎに現れてきたからかもしれません。

まずは、ほぼ同時期に発売したマツダデミオ。1999年1月に発売したトヨタヴィッツ。そして、カローラを破り年間販売台数1位に輝いた2001年6月発売のホンダフィット。これだけのライバルが出現しました。差をつけられた理由としては、まずエンジンラインナップライバルたちが1,000〜1,500ccでラインナップしていたのに対し、パイザーは1,500ccと1,600cc。時代は少しずつパワーよりも燃費に傾いてきていたので少し不利でした。しかも、1,600ccは自動車税も5,000円高くなってしまいます。エンジンの大きさに伴い価格でも差をつけられました。最後は知名度です。ダイハツといえば軽自動車というイメージが強く、小型車であるパイザーは世間に認知されにくい存在でもありました。いくつかの理由が絡み合い、いつしか次々に現れてくるライバルたちの影に隠れるようになっていき、販売終了を迎えてしまいました。これにより、ダイハツのコンパクトカーはYRVへと引き継がれました。

出典:http://www.goo-net.com/catalog/DAIHATSU/YRV/5003196/index.html

YRV(2000年8月~)

まとめ

一代限りの短命車でしたが、コンセプトは今に通ずるものがあります。コンパクトボディに少し高めの全高で、たくさんの荷物も積める… 生産終了から既に14年が経過しており、販売台数の少なさからも程度の良い中古車も数少なくなっています。興味があれば、早めに手に入れることをおすすめします。