【日産ディーゼル レゾナ】懐かしき日産ディーゼルの車。あなたはレゾナを知っているか。

今やUDトラックスという社名に変わってしまいましたが、皆さんは日産ディーゼル時代に活躍したレゾナをご存知でしょうか。今回は大きく張り出したオーバーフェンダーが特徴のレゾナをご紹介します。

レゾナとは?

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レゾナとは日産ディーゼル工業より1979年から製造、販売されていた大型トラックの名前です。その名前は共鳴 (resonance) を意味しています。というのも、レゾナにはレゾナンス吸気方式のターボ呼吸システムが使用されていることでその名前になったのです。当時はサングレイトの後継者として販売されていたCシリーズに変わるかたちでスタートし、その後1990年まで製造され続けました。数度のモデルチェンジを経て、丸目4灯ヘッドライトが角目4灯ヘッドライトに変わるなど変化はありましたが、1983年ごろからCシリーズなどに統合されそのレゾナという名前を見かけることも無くなりました。こうしたことから、レゾナを知る人は少ないのではないでしょうか。レゾナのモデルとしては重機運搬車やダンプ、トラクタなどが存在しています。その車体の大きさや安定性から消防車としての活躍もありました。

レゾナの後継者「ビッグサム」

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「偉大な父」「頼れる父」などの異名を持つこのビッグサムが先ほどのレゾナ後継車となります。1990年に発売されて以来、10年以上も活躍し製造販売は2005年まで続きました。その形や色から溢れる高級感を持っており、安定した走りをしてくれるので大変人気となりました。日産ディーゼルでは有名な1つの車種ですね。日本での製造中止後も海外での販売は続けられることとなっていて、オーストラリアと中国、台湾に向けて輸出されていたのです。最後には2014年まで続いた海外販売もボリビアで終わりを迎えました。中古車市場でも多く見られ、200万前後から購入が可能となっています。

ビッグサムの後継車「クオン」

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UDトラックスとなり、2004年から現在まで販売が続いているのがこのクオン。ダンプやミキサー車のモデルがあり、UDトラックスの中でも高い人気を誇っていることから街中でも見かけたことがあるかもしれません。なお、除雪車は日野自動車といすゞ自動車にOEM供給しています。平成17年には排ガス規制がありましたが、大型トラックで世界初の尿素SCR触媒を採用し適応することに成功しました。その後同社のこのシステムは「FRENDS」と名付けられ、その他にも近年ではエンジンを改良し幅広いギアレシオを備える12段電子制御式トランスミッション「ESCOT-V」によって高い操作性と燃費性能を実現しています。衝突被害軽減ブレーキなども採用しており、トラックとして高いスペックとなっているのではないでしょうか。日本ではトラックとなると輸送効率が問われますが、シャーシサスペンションを使うなどして対応しています。

日産ディーゼルからUDトラックスへ

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昔の名前である日産ディーゼルを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。2010年に日産ディーゼルからUDトラックスへと社名を変更し、現在では世界最大の重型トラックメーカーであるボルボ傘下の外資系企業となっています。じゃあ日産自動車との関係は? という質問もありそうですが、今は資本提携関係はないものの業務提携が行われています。海外でのバス事業も想定しており、日産ディーゼルの社名通りディーゼルエンジンは今でも活躍しています。

ディーゼルエンジンの魅力

かつては技術の問題で黒煙がでることや、その振動の大きさが問題となっていたディーゼルエンジンですが、2014年ごろから注目され始めています。なんといってもその魅力は燃費の良さです。ガソリンエンジンもそうですが、どちらも空気と燃料を混合し圧縮したものに着火し爆発を起こしています。しかし、ディーゼルエンジンの方がこの空気と燃料の混合物をより圧縮することがその特性と技術によって可能となっているので、より圧縮比を高く保つことができるのです。こうしたことから、ガソリンエンジンに比べ無駄なロスが少なく力を伝えることができます。さらに、軽油価格の方が安いというメリットもあります。

日産ディーゼルといえば「コンドル」

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これまでレゾナからその後継車まで紹介してきました。そして、日産ディーゼル時代から今のUDトラックスとなっても販売が続いているのはクオンだけではありません。1975年と昔から今まで活躍するのがこのコンドルです。ここまで何度もモデルチェンジを重ね、改良に改良を重ねたことで現在に至ります。UDトラックスでのその環境性能はもちろん、低燃費、高出力を追求したエンジンを搭載することで、街乗りでのストップ・アンド・ゴーにも適応しています。Cシリーズやレゾナとも関係があり、その後継車であるビッグサムとは部品共通化もしていました。コンドルは今でもUDトラックスで販売されています。

レゾナの中古車情報

1990年には製造が中止されていることからも新車での購入はできません。さらにその年代からみてもなかなか中古車市場でも見つけることは難しくなります。お求めの方は随時チェックするなどしてみてください。その他海外からお中古車輸入なども考えられます。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。今や日産ディーゼルからUDトラックスへと名前も変わってしまい、コンドルやクオンなどが有名となっていますが、そのルーツにはCシリーズやこのレゾナがいました。日本でもなかなか見かけにくい車種になってはいますが、日産ディーゼルの技術が詰まった1台となっていることは間違いありません。その使い勝手の良さもなかなかのものですので、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。